昨日(現地時間)、「ブリティッシュLGBTアワード」のノミネーションが発表された。このアワードは、過去12か月においてLGBT+であっても、そうでなくても、彼らの権利向上のために貢献した人を表彰する賞。受賞カテゴリーはLGBT+のセレブ、ミュージシャン、インフルエンサー、ジャーナリストなど10部門が設けられ、それぞれ10人の候補者が選出。公式サイトからの一般投票でトップが決定する。日本からも投票可能。中でも注目は、2017年にウィリアム王子が受賞したこともある「Celebrity Straight Ally」(ストレートのセレブでLGBT+の支持者)賞。イビサ島でゲイの友人の結婚式を執り行い、LGBT+のために「死ぬまで闘う」宣言をしているベネディクト・カンバーバッチ、主演作『ボヘミアン・ラプソディ』で「ストレートがフレディを演じるなんて!」となじられても、「フレディのバイセクシャルであった面をもっと取り入れたい」と強く立ち向かったラミ・マレック、『君の名前で僕を呼んで』でゲイのティーンエイジャーを演じたティモシー・シャラメ、中国開催のコンサートでレインボーカラーの旗を振っていたファンが警察につまみ出され、涙したというエピソードがあるデュア・リパらがノミネートされている。授賞式は5月17日に開催される。(Hiromi Kaku)
2019年02月06日ドキュメンタリー映画『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』が、2019年1月5日(土)よりBunkamura ル・シネマほか全国の劇場にて順次公開される。60’sロンドンに焦点を当てたドキュメンタリー『ハンナとその姉妹』『サイダーハウス・ルール』で2度のアカデミー賞を受賞した英国の名優マイケル・ケインがプロデューサー&プレゼンターを務める本作は、1960年代のロンドンに焦点を当てたドキュメンタリー映画。名優マイケル・ケインが華の時代をナビゲートプロデューサーも同時に務めたケインは、「マイケルや彼の仲間たちがイギリスの階級に支配された社会を先頭に立って非難し、どのように新たなポップカルチャーが生まれたてきたのか。彼らや60年代に対して大きな恩義を感じているのは、私だけではないはず。」と語るデイヴィッド・バッティ監督と共に、6年がかりで50以上のインタビュー撮影を敢行。イギリスを代表するカルチャーアイコンが集結イギリスを代表するザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・フーといった大物ミュージシャンをはじめ、日本でも一世を風靡したモデルのツィギー、彼女の代名詞とも言えるミニスカートやカラータイツの発案者であるマリー・クヮントといったカルチャーアイコンに取材。ジョン・レノンやデイヴィッド・ボウイら、数多くの伝説的パイオニアたちの貴重なアーカイブ映像と合わせて、光溢れる60年代当時の生々しい感覚を体験出来るような作品となっている。作品情報映画『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』公開日:2019年1月5日(土)監督:デイヴィッド・バッティプレゼンター・プロデューサー:マイケル・ケイン出演:マイケル・ケイン、デイヴィッド・ベイリー、ポール・マッカートニー、ツィギー、ローリング・ストーンズ、ザ・フーほか原題:MY GENERATION字幕監修:ピーター・バラカン
