京都で初となる「Design Week Kyoto ゐゑ 2016」が2月28日まで開催中。長い歴史や伝統と共に培われた「モノ・コト」が存在する京都で、その高い敷居を開放的なイメージに作り上げることから始まった同イベント。普段なかなか入ることの出来ない工房やアトリエなどを実際に訪問することが出来る1週間となっている。今回は、同イベントに参加する100カ所以上の工房や店舗の中から編集部が選んだ見所をご紹介。■デザインウィーク、どこを訪ねるか迷ったら。最初はここ!まずは、JR京都駅から直結するジェイアール京都伊勢丹8階ザ・ステージ8へ。同店では、様々な工芸品から洋服まで約40点の作品が集結、展示販売している。中でも注目したいのが、現代の素材、技術、人を融合し京都でリデザインすることをコンセプトに活動するCOS KYOTOから、同店限定で作られた限定品。西陣の繊維素材を活かした照明器具「十六夜-izayoi-ペンダントミニ」(4万8,000円)や、日本で唯一水玉急須と湯飲みを作り続けている副千製陶所とコラボレーションした「肥前吉田焼水玉急須」(3,000円~)や「肥前吉田焼水玉茶碗」(1,500円~)。その他にも、西陣絣のいとへんuniverseから「ファブリックパネル」(2万8,000円)、「ストール」(2万7,000円)、KIZOMEからフランスのデザイナーと京都の職人によって制作された「IRODORIスカーフ」(3万円)などを展開。京都の地が生んだ伝統とモダンを兼ね備えた作品に触れることが可能となっている。また、会期中2階のフロアでは、同イベントのインフォメーションカウンターが設置され、様々な場所で開放される工房やワークショップなどの情報をスタッフが案内する。スタッフに見所を聞くと、宿泊型アートスペース「KYOTO ART HOTEL kumagusuku」を提案してくれた。同ホテルは、普段宿泊者のみ鑑賞可能な企画展を、会期中特別に一般公開するという。また、ホテルから徒歩10分程の所にある、クリエーターが集まるオフィスビル「UN(ユーエヌ)」では、28日に世界中のアクセサリーや小物、飲食店が集結する『デザインマーケットUN』を開催する。同オフィスに入居するクリエーターの展示も公開され、特にedalab.のフローリスト前田裕也のボトルアイスフラワーやフラワーマスクの展示はオススメだとスタッフが話してくれた。■今週末に訪ねたいイベントをピックアップ!そして、今週末はトークショーやワークショップなどのイベントが目白押し。ここで、編集部がオススメしたい、イベント情報をピックアップ。【2月26日】「MTRL KYOTO(マテリアル京都)」にて、れもんらいふデザイン塾開校記念として、京都出身の千原徹也が、ゲストにエドツワキ、レスリ・キーを迎えトークショーを開催。【2月27日】京都の家具店「LST BOTAN」では、好きな樹種でコースターを作るワークショップを、「山本合金製作所」では、普段は入ることの出来ない工房がオープンになり、鏡磨きや鋳物体験が出来るイベントを実施する。【2月28日】西陣織工房の「りんどう屋」にて、工房のオープンハウスと、職人とランチミーティングが出来るイベントを開催。印刷会社の「修美社」では古い印刷機などが見学できるオープンハウスやクリエーターと一緒に印刷倉庫に余っている紙を再利用して、オリジナルノートを作るワークショップを開催。その他にも様々な工房、アトリエなどでイベントを実施中。詳しくは「Design Week Kyoto ゐゑ2016」のホームページ(www.designweek-kyoto.com)でチェック。作品に命が吹き込まれる瞬間に、立ち合ってみてはいかがだろうか。
2016年02月26日「サルヴァトーレフェラガモ」の新作フェミニン香水「シニョリーナ ミステリオーサ」が2016年2月26日(金)より全国発売。オーデパルファム、ボディローション、シャワージェルが展開される。2月17日(水)には多くのセレブリティ、インフルエンサー、ブロガーを招待したカクテルパーティが実施され、松井愛莉、ALEXA、オードリー亜谷香、野崎萌香など多くのセレブリティが駆けつけ、ミステリアスな会場をさらに華やかに盛り上げた。シニョリーナミステリオーサについて“シニョリーナ”、 彼女はどんな時も自分の人生を輝かせる。たとえ誰かを誘惑しているような、 そんなシチュエーションでさえも、 楽しんでいるかのように。彼女にとって人生とは自分が演じるお芝居のようなもの。 だからこそ、 そのシナリオを決めるのは自分自身。フレグランスワイルドブラックベリーの魅惑に満ちたフレッシュな香りがネロリ とともに香り立ち、 神秘的なトップノートを創り出す。やがて華やかな花々のヴェールがうっとりするような魅力に包まれたオーラを醸しだし、 チュべローズ(月下香)がミステリアスで幻想的な雰囲気に。ラストは優しいブラックヴァニラムースの香りに癒され、 まさに身も心も魅惑的に。ホワイトパチョリのドライダウンとともに。香調:オリエンタル フルーティサルヴァトーレ フェラガモ シニョリーナ ミステリオーサオーデパルファム容量/価格:30mL 8,500円(税抜)、50mL 12,100円(税抜)、100mL 17,500円(税抜)ボディローション容量/価格:200mL 6,900円(税抜)シャワージェル容量/価格:200mL 6,100円(税抜)
2016年02月25日2016年もまた、カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+(シーピープラス)2016」が開幕した。会場は神奈川県横浜市のパシフィコ横浜、期間は2016年2月25日~同年2月28日だ。開催時間は10時~18時、最終日は17時までとなる。入場料は1,500円だが、CP+2015の公式サイトで事前登録すると無料になる。今年もマイナビニュースでは、CP+2016の情報を随時お届けしていく。CP+2016では、新たな会場として大さん橋ホールが加わった。ここでは、写真作品を創る楽しみを発信する参加型写真展示のギャラリー&コミュニティスペース「PHOTO HARBOUR」が行われる。同じく初の試みとして、来場者の投票を募る「CP+2016 ワールドプレミアアワード」を開催。投票結果は最終日に集計され、各カテゴリで人気を集めた製品が発表される。会場に行かれる方は、こちらもぜひ参加してみていただきたい。
2016年02月25日最先端のテクノロジーアートを展示する「MEDIA AMBITION TOKYO 2016」が、2月26日から3月21日まで都内各所で開催される。「MEDIA AMBITION TOKYO」は、最先端のテクノロジーカルチャーを実験的なアプローチで実装するリアルショーケース。第4回となる今回は、六本木を中心に、青山、銀座、飯田橋、御茶ノ水、お台場、天王洲といった都内各所にて、最先端のアートや映像、音楽、パフォーマンス、ハッカソン、トークショーなどが実施される。六本木ヒルズ 森タワー52階の東京シティビューでは、アーティストと企業による新しい都市実験の場「MAT LAB」が開催。自己認識と身体感覚の新しい体験ができる「The Mirror」や、革命的な電動義手「handiii / HACKberry」、3Dホログラムで追求する映像実験「3d laser mist hologram(仮)」など全11作品が展示される。また、ウェストウォーク2階には2月16日から29日まで、アーティストのダグラス・ディアスとRhizomatiks Architectureによる身体データを可視化した作品「Everything is as it is」が登場。けやき坂では3月11日から13日まで、2011年3月13日の消灯から5年ぶりとなる宮島達男の「Counter Void」の再点灯など、未来の生き方や人間のあり方を考えるイベントは開催される。その他、天王洲の寺田倉庫にて、名和晃平とダミアン・ジャレによる未定美術と舞台芸術、二つの世界をつなぐ身体の映像作品「Vessel」の上映や、水道橋のチームラボのオフィス体験ツアー、代官山 蔦屋書店の体験型アートの展示会、青山のレクサス(LEXUS)による先進的なモーションライティングなどが行われる。また、各会場にてトークイベントも開催。3月3日の19時からは、六本木ヒルズにて水口哲也と斎藤精一のトークイベント「デジタルとリアルの新たな身体性(仮)」を開催。3月15日の19時からは平川紀道と谷川じゅんじによる「人間の感性とテクノロジーが切り開く、表現の新しい地平(仮)」も実施される。3月13日の16時からは、宮島達男、名和晃平、谷川じゅんじによる「時の経過がアートにもたらすもの(仮)」など都内各地で全7件のトークイベントが行われる。なお、イベントの開催期間は作品によって異なり、一部の閲覧には入場料が必要となっている。【イベント情報】「MEDIA AMBITION TOKYO 2016」会場:六本木を中心に青山・銀座・飯田橋・御茶の水・お台場・天王洲等、都内各会期:2月26日~3月21日(※各会場によって異なる)
2016年02月24日iOS/Android向けアイドル育成リズム&アドベンチャーゲーム『Tokyo 7th シスターズ』の2ndライブ「Tokyo 7th シスターズ 2nd Live 16’→30’→34『INTO THE 2ND GEAR』」の開催と、2nd Album「Are You Ready 7th-TYPES??」のリリースが発表された。『Tokyo 7th シスターズ』は会員数70万人を超えるiOS/Android向けアイドル育成リズム&アドベンチャーゲームで、西暦2034年の"アイドル氷河期と呼ばれる時代"を舞台に、ユーザーが次世代アイドル劇場型スタジオ「777(スリーセブン)」(通称ナナスタ)の二代目支配人となり、新たなアイドルを育てプロデュースする。2月16日より公式サイトにて何かを予感させるアニメーションが流れはじめ、日を追うごとの変化にファンの期待が高まる中、『Tokyo 7th シスターズ』のゲームリリースからちょうど2周年目となる記念すべき2月19日、告知ムービーとともに『Tokyo 7th シスターズ』の2nd Live開催と2nd Albumのリリースという、2つのビッグニュースが同時に発表となった。待望の2nd Live「Tokyo 7th シスターズ 2nd Live 16’→30’→34 『INTO THE 2ND GEAR』」は、2016年8月21日の開催予定で、会場はパシフィコ横浜国立大ホール。そして、2nd Album「Are You Ready 7th-TYPES??」は、新曲を4曲含み2016年6月のリリース予定となっている。各詳細については公式サイトなどをチェックしてほしい。○t7s 2nd AnniversarySpecial movie(C) 2014 Donuts Co. Ltd. All Rights Reserved.
