H&Mデザインアワード2016をハナ・ジンキンスが受賞したことが、12月7日に発表された。同アワードは、世界16ヶ国で最も権威あるデザイン専門学校の学生や卒業生を対象に、12年よりスタートしたデザインアワード。今年は、ケイト・ボスワースやオリヴィエ・ルステン、ニック・ナイトなどの著名な審査員によって、40のデザインスクールから選抜された8名の最終候補者の中から、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート出身の24才のハナ・ジンキンスが優勝者に選ばれた。ハナ・ジンキンスは、生のデニムとシルクのインナーの裏地素材という難しい素材のバランスで構成されたコレクションを制作。オーバーサイズでありながら女性らしいシルエットを活かした、新しいファッションを提案した。ハナ・ジンキンスには優勝賞品として、1年間のH&Mによるメンターシップ、賞金5万ユーロ(約650万)に加え、受賞作品を16年秋にH&Mの世界中の店舗、及び公式オンラインサイトにて販売出来る機会が与えられた。なお、日本国内では限定店舗のみの取り扱いとなっている。
2015年12月12日ジャストシステムは12月3日、日本語ワープロソフト「一太郎2016」「一太郎2016 プレミアム」「一太郎2016 スーパープレミアム」と日本語入力システム「ATOK 2016」(ベーシック版・プレミアム版)を2016年2月5日から販売することを発表した。ジャストシステム 代表取締役社長の福良伴昭氏は、2016年版の両ラインアップについて「楽しみにしていただいているお客さまにきっと喜んでもらえるような出来栄えになっている」とコメントした。「一太郎2016」の強化テーマとしては、「新しい環境への対応」「表現力の強化」「文章の洗練、効率アップ」が挙げられた。「新しい環境への対応」については、高精細ディスプレイに対応したほか、「一太郎2016」で作成した文書を、スマートフォンやタブレットから閲覧できる新サービス「一太郎モバイルビューイング」が開始される。モバイルビューイング機能を使って専用サーバに一太郎文書を送信すると、「一太郎モバイルビューイング」アプリをインストールしたスマートフォンやタブレットで閲覧できるようになる。製品発売日にあわせて、公開される予定となっている。また、「Windows 10」への対応に加え、タブレットPC向けに指で操作しやすく、文書を読むことに集中できる「タブレットビューア」が搭載。2 in 1タブレットPCではキーボードを外してタブレットモードになると、「一太郎2016」が自動認識して「タブレットビューア」に切り替わるようになっている。「表現力の強化」については、一字ずつ文字のサイズや配置を自動でレイアウトし、おしゃれなタイトル文字が作成できる「モジグラフィ」機能と、人物や物の形にそって簡単に切り抜きが行える「写真の切り抜き」専用ツールが新搭載。「文章の洗練、効率アップ」については、「Just Right!5 Pro」の校正エンジンを搭載したことにより、誤字脱字や同音語誤りなどの指摘精度が向上しているという。「一太郎2016 プレミアム」では、統合グラフィックソフト「花子2016」、読み上げソフト「詠太6」に加え、2年ぶりのバージョンアップとなるインターネットメールソフト「Shuriken 2016」、高品位書体「モトヤフォント」、30万語の語彙数を収録する「精選版日本国語大辞典」が搭載。「一太郎2016 スーパープレミアム」では、240年以上の歴史を持つ「ブリタニカ国際大百科事典」と、一太郎開発者が一押しの機能を紹介するガイドブックが提供される。「ATOK 2016」の強化テーマとしては、「意図をくみ取る」「知りたいに応える」「健康をサポート」が挙げられた。「意図をくみ取る」については、ほかの文書や同一文書内を参照しながら文字入力をする際、参照している間のみ、自動的にその文書内のことばやフレーズを優先して変換候補や推測候補として提示する「ATOKインサイト」が新搭載。「一太郎2016」「Shuriken 2016」に加え、Microsoft Word、Excel、Outlook、SNSやホームページといったブラウザを参照先文書として本機能が利用できる。母音の押しそこねやホームポジションからずれて入力した場合などでも、適切な訂正候補を提示し、入力支援を行う「ATOKタイプコレクト」も新搭載。同社調べでは、前バージョン比で約2倍の入力補正を実現しているという。例えば、「ありがとう(arigatou)」とタイピングする際に指が右にずれてしまうと「sとhsyぴ(stohsypi)」となってしまうが、このような場合でも「ありがとう」が類推されるようになっている。「知りたいに応える」については、従来は入力・変換中のことばに対してATOK連携電子辞典での検索が可能だったところを、新搭載の「ATOKイミクル」により、確定後のことばやホームページなど閲覧文書内のことばに対しても辞典検索が行えるようになった。調べたいことばを範囲指定し、「Ctrl」キーを2回押すだけで、辞典検索した結果が表示される。「健康をサポート」については、「リフレッシュナビ」が新搭載。この機能は、「ATOK」が連続入力時間や入力文字数、入力ミス回数などから疲労度合いを測定し、休憩が必要と判断したときに、画面隅にポップアップ表示をして休憩のタイミングが知らされる。判定された疲労度合いによって、異なるメッセージが表示される。疲労を判定する指標には、"指の移動距離"といった遊び心も垣間見える。価格は、「一太郎2016」が2万円、「一太郎2016 プレミアム」が2万5000円、「一太郎2016 スーパープレミアム」が3万8000円。「花子2016」が9800円。「Shuriken 2016」が4800円。「ATOK 2016 for Windows [ベーシック]」が8000円、「ATOK 2016 for Windows [プレミアム]」が1万2000円。いずれも税別。なお、ジャストシステム直営ECサイトでは、すでに予約受付中だ。
2015年12月04日●今度の一太郎はどうだ?既報のとおりジャストシステムは12月3日、2016年2月5日から発売する「一太郎 2016」および「ATOK 2016」に関する発表会を開催した。自社のオンラインショップ「Just MyShop」では、12月3日から各製品やWindowsタブレットをセットにした商品の予約を開始する。ジャストシステム 代表取締役社長の福良伴昭氏は、「これからも一太郎やATOKを使い続けて頂きたい、という気持ちで社員一体となって取り組んできた」と語った。ここでは発表会の様子や各製品の注目ポイントを紹介する。○文書活用の場を広げる「一太郎 2016」前バージョンで30周年を迎えた一太郎とATOKだが、その次にあたる「一太郎 2016」および「ATOK 2016」の開発にはさまざまな思いがあっただろう。一太郎シリーズの開発責任者であるジャストシステム CPL事業部開発部の吉住康弘氏は、「『一太郎がなかったら仕事にならない』という声も多数寄せられている。この声に応え続けることが我々の使命だ」と、新バージョンの開発姿勢を振り返る。一太郎 2016の新ポイントは、「新しい環境への対応」「表現力の強化」「文章の洗練、効率アップ」にまとめられる。「新しい環境への対応」に含まれる新機能では、高DPIへの対応、スマートフォン用アプリケーション「一太郎モバイルビューイング」、「タブレットビューア」が重要だ。最近は4Kディスプレイも手が届く価格帯となり、既に導入している方も少なくないだろう。前バージョンの一太郎 2015もある程度は高DPIに対応していたが、一太郎 2016はさらに幅を広げて、アイコンや文字サイズなど各所が適切なサイズで表示されるようになった。大画面で一太郎シリーズを使ってきたユーザーには朗報といえよう。「タブレットビューア」は、一太郎 2016をインストールした2-in-1 PCで、ビューア機能を提供するというものである。吉住氏の説明によればタブレットビューアへの切り替えは、Windows 10が供えるContinuumから情報を受け取り、モード変更を実行しているという。「一太郎モバイルビューイング」は、一太郎 2016で作成した文書ファイルを専用サーバーにアップロードし、iOS用/Android用アプリケーションを導入したスマートフォンで閲覧するというもの。編集機能は持たせないのか、という質問に対して吉住氏は「閲覧機能を欲する要望が多かった。あくまでも編集作業はPCが主体と考えている」と回答した。「表現力の強化」では、一字ずつの文字サイズや配置を自動レイアウトできる「モジグラフィ」や、写真切り抜き機能を披露。前者は、さまざまなレイアウトをテンプレートとして用意し(100個)、好みに応じたタイトルを作成するという新機能だ。テンプレートから作成した後も、文字のサイズや配色、位置なども自由に変更できる。後者は一太郎 2016上で写真の切り抜きを可能にする新機能。4種類の切り抜きツール写真を切り抜き、文書に絵図を挿入したいとき便利に使えそうだ。「文章の洗練、効率アップ」では、同社がリリースしている校正ソフト「Just Right! 5 Pro」のエンジンを一太郎 2016に搭載し、これまで以上に適切な文章校正を可能にしたと説明する。「と」や「を」など、助詞の誤用を正しく検出し、文章のクオリティアップにつながることを強調。