2018年10月15日メイク崩れ予防スプレー「フィキシングスプレー」2014年に、ファッションの最先端をいくロンドンで誕生したファストコスメブランド「メイクアップレボリューション」。この度、新製品である「フィキシングスプレー」が発売されることとなった。2018年10月3日(水)よりオンラインショップで予約開始となり、実際の発売は2018年10月12日(金)からだ。フィキシングスプレーの特長せっかく気合を入れてメイクをしても、服などによる摩擦によって崩れてしまうことは誰にでもあり得る。フィキシングスプレーは、メイクの最後に“シュッ”とひと拭きするだけでメイク崩れを予防してくれる、女性にとってありがたい商品だ。オイルも配合されているため、冬場の乾燥対策にも最適。外出先でもひと拭きするだけで保湿ケアが可能なだけでなく、オイル配合なので肌のツヤ感を出すこともできる。2種類から選べるスプレーは、香りの違い。バニラ独特の香りとトロピカルフルーツの香り「バニラビーン&ココナッツ」は、フェミニンさを増してくれる。「グリーンティ」は、さわやかで清々しい気分になれるため、疲れた時のリフレッシュにもお勧めだ。インスタ映えコスメメイクアップレボリューションが扱うコスメ商品は、トレンドを意識した高いファッション性で人気があるだけでなく、高いクオリティも実現。それなのにリーズナブルな価格で手に入れることができるため、世界40か国以上で愛されている。日本でも「インスタ映えコスメ」としてSNSを中心に話題を集めていて、フォトジェニックなファストコスメブランドとしての地位を確立しつつある。気になる人は、これを機会に一度は試してみても良いかもしれない。(画像はプレスリリースより)【参考】※メイクアップレボリューション 公式サイト※株式会社セレンディップ プレスリリース(Dream News)
2018年10月06日ロンドンでは大学によって卒業式の時期が様々です。6月だったり9月だったり12月だったり… 中には卒業してから一年後!なんていうちょっと謎な学校もあります。 わたしは卒業まであと2年あるので卒業式への出席はまだまだ先になりそうですが、今日はロンドンでいつも仲良くしてくれていた友人の卒業式にゲストとして呼ばれたので行ってきました! 今日はそんなロンドンの大学の卒業式を少しご紹介したいと思います。 私の友人が卒業する大学はUNIVERSITY COLLEGE OF LONDON (UCL)。ロンドンでもトップの大学で彼女が学んでいるのはEarth Science(地球学)。地震のメカニズムや対策案などを勉強しているのだとか…難しい。 卒業はなんと生徒数500人!しかもそれを1日3回、4日間やるのだそう。全部で500人じゃありませんよ!一回500人です。あまりの人の多さにびっくり。 会場は私がよくクラシック音楽のコンサートで訪れるRoyal Festival Hall。クラシック音楽のコンサートでは中々満員にならないほどの大きな会場は今日は満席!トランペットなどの金管楽器4重奏で始まった卒業式はとても素敵でした。 私の友人は中国人なのですが青春時代をシンガポールで過ごしました。ロンドンでの大学生活を終え、シンガポールに帰国します。ロンドンに残りたくてもビザの関係などでなかなか残れないのが現実。 私はロンドン生活の中で色々な国から来た人々と出会います。しかしロンドンは人の入れ替わりがとても激しい都市。数年すれば別れの時が来てしまいます。彼女は私がロンドンに来た時から色々分からないことを教えてくれたり、英語を教えてくれたりと、とても大切な友人でしたが今日でお別れ。 でも!前回の記事でもお話ししましたが、世界中にたくさんの友達ができるのは嬉しいこと!私も彼女を訪れにシンガポールに行く楽しみがひとつ増えました! ちなみに、あのドラマや映画でよく見る卒業生が帽子を一斉に投げるシーンはありませんでした…見たかった!! 記事:京花Instagram::
2018年09月19日クリエイティブユニット KIGI とOUR FAVOURITE SHOPによるデザインアワード「白金五丁目アワード」の受賞作品を展示する「白金五丁目アワード ジュエリー&クラフト展」が8月15日から9月2日までOFS Galleryで開催! 「白金五丁目アワード」とは、植原亮輔と渡邉良重によるクリエイティブユニット KIGI が審査員となり、AWRDという公募のプラットフォームを通して、3つのカテゴリーから作品を募集するというもの。今回展示されるのは、第一弾として開催されたジュエリー& クラフト部門で輝いた受賞者の作品たち。展示作品は、8月22日からスタートするクラウドファンディングを通じて作品を手に入れることもできます。 