2016年02月19日ジミー チュウ(JIMMY CHOO)が、ニューヨークを拠点とするクリエイティブ・エージェンシー、Laird+Partnersとコラボレートした2016春夏コレクションの広告キャンペーンを公開した。モダン・自信・グラマラスというコレクションのスピリッツを反映したアップビートかつ陽気な2016春夏コレクションの広告キャンペーン。クリエイティブディレクターのサンドラ・チョイ監修のもと、フォトグラファーのキャス・バードによってロサンゼルスを舞台に撮影された。モデルには、ナジャ・ベンダーとディビッド・アレクサンダー・フリンが起用されている。また、キャンペーンムービーも本ページおよび、オフィシャルサイト(WWW.JIMMYCHOO.COM)で公開中。動画引用元: (ジミー チュウオフィシャルYouTube:
2016年02月16日レクサス(LEXUS)が国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD 2016」の入賞作品を発表した。「Anticipation(予見)」をテーマにデザインを募集した同コンペティション。73ヶ国から1,232作品が集り、昨年の11月に審査員やメンターにより入賞12作品が選出された。入賞作品のうち4作品の受賞者は、建築家でデザイナーのネリ・アンド・フー、エレナ・マンフェルディーニ、デザイナーのマックス・ラム、アーティストで建築家のスナーキテクチャーから助言を受け、プロトタイプを制作。プロトタイプは他8作の入賞作品のパネルとともに4月11日から17日まで、イタリア・ミラノで開催される「ミラノデザインウィーク2016」のレクサス会場にて展示される。会場では最終審査を行い、プロトタイプ4作品の中からグランプリ1作品を決定する予定だ。プロトタイプが制作される4作品のうち、荒木宏介、前谷典輝、村岡明からなるチームAMAMによる「AGAR PLASTICITY - A POTENTIAL USEFULNESS OF AGAR FOR PACKAGING AND MORE」は、寒天からつくられた、環境保全に考慮した新しい梱包資材。ベグム・アヤスカン、ピケ・アヤスカンによる「TRACK」は紫外線に反応して変色する溶液を用いたもので、時間を目に見える形で表すことができる。これに、アンジェリン・ローラ・フェヌータによる、モジュールの原理を活かした着る人の好みのスタイルに応じてシルエットを自由に変えることができる衣服「Shape Shifters」、ジャン・ミョンシクによる手に取る人の想像力で多様な作品を生み出すことができるブロック「DADA」を合わせた4作品のプロトタイプが制作される。パネル展示作品は、丸形彩実による生息地や生態に応じてデザインされた動物用の服「aniknown」、山崎卓馬の土に還るというコンセプトを視覚化し落ち葉で作成したテーブルや封筒「Bio-Vide」、ディーパック・ジャワハル&イリーナ・ボグダン(Deepak Jawahar & Irina Bogdan)の空間を体感させるスローモーションドア「Slow Door」など。
2016年02月08日LEXUSは、全世界の次世代を担うクリエイターを対象とした国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD 2016」に入賞した12作品を発表した。「Anticipation」(予見)をテーマにデザインを募集した同コンペでは、73カ国から1,232作品の応募があり、昨年11月、世界中で活躍する審査員・メンターによる厳正な審査の結果、入賞12作品が選出された。うち4作品の受賞者は、世界的クリエイターをメンターとしたセッションを通じて、プロトタイプを制作するという。その4作品に選ばれたのは、寒天からつくられた梱包資材の「AGAR PLASTICITY - A POTENTIAL USEFULNESS OF AGAR FOR PACKAGING AND MORE」(AMAM、荒木宏介、前谷典輝、村岡明)、子どもたちの感性を育てるブロック「DADA」(ジャン・ミョンシク)、モジュールの原理をデザインに活かした衣服「Shape Shifters」(アンジェリン・ローラ・フェヌータ)、紫外線に反応して変色する溶液を用いて時間を目に見える形で表す時計「TRACE」(STUDIO AYASKAN、ベグム・アヤスカン、ビケ・アヤスカン)。これらは、ほかの入賞8作品のパネルと共に、今年4月にイタリア・ミラノで開催される「ミラノデザインウィーク2016」のLEXUS会場にて、4月11日~17日まで展示され、入賞者は会場で自身の作品についてのプレゼンテーションを行う機会が提供されるということだ。また、会場での最終審査を経て、プロトタイプ4作品の中から「LEXUS DESIGN AWARD 2016」の頂点となるグランプリ(1作品)が決定するということだ。なお、入賞作品の詳細や審査会の様子は、「LEXUS DESIGN AWARD」公式Webサイトに掲載されている。
2016年01月27日楽天は1月26日、同社のプライベートイベント「楽天新春カンファレンス 2016」を東京・品川のホテルで開催。この中で、同社 代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は、「2016年は病的なまでにクオリティにこだわりたい」と語った。同氏は2016年のテーマをクオリティに決めた背景を、「楽天市場を始めた20年前は通信販売の代替だったが、現在はあらゆる社会、生活、人間関係のあり方が変わっており、どんなにプロモーションを打ったとしても、100分の1、100分の2の店舗のマイナスの評判のほうが大きくなってしまう。楽天市場4万店舗のクオリティを維持していくためには、1店舗ごとの意識が必要だ」と述べ、「悪質な店舗には一旦閉鎖してもらうこともありえる」と強い決意を表明した。また、店舗のレビューにおいて低い評価が行われた場合は、2分以内に楽天から評価を行った顧客に連絡を取り、どのような点がダメだったのかを聞き出し、改善に役立てるという。○楽天が進める4つの戦略最近の技術トレンドについて三木谷氏は、「Smart」、「オウンドエコノミーからシェアリングエコニミーへ」、「Automation」の3つを挙げた。「Smart」では、スマートフォン、スマートウォッチといったスマートデバイスが台頭し、人間の行動様式に大きくかかわっている点を指摘。「オウンドエコノミーからシェアリングエコニミーへ」では、オウンドエコノミー(所有型経済)からシェアリングエコニミー(共有型経済)へのシフトが進んでおり、三木谷氏は「自動車もシェアする時代がそこまで来ている」と述べた。そして「Automation」では、車の自動操縦など自動化が進んでおり、これには「Deep Learning(機械学習)」や「AI(人工知能)」の技術が大きくがかかわっているとした。楽天では、これらの変化に対して「データ戦略」、「ジャンル戦略」、「ロジスティクス」、「ユーザー高還元」の4つの戦略を実施していくという。「データ戦略」では、ページ診断サービスやA/Bテストサービス提供によるCVRの改善や、へビーユーザーとライトユーザーで表示する内容を変えるなど、ユーザー最適化による購買促進、購買行動分析による最適な商品・プランの自動提示など、よりパーソナライズされたサービスの提供などを行っていくという。「ジャンル戦略」では、ファッション、グルメ、リテール、ホームライフ、スポーツ、美容、キッチンの7つのジャンルに分け、それぞれのジャンルごとに個別の取り組みを実施していくという。たとえばファッションでは、フィット・アドバイザーやバージャル・フィッティングルームなどのサービスを提供する。「ロジスティクス」では、当日締め切り時間までに注文した商品は翌日に配送する「あす楽」やローソンやファミリーマートなどでのコンビニ受け取り、注文から最短で20分で配送する「楽びん」など、ラスト1マイル施策を強化。そのため、これらのサービスに対応できる店舗を優遇していくという。また、三木谷氏は「楽びん」は今後フードサービスにも対応するとした。そして「ユーザー高還元」では、楽天カード、楽天市場アプリ、楽天プレミアムカード、楽天モバイルをそれぞれ組み合わせて利用することで、ポイント還元が4倍、5倍、7倍になるスーパーポイントアッププログラムを推進。このプログラムの中心となるのが「楽天カード」で、昨年11月現在の会員数1200万人から2000万人に拡大していくほか、現在業界3位の一人当たりの利用額を2年以内に1位にし、ロイヤルユーザー獲得施策を推進していくという。