「まとめて改行削除」は他のアプリケーションから一太郎 2016に文章をコピー&ペーストする際の改行を、あらかじめ指定した条件で削除する機能だ。例えば、「句読点の後の改行は残す」「空行は2行以上ある場合削除する」といった指定が行える。そのほか、EPUB編集ツールパレットの追加や表紙ギャラリー、新聞やスポーツ紙のようなレイアウトを使用できる「らくらく新聞テンプレート」、新聞などで使われている「モトヤUP新聞明朝 Otf W2」と「モトヤUP新聞ゴシック Otf W3」の2書体を付属といった点が挙げられる。また、新聞らしさを引き立てる「新聞タイトル背景」も30種類のテンプレートを用意した。「一太郎 2016 プレミアム」「一太郎 2016 スーパープレミアム」では、「モトヤJ04明朝N2」「モトヤJ04明朝N5」「モトヤJ04ゴシックN2」「モトヤJ04ゴシックN5」「モトヤJ04アポロN3」「モトヤJ04アポロN5」「モトヤJ04マルベリN2」「モトヤJ04シーダN3」という、5ファミリー8書体を搭載(すべてTrueTypeフォント)。音声読み上げソフト「詠太6」はこれまでの日本語音声エンジン3タイプに加えて、英語音声エンジン「JULIE」を搭載し、日本語と英語が混じった文書ではエンジンを切り替えて読み上げる。そのほかにも「花子2016」「Shuriken 2016」「ブリタニカ国際大百科事典 小項目版 2016」を収録し、さらに個人契約できない「ブリタニカ・オンライン・ジャパン」利用権3年分も付属する。各エディションの相違点は下図を参照して欲しい。吉住氏は一太郎 2016のアピールポイントとして「Windows 10など現在の最新IT環境に対応した点だが、これまでの一太郎ユーザーに愛されるように設計した」と語る。●今度のATOKはどうだ?○文字入力や理解支援を強化した「ATOK 2016」「SNSなど文章を入力する場面が増えている」と語るジャストシステム CPL事業部開発部の下岡美由紀氏は、「ATOK 2016」の新機能について「意図をくみ取る」「知りたいに応える」「健康をサポート」の3つに区分した。「意図をくみ取る」では、他の文書や同一文書内を参照しながら、文字入力時に単語やフレーズを優先して変換候補(推測候補)として提示する「ATOKインサイト」を披露。例えば、WebブラウザーでSNSを楽しんでいる場合、Webブラウザーのタブ内で使われている文字列を取得して、変換候補などに用いる。ATOKインサイトは、Webブラウザー、Word、Excel、一太郎 2016に対応。参照先のアプリケーションが存在しない場合は、変換候補などに用いた単語やフレーズはすべて破棄される。気になるのはバックグラウンドで複数のアプリケーションが動作している場合だ。筆者はまだATOKインサイトを試していないが、下岡氏はパフォーマンスダウンを避けるため、「(ATOK 2016を導入したPCの)CPUが8コアの場合は3つのウィンドウまで参照し、4コアの場合は2つ、2コアなら1つと自動的に切り替わる」と説明していた。「タイピングをくみ取る」では、母音の押し間違いやキーボードに対するホームポジションからずれて入力した場合でも、適切な訂正候補を提示する「ATOKタイプコレクト」を示した。両手以外にも片手だけがホームポジションからずれた場合にも対応する。また、「ぢ/じ」といった入力の誤りも、固有名詞に変換可能にする機能も搭載した。どの程度の修正能力を備えるかは、発表会の説明だけではお伝えしにくいが、"日本語を入力する"というIMEが持つ本来の意味では興味深い新機能だ。「知りたいに応える」では、電子辞典の活用範囲の幅を大きく広げた。以前のATOKでも入力および変換中に電子辞典の検索は可能だが、新機能「ATOKイミクル」は、確定後の単語やWebページ上の単語に対する辞書検索を可能にした。入力中の電子辞書参照は「End」キーだが、新機能を使う場合は「Ctrl」キーを2回押す。そこで重要になるのは電子辞典/辞書。「ATOK 2016プレミアム」には、30万語を収録する「精選版日本国語大辞典 for ATOK」と、8年ぶりの改訂となるジーニアス英和辞典 第5版およびジーニアス和英辞典 第3版をベースにした「ジーニアス英和辞典/和英辞典 for ATOK」を収録。なお、「広辞苑 第6版 for ATOK」や「角川類語新辞典 for ATOK」など、一連の電子辞典を使用するには、「オールインワン辞書・辞典パック 2016 for ATOK」が必要だ。IMEとまったく関係がないように見えるキーワード「健康をサポート」だが、キーボード入力時の疲労を軽減するというコンセプトでいくつかの改善や新機能が加わっている。1つめは、入力時の眼精疲労を軽減するため、候補ウィンドウや辞典ウィンドウのデザインを刷新。各ウィンドウは行間など見た目を調整し、変換候補や電子辞典参照時もディスプレイサイズに応じて、表示サイズを100パーセントから400パーセントまでの8段階調整まで調整可能にしている。筆者が確認した限りだが、使用ベータ版ではメニューのテキスト項目などは高DPIに対応しているものの、アイコンサイズの変化は確認できなかった。下岡氏は「高DPIに対応する」と説明していため、製品版では改善されるはずだ。もう一方の健康サポートは、入力文字数や使用時間に応じて疲労度具合を測定し、休憩をうながす「リフレッシュナビ」機能である。こちらはベータ版に収録されていないものの、入力文字数やミス回数などをカウントして独自の疲労判定を行い、休憩をうながすというものだ。会場に詰めかけた記者からは笑いが漏れる部分もあったが、個人的には一度試してみたい機能である。Q&Aセッションでは他の記者から、「ここ数年のATOKは、日本語そのものに対する向上が見受けられない」という質問が上がると下岡氏は、「日本語入力エンジンの改善に取り組んでいる。学習を重ねたユーザー辞書と真新しい辞書でも、同様のUX(ユーザー経験)を提供したい。そのため誤変換を減らすための学習取り消し機能や、文節区切り誤りの削減といったチューニングを本バージョンでは行っている」と回答した。阿久津良和(Cactus)
2015年12月03日ロングセラー児童小説を実写映画化し、全世界で大ヒットを記録した『パディントン』が、第20回英国アカデミーチルドレンアワード長編映画部門を受賞したことがこのほど明らかとなった。イギリス・ロンドン。真っ赤な帽子を被った小さな紳士が、家を探しにはるばるペルーからやってきた。丁寧な言葉遣いで道行く人に話しかける彼だったが、なぜか誰からも相手にしてもらえない。それは…彼が“クマ”だから。やっと出会った親切なブラウンさん一家に“パディントン”と名づけられ、屋根裏に泊めてもらうことになる。そうして始まった初めての都会暮らしはドタバタの連続!果たしてパディントンは無事に家を見つけることができるのか?11月22日(現地時間)、第20回英国アカデミーチルドレンアワードの授賞式がロンドンにて開催。『ベイマックス』『インサイド・ヘッド』『ひつじのショーン』といった、世界的大ヒットを記録した子どもから大人まで愛される作品がノミネートされる中、本作の長編映画部門の受賞が決定した。受賞式のスピーチでは、ポール・キング監督は「このような素晴らしい競合作品の中で受賞できたことは素晴らしいし、とても光栄です。PIXAR作品を抑えて受賞するというのは驚いているけど、とても嬉しいです。妻にも感謝したいです。私たちは『パディントン』の最初のミーティングをした週に初めてデートをして、映画が公開になる前には2度目の結婚記念日を迎えていました。つまりとても長い道のりでしたがその価値がありました」と幸福感いっぱいに語った。製作総指揮のひとりであるロージー・アリソンは「この映画製作には、10年間という長い年月がかかった。しかし、この映画の成功は、ここにいる素晴らしい、監督で脚本家のポールと一緒に作れたことだと思う」とコメント。数ある傑作アニメーションの中から受賞を勝ち取った本作の公開を楽しみに待ちたい。『パディントン』は、2016年1月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月26日第20回英国アカデミーチルドレンアワードの授賞式が現地時間22日、イギリスのロンドンで開催され、映画『パディントン』(2016年1月15日公開)が長編映画部門に輝いた。同部門には、『ベイマックス』『インサイド・ヘッド』『ひつじのショーン』もノミネート。それらを抑えて、ロングセラー児童小説の実写映画『パディントン』が受賞した。受賞式のスピーチで、ポール・キング監督は「このような素晴らしい競合作品の中で受賞できたことは素晴らしいし、とても光栄です。PIXAR作品を抑えて受賞するというのは驚いているけど、とてもうれしいです」と喜びを爆発させ、「妻にも感謝したいです。私たちはパディントンの最初のミーティングをした週に初めてデートをして、映画が公開になる前には2度目の結婚記念日を迎えていました。つまりとても長い道のりでしたがその価値がありました」とコメント。製作総指揮のひとりであるロージー・アリソンも「この映画製作には、10年間という長い年月がかかった。しかし、この映画の成功は、ここにいる素晴らしい、監督で脚本家のポールと一緒に作れたことだと思う」と喜びを伝えた。本作は、ペルーのジャングルからロンドンのパディントン駅にやってきた紳士なクマの物語。ブラウン一家と出会い、"パディントン"と名付けられ、共に暮らすようになってから一家に巻き起こる冒険を描く。(C) 2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington Bear, Paddington AND PB are trademarks of Paddington and Company Limited