期間中の8月22日は、ジュエリー作家 薗部悦子さんと受賞者、AWRD編集長 金森香さんによるトークイベントを中華なケータリングを味わいながら楽しめるという素敵なイベントが。ぜひこの機会にお気に入りの逸品を手に入れてみて。 グランプリ:上島珠恵準グランプリ:Emika Komuro優秀賞:Yuki YoshiokaOFS賞:koichimatsumoto 【イベント情報】■「白金五丁目アワード ジュエリー& クラフト展」会期: 8月15日(水) ー 9月2日(日)時間: 12:00-19:00月・火定休(祝日を除く)最終日 9月2日は17時まで会場: OFS GalleryURL:■関連イベント「薗部悦子+ AWRD 受賞者クロストーク」出演:薗部悦子、受賞者、金森香(AWRD編集長)日時:8/22(水)19:00~定員:20 名参加費:1,800 円●申し込み詳細■クラウドファンディング※ 8/22 よりスタート
2018年08月14日プーと仲間たちが100エーカーの森を飛び出し、大親友クリストファー・ロビンと再会する物語を描く『プーと大人になった僕』。この度、その仲間たちがロンドンの名所にたたずむキャラクターポスターが、いち早くシネマカフェに到着した。■プーさんたちの“ぬいぐるみ感”がたまらない「100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない」と約束を交わして別れたプーとクリストファー・ロビンが、ロンドンで奇跡の再会を果たすことから始まる物語。先にプーやピグレット、ティガー、イーヨーは予告編でお披露目されているが、早くも「実写プーさんすごく可愛い! ぬいぐるみ感がたまらん!」「可愛い…ティガーの歌、歌っちゃう…」「実写化のプーさんとピグレットやっぱり思った以上にとても可愛く仕上がってる」など絶賛のコメントが上がり、そのキュートさでファンの心を鷲掴みにしている。そしてこの度、プー、ピグレット、ティガー、イーヨー、カンガ、ルーのキャラクターポスターが解禁。ロンドンのさまざまな名所や街並みを背景に、彼らがつぶらな瞳でこちらに微笑みかけているという、誰もがキュンとするような、愛くるしいビジュアルが完成した。■実際に製作された“ぬいぐるみ”でそれぞれの個性を表現キャラクターたちをよく見ると、フワモコな毛並みや真ん丸な目など “ぬいぐるみ”感がたっぷり。実は本作のキャラクターたちは、実際にプーたちのぬいぐるみが製作され、撮影でも使用されている。ぬいぐるみの製作においては最新の注意が払われており、特にプーさんのお腹の適度な抱き心地、ティガーの驚きや困惑を表情で表現できること、さらにイーヨーのぐったり具合は細部までこだわりが施され、製作陣がキャラクターの個性をいかに大事にしているかが伝わってくる。また、主人公の大人になったクリストファー・ロビン役を務めるのは、名優ユアン・マクレガー。初主演映画『トレインスポッティング』(’96)で注目され、『スター・ウォーズ』新三部作のオビ=ワン・ケノービ役で一躍トップスターに。昨年には続編となる『T2 トレインスポッティング』、2017年に日本で公開された洋画NO.1の大ヒットとなった『美女と野獣』にもルミエール役で参加している。すでにSNS上では「クリストファー・ロビンのイメージとユアンがビッタリ」という声や、「成長したクリストファー・ロビンに自分を重ね合わせ、涙を流しながらプーさんに癒される自分が想像できる」といった、いまの自分を重ねて泣けそうといった声が上がるなど注目を集めている。そんなユアンのクリストファー・ロビンと“激カワ”プーさんと仲間たちがロンドンで繰り広げる大冒険に、引き続き注目していて。『プーと大人になった僕』は9月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:プーと大人になった僕 2018年9月14日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc.