2016年01月27日Microsoftは1月20日(米国時間)、「SharePoint Server 2016 and Project Server 2016 Release Candidate available」において、「SharePoint Server 2016 Release Candidate」の公開を伝えた。「SharePoint Server 2016 Release Candidate」は今年春にリリースが予定されている正式版へ向けたマイルストーン版となるもので、Microsoftは顧客に対してこのバージョンを使ったデプロイ試験などを推奨している。「SharePoint Server 2016 Release Candidate」は2015年11月にリリースされたベータ2に続くバージョンとされており、「SharePoint Server 2016 Beta 2」がインストールされていればそのままアップデートできるとされている。「SharePoint Server 2016」はInfoPath Forms Servicesをホストする機能を提供するとしており、そのサポート期間は「SharePoint Server 2016」のサポート期間と同じとなっている。InfoPath Forms Servicesは同じくOffice 365においてもサポートが継続される見通し。InfoPath 2013およびSharePoint Designer 2013はこのプロダクトの最後のバージョンになるとされており、「SharePoint Server 2016」のサポート期限となる2026年まではサポートが提供されるものの、新しくリリースが行われることはないという。
2016年01月21日iOS/Android向けアイドル育成リズム&アドベンチャーゲーム「Tokyo 7th シスターズ」の2016年新テーマソングであり、伝説のユニット「セブンスシスターズ」によるニューシングル「SEVENTH HAVEN」(2月24日発売)のMUSIC VIDEOが公開された。「Tokyo 7th シスターズ」は会員数70万人を超えるiOS/Android向けアイドル育成リズム&アドベンチャーゲーム。西暦2034年の"アイドル氷河期と呼ばれる時代"を舞台に、ユーザーは、次世代アイドル劇場型スタジオ「777(スリーセブン)」(通称ナナスタ)の二代目支配人となって新たなアイドルを育てプロデュースする。「セブンスシスターズ」は2032年に突如解散し、作中でレジェンドとして語り継がれている、七咲ニコル、羽生田ミト、御園尾マナ、寿クルト、若王子ルイ、遊佐メモルからなる、伝説的アイドルグループだ。今回のMUSIC VIDEOに登場する「セブンスシスターズ」は、2030年デビュー当時のヴィジュアル。旧態依然とするアイドル文化から外れ、圧倒的な存在となっていく彼女たちの勢いを感じる映像作品に仕上がっている。レジェンドと呼ぶにふさわしい存在感を放つ「セブンスシスターズ」のビジュアルは、特設サイトとビクターエンタテインメントのYouTubeチャンネルにて視聴可能となっている。さらに、特設サイトではニューシングル「SEVENTH HAVEN」の初回限定盤と通常盤のジャケット写真も初公開。収録曲の「SEVENTH HAVEN」と「FALLING DOWN」の試聴も開始されている。また、初回限定盤にのみ封入される「セブンスシスターズ キャラクターシンボルピンバッジ」(全6種のうち1種ランダム封入)やチェーン別店舗特典のデザインなども公開されているので、あわせてチェックしておきたい。○【Tokyo 7th シスターズ】セブンスシスターズ 「SEVENTH HAVEN」MUSIC VIDEO(C) 2014 Donuts Co. Ltd. All Rights Reserved.
2016年01月21日イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)が若手写真家・水谷吉法とコラボレーションした2016春夏コレクション「TOKYO PARROTS」シリーズを発売する。また、エルトブ テップ イッセイ ミヤケ ギンザ(ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE/GINZA)では水谷の撮りおろし作品を使用した特別展示が期間限定で開催されている。同コレクションは、東京に生息する野生のインコを撮影した水谷の「TOKYO PARROTS」シリーズの写真を用いたものとなっている。写真をプリントした不織布で作ったスリット糸を織り込んだツイードやニット、デジタルプリントのコットンシャツやジャージ、フルジャカードシリーズが展開される。価格は、コート 13万円、ジャケット 16万円、 トップス 3万5,000円、シャツ 5万6,000円、パンツ 9万円、シューズ 4万8,000円、スカーフ 3,000円、サングラス 4万4,000円から5万2,000円など。(※一部店舗は1月9日より販売スタート)さらにエルトブ テップ イッセイ ミヤケ ギンザでは2月4日まで、水谷が撮り下ろした2016春夏コレクションのバックステージ写真80枚を使用したインスタレーションの展示が行われる。なお展示期間中は水谷のアート写真集『TOKYO PARROTS』『COLORS』も販売される。
2016年01月07日フルーツタルト専門店・キル フェ ボンが1月21日から27日までの7日間、多様なイチゴタルトをそろえた「2016 ストロベリーWeek!」を開催する。同フェアでは、“きらぴ香”や“紅ほっぺ”、“白イチゴ”、“長崎県産ゆめのか”など、全国各地の個性豊かな品種のイチゴを用いた多種多様なタルトを展開。中でも注目なのは、新作の「イチゴとオレンジのシリアルタルト」(ピース 872円、ホール 8,316円)。じっくり焼き上げたアーモンドクリームにイチゴのババロアを重ね、イチゴとオレンジで色鮮やかに飾り立てた。16穀グリッツ(雑穀ブレンド)入りのパイ生地の香ばしい香りがアクセントになっている。また、店舗限定タルトも登場する。グランメゾン銀座限定となるのは、濃く深い赤色が特徴の“くろいちご”を一面に飾った「千葉県産“くろいちご”のタルト」(ピース 税込1,061円、ホール 税込1万44円)。自家製“くろいちご”ジャムとカスタードを用いたカスタードクリームにの上にジューシーな“くろいちご”を贅沢に乗せた。ソラマチ店、あべのHoop店、浜松限定なのが、「静岡県産“桃薫のタルト”」(ピース 税込879円、ホール 税込8,316円)。名前の通りまるで桃のような甘い香りが特徴のイチゴ“桃薫”がふんだんに使用されている。その他、白イチゴをふんだんに使用した「白イチゴ~初恋の香り~のタルト」(ピース 税込1,630円、ホール 税込1万2,420円)や、伊豆の国市で栽培された紅ほっぺを使用した「静岡県伊豆の国産 紅ほっぺタルト」(ピース 税込1,337円、ホール 税込1万2,744円)を始め、「イチゴとベイクドチーズのタルト」(ピース 税込658円、ホール 税込5,616円)、「イチゴとリュバーブのタルト」(ピース 税込660円、ホール 税込6,264円)、「金平糖型 イチゴとバナナレアチーズのタルト」(ピース 税込735円、ホール 税込7,020円)などが展開される。
2016年01月06日京都で培われてきた技術が集結するデザインの祭典「Design Week Kyoto ゐゑ2016」が、16年2月21日から28日までジェイアール京都伊勢丹、京都信用金庫、堀川commonをメインとした約100ヶ所の会場にて開催される。これまで世界100以上の都市で開催されてきた「Design Week」という名のイベントは、工房や工場、スタジオなどをオープンしたり、イベントなどを実施することで、国内外の様々な人たちがその街のモノやコト、ヒトと交流しあう場と時間を創出してきた。様々な「モノやコト」が存在する京都だが、敷居の高いイメージを持つ人にとっては、なかなかそれらに触れたり、知る機会が少なく、観光客はもちろん地元の人ですら“真の京都を知らない”人が多いことが現実にあるという。そこで今回、工芸、芸能、アート、意匠、建築、ハイテクノロジーなど、長い歴史の中で培われたモノやコトが豊富に存在する、ものづくりとイノベーションの街である京都をより理解し、未来へ繋げることを目的にプロジェクトが立ち上がった。開催期間中の1週間は、京都の街中を会場とし、オフィスや工房、カフェなど様々な場所を開放。普段敷居が高いと感じる施設に、誰でも気軽に入ることの出来る機会が設けられる。「普段は接点の持たない業種の方同士でコミュニケーションが生まれたり、そこから新たな創造活動へと繋がるのではないかと考えている」という同プロジェクトチームの話の通り、かつて、京都府京丹波町のクロイ電機と、ドイツ人デザイナーのヴォルフ・ワーグナー(Wolf Wagner)のコラボレーションによって開発されたLEDスクリーン「Matrix」のように、普段は接点のない業種同士のコラボレーションにより新たな創造物を生み出すことを目指す。【イベント情報】「Design Week Kyoto ゐゑ2016」会場:ジェイアール京都伊勢丹、京都信用金庫、堀川commonをメインとした約100ヶ所会期:16年2月21日~28日
2016年01月04日マルチプラットフォーム向け統合開発環境「Unity」を提供するユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、2016年4月4~5日の2日間にわたりUnityに関する国内最大のカンファレンスイベント「Unite 2016 Tokyo」の開催を発表した。昨年同様、Unity本社からゲームエンジンを開発しているスタッフも来日し、Unityの最新機能やコアユーザー向けのディープな講演も企画しているという。また、ゲーム開発の最前線にいるプログラマーが開発事例や実体験をもとに語る講演や、さまざまな企業、開発現場でのUnity活用方法も語られる予定だ。VR/ARコンテンツの体験やワークショップ、Unityエンジニアに直接意見をぶつけられるラウンドテーブルやUnityなんでも相談所、Unityグッズがゲットできる物販コーナーまで、さまざまな特設エリアが設置される予定。Unite 2016 Tokyoでは、参加者のスキルに応じて、「万人向け」「開発者向け」「上級開発者」など、レベルに合わせた30以上の講演を用意している。なお、詳しい講演内容、講演者情報は2016年3月に公開予定。