2015年11月26日第25回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワードのノミネーションが発表された。その他の情報最多ノミネーションを受けたのは、ベルリン映画祭で高い評価を得たマリエル・ヘラー監督の『The Diary of Teenage Girl』(4部門)。続いて、カンヌ映画祭でプレミアされたトッド・ハインズ監督の『キャロル』と、全編iPhoneで撮影したショーン・ベイカー監督の『Tangerine』が3部門で候補入りした。作品部門では、この3作品のほかに、トロント映画祭などで絶賛されたトム・マッカーシー監督の『Spotlight』と『Heaven Knows What』が候補入りしている。男優部門の候補は、クリストファー・アボット(『James White』)、ケビン・コリガン(『Result』)、ポール・ダノ(『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』)、ピーター・サースガード(『Experimenter』)、マイケル・シャノン(『99 Homes』)。女優部門の候補は、ケイト・ブランシェット(『キャロル』)、ブライス・ダンナー(『I’ll See You in My Dreams』)、ブリー・ラーソン(『Room』)、ベル・ポーリー(『The Diary of Teenage Girl』)、リリー・トムリン(『Grandma』)、クリステン・ウィグ(『Welcome to Me』)。また、今年、ノミネーション委員会は、『Spotlight』のキャストに、特別にアンサンブル賞を与えている。授賞式は11月30日に行われる。文:猿渡由紀
2015年10月23日映画『サウンド・オブ・ミュージック』の公開は1965年。つまり今年は制作・公開50周年であり、物語の舞台であり撮影地のオーストリア・ザルツブルクでは記念式典として10月17日、ガラ・コンサートが開催された。○あの子役たちも立派な大人にエプロンをつけた金髪ショートカットの女性が丘をかけあがり、大自然の中を美しい声でのびのびと歌う映画。それだけ聞いてもすぐに『サウンド・オブ・ミュージック』と分かる人も多いだろう。「え、知らない」という人でも、「ドレミの歌」ならおなじみなのではないか。これはミュージカル仕立ての映画『サウンド・オブ・ミュージック』の中で歌われる、同作の代表的な曲といっていい。公開以来、世界的なメガヒットを成し遂げたクラシックムービーである。50周年を祝うコンサートには、1,340人の観光客と世界12カ国から集められた50人にものぼる各種メディアの数々。ファンで埋め尽くされた会場の祝祭大劇場は、最後には舞台俳優と観客の大合唱となり興奮と感動に包まれた。また、会場には50年前の当時は子役であった長男フリードリッヒ役のニコラス・ハモンド、次女ルイーズ役のヘザー・メンジーズ、次男クルト役のデュアン・チェイス、そして四女マルタ役のデビ―・ターナーのほか、実際のトラップ家(映画の主人公)の末裔たちが駆けつけ、さらに盛り上がる。撮影秘話なども披露され、ファンにとっては忘れられない一夜となった。(C)2015 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2015年10月20日面白法人カヤックとバーグハンバーグバーグは、広告やコンテンツの中でチャレンジングな企画を実現した勇気をたたえる賞「突破クリエイティブアワード」を開催する。エントリー期間は11月12日まで。このアワードは、Webを中心にコンテンツを発信する両社が、世の中の多くの人に受け入れられつつも、冒険的でとがったコンテンツがこれからもどんどん増えていくように、という想いから立ち上げたもの。クライアントや上司、ひいては世間の「壁」を突破した、挑戦的なコンテンツを表彰する。審査対象は「突破エピソード」がある、2014年11月13日~2015年11月12日の期間に実施・開始されたものとなっており、広告企画だけでなくテレビ番組や条例など種別を問わない。審査基準は、「クライアントからの承認、上司の説得、炎上リスク、法律による規制など、さまざまな困難が予想でき、それらを突破できているか?」、そして「アイデア、クリエイティブで突き抜けているか?」という2点となる。審査委員の顔ぶれは、「ミゲルの消臭力CM」等を手がけた鹿毛康司氏(エステー株式会社 執行役)、漫画「進撃の巨人」を担当する川窪慎太郎氏(週刊少年マガジン編集部)、バラエティ番組「電波少年」を生んだ土屋敏男氏(日本テレビ放送網 編成局 ゼネラルプロデューサー)など、Web業界外からの審査員に加え、シモダテツヤ氏(バーグハンバーグバーグ 代表取締役)、柳澤大輔氏(面白法人カヤック 代表取締役CEO)となっている。なお、11月19日にはノミネート作の発表、12月3日に授賞式・結果発表を予定。授賞式は一般観覧が可能となっている。詳細は同アワードのWebページにて。
2015年10月16日デジタルを活用して実施されたマーケティングコミュニケーションを対象に、アイデアや成果、技術力などを評価するコードアワード。2002年に「モバイル広告大賞」として創設され、2014年に「コードアワード」として刷新。グランプリやキャンペーン、イノベーションなど全6種の賞で構成されており、2015年で2度目の開催となる。いずれの受賞作もデジタル領域で注目を集める作品ばかりだったが、本稿では今年、ベストキャンペーン賞を受賞した寺田倉庫の「minikuLOVE ~元カレBOX・元カノBOX~ (以下、minikuLOVE)」にフォーカスしたい。同キャンペーンは、同社が提供するサービス「minikura(ミニクラ)」の認知度拡大とパートナー企業集めという、BtoC/BtoB両面での課題を解決するために展開された。minikuraがリリースされたのは2012年、「Web上に自分の倉庫を保有できるサービス」としてスタートした。ダンボールにモノを詰めて送るだけで、月額250円~と安価で保管できる"明朗会計"が売りの一つだ。さらに、同社では届いた箱を開封し、中身を一点ずつ撮影する。これによりユーザーは、マイページ上で「何を箱に入れて送り、何を保管しているのか」をいつでも確認できる仕組みだ。「箱で管理するのではなく、モノで管理する方法です」と話すのは、minikuraグループ minikuraチームリーダーの柴田可那子氏。同サービスは、モノを一つずつ取り出し、洋服ならクリーニングに出したり、VHSテープならDVD化したりするなど、オプションを利用することもできる。2013年にはヤフオクと提携し、箱に入れたモノを出品できるサービスも始まり、好評を博す。先進的なサービスではあるが、プロモーションに悪銭苦闘した時期もあったminikura。しかし、2014年4月にminikuLOVEの施策を実施後、売上が130%増、異業種の企業からの問い合わせが50件超となった。その勝因は何だったのか。過去の取り組みも交えて詳しく話を聞いた。○minikura × ◯◯で企業/顧客獲得を目指す柴田氏 : 2012年9月にminikuraを公開した際は、常に改善を行いながらベータ版として運用していました。本格的にプロモーションを開始したのは、2013年1月からです。最初はどんな層に受け入れられるのかわからず、雑誌やWeb、交通広告など、あらゆる手法に手を出しました。TVCMに限ってはコストが高いので、情報番組からお話をいただく機会があれば協力していました。何らかの施策を打てば確かに効果はありましたが、私たちには「100万箱を集める」という目標があり、もう少しスケールしたいなとは思っていました。――― 今までの施策から転換するに至ったキッカケは何でしたか?忘れもしない2013年のコミックマーケットです。minikuraの特徴と、たくさんのモノを収集するオタクやコレクターの方は親和性があるのではないかと思い、プロモーションを行いました。でも結果は散々……。「minikuraって何?」「どんなサービス?」というような反応が多く、あまりコンバージョンしなかったんです。同人誌やフィギュア愛好家に対し、私たちが直接訴えても反応が薄い。それならフィギュアを販売する企業やサービスにminikuraを推してもらおうと、大きく方向転換しました。minikuraのAPIを開発し使っていただくことで、各企業にオリジナルの預かりサービスを提供してもらえば、その企業の商品を買う人たちも使ってくれるだけでなく、取扱い箱・モノの数も拡大していけると考えたのです。その一例として2013年11月、アニメイトと連携し「アニメイトコレクション」という同人誌の入る箱を開発しました。かなり話題になり、Twitterでも拡散され、サーバーが落ちてしまったことも。その後、30~40代男性をターゲットにしたバンダイのフィギュアレーベル「魂ネイションズ」のフィギュア専用のお預かりサービス「魂ガレージ」の開発に着手しました。同サービスを2014年5月にローンチしたことを皮切りに、minikura×アニメグッズ、minikura×フィギュア……のように、minikura × ◯◯を増やしていくことが、箱もユーザーもモノも集まることが実感としてわかってきたんです。