2018年08月14日01着心地抜群のパンツスタイルでOFFの日はとことんリラクシンに! NAME:OLIVIA MCGREGOR、OCCUPATION:ダンサー(左)NAME:GEORGINA HOLT、OCCUPATION:フードフォトグラファー(右)2人は大学時代の先輩と後輩の仲。今はダンサー、フードフォトグラファーとしてそれぞれ活躍中。たまに時間が合う日は、こうして公園でランチを食べながらガールズトークをして盛り上がるのが常。ダンサーのOLIVIAは、動きやすく、着心地のいいものをセレクトするのがルール。フォトグラファーのGEORGINAは、男の子みたいなショートヘアに、フェミニンななドット柄ワンピースで甘さをひとさじ。(左)トップス/GLASSONS、ボトムス/& Other Stories、シューズ/VANS(右)トップス/Lava dress、シューズ/Novesta High Tops 02コーディネートの鮮度を上げるフィッシュテールのワンピース NAME:IVI KILMES焼きたてのパンや、スイーツなどの屋台が軒を連ねるブロードウェー・マーケットで特別存在感を放つ彼女。休日は彼とおいしいものを食べ歩くのが大好き。一緒にでかけるときは、彼とコーディネートを合わせるのがルールみたい。今日のテーマはモノトーン。フィッシュテールのワンピースは、ふんわりシルエットがレディライク。足元は日カットのコンバースでドレスダウンするのもポイントだとか。ワンピース/COS、シューズ/CONVERSE、バッグ/TOPSHOP 03デザイントップスで魅せる高感度なオールブラックスタイル NAME:UNKNOWNブロードウェー・マーケットから一歩外れた小道を歩いていた彼女。独特なオーラは、その美しさに思わずハッとさせられるほど。一見シンプルに見えるTシャツは、ネックラインに沿って切り込みの入ったユニークなデザイン。そこからちらりと覗く素肌さえもなんだかオシャレ。トップスより色味の薄い黒スカートをセレクトすることでワントーンコーデがぐんとしなやかに昇華。トップス、スカート、シューズ/すべてUNKNOWN 04 とことんミニマルなカジュアルスタイルは、トートバッグでアクセントをプラス! NAME:VIKTORIYA MACKINYTEOCCUPATION:バーテンダーバーテンダーとして働くお店に向かうところをキャッチしたVIKTORIYAは、いつか自分のバーをショーディッチにオープンするのが夢。トップスとボトムスはともに『ZARA』、足元は『ビルケンシュトック』と、とことんカジュアルに。アクセントは、同じエリアにあるお気に入りの生活雑貨店『レイバーアンドウェイト』の大きなロゴ入りのトートバッグ。仕上げに、装いを辛口に仕立てるサングラスをプラスして。トップス、ボトムス/ともにZARA、シューズ/BIRKENSTOCK、バッグ/LABOUR AND WAIT 05マキシ丈ワンピース×Tシャツのグッドコンビネーション NAME:CATLINOCCUPATION:スタイリストにっこり顔が愛らしいCATLINは、友人と待ち合わせ中。ともすると重たく野暮ったくなりがちなマキシ丈のブラックワンピースは、サイドに大きくスリットが入ったものをセレクトするのがポイント。ワンピースの下にTシャツをレイヤードすることで、セクシーになりすぎず、カジュアルに仕上がる。足元はローカットのスニーカーで適度な抜け感をプラスして!トップス/AIEZEN、ワンピース/ZARA、シューズ/VeJa FUDGE vol.158より
2018年07月12日ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)から「クイーン オブ ポップ」コレクションが、ロンドン生まれのモデル ポピー・デルヴィーニュとのコラボレーションによって誕生。2018年7月20日(金)から数量限定で発売される。「クイーン オブ ポップ」コレクションでは、ポピー・デルヴィーニュお気に入りの香りも展開。ジョー マローン ロンドン人気のコロンとホーム キャンドルからはそれぞれ3つの香りが発売される。30ml コロンは、アンバー&ラベンダー、ピオニー&ブラッシュ スエード、レッド ローズの3種類。