2015年12月29日コダマコーポレーションは12月24日、3次元CADシステムの最新版「TopSolid’Design 7.9J」を12月25日に発売すると発表した。同バージョンでは、曲面のモデリング機能が充実。パートドキュメントで、[サーフェス]-[置換]の新しいモード[複数フェイス]を使用して、選択したフェイスを、複数フェイスで構成される新しいサーフェスで置換できるようになった。また、新しいコマンド[フィル]を使用して、閉曲線プロファイルを定義するエッジや曲線に基づいて形状を作成できる。隣接面との接続条件(G1、G2)を指定したり、ポイントやプロファイルを利用して内側の拘束を指定することも可能。このほか、異なるCADからデータを受け取ったときに生じるデータ変換トラブルに対応するための修正機能や2次元の設計製図機能の充実など、138の新機能が搭載されたという。対応OSは、Windows 7 Professional SP1以上、およびWindows 8、8.1 Pro以上。価格は99万円(税別)からとなっている。
2015年12月24日東京都・表参道の「MoMA DESIGN STORE」にて、ニューイヤーズトランクショー「Modern Japan」を開催する。開催期間は12月26日~2016年1月27日(12月31日は18:00まで、年始は1月2日 11:00より営業)。この特集では、日本発のアイテムの中から機能性とデザイン性に着目した物を集め、期間限定で販売する。対象ブランドは、東京都・目黒のデザインホテルCLASKAのショップとして始まったブランド「CLASKA Gallery & Shop "DO"」、和紙メーカーの大直がデザイナー・深澤直人氏とコラボレートした雑貨シリーズ「SIWA」など。品名で言えば、盆栽、箸、箸置き、ティーポット、せっけん置き、バッグ、ぽち袋などが展開されるとのことだ。なお、「MoMA DESIGN STORE」は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のミュージアムショップ。ニューヨーク市外に初めて海外出店したのが東京都・表参道の店舗だ。店頭に並ぶアイテムは既存店と同様、MoMAのアートを選定するキュレーターのセレクトによるものとなっている。
2015年12月16日エミレーツ航空は12月7日、2016年の機材計画として26機を退役させることを発表。今度さらに、2017年に13機、2018年に13機の退役を予定している。2016年内に退役する機材は、A330-300が12機、A340-300が4機、A340-500が1機、777-200ERが6機、777-300が2機、777-300ERが1機の計26機で、同年の新機材としてA380が20機、777-300ERが16機、計36機を予定している。エミレーツは新導入されるA380と777-300ERに対して、退役する機材に比べてCO2排出量は平均して12%削減でき、効率的で静粛性も高い機材と認識している。この退役により、エミレーツの保有機材の機齢は現在の6.4年から平均5.6年になるという。なお、世界を見てみると、北米の航空会社の上位5社の平均は13.6年、欧州の上位5社の平均は10.7年となっている。エミレーツは現在、243機を保有しており、2015年はA380が15機、777-300ERが10機、777貨物機が1機、計26機を受領している。さらにA380が71機、777-300ERが42機、777-9Xが115機、777-8Xが35機、計263機が発注済みとなっている。
2015年12月08日三井ショッピングパーク ららぽーと首都圏9施設(TOKYO-BAY、豊洲、柏の葉、横浜、新三郷、磐田、富士見、海老名、立川立飛)では、2015年12月26(土)から2016年1月11日(月・祝)の期間、「ららぽーとバーゲン」を開催。毎年好評の福袋について、今年は予約販売を2015年12月26日(土)より首都圏9施設で一斉にスタート。元日よりスタートの販売に先駆け、年内に予約することで、販売当日は並ばずに購入することができる。また、年内より前倒しスタートのバーゲンに合わせて、12月26日(土)~12月31日(木)の6日間は、「全館ポイントアップデー」も同時開催する。通常、買い物100円(税抜)につき1ポイントのところ、期間中三井ショッピング パークポイントカードを利用で、100円(税抜)につき 2ポイントが加算される。【ららぽーとバーゲン 概要】バーゲン期間:2015年12月26日(土)~2016年1月11日(月)福袋販売開始日:2016年1月1日(金)~無くなり次第終了※予約期間:2015年12月26日(土)~12月31日(木)【首都圏ららぽーと紹介】▼三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY▼三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲▼三井ショッピングパーク ららぽーと柏の葉▼三井ショッピングパーク ららぽーと横浜▼三井ショッピングパーク ららぽーと新三郷▼三井ショッピングパーク ららぽーと磐田▼三井ショッピングパーク ららぽーと富士見▼三井ショッピングパーク ららぽーと海老名▼三井ショッピングパーク ららぽーと立川立飛 ※12/10(木)オープン元の記事を読む
2015年12月05日ジャストシステムは12月3日、日本語ワープロソフト「一太郎2016」「一太郎2016 プレミアム」「一太郎2016 スーパープレミアム」と日本語入力システム「ATOK 2016」(ベーシック版・プレミアム版)を2016年2月5日から販売することを発表した。ジャストシステム 代表取締役社長の福良伴昭氏は、2016年版の両ラインアップについて「楽しみにしていただいているお客さまにきっと喜んでもらえるような出来栄えになっている」とコメントした。「一太郎2016」の強化テーマとしては、「新しい環境への対応」「表現力の強化」「文章の洗練、効率アップ」が挙げられた。「新しい環境への対応」については、高精細ディスプレイに対応したほか、「一太郎2016」で作成した文書を、スマートフォンやタブレットから閲覧できる新サービス「一太郎モバイルビューイング」が開始される。モバイルビューイング機能を使って専用サーバに一太郎文書を送信すると、「一太郎モバイルビューイング」アプリをインストールしたスマートフォンやタブレットで閲覧できるようになる。製品発売日にあわせて、公開される予定となっている。また、「Windows 10」への対応に加え、タブレットPC向けに指で操作しやすく、文書を読むことに集中できる「タブレットビューア」が搭載。2 in 1タブレットPCではキーボードを外してタブレットモードになると、「一太郎2016」が自動認識して「タブレットビューア」に切り替わるようになっている。「表現力の強化」については、一字ずつ文字のサイズや配置を自動でレイアウトし、おしゃれなタイトル文字が作成できる「モジグラフィ」機能と、人物や物の形にそって簡単に切り抜きが行える「写真の切り抜き」専用ツールが新搭載。「文章の洗練、効率アップ」については、「Just Right!5 Pro」の校正エンジンを搭載したことにより、誤字脱字や同音語誤りなどの指摘精度が向上しているという。「一太郎2016 プレミアム」では、統合グラフィックソフト「花子2016」、読み上げソフト「詠太6」に加え、2年ぶりのバージョンアップとなるインターネットメールソフト「Shuriken 2016」、高品位書体「モトヤフォント」、30万語の語彙数を収録する「精選版日本国語大辞典」が搭載。「一太郎2016 スーパープレミアム」では、240年以上の歴史を持つ「ブリタニカ国際大百科事典」と、一太郎開発者が一押しの機能を紹介するガイドブックが提供される。「ATOK 2016」の強化テーマとしては、「意図をくみ取る」「知りたいに応える」「健康をサポート」が挙げられた。「意図をくみ取る」については、ほかの文書や同一文書内を参照しながら文字入力をする際、参照している間のみ、自動的にその文書内のことばやフレーズを優先して変換候補や推測候補として提示する「ATOKインサイト」が新搭載。「一太郎2016」「Shuriken 2016」に加え、Microsoft Word、Excel、Outlook、SNSやホームページといったブラウザを参照先文書として本機能が利用できる。母音の押しそこねやホームポジションからずれて入力した場合などでも、適切な訂正候補を提示し、入力支援を行う「ATOKタイプコレクト」も新搭載。同社調べでは、前バージョン比で約2倍の入力補正を実現しているという。例えば、「ありがとう(arigatou)」とタイピングする際に指が右にずれてしまうと「sとhsyぴ(stohsypi)」となってしまうが、このような場合でも「ありがとう」が類推されるようになっている。