そんななか、minikura×◯◯でプロモーションを仕掛けて、APIを使ってくれる会社を集めるべく、2013年冬に構想し始めたたのがminikuLOVEでした。○多くの人の共感を呼ぶテーマ。だから"失恋"をチョイス――― テーマ(◯◯)を「LOVE(恋愛)」の中でも失恋に据えたのはなぜですか?前提として、minikura×◯◯に人の共感を生む要素を入れたいなと思っていました。恋愛は大抵の人が経験したことのあるものですよね。とくに失恋となると淡い思い出で、実に長い間覚えているものですから、共感が生まれるのではないかと。制作に携わってくださったオリコムさん、クリエイティブオリコムさんを含めたメンバーと雑談をしていたときに、「元カレBOX・元カノBOXなんてどう?」と話がトントン拍子に進んでいったんです。――― やや攻めのプロモーションだと思いますが、社内への説明・説得は難しくなかったですか?センセーショナルな企画でしたので意見が割れましたね。メンバーを説得し、巻き込むのには苦労しました。ただ、私も上司もこれくらい振り切ったプロモーションに挑戦しない限り、minikuraはもちろん、minikuraのAPIも広く認知されるようにはならない、と強気で訴えたのを覚えています。実は、minikura自体も、足掛け5年ほど構想期間がありました。最初は「どうして送られてきた箱を開けて、モノを一つずつ撮影する必要があるのか」「箱を開封することにリスクはないのか」といった反対の声も一部では上がったんです。でも、箱を開けないと次のステージに進めないし、次の展開が広がっていかない、と周囲を説得する上司がいたからこそ、サービスとして産声を上げることができました。それに、実際に一つひとつのモノを撮影することで、ヤフオクやアニメグッズ、フィギュアなど、さまざまな業種とのコラボにつながりました。そんな土壌も少しずつできつつあったので、きちんと理解してもらえれば、今までにない取り組みもなんとか進めていける環境やチームだった、という感じですね。○「minikuraとコラボすれば課題を解決できそう」と思われたい――― 制作時の裏話や苦労話など教えていただけますか?実は、お蔵入りしたアイディアがあります。最初は、その第一案にするつもりでした。「失恋の思い出に浸りましょう」みたいな、ふわっとしたイメージのクリエイティブで。上司からのフィードバックで「ちょっとつまらないね」と言われ、ボツになりました。その後出した第二案のクリエイティブが、実際にローンチしたもので、恋愛残留物処理班「LOVE DANGERS」という謎の組織を打ち出した、かなり振り切った内容のものです。制作会社のカヤックさんには、サイトのクリエイティブやワイヤーを引き直してもらい、ご苦労をかけたと思います。リリース前の週末は皆でほぼ徹夜で最終テストをしながら、公開日を遅らせるか否か、ギリギリまで検討していました。社内からは10人程度、協力会社数社と共に、受発注の垣根なく皆で乗り切り、予定通り無事ローンチすることができました。――― 構想から半年。満を持してローンチした施策が、200を超える媒体に取り上げられましたね正直なところ……あそこまでバズるとはまったく予想していませんでした。ちょうどドラマ「失恋ショコラティエ (フジテレビ系)」が放送中でしたし、ブランディアさんが「失恋BOX」をリリースしたタイミングだったこともあり、一緒にテレビ取材を受けたり、Webで特集してもらったりと運も良かったと思います。また、「minikuraと組んだら〇〇ができる」「minikuraとなら△△の課題を解決できる」と企業やユーザーに伝われば良いなと思い、インパクトのあるオプションを意識的に用意しました。元恋人からのラブレターを元恋人に似た声の声優が読み上げたり、思い出の品を360度舐め回すように閲覧できたりと、エッジを効かせることには徹底的にこだわりましたね。とはいえ、いくら尖った内容でも、バーチャルなサービスだと意味がありません。実在するサービスであることがポイントだったと思います。実際に使えるサービスとしてリリースしたことも、拡散に成功した要因の一つだと思います。Twitterでも「本当に届いた!」とツイートされたこともあります(笑)。たくさん露出した結果、minikuraのサイト訪問数はひと月2~3万セッションだったのが、20万セッションになるなど、桁違いに上がりました。コンバージョンも2~3倍に伸びました。minikuraや寺田倉庫といったキーワードで検索してくれる方も増え、手応えを感じましたね。――― 最後に。プロモーションでBtoC/BtoB 双方に対する課題を解決するため、意識すべきことを教えてください「これはB向け」「あれはC向け」など、BとCを分けたり、過度に意識したりしないことでしょうか。BもCの要素を持っているんですよ。というのも、企業の企画担当者も、当然消費者目線を持っていて「これ面白い!」と感じるわけです。ヤフオク!と提携できたのも、弊社の交通広告を目にしたヤフーの担当者さんが「一緒に何か取り組みができないか」と持ちかけてくださったからです。C向けに刺さるコンテンツを発信すれば、Bも見てくれるんです。「Cの心をつかむように」という戦略は正しかったと思っています。
2015年10月07日現在、コミックブレイドにて『あまんちゅ!』を連載中の天野こずえが描いた未来形ヒーリングコミック『ARIA』。その完全新作アニメーションとして制作された『ARIA The AVVENIRE』の初日舞台挨拶が、2015年9月26日、新宿ピカデリーにて行われた。初日舞台挨拶には、灯里役の葉月絵理乃、藍華役の斎藤千和、アリス役の広橋涼、アリシア役の大原さやか、アリア社長役の西村ちなみ、晃役の皆川純子、そして、佐藤順一監督が登壇。2007年に開催された『ARIA The OVA ~ARIETTA~』の発売記念イベント以来、約8年振りにARIAキャストが勢ぞろいした。イベントでは、長い月日この作品に関わってこれたことに対する想いが各キャスト・監督より語られた。ここでは登壇者によって語られたメッセージを紹介しよう。■葉月絵理乃(水無灯里役)灯里のプリマの成長部分をこんなにも描かれているとは思わなかったので、台本を受け取った時は、嬉しいと同時にどう先輩としての灯里を表現すればいいのか気になっていました。でもいざ始まってみると皆がいてくれて、すぐネオ・ヴェネツィアの空気になって、無理に大人っぽくするのではなく、自然と成長した姿を演じられたかなと思います。10年前にスタートしてこんなに長く続くとは思わなかったです。また再会出来たのはファンの皆さんが愛してくれて繋げてくれたおかげですので、この先もずっとARIAを大事にしてくださると嬉しく思います。■斎藤千和(藍華役)今作では後輩ができましたが、ARIAの世界では先輩との関係性が完璧でしたので、最初はどうなるのかと思いました。ですが、後輩ができても何の違和感もなく、不思議な感覚でした。今日は舞台挨拶に劇場に訪れてスクリーンに入った瞬間、アフレコ現場と同じように不思議なくらい居心地が良くて、ARIAの空気はここにもあるのだなと感じました。大好きなモノがいっぱい詰まった作品ですので、また会いに来てください。いつでも劇場で待っていますので、また是非AIRAの世界でお会い致しましょう。■広橋涼(アリス役)本編で初めてアーニャという後輩ちゃんが出来ましたのが、アテナさんがいて、アリスがいて、アーニャがいてオレンジプラネットの流れを、アーニャ役の茅野愛衣さんも上手く表現してくれ、こうやって受け継がれていくのだなと思いました。ARIAの仲間は、私含めよく泣きます。お客さんも同じ気持ちなのかなと思いますし、こうしてたくさんの人が同じ場所で、同じ感覚を共有できるのは凄く不思議で、凄い奇跡だし、幸せに感じます。今作に関われて素晴らしい先輩や後輩と出会えて、観てくださる方がいる限り作品は残っていくので、何度でも楽しんで味わって頂ければと思います。■大原さやか(アリシア役)ARIAの収録では通常テスト時に音楽を流して、ARIAの空気を感じて臨むのですが、今回は(音楽を聴くと皆泣いてしますからという理由で)流されず。楽しみにしたので、「監督にいけずされた」と言いたいです(笑)。グランマの台詞はすごく好きで、「叶わなかった願いの種は胸の中に潜んで希望の光を放ち続けている」というのは、スタッフやキャスト含め、待っていてくださったファンの方にもすごくシンクロするなと思いました。そして、その後の台詞で「叶わないと思っていた願いも姿・形を変えてひょっこり顔を出すこともあるから、それが楽しみよね」というのも今回の作品につながっているので、本当に奇跡だと感じております。本日はミラクル記念日だと思っております。■西村ちなみ(アリア社長役)アフレコは嬉しい気持ちがいっぱいで、1日で録り終えるのがもったいないと感じていました。スタジオ現場では灯里の第一声の声でやさしい気持ちに包まれ、みんなの声を聴くと昔に戻れました。初日を迎えるのは大変喜ばしいことですが、少し淋しい気持ちもあります。最後のグランマの願いの種のエピソードにありますように、ARIAを愛してくださいましたみなさんひとりひとりの想いの種が7年という長い時間、愛情を掛けて、花が咲いたのだと思います。ARIAを愛する気持ちは本当にみなさまと変わらないし、月日が流れてもずーと待ってくれた皆さんが愛おしくてたまりません。一緒にこの日を迎えられて幸せです。みなさんの心の中にいつまでもARIAがいてくれたら嬉しく思います。■皆川純子(晃役)アフレコに向けて気を付けた点は、泣かないことです。家でリハーサルをする際も、泣いて泣いて一回もうまく出来なかったので、本番では大丈夫だろうと臨んだのですが、スタジオに入った時点で泣いてしまいました。今日もパンフレットを見たら泣いてしまうとのことで、周囲からパンフを見るのを止められました(笑)。みなさんARIAと出会ってくれて、愛してくれてありがとう。また素敵な奇跡が起きたらみんなに会えるんじゃないかなと思っております。その時までみなさんお元気で。またお会い致しましょう。■佐藤順一監督今回ARIAの世界の音楽を5.1chにリミックスしたのですが、世に出ていない歌を本編に生かすことができたことが、キセキだと思います。この作品を私にオファー頂いて今改めて感謝の気持ちでいっぱいでいます。そして今作を愛してくれて、大事にしてくれたファンの皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。本当にキセキのようなこの機会をめいっぱい楽しんで、しばらくの間このネオ・ヴェネツィアの世界を楽しみましょう。『ARIA The AVVENIRE』は、新宿ピカデリーほかにて公開中。公開館の詳細については公式サイトなどをチェックしてほしい。