ホーム キャンドルは、ブラックベリー&ペイ、グレープフルーツ、バジル&ネロリの3つの香りをチョイスして、ケースにストライプ模様をあしらった。また、リッチに泡立つバブル バスが新登場。プレイフルなポルカドット柄のピンクボトルに華やかな香りのバブル バスを詰め込んだ。香りは、ネクタリン ブロッサム、ヴェルベット ローズ&ウード、ブラック シダーウッド&ジュニパーと3種類を展開。贅沢な香りのフォーミュラは、お風呂上りの肌をみずみずしく、しっとりとした状態へと整えてくれる。【詳細】ジョー マローン ロンドン「クイーン オブ ポップ」コレクション発売日:2018年7月20日(金)<数量限定発売>・コロン 30ml 8,400円+税・ホーム キャンドル 200g 9,000円+税・バブル バス 500ml 12,000円+税・バブル バス コロン インテンス 500ml 14,500円+税<オンライン限定販売>【問い合わせ先】ジョー マローン ロンドンお客様相談室TEL:03-5251-3541
2018年07月12日次世代クリエイターの発掘イベントが開催中!(c) NEWVIEW PROJECT(Psychic VR Lab / PARCO / Loftwork)「DESIGN YOUR ULTRA EXPERIENCE(超体験をデザインせよ!)」をテーマに、ファッション・カルチャー・アート分野のVRコンテンツを募る「NEWVIEW AWARDS(ニュービュー アワード) 2018」が、2018年6月1日(金)~7月31日(火)の期間開催中です。ゲームやイベントなど幅広い分野で使われることが多くなり、より身近なものとなりつつあるVRを使った作品を募る本アワードは、これまでにない新しい表現やライフスタイルを追求し、“超体験”をデザインする次世代のクリエイターを発掘することを目的としています。(c) NEWVIEW PROJECT(Psychic VR Lab / PARCO / Loftwork)審査員には、“グリッチ”を表現に取り入れ、CGアニメーションに革命を起こしたと言われるアイルランド出身のクリエイター「David OReilly(デビッド・オライリー)」氏も参加。2018年に活動20周年を迎える「m-flo」や、イエロー・マジック・オーケストラにプログラマーとして参加し、“YMO第4の男”の異名を取る「松武秀樹」氏、映画制作者兼デザイナーとして活躍する「René Pinnell」氏らを迎え、国内外問わずクリエイターによる作品を募集中。腕に自信のある方、新しい時代を築いてみたい方などはぜひ、「NEWVIEW AWARDS 2018」に挑戦してみてください!David OReillym-flo松武秀樹René Pinnell「松武秀樹賞」「PARCO賞」「DELL賞」の3つの賞松武秀樹賞松武秀樹賞は、受賞者が音楽家、シンセサイザー・プログラマー松武秀樹氏に自身の作品のための作曲を依頼できるというコラボレーション作品制作の権利+副賞に決定。松武賞は、音楽が使われた作品(松武氏の音源でなくても可)であることを条件に、目と耳に刺さるVRコンテンツを選出します。今回の賞に合わせて、松武秀樹氏は、2曲のオリジナル音源「NEWVIEW1」「NEWVIEW2」を、クリエイターに無償で提供します。そのうちの「NEWVIEW2」は、ドラムやベースなど、音源をパーツに分解した形でも提供し、クリエイターがDAWで自由に編曲したり、VR空間に自由に音源パーツを配置したりといった実験的で自由な使用ができるように提供されます。音源はNEWVIEWのWEBよりダウンロードが可能です。PARCO賞PARCO賞は、パルコとタイアップしてVRコンテンツを制作できる権利に決定。パルコは、現在エンターテインメントで普及が進むVR技術 のファッション・リテール分野での活用方法を開拓する試みとして、ファッション×VRコンテンツを開発し、米・オースティンで毎年開催されるSXSWをはじめ、様々なデモンストレーションを実施しております。受賞者はパルコとタイアップしてVRショッピングコンテンツを制作し、ファッション・カルチャー業界にアピールすることができます。DELL賞DELL賞は、インテル® Core™ i9 プロセッサーと最新のGeForceグラフィックスを搭載する新世代の ALIENWAREノートブック「ALIENWARE 15」。