「知りたいに応える」については、従来は入力・変換中のことばに対してATOK連携電子辞典での検索が可能だったところを、新搭載の「ATOKイミクル」により、確定後のことばやホームページなど閲覧文書内のことばに対しても辞典検索が行えるようになった。調べたいことばを範囲指定し、「Ctrl」キーを2回押すだけで、辞典検索した結果が表示される。「健康をサポート」については、「リフレッシュナビ」が新搭載。この機能は、「ATOK」が連続入力時間や入力文字数、入力ミス回数などから疲労度合いを測定し、休憩が必要と判断したときに、画面隅にポップアップ表示をして休憩のタイミングが知らされる。判定された疲労度合いによって、異なるメッセージが表示される。疲労を判定する指標には、"指の移動距離"といった遊び心も垣間見える。価格は、「一太郎2016」が2万円、「一太郎2016 プレミアム」が2万5000円、「一太郎2016 スーパープレミアム」が3万8000円。「花子2016」が9800円。「Shuriken 2016」が4800円。「ATOK 2016 for Windows [ベーシック]」が8000円、「ATOK 2016 for Windows [プレミアム]」が1万2000円。いずれも税別。なお、ジャストシステム直営ECサイトでは、すでに予約受付中だ。
2015年12月04日●今度の一太郎はどうだ?既報のとおりジャストシステムは12月3日、2016年2月5日から発売する「一太郎 2016」および「ATOK 2016」に関する発表会を開催した。自社のオンラインショップ「Just MyShop」では、12月3日から各製品やWindowsタブレットをセットにした商品の予約を開始する。ジャストシステム 代表取締役社長の福良伴昭氏は、「これからも一太郎やATOKを使い続けて頂きたい、という気持ちで社員一体となって取り組んできた」と語った。ここでは発表会の様子や各製品の注目ポイントを紹介する。○文書活用の場を広げる「一太郎 2016」前バージョンで30周年を迎えた一太郎とATOKだが、その次にあたる「一太郎 2016」および「ATOK 2016」の開発にはさまざまな思いがあっただろう。一太郎シリーズの開発責任者であるジャストシステム CPL事業部開発部の吉住康弘氏は、「『一太郎がなかったら仕事にならない』という声も多数寄せられている。この声に応え続けることが我々の使命だ」と、新バージョンの開発姿勢を振り返る。一太郎 2016の新ポイントは、「新しい環境への対応」「表現力の強化」「文章の洗練、効率アップ」にまとめられる。「新しい環境への対応」に含まれる新機能では、高DPIへの対応、スマートフォン用アプリケーション「一太郎モバイルビューイング」、「タブレットビューア」が重要だ。最近は4Kディスプレイも手が届く価格帯となり、既に導入している方も少なくないだろう。前バージョンの一太郎 2015もある程度は高DPIに対応していたが、一太郎 2016はさらに幅を広げて、アイコンや文字サイズなど各所が適切なサイズで表示されるようになった。大画面で一太郎シリーズを使ってきたユーザーには朗報といえよう。「タブレットビューア」は、一太郎 2016をインストールした2-in-1 PCで、ビューア機能を提供するというものである。吉住氏の説明によればタブレットビューアへの切り替えは、Windows 10が供えるContinuumから情報を受け取り、モード変更を実行しているという。「一太郎モバイルビューイング」は、一太郎 2016で作成した文書ファイルを専用サーバーにアップロードし、iOS用/Android用アプリケーションを導入したスマートフォンで閲覧するというもの。編集機能は持たせないのか、という質問に対して吉住氏は「閲覧機能を欲する要望が多かった。あくまでも編集作業はPCが主体と考えている」と回答した。「表現力の強化」では、一字ずつの文字サイズや配置を自動レイアウトできる「モジグラフィ」や、写真切り抜き機能を披露。前者は、さまざまなレイアウトをテンプレートとして用意し(100個)、好みに応じたタイトルを作成するという新機能だ。テンプレートから作成した後も、文字のサイズや配色、位置なども自由に変更できる。後者は一太郎 2016上で写真の切り抜きを可能にする新機能。4種類の切り抜きツール写真を切り抜き、文書に絵図を挿入したいとき便利に使えそうだ。「文章の洗練、効率アップ」では、同社がリリースしている校正ソフト「Just Right! 5 Pro」のエンジンを一太郎 2016に搭載し、これまで以上に適切な文章校正を可能にしたと説明する。「と」や「を」など、助詞の誤用を正しく検出し、文章のクオリティアップにつながることを強調。「まとめて改行削除」は他のアプリケーションから一太郎 2016に文章をコピー&ペーストする際の改行を、あらかじめ指定した条件で削除する機能だ。例えば、「句読点の後の改行は残す」「空行は2行以上ある場合削除する」といった指定が行える。そのほか、EPUB編集ツールパレットの追加や表紙ギャラリー、新聞やスポーツ紙のようなレイアウトを使用できる「らくらく新聞テンプレート」、新聞などで使われている「モトヤUP新聞明朝 Otf W2」と「モトヤUP新聞ゴシック Otf W3」の2書体を付属といった点が挙げられる。また、新聞らしさを引き立てる「新聞タイトル背景」も30種類のテンプレートを用意した。「一太郎 2016 プレミアム」「一太郎 2016 スーパープレミアム」では、「モトヤJ04明朝N2」「モトヤJ04明朝N5」「モトヤJ04ゴシックN2」「モトヤJ04ゴシックN5」「モトヤJ04アポロN3」「モトヤJ04アポロN5」「モトヤJ04マルベリN2」「モトヤJ04シーダN3」という、5ファミリー8書体を搭載(すべてTrueTypeフォント)。音声読み上げソフト「詠太6」はこれまでの日本語音声エンジン3タイプに加えて、英語音声エンジン「JULIE」を搭載し、日本語と英語が混じった文書ではエンジンを切り替えて読み上げる。そのほかにも「花子2016」「Shuriken 2016」「ブリタニカ国際大百科事典 小項目版 2016」を収録し、さらに個人契約できない「ブリタニカ・オンライン・ジャパン」利用権3年分も付属する。各エディションの相違点は下図を参照して欲しい。吉住氏は一太郎 2016のアピールポイントとして「Windows 10など現在の最新IT環境に対応した点だが、これまでの一太郎ユーザーに愛されるように設計した」と語る。●今度のATOKはどうだ?○文字入力や理解支援を強化した「ATOK 2016」「SNSなど文章を入力する場面が増えている」と語るジャストシステム CPL事業部開発部の下岡美由紀氏は、「ATOK 2016」の新機能について「意図をくみ取る」「知りたいに応える」「健康をサポート」の3つに区分した。「意図をくみ取る」では、他の文書や同一文書内を参照しながら、文字入力時に単語やフレーズを優先して変換候補(推測候補)として提示する「ATOKインサイト」を披露。例えば、WebブラウザーでSNSを楽しんでいる場合、Webブラウザーのタブ内で使われている文字列を取得して、変換候補などに用いる。ATOKインサイトは、Webブラウザー、Word、Excel、一太郎 2016に対応。参照先のアプリケーションが存在しない場合は、変換候補などに用いた単語やフレーズはすべて破棄される。気になるのはバックグラウンドで複数のアプリケーションが動作している場合だ。筆者はまだATOKインサイトを試していないが、下岡氏はパフォーマンスダウンを避けるため、「(ATOK 2016を導入したPCの)CPUが8コアの場合は3つのウィンドウまで参照し、4コアの場合は2つ、2コアなら1つと自動的に切り替わる」と説明していた。「タイピングをくみ取る」では、母音の押し間違いやキーボードに対するホームポジションからずれて入力した場合でも、適切な訂正候補を提示する「ATOKタイプコレクト」を示した。両手以外にも片手だけがホームポジションからずれた場合にも対応する。また、「ぢ/じ」といった入力の誤りも、固有名詞に変換可能にする機能も搭載した。どの程度の修正能力を備えるかは、発表会の説明だけではお伝えしにくいが、"日本語を入力する"というIMEが持つ本来の意味では興味深い新機能だ。「知りたいに応える」では、電子辞典の活用範囲の幅を大きく広げた。以前のATOKでも入力および変換中に電子辞典の検索は可能だが、新機能「ATOKイミクル」は、確定後の単語やWebページ上の単語に対する辞書検索を可能にした。入力中の電子辞書参照は「End」キーだが、新機能を使う場合は「Ctrl」キーを2回押す。そこで重要になるのは電子辞典/辞書。「ATOK 2016プレミアム」には、30万語を収録する「精選版日本国語大辞典 for ATOK」と、8年ぶりの改訂となるジーニアス英和辞典 第5版およびジーニアス和英辞典 第3版をベースにした「ジーニアス英和辞典/和英辞典 for ATOK」を収録。なお、「広辞苑 第6版 for ATOK」や「角川類語新辞典 for ATOK」など、一連の電子辞典を使用するには、「オールインワン辞書・辞典パック 2016 for ATOK」が必要だ。