2015年09月26日第37回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)PFFアワード2015の表彰式が9月24日に、東京都国立近代美術館フィルムセンターで行われ、21歳(応募時)の杉本大地監督が手がけた『あるみち』がグランプリを受賞した。PFFアワード2015入選作品はこちら主人公の杉本大地を監督本人が演じるほか、実際の友人や母親も出演する本作は、監督自身の体験を再現し、浪人時代を経て大学に入学してからの日々を描く。杉本監督は「自分の物語として撮らせてもらった。意識したのは、どんなエモーションがあるものを撮れるかということ。内にある爆発、現場の空気や匂いが撮れないかと考えていたので、それをくみ取っていただき、とても嬉しいです」と受賞の喜びを語った。中山剛平監督の『したさきのさき』は、一般審査員による映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)をはじめ、ジェムストーン賞(日活賞)、エンタテインメント賞(ホリプロ賞)の3冠に輝いた。片思いの相手に対し、常軌を逸した妄想を膨らませる異色青春映画で、中山監督は「中学時代のドキドキした実体験を、スクリーンで見ればきっとドキドキするんじゃないかと思い作った作品。自分が見たことない映像を見てみたいという思いもあった」と感激していた。表彰式には最終審査員を務めた奥田瑛二(俳優・映画監督)、阿部和重(小説家)、熊切和嘉(映画監督)、西村義明(プロデューサー)が出席。グランプリを受賞した『あるみち』について、阿部氏は「杉本さんにしか撮れないものが、画面から伝わり、現場で映画が作られている感覚があった」、熊切監督は「鮮度の高さがズバ抜けていた」と評していた。映画の新しい才能の発見と育成をテーマに1977年からスタートし、今年で37回目を迎えるPFF(ぴあフィルムフェスティバル)。今年はアワード応募総数577本のうち、20本が入選した。第37回PFFぴあフィルムフェスティバル10月3日(土)から9日(金)まで 京都シネマ10月31日(土)から11月3日(火・祝)まで 神戸アートビレッジセンター11月12日(木)から15日(日)まで 愛知芸術文化センター2016年4月(予定) 福岡市総合図書館で開催取材・文・写真:内田 涼
2015年09月24日米マイクロソフトは9月22日(現地時間)、オフィスソフトの最新版「Office 2016」をリリースした。Windows 7以降で利用可能。Office 2016は、Windows 向け Office デスクトップ アプリ(Word、PowerPoint、Excel、Outlook、OneNote、Project、Visio、Access)の最新版から構成される。Office 365 サブスクリプションを購入すると、手元のデバイスにすべてのアプリをインストールすることができる。今回、共同作業を容易にするための機能が拡充されている。例えば、共同編集機能 がWord、PowerPoint、OneNoteで利用できるようになり、Word のリアルタイム入力機能では、他のユーザーの編集内容をその場で確認することが可能。そのほかの特徴として、「Office 365 グループのOutlook 2016 クライアントアプリへの統合」「Office 365 Planneの提供」などがある。Office 365 サブスクリプションを利用している場合、サブスクリプションの一部としてOffice 2016 アプリをダウンロードできる。自動更新は、個人向けおよび小規模企業向けのサブスクリプションのユーザーは来月より、商用ユーザーは来年の早い時期より展開される。日本市場における個人向けのOffice 2016 永続ライセンス版の提供開始日後日発表される。米国版の価格は、「Office Home & Student 2016」が149.99ドル、「Office Home & Business 2016」が229.99ドル、「Office Professional 2016」が399.99ドルとなっている。
2015年09月24日西田敏行や愛川欽也などがパーソナリティを務めた、人気深夜ラジオ番組「パック・イン・ミュージック」のオフィシャルブック『パック・イン・ミュージック』(2,500円)が、9月18日に発売される。1967年から15年間に渡り放送された「パック・イン・ミュージック」は、“ラジオブームの元祖”とも言われる伝説の深夜ラジオ番組。歴代パーソナリティは、西田敏行、愛川欽也、小島一慶、久米宏、吉田拓郎、南こうせつ、近田春男、おすぎとピーコ、山本コウタロー、野沢那智などの豪華メンバーが務め、番組終了時には終了に反対するリスナーの抗議デモが起こるほどの人気を集めていた。中でも放送開始から終了まで改編されることのなかった「金曜ナチチャコ・パック」の傑作選を4枚のCDに収録した「金曜ナチチャコ・パック 今、よみがえる伝説のスター投稿者・傑作選」も発売されている。今回発売される『パック・イン・ミュージック』は、今年の4月までTBSラジオの取締役を務めていた伊藤友治が手掛けたもの。番組の制作関係者や出演者への取材、調査を基に、「パック・イン・ミュージック」と“ラジオが最も熱く、若者が熱狂していた時代”が蘇る。また9月24日には、東京・神保町の書泉グランデにてトークイベントも開催される予定だ。【書籍情報】『パック・イン・ミュージック』著者:伊藤友治、TBSラジオ出版社:DU BOOKS言語:日本語並製/512ページ/四六判発行:9月18日価格:2,500円
2015年09月01日12日(土)に東京国立近代美術館フィルムセンターで開幕する第37回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)のメインプログラム“PFFアワード”の最終審査員が決定した。その他の画像“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”は、世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”をメインプログラムに据えている映画祭。今年も全国から集まった577作品の中から20作品が入選作に決定。全作品が映画祭で上映され、各賞が決定する。また、“サミュエル・フラー~誰もが憧れた奇跡の作家~”や、“映画内映画~映画は映画をつくることをどのように描いてきたか~”などの特集も開催される。最終審査員は、俳優で映画監督の奥田瑛二、映画監督の大友啓史、小説家の阿部和重、映画監督の熊切和嘉、プロデューサーの西村義明の5人。審査員は毎年、違う顔ぶれで、討議の上で各賞を決定。24日(木)に東京会場で表彰式が行われる。第37回PFFぴあフィルムフェスティバル9月12日(土)から24日(木)まで 東京国立近代美術館フィルムセンター10月3日(土)から9日(金)まで 京都シネマ10月31日(土)から11月3日(火・祝)まで 神戸アートビレッジセンター11月12日(木)から15日(日)まで 愛知芸術文化センター2016年4月(予定)福岡市総合図書館で開催