Cryo-tech V2.0と呼ぶ独自の冷却機構の搭載で、長時間安定したハイパフォーマンスを実現します。ゲーム用途のみならず世界中で多くのクリエイターにも愛用されている製品です。NEWVIEW AWARDS 2018 概要募集対象(c) NEWVIEW PROJECT(Psychic VR Lab / PARCO / Loftwork)VR空間を駆使した新たな表現・体験を生み出せるクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を使って制作・公開されたVRコンテンツ作品が対象です。制作プロセスにおいてSTYLY以外のツール(3DCG、ゲームエンジン、DAW etc.)を使用することは構いません。すでに発表済みの作品も応募可能です。賞についてゴールド/Gold(1作品)賞金 20,000USDシルバー/Silver(3作品)賞金 5,000USD・PARCO賞(1作品):パルコとタイアップしてVRコンテンツを制作できる権利・Kaleidoscope賞(1作品):Kaleidoscope賞の受賞証明書、1ヵ月のインターンシップ・松武秀樹賞(1作品):松武氏に作曲を依頼できる権利。応募クリエイターのために音源の無償提供も。・DELL賞(1作品):プレミアムゲーミングノートブックALIENWARE 15・CINRA賞(1作品):後日発表スケジュール・募集期間:2018年6月1日(金)~ 2018年7月31日(火)12:00(日本時間正午)・一次審査結果発表(ファイナリスト40作品選出予定):2018年8月末予定・ファイナリスト作品展示会:2018年8月末予定会場:GALLERY X BY PARCO・最終審査結果発表:2018年10月上旬予定イベント情報イベント名:NEWVIEW AWARDS 2018催行期間:2018年06月01日 〜 2018年07月31日住所:ファイナリスト作品展示会:東京都渋谷区宇田川町13-17 ライズビル「GALLERY X BY PARCO」
2018年06月26日土曜日は“のんびりする日”! 私は今、同じ大学に通っている作曲家とヴァイオリニストと一緒にシェアハウスをしています。学校から近く、みんな毎日学校で何時間も練習していますが、そんな学校も土曜日はお休み。作曲家やヴァイオリニストはどこでも練習したり曲を書いたりできますが、ピアニストの私はもちろんピアノがある場所でないと練習できません。家には電子ピアノしかないのでちゃんとした練習はできず… なので私の中では学校がお休みの土曜日は”のんびりする日”と決めています! そんな私ののんびりデーの土曜日は、ロンドンのマーケットでお昼からのんびりするのが最近定番になってきています。ロンドンにはたくさんのマーケットがあり、ほぼ毎日ロンドンの至る所でオープンしていますが、その中でも土曜日は特に出ているお店の数がいつもより多く、どこも大賑わいなんです! ノッティングヒルで過ごす、まったり土曜日の昼下がり。 その中でも私のお気に入り、Notting Hill(ノッティングヒル)にあるPortobello Market(ポートベローマーケット)での一日の過ごし方をご紹介します! お昼過ぎに到着し、まずはお昼ご飯を食べるカフェを探します。今回はマーケットから一本入った道にあったイタリアンレストランに行きました。この日は天気も良かったのでテラス席。Bellini(スパークリングワインと桃のジュースを割ったもの)を飲みながらとっても美味しいパスタをいただきました! その後はマーケットをぶらぶら。普段なら捨ててしまうような空き瓶を使った手作り時計や、とっても可愛い麦わら帽子など。ここのマーケットはアンティークのものを中心に扱っているのですが、そのほかにも様々な物が売られています。 この日は天気が良かったからか、マーケットがとても混んでいたので一通り見終わった後はノッティングヒルの街散策。ノッティングヒルは建物がパステルカラーなのが特徴で、住宅街を歩いているだけでもまるで映画の中にいるような気分になれました! 日常生活の経験の数々も、演奏の深みに繋がるはず。 音大生は1日10時間以上練習している人は本当にたくさんいます。大学にいるとあちこちから聞こえてくる練習音。ロンドンに来た当初は正直とても焦り、みんなに負けないように頑張らないと、とたくさん練習していました。あー今日は練習室にこもって誰とも話さなかった、なんて日もたくさんありました。 しかし月日が経っていくにつれ、練習でただただピアノを弾くだけではなく、日常生活の中の経験が演奏に反映されることもたくさんあるんだな、と感じるようになりました。だからこそ、もっとたくさんの場所にいって、新しいことをたくさん吸収して、ロンドンにいるからこそできる経験をしたいなと思います! のんびり頑張るぞ! 京花Instagram::