IMEとまったく関係がないように見えるキーワード「健康をサポート」だが、キーボード入力時の疲労を軽減するというコンセプトでいくつかの改善や新機能が加わっている。1つめは、入力時の眼精疲労を軽減するため、候補ウィンドウや辞典ウィンドウのデザインを刷新。各ウィンドウは行間など見た目を調整し、変換候補や電子辞典参照時もディスプレイサイズに応じて、表示サイズを100パーセントから400パーセントまでの8段階調整まで調整可能にしている。筆者が確認した限りだが、使用ベータ版ではメニューのテキスト項目などは高DPIに対応しているものの、アイコンサイズの変化は確認できなかった。下岡氏は「高DPIに対応する」と説明していため、製品版では改善されるはずだ。もう一方の健康サポートは、入力文字数や使用時間に応じて疲労度具合を測定し、休憩をうながす「リフレッシュナビ」機能である。こちらはベータ版に収録されていないものの、入力文字数やミス回数などをカウントして独自の疲労判定を行い、休憩をうながすというものだ。会場に詰めかけた記者からは笑いが漏れる部分もあったが、個人的には一度試してみたい機能である。Q&Aセッションでは他の記者から、「ここ数年のATOKは、日本語そのものに対する向上が見受けられない」という質問が上がると下岡氏は、「日本語入力エンジンの改善に取り組んでいる。学習を重ねたユーザー辞書と真新しい辞書でも、同様のUX(ユーザー経験)を提供したい。そのため誤変換を減らすための学習取り消し機能や、文節区切り誤りの削減といったチューニングを本バージョンでは行っている」と回答した。阿久津良和(Cactus)
2015年12月03日セイコーウオッチは12月11日に、スポーツウオッチシリーズ「セイコー プロスペックス」の「スーパーランナーズ」から、2016年2月26日に開催される「東京マラソン2016」を記念した限定ランニングウオッチを発売する。本体カラーの違いによって、「赤×白モデル(SBEH007)」と「ゴールドカラーモデル(SBEH009)」を用意。各1,500本限定、税別価格は17,000円だ。今回の限定モデルには、新機能「スマートラップ」を搭載した。マラソン大会のコース上に敷設されたマットからの電波を受信し、自動でラップを取得する機能だ。正確なラップを得られるだけでなく、ラップ取得の操作が不要で取り忘れる心配がないといったメリットもある。裏ぶたには、新しくなった東京マラソンのロゴマークが入り、柔らかく装着感の良いシリコンバンドにも「TOKYO MARATHON 2016」の文字をプリント。大会ロゴマーク入りの限定専用ボックスには、デジタル計時板をイメージした表示部を設けた。ここには、完走タイムなどを切り出して表示できる。大会ロゴマーク入りのオリジナルピンバッヂ(非売品)も付属。そのほか主な仕様は、ケース素材がプラスチック、ケースサイズが縦52.4×横46.3×厚さ3.6mm、バンド素材がシリコン、裏ぶた素材がステンレススチール、防水性能が10気圧。ムーブメント「キャリバーS620」の主な機能は以下の通り。時間精度 : 平均月差±20秒(気温5℃~35℃において腕につけた場合)ストップウオッチ機能(1/100 秒計測、100時間計)スマートラップ機能(マラソン大会計測用マットと連携するラップ機能)マラソンモード(大会スタート時刻30分前からのカウントダウンタイマー)ラップメモリー機能(最大300メモリー)ダブルリピートタイマー機能アラーム機能(デイリーアラーム3チャンネル)ワールドタイム機能(44都市)フルオートカレンダー機能(2064年12月31日まで)LEDライト機能(タップ方式)電池寿命 : 約2年(パワーセーブ機能)また、限定モデルのほか、スマートラップ機能を搭載したレギュラーモデル(3モデル)も同時に発売される。こちらの価格も税別17,000円だ。
2015年11月27日キヤノンマーケティングジャパンは11月26日、2016年キヤノンカレンダー展として、写真家・石川直樹氏の写真展「Encounter Nature日本の風土」を開催すると発表した。会場は東京都港区のキヤノンSタワー「キヤノンオープンギャラリー1」で、期間は2015年12月24日から2016年2月4日まで。入場料は無料。人類学や民俗学に関心を持ち、辺境から都市まで旅をしながら作品を発表している写真家・石川直樹氏の写真展。写真展では、キヤノンマーケティングジャパンの2016年カレンダーに収録された作品など、27点を展示する。展示される作品はすべて、キヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントしたもの。会場の休館日は日曜日と祝日。このほか、2015年12月29日から2016年1月4日までは年末年始休館期間となる。
2015年11月27日毎年秋に開催され、今年で30周年を迎えたクリエイティブの祭典「TOKYO DESIGN WEEK(東京デザインウィーク、以降TDW)」。デザイン・アート・ミュージック・ファッションという4つのジャンルを設け、企業、ブランド、デザイナー、学校が最先端のクリエイティブを発信し、それを余すことなく体感できるイベントだ。今年のテーマは「INTERACTIVE」(参加型の、相互作用的な)。テーマに合わせ、見るだけでなく遊べる展示もたくさん設置されていることもあり、週末は子供連れでもにぎわいを見せるイベントとなっている。数ある展示のなか、今回はマイナビニュースが注目した必見作品をいくつか紹介したい。○世界初のTDWオリジナルコンテンツ「コンテナ展」入場して屋外会場の一番手前、貨物用コンテナを再利用し行われる「コンテナ展」。中でも異色で際立っていたのが「日蓮宗」のブースだ。なんとこちらではお経の流れる通路を進んでいくと、生前にして棺桶に入れるという非日常な体験ができる。実際入ってみるとなんとも複雑な感情が沸き起こり、内側から顔の部分の扉を開けられると皆さん何かしら感じるものがある様子。体験を通して「生きているということ、命の大切さをもう一度見つめ直して欲しい」とこのアイディアを採用したとのこと。不思議な感覚をぜひ自身で体験してほしい。○LOHACOのコンテナブースさまざまな企業のデザイナーが、より"くらしになじむ" ことをコンセプトに考えた商品を、チームラボによる演出で展示。LOHACOでしか買えない、通常商品よりちょっぴりスタイリッシュな商品が紹介されている。○ASIA AWARDS 学校作品展会場内の屋外スペースと屋内テントにて各学校の作品を展示した「ASIA AWARDS 学校作品展」のテーマは「インタラクティブな遊具」。このセクションは世界中の学校から「School of ASIA」、「Student of ASIA」を選出し、グランプリ作品はミラノサローネ(TOKYO DESIGN WEEK in MILANO 2016)にて展示も予定されている。学生たちの熱いプレゼンテーションを聞きながら鑑賞・体験するのがオススメだ。東京電機大学「錯覚する境界」TDWテーマのアプローチとして「錯覚」をコンセプトとして作られたのがこちらの作品。内側が外側に、右の景色が左に、中に入ると直線のみで作られた作品が曲線にみえたりとたくさんの「錯覚」がちりばめられており、作品が作品単体で完結するのではなく、来場者が参加して初めて作品が完成する様にデザインされている。日本大学 生産工学部創生デザイン学科「ぶんしんのじゅつ!!」みんなの夢「にんぽうぶんしんのじゅつ」を「じつげん」するための遊具建築学生サークル♭「でこぼこ渓谷」ダンボールで製作された、人が乗っても大丈夫な高強度の「積み木」。週末は子供たちで大変なにぎわいだったそう。城西国際大学メディア学部「レイリファーリーフ」植物に触れるようにテクノロジーに触れて楽しんでほしいというコンセプトでつくられた遊具。持ってみると葉から雨の音がして、茎から雨粒が葉に当たったときの振動を感じる。○「Super Interactive & Robot Museum」「ロボット、もしくは人間を拡張するデバイス」をテーマに、最新のテクノロジーを搭載したロボットをはじめ、さまざまアプローチから未来図を展開していくクリエイティブなイマジネーションの拡がる作品を展示している。○国内外のプロクリエイターによる個展形式の展示「プロ展」「プロ展」のなかで特に目を引いたのは中島真範氏による「Tublock(チューブロック)」こちらはつなぐ、まげる、わける、うごかすなど既存のブロックにはない遊び方、学び方ができるパイプつなぎブロック。配管継ぎ手メーカーと共同開発した配管のかたちを模しており、なめらかな形状が親しみやすく、つなげた後にさまざまな方向へと回転できるのが特徴で、車、動物からプラント工場まで、幅広いスケールの造形作成が可能だ。○「100人展」次世代のクリエイティブ業界を担うNEXTの100人の作品を展示する企画。こちらはプロダクト、インテリア、アート、グラフィック、ファッションなど、ジャンルを問わず世界中から公募で集められた幅広い作品が展示されており、にぎわいをみせている。いかがだろうか。会場にはこのほかにも紹介しきれなかったたくさんの作品やイベントが盛りだくさんなので会期中にぜひとも足を運んでみてほしい。ちなみにPepperくんは「Super Interactive & Robot Museum」でお姉さんと対戦ゲームをして、喜んだり悔しがったりしていましたよ。○TOKYO DESIGN WEEK 2015【開催期間】【前期】10月24日(土)~10月28日(水)【後期】10月30日(金)~11月3日(火・祝)※10月29日(木)は終日閉場【時間】11:00~21:00(最終日は20:00まで)【会場】明治神宮外苑絵画館前【入場料】前売り券 2,500円、当日券 3,000円