2015年09月01日レクサス(LEXUS)が国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD 2016」のエントリー作品をLexusDesignAward.com/jpにて募集している。応募締め切りは10月18日。次世代を担う世界のクリエイターを対象とし、12年に創設された同コンペティション。「LEXUS DESIGN AWARD 2015」で初代グランプリを獲得したエマヌエル・コルティとイヴァン・パラティの「Sense-Wear」は、ミラノでの展示後、日本、ロシアでのレクサス関連イベントにて展示。同入賞者の阿津侑三は、自身の作品「INSTAMP」の商品化が決定している。また、「LEXUS DESIGN AWARD 2014」受賞者のセバスチャン・シェラは、自身のプロダクトブランドを立ち上げ、ミラノデザインウィーク2015で個展を開催するなど、過去の受賞者たちは受賞後にそれぞれ目覚ましい活躍を見せている。第4回目を迎える同コンペティションでは、テーマを“Anticipation(予見)”と設定。これまで、人々や社会のニーズを予見することで商品やサービスの向上を実現してきたレクサスが、クリエイターによる独創的な解釈とレクサスが求める次世代の革新的デザインを期待して、同テーマを設定した。なお、入賞12作品は、イタリア・ミラノで開催されるミラノデザインウィーク2016のレクサス会場にて展示。さらに、入賞12作品のうち4作品の受賞者はそれぞれ、世界的クリエイターとともにプロトタイプを制作。その制作費として最大で300万円が支援される。最終的には受賞者に会場で作品についてのプレゼンテーションを行い、最終審査を経てプロトタイプ4作品の中から、グランプリ1作品が決定される。また、レクサスは8月28日まで、ミラノデザインウィーク2015に出展したインスタレーション「LEXUS - A JOURNEY OF THE SENSES」の一部と「LEXUS DESIGN AWARD 2015」の入賞作品を東京・南青山のINTERSECT BY LEXUS - TOKYOにて凱旋展示している。
2015年08月18日●iCloudミュージックライブラリとは8月14日に配信されたiOS 8.4.1では、修正された項目の中に「iCloudミュージックライブラリをオンにできない問題を解決」とある。これまでiTunes Storeで曲を買ったことがある人でも、iCloudミュージックライブラリについてはあまり意識してこなかった人も多いのではないだろうか。そもそもこれは一体どんな機能なのだろうか?○ユーザーのライブラリをクラウドへiCloudミュージックライブラリはApple Musicの機能として提供されるもので、一言でいえば「iCloudにアップロードしたiTunesライブラリ」のことだ。Apple Musicでは、ライブラリをクラウドにアップロードして解析することで、ユーザーがどんな曲を聴いているのかなどの嗜好を分析し、お勧めのプレイリスト作成などに利用している。そのためにライブラリをアップロードするのだ。Apple Musicでは曲やアルバム、プレイリストを「マイミュージック」に追加する場合、iCloudミュージックライブラリをオンにすることが求められる。ミュージックライブラリをオンにしなくても構わないが、その場合はユーザーがアップロードした曲は利用できず、iTunes Storeで購入した曲だけが対象となる。アップロードしたライブラリは、同一Apple IDを使用するMacやiOS機器10台までの間でストリーミング/ダウンロード再生が可能だ。なおiCloudミュージックライブラリをオンにするとき、ほかの機器のローカルライブラリの曲をアップロードしてライブラリに「結合」するか、クラウド側のライブラリでローカルのライブラリを「置き換え」するか選択できる。●iTunes Matchとの違い○iTunes Matchとは何が違うの?ユーザーのライブラリをクラウドにアップロードするというと、日本でも昨年からサービスを開始した「iTunes Match」がある。こちらは年間3,980円のサービスで、アップロードしたファイルがiTunes Storeで販売されている場合、ダウンロードするとファイルが元のファイルではなく、iTunes Storeで販売されている曲に置き換えられる。たとえば昔購入してMP3の128kbpsでリッピングしていたCDが、iTunes Matchでアップロードすると、AACの256kbpsとしてダウンロードできるわけだ。このとき、元のファイルの素性は問われずiTunes Storeで正規に購入した曲と同じ扱いになるため、一部では違法にダウンロードした曲を合法ファイルに置き換える「ロンダリング」とも言われていた。ユーザーがアップロードしたファイルがiTunes Storeで販売されているとき、AACファイルに置き換えられる点はiCloudミュージックライブラリでも同じだが、iTunes Matchでは著作権保護機能(DRM)のないファイルがダウンロードできるのに対し、iCloudミュージックライブラリでは、Apple Musicで配信されている曲の場合、DRM付きのファイルがダウンロードされる(手持ちにない、Apple Musicからダウンロードしたファイルと同じDRM)。このDRMは「ミュージック」アプリおよび「iTunes」上でしか再生できない(ほかのアプリから利用できない)というものだ。通常はそれほど気にする必要はないのだが、もしクラウドにアップロードしたからローカルのファイルを処分してしまってもいいや、とファイルを削除してしまうと、あとでダウンロードしたファイルがすべてDRM付きになってしまうわけだ。ローカルのファイルは捨てないように、バックアップをとっておこう。なお、iTunes MatchとiCloudミュージックライブラリを同時に利用していると、iTunes Matchが優先されるようだ。
2015年08月14日LINE MUSICは7月10日、6月30日にユニバーサル ミュージック(UMJ)を新たに株主に加えた新体制を発表した。LINE MUSICは、音楽市場のさらなる発展と活性化を目指し、エイベックス・デジタル(ADG)、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)、LINEの三社共同出資により、2014年12月に会社を設立した。6月11日にサービスをスタートしたが、6月4日にUMJが新たに共同出資企業として、資本参加することに基本合意していた。6月30日に、SMEおよびLINEからUMJへ株式譲渡を行い、LINE MUSICは四社による共同出資となった。なお、株式譲渡後の持ち株比率は、ADG:20%、SME:33.4%、UMJ:13.2%、LINE:33.4%となる。また、同日、新たに取締役として、千葉龍平(ADG 代表取締役副社長)・田中宏和(UMJ 執行役員)の2名を選任している。
2015年07月13日9月に行われる第37回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)のコンペティション部門“PFFアワード2015”の入選作品が決定した。全国から集まった577作品の中から選ばれた20作品が映画祭期間中に上映され、最終日には各賞が発表になる。その他の写真“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”は、世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”をメインプログラムに据えている映画祭。本コンペの最大の特徴はその審査方法で、応募された全作品は1作品につき最低3人以上のセレクションメンバーが1秒たりとも飛ばしたり、止めたりすることなく審査。二次審査ではセレクションメンバー全員が審査し、多数決ではなく討論を重ねて入選作が決定する。今年も全国から集まった577作品の中から20作品が入選作に決定した。今年の応募者の平均年齢は29.4歳で、最年少は17歳、最年長は73歳の監督作品が寄せられた。近年、フィルム作品はほぼなく、ビデオ作品が大半をしめており、今年も応募作でフィルム作品は1作品だけだった。荒木啓子PFFディレクターは「“何故映画をつくるのか。何が自分にとっての映画なのか。何を自分はみせたいのか”という自問自答を重ねたであろう力作たちを前に、多くの討議や再見を重ね入選作品を20本決定しました」とコメント。入選作品は9月12日(土)から24日(木)まで、東京国立近代美術館フィルムセンターで行われる映画祭で上映。各賞が決定した後に、全国各地で上映される。“PFFアワード2015”入選作品※作品名は50音順です。『甘党革命 特定甘味規制法』監督:諸星厚希『あるみち』監督:杉本大地『いさなとり』監督:藤川史人『異同識別』監督:佐々岡沙樹『嘘と汚れ』監督:猪狩裕子『海辺の暮らし』監督:加藤正顕『大村植物標本』監督:須藤なつ美『帰って来た珈琲隊長』監督:佐々木健太『ゴロン、バタン、キュー』監督:山元環『The Escape』監督:島村拓也『したさきのさき』監督:中山剛平『チュンゲリア』監督:峯達哉『ひとつのバガテル』監督:清原惟『船』監督:中尾広道『マイフォーム』監督:跡地淳太朗『みんな蒸してやる』監督:大河原恵『ムーンライトハネムーン』監督:冨永太郎『モラトリアム・カットアップ』監督:柴野太朗『幽霊アイドルこはる』監督:井坂優介『わたしはアーティスト』監督:籔下雷太第37回PFFぴあフィルムフェスティバル9月12日(土)から24日(木)まで 東京国立近代美術館フィルムセンター10月3日(土)から9日(金)まで 京都シネマ10月31日(土)から11月3日(火・宿)まで 神戸アートビレッジセンター11月12日(木)から15日(日)まで 愛知芸術文化センター2016年4月(予定)福岡市総合図書館で開催※東京会場のチケットは8月8日(土)より発売開始