2018年06月22日以前にも少しお話しましたが、イギリスでは新学期が9月に始まり、学期の終わりは翌年の6〜7月になります。 なので学生は今の時期大事な試験がたくさんあるんです。私もその例外ではないので、どうしても家と学校を行ったり来たり…。なかなかお出かけする時間がないのですが、どうしても気分転換がしたいときには学校の近くにあるカフェに行きます。 わたしの通っている音楽大学では、筆記試験やエッセイなどの試験はあまりありません。実技試験、教育実習、コンサートの企画・運営などがほとんどです。 そんな中、今回学校から出された課題は「ピアニストとしてのウェブサイトを作る」でした。 イギリスでは音楽家の形は様々です。音楽教室や学校で先生になる人、コンサートの企画・運営など裏方の仕事をする人。その中でもっとも多いのが“フリーランス”の音楽家です。ピアニストの場合は、伴奏や先生のお仕事、コンサートやイベントをなどを自ら企画・運営するなど。だからこそ今回の課題は、将来のためになる!と思い、気が引き締まります! ピアニストに限らず、音楽家、芸術家はフリーランスでやっていくのはとても大変だと言われています。だからこそ、ウェブサイト制作や、人脈づくりなど、セルフプロモーションがとても大事になってきます。 私はまだ大学生なので、まだまだ音楽家としては半人前ですが、友人のプロの音楽家の方々を見ていると、私も学生のうちから準備しておかなくちゃ、と少し不安になります。 なんてそんなことを色々考えながらウェブサイトを作っていたら、2人の愉快な音楽家に声をかけられました。 「そんな真剣な顔してないで僕達の音楽を聴いてよ!」といって、いきなりギターとアコーディオンを弾き始めました。 彼らはスペイン人だそうで、私が日本人だということを伝えたら、なんと一度日本を訪れたことがあるとのこと!「電車の時間の正確さには感動したよ!」なんて笑いながら言ってました。 最後には「Take it easy!(気楽にね!)」と声をかけられ、それまで自分の将来どうなるんだろう…なんてちょっと悩んでいたのがバカバカしくなり、とっても暖かい気持ちになりました。 彼らのような、人をハッピーにできる音楽家になれればそれでいっかなー!なんて陽気な気分に。些細な事ですが、このような出会いひとつで考え方が変わったり、気分が明るくなったりしますよね。そんな素敵な人達に会えるロンドン、やっぱり好きだ! ちなみに、課題のお供はストロベリーサイダー。とっても甘くて美味しかったです! 京花Instagram::
2018年06月04日ロンドン発のデリカフェ「フランツ アンド エヴァンス ロンドン(FRANZÈ & EVANS LONDON)」の日本2号店となる店舗が、4月24日京都・三条の三条通り沿いにオープンする。フランツ アンド エヴァンス ロンドンが提案するのは、イタリアンや地中海料理をベースに大きくカットされた野菜をたっぷり使う“モダンブリティッシュ”。ホームメイドのような温かみと視覚的にも楽しい独創性溢れるメニューを提供する。スパイスやハーブを効かせたフレッシュメイドやデリミール、彩り豊かなスイーツからなる、ダイナミックなディスプレイも特徴のひとつだ。(右)京たけのこと九条ねぎのアランチーニ(税込700円)(左)京壬野菜、アスパラガス、椎茸のサラダ(税込650円) 京都・三条店では、京都ならではの素材を使った限定デリやスイーツ、また日本初登場となるベーカリーもラインアップ。店舗限定のメニューとして、名物の“アランチーニ(ライスコロッケ)”に京野菜を使った「京たけのこと九条ねぎのアランチーニ」や「京壬野菜、アスパラガス、椎茸のサラダ」など、京野菜の新鮮な食感を生かしたメニューを展開。イートンメス 抹茶と丹波黒豆(税込1,890円)また、京都限定スイーツとして「イートンメス 抹茶と丹波黒豆」も登場する。