2015年10月30日現在開催中のイベント「TOKYO DESIGN WEEK」(以下、TDW)内の「Creative Life展」にワコムが出展し、最新デジアナ文具「Bamboo Spark」など同社製品を展示している。このブースでひときわ注目を集めていたのは、10月16日に発売されたばかりのデジアナ文具「Bamboo Spark」。転送したデータをiPad用スタイラスペン「Bamboo Fineline2」で加工するワークフローと併せて紹介されていた。紙のノートに書いた筆跡が即データとして転送される様子に来場者は驚き、その仕組みを熱心にスタッフに質問する人も見受けられた。また、同ブースでは大型の「Cintiq 27QHD」からコンパクトサイズの「Cintiq 13HD」、OS内蔵型の「Cintiq Companion」シリーズ、さらにはペンタブレット「Intuos Pro」「Intuos」までとりそろえるなど、同社製品を試用することが可能となっていた。量販店では展示のない製品もあったことから、「TDW」に集ったクリエイターたちはこぞって使用感を確かめていた。なお、TDWの会期は11月3日まで。
2015年10月27日現在開催中のイベント「TOKYO DESIGN WEEK」(以下、TDW)内の「コンテナ展」に日蓮宗が出展している。「コンテナ展」はその名の通り、貨物用コンテナを再利用したスペース内にて各出展者が展示を行うもの。四方を壁で囲まれたブースを独占して活用できるため、映像を駆使したメディアアートやインスタレーションが多い印象がある。InstagramやTOYO TIRESの並びに日蓮宗が展示しているのはなかなか意表を突かれる光景だ。そして、日蓮宗はコンテナの中に「棺」を展示している。この棺は、仏教の「生老病死」という言葉を元にした展示の「終着点」。展示スタッフの呼び込みに誘われて棺の中に入ると、当然のことながら自分の身がすっぽりと入ってしまった。顔のところの小窓が開けられてスタッフと目が合うと、何とも言えず不思議な気分になったが、ともあれ、生きている時に棺に入る機会というのは大変珍しいことだろう。私以外にも多くの来場者が興味を示していた。ちなみに、生前に棺に入ったからといって寿命に影響はないそうだ。展示スタッフによれば、日蓮宗がTDWに出展するのは2度目で、6年ほど前にも一度展示を行った実績があるのだとか。この展示のねらいは「死から生をデザインする」ことだという。日頃意識しない「死」を想起することで、これまで、そしてこれからの生き方を再認識し、生き方を「デザイン」してほしいという意味が込められている。なお、棺の中に入るとちょっとした仕掛けが現れるが、それは行ってみて自身で確かめてみてほしい。TDWの会期は11月3日まで。
2015年10月26日Teradataユーザグループ主催の年次カンファレンス「TERADATA 2015 PARTNERS CONFERENCE & EXPO(以下、PARTNERS)」が、2015年10月18日~10月22日(現地時間)、米国カリフォルニア州アナハイムの「Anaheim Convention Center & Arena」にて開催されている。同カンファレンスでは昨年同様、初日となる18日から数多くのユーザーセッションが行われており、日本からも、みずほ銀行、りそな銀行、楽天トラベルといった企業が参加している。今年のテーマは、ビッグデータ活用の壁を突破していこうという意味が込められた「BREAKING BIG」。19日には基調講演が行われ、世界各国から集まっている4000人強の参加者がTeradataの新製品についての発表に耳を傾けた。米テラデータ・コーポレーション(テラデータ) CEO マイク・コーラー氏は基調講演冒頭で、「PARTNERSは今年で30周年となるが、カンファレンスの目的ははじめから一切変わってない。それは、どのようにしてデータから価値を得ていくか考えることだ」と同カンファレンスの趣旨を説明した後、同社の新たな3名のリーダーたちを紹介した。「ここ数年で、すべての会社にとってデータは”資産”であるとユーザーに理解してもらえたことで、BIツールや、革新的なテクノロジーが登場してきた。データが技術を変化させてきたといえる」と述べたのは、グローバル・データ分析部門担当の共同社長となったハーマン・ウィマー氏だ。同氏は、「2025年までに、IoTは世界市場の11%を占めるようになる」と、IoTの波が押し寄せてきていることを説明し、例としてタクシー配車アプリの「Uber」をあげた。ドライバーの写真や料金の表示、クレジットカードの利用や予約の自動化といったことが可能で、「タクシー業界、自動車業界を変える可能性がある。消費者の期待がUberを進化させている」(ウィマー氏)さらに、ウィマー氏は「IoTでは、データからどのような価値が得られるかということが重要だが、現状で分析できているのはすべてのデータのうち、わずか1%。今後はただのIoTではなく、”Analytics of Everything”を実施していく必要がある」とIoTにおけるデータ分析の重要性を強調。2020年までに500億のデバイスがネットワークに繋がるとされ、急速に市場が伸びてきているIoT分野だが、後に記述するとおり、テラデータとしても今後同分野に注力していく姿勢がうかがえる。続いて、ラボ プレジデントのオリバー・ラッツェンバーガー氏が登壇。ウィマー氏との対談を進めていく流れのなかで、Teradataの新製品を発表した。ラッツェンバーガー氏はまず、10月7日に発表されたAWS上でのデータウェアハウス提供を行うサービス「Teradata Database on AWS」について触れた。Teradata Database on AWSの最初のバージョンは、Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)インスタンス上で、AWSがサポートされている国・地域において、AWS Marketplaceより2016年第1四半期より提供される予定となっている。同サービスについてラッツェンバーガー氏は「テラデータとして、クラウドに対応していくことは重要だ」と説明している。次に、IoTを意識したサービス「Teradata Listener」および「Teradata Aster Analytics on Hadoop 」が発表された。Teradata Listenerは、IoTをはじめソーシャルメディアやWebのアクティビティといったデータをリアルタイムで分析可能な”データの声を聞く”ためのソフト。Teradata AsterやHadoop、Teradata Database、そのほかのプラットフォームで利用することができる。また、Teradata Aster Analytics on Hadoop はその名のとおり、AsterをHadoop上で利用できるようになったもの。「これでアナリティクスをスケールすることができるようになる」(ラッツェンバーガー氏)ラッツェンバーガー氏はそのほかに新たなDWHアプライアンス「Platforms 6800」 「Platforms 1800」などの発表も行い、「”Analytics of everything”に重要なのは、シンプルであること」としたうえで、複雑化するデータ分析にエコシステムを対応させていく方針を示した。もうひとりの共同社長 マーケティング・アプリケーション部門担当のボブ・フェア氏は、マーケティング分野での競争が激化してきている現状を、まるで「泥沼」であると表現。この「泥沼」から抜け出すためには、ニーズや行動に合わせ、個人として顧客を理解する「インディビジュアル・マーケティング」が重要になってきているとしたうえで、Teradata Database、AsterおよびHadoopという3つの並列処理プラットフォームを統合した「Teradata Unified Data Architecture(Teradata UDA)」において、インディビジュアル・マーケティングのために必要なマーケティングリソースマネジメントやオムニチャネルマーケティングなどの機能強化を行ったことを発表した。***以上のように、基調講演では多くの発表が行われた。DWHの老舗ベンダーというイメージの強いテラデータだが、「BREAKING BIG」という今年のテーマに沿うように、これまでのイメージを払拭しビッグデータ分析の新たな時代を切り開いていけるような戦略を打ち出してきたという印象だ。なお、同カンファレンスでは、金融、流通、製造、通信、運輸など各業界のTeradataユーザー企業による事例紹介セッションが多数行われている。各セッションの内容などについては、後日あらためてお伝えする予定。