2015年07月10日©TRIPPING!イギリスの航空サービスリサーチ会社「SKY TRAX(スカイトラックス)」が、ワールド・エアライン・アワード2015を2015年6月16日に発表。カタール航空が堂々の1位に輝いた。尚、カタール航空は過去5年のうち、3度目の受賞。アジアNo.1はシンガポール航空上位10位にランクインした航空会社のうち、5社がアジアの航空会社となった。シンガポール航空(シンガポール)が、昨年より1つランクをあげて2位、キャセイパシフィック(香港)は昨年の1位からランクダウンして3位、更に日本からは、全日空(ANA)が7位にランクイン。8位にはガルーダ・インドネシア航空(インドネシア)、9位にエバー航空(台湾)が名前を連ねた。順位/航空会社名/昨年順位1位カタール航空(2)2位シンガポール航空 (3)3位キャセイパシフィック航空 (1)4位トルコ航空 (5)5位エミレーツ航空 (4)6位エティハド航空 (9)7位全日本空輸(ANA)(6)8位ガルーダ・インドネシア航空 (7)9位エバー航空 (12)10位カンタス航空 (11)LCC航空No.1に、エアアジアWORLD’S BEST LOW-COST AIRLINEには、エアアジアが選ばれた。エアアジアが選ばれるのは7年連続。東南アジア各国を繋ぐ代表的なLCC航空だけに、益々注目だ。11位以下のランキング、各部門賞はこちら>参照元:World Airline Awards 2015
2015年06月19日LINEは6月4日、エイベックス・デジタル(ADG)、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)、LINEの三社共同出資によって設立したLINE MUSICについて、新たにユニバーサル ミュージック(UMJ)の資本参加に関して基本合意に至ったと発表した。LINE MUSICは、音楽市場のさらなる発展と活性化を目指し、2014年12月にADG、SME、LINEの三社共同出資により会社を設立。以降、定額制音楽配信サービス「LINE MUSIC」の提供開始に向け、ADGとSMEの持つコンテンツや音楽サービスの展開実績、LINEが持つユーザー基盤やスマートフォンサービスの開発・運営経験など、各社が持つ経営資源を活かしながら、協議・開発を行ってきた。今回、UMJが新たに共同出資企業として資本参加することに基本合意し、今後、四社でユーザーと音楽コンテンツの新たな接点や楽しみ方を創出することを目指し、事業を推進するという。なお、定額制音楽聴き放題サービス「LINE MUSIC」は近日中に公開を予定しており、サービスの詳細などについては、改めて告知するとしている。
2015年06月05日LINE MUSICは4日、ユニバーサルミュージック合同会社が同社に資本参加すると発表した。これにより、近日公開を予定している定額制音楽聴き放題サービス「LINE MUSIC」の取扱い楽曲が増えそうだ。LINE MUSICは、エイベックス・デジタル、ソニー・ミュージックエンタテインメント、LINEの3社共同出資によって設立された株式会社。ユニバーサルミュージック合同会社が資本参加することで、今後は4社でLINE MUSICの提供を目指していく。なお、同サービスの提供時期・詳細については、後日改めてアナウンスするという。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月04日17日(現地時間)に開催されたビルボード・ミュージック・アワードでトップ・デュオ/グループ賞を受賞したワン・ダイレクション(1D)が、この賞をグループから脱退したゼイン・マリクに捧げた。ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで行なわれた授賞式に出席した「1D」の4人(ルイ・トムリンソン、ハリー・スタイルズ、リアム・ペイン、ナイル・ホーラン)は受賞スピーチで、3月にグループを脱退したゼインの名前を挙げた。「これを分かち合う人物がもう1人います。僕らの兄弟、ゼインです」と語ったのはリアム。彼は14日(現地時間)にアメリカでトーク番組に出演した際にも、ゼインから脱退の意志を告げられたときには皆動揺したが、怒りはすぐに収まったとコメントしている。ゼインは「1D」のアジア・ツアー中に突然脱退、その理由は「普通の22歳になりたい」というものだった。だが、脱退直後からソロ・デビューの計画が浮上。音楽プロデューサーのノーティ・ボーイがゼインのソロ音源をインターネットにアップしたことから、ルイとノーティ・ボーイの間でTwitterを介した言い争いが発生し、「1D」ファンやゼインも巻き込む騒ぎになっていた。(text:Yuki Tominaga)
2015年05月19日コクヨは、 使用者の視点から生まれる優れたデザインを募集するコンペティション「コクヨデザインアワード2015」を開催し、作品募集を開始した。募集は7月31日まで。「コクヨデザインアワード」は、使用者ならではの視点から生まれる優れたデザインを広く募集し、商品化を目指すコンペティション。2002年の創設以来、今回で13回目となり、これまでにヒット商品「カドケシ」などを輩出してきた。前回の応募件数は合計1,442点(うち海外から298件)、応募者の国籍は日本を含めて29カ国におよぶなど、プロダクトデザインの国際コンペティションとしても認知されつつある。今回の募集テーマは「美しい暮らし」で、"日常にうるおいを与えてくれる、 いつまでも大切に使いたくなる"ような文房具と家具のデザインを募る。審査員は佐藤可士和氏(SAMURAI代表/アートディレクター・クリエイティブディレクター)をはじめ、鈴木康広氏(アーティスト)、田川欣哉氏(takram design engineering代表/デザインエンジニア)らが務め、グランプリ(1作品)には賞金200万円、優秀賞(3作品)には賞金各50万円が贈られるとのこと。募集期間は2015年5月15日~7月31日、審査発表は2015年12月1日予定。なお、今回は同コンペティションで扱うテーマについてより広く社会へ発信・問いかけるため、アワード会期中に「美しい暮らし」について考えるトークショーやワークショップが開催される。詳細は「コクヨデザインアワード」ホームページなどで順次公開予定。
2015年05月15日AXAグループのアクサダイレクト生命保険(以下アクサダイレクト生命)はこのたび、カカクコムが6日に発表した「価格.com保険アワード2015年版」において、同社の「カチッと終身がん」が"がん保険の部"で総合第1位を獲得したと発表した。「価格.com保険アワード2015年版」とは、総合保険比較サイト「価格.com保険」において、2014年の1年間でユーザーから最も申込み数の多かった保険商品を販売チャネル別に選出するもの。インターネット部門・通販部門・対面部門の契約申込み合計件数を基準に選出されたがん保険の部の総合順位で「カチッと終身がん」が第1位となったという。○「カチッと終身がん」が選ばれた理由 (価格.com 保険ホームページより引用)がん入院給付金とがん診断一時金が主契約のシンプルな終身がん保険で、一時金の受け取りは保険期間を通じて1回のみです。というわけで安い!シンプルでわかりやすいというところがポイントですアクサダイレクト生命は今後も、手ごろな保険料とシンプルで合理的な保険商品を提供することにより、顧客から支持される商品やサービスの提供を追求していくとしている。
2015年04月13日天野こずえ原作による未来形ヒーリングコミック『ARIA』が、完全新作アニメーション『ARIA The AVVENIRE』として9月26日にイベント上映されることが決定し、特報映像とキャラクター設定、最新場面カットが公開された。『ARIA』は、前身作『AQUA』(2001年)から漫画誌『月刊ステンシル』(エニックス)にて8年かけて連載。単行本は累計420万部、関連書籍は累計60万部とシリーズ累計480万部を記録している。2005年のTVアニメ『ARIA The ANIMATION』から、2006年に2ndシーズン『The NATURAL』、2007年に『The OVA ~ARIETTA~』、2008年には3rdシーズン『The ORIGINATION』が放送され、多くのファンを獲得。惑星改造により生まれた水の惑星「アクア」の観光都市ネオ・ヴェネツィアを舞台に、ゴンドラを操りウンディーネと呼ばれる水先案内人として働く少女たちの日常を描いている。1stシーズンから10年目を迎える2015年、10周年記念プロジェクト「蒼のカーテンコール」として本作の制作が発表され、メガホンをとるのはTVシリーズを手がけた佐藤順一監督。脚本も同様にTVシリーズを担当した吉田玲子氏という「ARIA」シリーズの制作陣が再集結している。本作は、アニメ化されなかった原作のエピソードにオリジナルストーリーをプラスした内容にとなり、原作者の天野こずえがデザインした新キャラクターも登場するという。公開された特報映像では、TVシリーズのメインキャラクターである、プリマ・ウンディーネの灯里と、新米ウンディーネとして働くアイの姿も。同時に、灯里とアイのキャラクター設定も公開されている。個人経営の水先案内店・ARIAカンパニーを切り盛りする、マンホーム出身のプリマ・ウンディーネである灯里は、すてきな物事に対する感受性が人一倍強く、これまでアクアのさまざまな魅力を発見する。通り名は「遙かなる蒼(アクアマリン)」。一方、かつて旅行中に灯里のゴンドラに乗ったのをきっかけに、アクアとウンディーネの魅力に開眼し、ARIAカンパニーに入社したアイは、まだシングルの身でありながら、先輩である灯里のサポートをてきぱきとこなすしっかり者という役どころとなる。灯里を演じる声優の葉月絵里乃は、「私がひとつひとつのお仕事が初めての連続だったので、芝居ひとつにしてもコメントひとつにしても、合っているのかダメなのかさえもわからない、いつも不安であたふたしていました。