2015年10月22日●アジア地区では東京・秋葉原が初めての開催○Synology 2016 - 企業ユーザーや個人ユーザーを交えたイベントに去る10月7日、台湾Synology社は、東京では初開催となるユーザーイベント「Synology 2016 TOKYO」を開催した。冒頭、日本の正規代理店となるアスクの武藤氏が「今回は通常の製品発表会ではなく懇親会のような形に」という経緯と、海外で年々規模を拡大しているこのイベントが東京かつアジア地区で初開催となり、新しい情報をいち早く届けられると挨拶した。続いてSynology社のMike Chen氏が、今回のイベントと会社の概要を紹介。Synologyは2000年、ソフトウェアソリューションプロバイダーとして創業したが、2004年にNASの会社へと路線を変えた。NASと監視機器の専業メーカーとして90カ国以上の出荷実績を持ち、総販売数は320万台以上になるという。特にヨーロッパ市場では、シェア32%とNo.1だ。Amazonのランキングでも、現在のベストセラー機種「DS215j」は日本、ドイツ、フランス、イギリスで高い評価を受けている。日本ではBCNアワードも受賞した。こうした状況と「昨年よりも3倍売れている」ということから、今回、東京での開催につながったようだ。○NAS OSの新バージョン「DSM 6.0」はBtrfsと仮想化をサポートSynologyのNAS製品が搭載しているNAS OS「DSM(Disk Station Manager)」に関しては、アスクの児島氏から詳細な説明があった。かなり詳しい内容だったので、ここでは概要をお伝えしたい。現在、SynologyのNASが搭載している基本ソフトはDSM 5.2だが、DSM 6.0の提供がアナウンスされた。まずは6カ月のβプログラムを実施し、正式公開は2016年4月以降となるという。そのDSM 6.0は、拡張プログラムを含め、すべて64bitアーキテクチャに変更された。これによって処理能力が向上したほか、新しいファイルシステム「Brtfs」をサポートし、共有フォルダのサイズ制限が大幅に緩和される(ただしBrtfsは、IntelのクアッドコアCPUを搭載したNAS製品のみサポート)。この大幅な見直しによって安定性も高まり、パッケージのモジュール化でアップグレードも容易となる。●強力なバックアップ機能、仮想化、アドオン○バックアップとスナップショットバックアップも強化され、差分保存で最大65,535バージョンのデータを効率的に保存。バックアップ先としても、ローカル以外にクラウドをサポートしている。さらに、低負荷のスナップショットが用意され、最短で5分間隔の実行。復旧時のRTO(目標復旧時間)が短くなる。スナップショットにレプリケーションを組み合わせると、リカバリサイトにスナップショットを送信することによって、フェイルオーバーによるディザスターリカバリが可能に。レプリケーション先はNASやクラウドストレージに対応する。○仮想化をサポートDSM6.0は、仮想化に2種類の方法で対応。1つは、最近Linuxで注目されている軽量なコンテナ技術「Docker」だ。マルチテナント環境を構築することで、ユーザー権限の管理を簡素化できる。また、仮想マシンを使用したVirtual DSMをサポート。例えば新バージョンのβテストを、本番環境に影響を与えることなくVirtual DSMで行える。システムに制限事項がなく、サービス停止を伴わないライブマイグレーションというメリットがある反面、高スペックCPUが必須となる。○魅力的なアドオン新しいアドオンとしては、Webメール「MailPlus」を紹介。自社内で手軽に使えるメールサーバーとなる。ロードバランス機能とActive-Active構造によって、高可用性に対応したメール環境を構築できるとした。さらに、複数人で同時に編集が行えるスプレッドシート、新しく加わった全文検索、多くの形式に対応したFile Stationドキュメントビュワー、非DSMユーザーからのファイルアップロードを受け付けるFile Stationリクエスト、多くの機種に対応したVideo Station 2.0などの紹介もあった。●新製品は4Kトランスコード対応も○ユーザー事例は「白霧島」の霧島ホールディングスユーザー事例として、宮崎の酒造メーカー、霧島ホールディングスの堀之内氏が登壇した。霧島ホールディングスでは、災害対策としてストレージの遠隔地保管を検討する一方、BCP(事業継続計画)対策として考えた場合、素早く復旧できるシステムの構築に不安を持っていたという。データセンターの担当者に相談したところ、Synologyを推奨されテストを行ったと、採用にいたった経緯を説明した。DR(ディザスターリカバリ)サイトには、本サイトと同じコストはかけられない。しかし、単に安価なだけでは実際の動作や保守メンテナンスに不安があり、将来の拡張性があるかどうかも選定基準となっていた。こうした霧島ホールディングスのニーズをSynology製品が満たし、ベンチマーク結果も良好ということで、RS814+を導入することになった。今後は単なるバックアップ利用だけでなく、DSM 6.0が持つ拡張機能を活用したいとのことだ。○新製品は4Kトランスコード対応機種もそして新製品の紹介も。エントリクラスの「DiskStation DS216se」、ビジネス向けのファイル管理に対応する「DiskStation DS416」、そして4KトランスコードとH.265(HEVC)のハードウェアエンコードを備える「DiskStation DS216play」だ。
2015年10月11日マツダは9日、東京ミッドタウンで16日から開催される「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2015」に出展し、『This is Mazda Design. CAR as ART』を開催すると発表した。今回展示されるのは、4月にイタリアで開催された「ミラノデザインウィーク2015」で好評を博した、トラックレーサー「Bike by KODO concept」とソファ「Sofa by KODO concept」。これらは、「CAR as ART(クルマはアート)」ととらえ、研ぎ澄まされた品格である「凛(りん)」、人の情念に訴えかける「艶(えん)」という日本の美意識に根ざした感性を大切にしている同社が、その表現を試みる過程で生まれたアートワーク。「Bike by KODO concept」は、自転車本来の美しさを追求し、「ロードスター」と同じくシンプルで艶やかなフレームは、同社の職人が1枚の鉄板からたたき出し丁寧に成形されている。「Sofa by KODO concept」は、同社のデザイナーとイタリアの家具職人の共同作業により生まれたアートワーク。マツダ車に共通する力強いスタンスを表現しながら、「CX-3」に特長的な研ぎ澄まされ凛とした造形をもつ。車両では、「CX-3 XD Touring L Package」と「ロードスター S Leather Package」を、今日のマツダデザインの到達点であり、日本のエレガンスを体現するクルマとして展示。CX-3には知的でクールな品格を、マツダの走りを象徴するロードスターには思わず手を触れたくなるような色気を表現。いずれも「凜」「艶」を表現しながら、深い奥行きのあるデザインに創り上げている。また、玉川堂作の鎚起銅器「魂銅器(こどうき)」や、金城一国斎作の卵殻彫漆箱「白糸(しらいと)」といった、マツダのデザインテーマ「魂動」に共感して創作された日本の伝統工芸も展示される。『This is Mazda Design. CAR as ART』は、10月16日~25日の期間に、東京ミッドタウン プラザ1F キャノピー・スクエア(東京都港区赤坂)にて開催。
2015年10月09日米マイクロソフトは9月22日(現地時間)、オフィスソフトの最新版「Office 2016」をリリースした。Windows 7以降で利用可能。Office 2016は、Windows 向け Office デスクトップ アプリ(Word、PowerPoint、Excel、Outlook、OneNote、Project、Visio、Access)の最新版から構成される。Office 365 サブスクリプションを購入すると、手元のデバイスにすべてのアプリをインストールすることができる。今回、共同作業を容易にするための機能が拡充されている。例えば、共同編集機能 がWord、PowerPoint、OneNoteで利用できるようになり、Word のリアルタイム入力機能では、他のユーザーの編集内容をその場で確認することが可能。そのほかの特徴として、「Office 365 グループのOutlook 2016 クライアントアプリへの統合」「Office 365 Planneの提供」などがある。Office 365 サブスクリプションを利用している場合、サブスクリプションの一部としてOffice 2016 アプリをダウンロードできる。自動更新は、個人向けおよび小規模企業向けのサブスクリプションのユーザーは来月より、商用ユーザーは来年の早い時期より展開される。日本市場における個人向けのOffice 2016 永続ライセンス版の提供開始日後日発表される。米国版の価格は、「Office Home & Student 2016」が149.99ドル、「Office Home & Business 2016」が229.99ドル、「Office Professional 2016」が399.99ドルとなっている。
2015年09月24日