そんな自信のなさ加減からほわほわな灯里が出来上がっていったのだと思います」と当時を回想。そして新作の公開にあたり、「この10年でそれぞれいろんな事があったと思います。そんな自分の足跡を少し振り返りながら、もう一度ネオ・ヴェネツィアの世界に浸ってください。変化した事もしていない事も、また新たな発見があると思います」と呼びかけている。『ARIA』のことを"忙しい日常の中にぽっかり浮かんだ優しいオアシス"と語る、アイ役の水橋かおりは、「アリシアさんの想いを灯里ちゃんが継いだように、アイちゃんも早く一人前になって、灯里ちゃんの想いを受け継いでほしいなあと思っています」と、アイの成長に期待を寄せている。アリスを演じる広橋涼は「まさかまさかの完全新作です。みなさま以上に驚いています。またARIAのみんなに会える、演じられる、こんなにすてきな奇跡はありません。とにかく"でっかい"楽しみです」と喜びをあらわに。アリシア役の大原さやかは、「ときどきイライラしたり、自分を見失いそうになったときに、アリシアさんの『あらあら、うふふ』を思い出してみたり、日常のなにげないものの中にすてきなものを見つけると、アリシアさんならなんて言うかなあと考えたり……。いつも笑顔で、誰かの心にスッと寄り添える人。私にとって、すてきな大人の代表であり、憧れの女性です」とアリシアの魅力を語っている。そして、晃を演じる皆川純子は「アフレコしている時も号泣、オンエアを見る時も号泣、こんなに制御が効かず泣くなんて、役者失格なんじゃないかと自分で心配になるほど泣きました」とアニメ放送当時を振り返り、「新作が出ると聞いた時はそれはもううれしくて変な声が出ました」と明かし、「みなさんに『やっぱりARIAが大好き』と思ってもらえるように、思いをこめて晃を演じたいと思います」とコメントした。(C)2015 天野こずえ/マッグガーデン・ARIAカンパニー(C)2015 Kozue Amano/MAG Garden・ARIAcompany All Rights Reserved
2015年04月07日KDDIは3月6日、特定非営利活動法人ジャパン・ウィメンズ・イノベイティブ・ネットワーク(J-Win)が主催する「2015 J-Winダイバーシティ・アワード」において、通信事業者として初めて「大賞」を受賞したと発表した。「J-Winダイバーシティ・アワード」は2008年より実施され、経営戦略としてダイバーシティ&インクルージョンを位置付け、「女性の活躍推進」を重要課題として、女性リーダーを継続的に輩出する仕組みづくりに積極的に取り組んでいる。多様な能力やアイデアを融合し、新たな価値を創造していくイノベーティブな組織・風土醸成を目指している企業を表彰している。大賞に選ばれたKDDIは、企業理念である「KDDIフィロソフィ」の一項目に「ダイバーシティが基本」を掲げ、経営課題としてダイバーシティ推進に取り組み、2012年度からは女性リーダーの育成・登用に注力している。準大賞には損害保険ジャパン日本興亜、ベーシックアチーブメント大賞にはイオン、ベーシックアチーブメント準大賞にはNTTコミュニケーションなどが選ばれている。
2015年03月08日D2Cは、各種デジタルを活用したマーケティングコミュニケーション全般を網羅した、総合的なデジタル広告・マーケティングのアワード「コードアワード2015」を実施すると発表した。結果発表は6月上旬に行われる予定。なお、応募は無料。対象は2014年4月1日から2015年3月31日の期間に実施/開始された、企業・ブランド・自治体などが提供する商品やサービスなどのデジタルを活用したマーケティングコミュニケーション施策。「コードアワード2015」は、広告主や広告会社、制作会社によって構成されるプロジェクト・チームを対象に、3月3日~4月13日にかけて、応募を受け付ける。応募に必要なエントリーシートは、オフィシャルサイトよりダウンロード可能。審査の結果、最も優れた作品にグランプリを、また、異なる審査視点に基づく「ベスト・イフェクティブ」、「ベスト・イノベーション」、「ベスト・キャンペーン」、「ベスト・クラフト」の4つの賞を設けそれぞれ作品を選出する。このうち「ベスト・イノベーション」と「ベスト・クラフト」は、今回新設された賞。「ベスト・イノベーション」は、新たなビジネスモデルやプロダクト/サービスの付加価値を創造した施策を対象とし、「ベスト・クラフト」は、アプリ、コンテンツなどのデジタル上で展開された広告などを対象に、そのデザイン性・企画性・ユーザビリティなどを総合した技術力が伴う施策を対象とする。
2015年02月12日UVItouchは、iPadに対応したミュージックプロダクションスタジオアプリ「BeatHawk」を発売した。現在、発売記念特価500円で販売中。同アプリでは、直感的ですぐに扱うことができるように設計されたユーザーインタフェースにより、ビートの作成、サンプリング、ミキシング、アレンジなどの楽曲制作を、場所を選ばずシンプルな操作で行える。1パートにつき16パターンを保存できる16トラックシーケンサーを搭載。780MBのサウンドとインストゥルメント、エフェクト、レンダリングアルゴリズムは、同社プロフェッショナル製品より最適化されたものとなっている。さらに、アプリ内課金により、ライブラリを拡張できる高品位なインストゥルメント、ドラムキット、フレーズなどのセレクションも用意する。CoreMIDI、Inter-App Audio、AudioBus、Audio Copy、WISTを完全サポートし、MIDIキーボードやパッド、Wi-Fiを経由したコンピューターのシーケンスなどでも演奏が可能だ。
2015年02月10日2009年の「MTVビデオ・ミュージック・アワード」でラッパーのカニエ・ウェストがテイラー・スウィフトの受賞スピーチを妨害し、「ビヨンセが受賞すべきだったのに」という旨のセリフを吐き捨て、世間から大ひんしゅくを買ったのは有名な話だ。それから6年が経過し、カニエがまたスピーチ妨害未遂をしたと話題になっている。「US Weekly」によると、「Morning Phase」で最優秀アルバム賞を受賞した「BECK」の受賞スピーチにカニエが乱入しかけたという。テイラーを妨害したときとは違いステージには上がったものの何も言わずにそのまま下がったので、セルフパロディーのジョークかとも思われていたが、どうやらカニエが「BECK」の受賞に不満があったのは確かなようだ。後の「E!」のインタビューにて、カニエは「グラミー賞は、真のアーティストを求めているなら、ふざけるのはやめるべきだ」「『BECK』は芸術を尊重しビヨンセに賞を譲るべきだった」とグラミー賞の選考への強い不満を露わにした。2009年のときと違い妨害を踏みとどまった理由については「俺には妻や娘がいるし、自分のファッションラインもある。娘をリスクにさらすようなことはしない。だから今夜は何も言わなかった。でもステージに歩いていったとき、俺の意図は伝わったはずだ」と語っている。(text:cinemacafe.net)
2015年02月10日日本ツインテール協会が初のアワードイベント「日本ツインテールアワード2015」授賞式を2月2日(ツインテールの日)に開催した。「日本ツインテールアワード」は、東京・渋谷のDUO Music Exchange 、TSUTAYA O-EAST 、TSUTAYA O-WESTの3会場で開催。7時間に渡って30組以上のアイドルたちが全員ツインテールでライブを繰り広げ、ツインテール女子は入場無料というまさに"ツインテールのお祭り"。メインとなる授賞式では、日本ツインテール協会会長の古谷完氏、MCのやついいちろう(エレキコミック)とモデルのIVANからツインテールアワード各賞が贈られた。部門別受賞者は以下の通り。「アイドル部門」:増井みお(PASSPO☆)「アーティスト部門」:黒坂優香子(Silent Siren)、椎名ぴかりん「モデル部門」:YURA「タレント部門」:舟山久美子「一般部門」:該当者なし「特別賞」:『俺、ツインテールになります。』ずっとツインテール一筋というPASSPO☆増井は「今日はツインテールを自分で染めてきました」とコメント。ファッション雑誌『Popteen』(角川書店)などでモデルとしても活躍する椎名ひかりは「今日は魔界から来た椎名ぴかりんとして来ました」と大鎌を持って登場した。また、古谷氏が"理想のツインテール"として激賞したモデルのYURAは「普段はツインテールはあまりしません……」と発言し、古谷氏らをあわてさせる一幕も。タレント部門の舟山久美子は「最近雑誌を移ったので、今日は大人のツインテールを意識しました」とアピール。特別賞はアニメ化も果たした『俺、ツインテールになります。』の原作者・水沢夢氏が登場。水沢氏が「ツインテールを自分でテーマにした作品が書きたかった。この作品の世界ではツインテールと地球は同じぐらい重いんです」と語ると、やついらも「この作品は絶対に見ましょう!」と称賛していた。各賞の合間には日本ツインテール協会がプロデュースするアイドル「drop」、椎名ぴかりん、PASSPO☆らのライブも開催。ツインテールは無料ということで客席にはツインテール女子も多く、独特の盛り上がり。授賞式中も含め、3会場ではアイドルたちがツインテール姿でライブを繰り広げ、ツインテールアイドルフェスとしても盛り上がりを見せていた。
2015年02月04日