イートンメスとは、サクサクに焼いたメレンゲと生クリーム、フルーツをごちゃごちゃに混ぜて食べる、いま話題の英国のトラディショナルスイーツだ。さらに、朝から夜まで使える“イーテリー(食堂)”として、食パンなどのベーカリーを中心としたモーニングメニューも充実。昼は野菜たっぷりのデリミール、夜はフィッシュアンドチップスなどの軽食と合わせて、京都醸造のクラフトビールやカクテルを楽しめる。【店舗情報】フランツ アンド エヴァンス ロンドン(FRANZÈ & EVANS LONDON)京都・三条店住所:京都府京都市中京区三条通入弁慶石町39 三条TCビル1F営業時間:8:00〜23:00(ベーカリー 8:00〜20:00 / デリ 11:00〜23:00)不定休
2018年04月27日見どころが多いロンドン市街地ですが、1日だけ時間をつくって車で郊外へ出かけてみるのも楽しいもの。なかでもロンドンから西に200km程度の場所にある「コッツウォルズ」は、羊の丘という意味をもつ丘陵地帯で観光客のみならずロンドナーにも人気のスポットです。古い時代のはちみつ色をした石造りの家屋が現役で使用され、豊かな自然と相まってまるで絵本の世界から抜け出たような景色が広がります。自然の恵みの農産物やガーデナーには嬉しい小物、インテリアなどが手に入るショップも多く、買い物も楽しめる場所です。コッツウォルズへの行き方イギリスでもっとも美しい村ともいわれるコッツウォルズは、6つの州にまたがり複数の村で構成されています。ロンドンからはパディントン駅から電車で1時間、さらにバスで30分程度で到着です。一つひとつの村が離れているため、周遊するにはバスを利用します。ただし、本数も多くないので旅行者が効率よく観光してまわるためには車でのおでかけがおすすめ。レンタカーの運転や移動に不安があるようなら、一人でも参加できる日帰りのオプショナルツアーが便利です。時間に余裕がある人は、貴族が所有した邸宅を改装した「マナーハウス」も点在しているので、一泊しながら村々を巡ってみては。コッツウォルズの見どころ村々の移動中、車窓越しに羊の放牧風景を見ることができます。羊肉があまりメジャーではない日本では珍しい光景に思わずカメラのシャッターを押してしまいます。羊毛産業で発展し、専門店をのぞけばコッツウォルズ産の羊の毛糸が手に入るほか、カーディガンや手袋などウール製品を扱うショップもいっぱいです。コッツウォルズを表現する「はちみつ色の風景」といわれます。それは、コッツウォルズ地方でしか採掘されないはちみつ色の天然石を使用した家屋が今も数多く建ち並んでいるから。美しい色合いはハニーストーン、コッツウォルズストーンとも呼ばれ、日本でも造園用の石材として愛好する人が多くいます。美しい田園風景に加え、このはちみつ色の家屋とイングリッシュガーデンが続く町の風景は一枚の絵画のようです。花々が咲き乱れる季節には海外だけでなくイギリス国内からの旅行客で町はいっぱいになります。コッツウォルズの代表的な産物コッツウォルズ地方の代表的なお土産といえばハチミツ。パン屋さんやチーズ屋さん、雑貨屋さんなど多くの軒先に地元で採れたハチミツを販売しています。濃厚な味のハチミツは日本へのお土産にもぴったりで、瓶づめのものから写真のようなかわいいボトルに入ったものまでさまざま。バイブリーという村には、イギリスでもっとも古いマスの養殖場があり新鮮なマスを買って行くことができます。日本への持ち込みには制限がありますが、ホテル滞在で食べ切れる量を買い、寝る前にワインを片手に味わうのもおすすめです。ガーデナーにはたまらない、小物もいっぱいコッツウォルズの村々には、必ずといってもいいほど目に入るのがガーデン用品店。植木鉢や芝生をかわいく飾る、たくさんのオーナメントが並べられていました。ガーデンフックや置物など小物ならば日本に持ち帰りやすいアイテムもあるので、気に入ったものがあればまとめ買いを。車で移動すれば買い物したり、お茶を飲んでも一日で4ヶ所ほどの村を回ることができます。ロンドンとはまた違ったイギリスの風景をみせてくれるコッツウォルズの旅。昔ながらの情緒を味わいにでかけてみてください。●ライター大浦春堂【ヨーロッパ紀行】ロンドン最古のマーケットで“おいしい”お散歩を♪バラマーケット巡り
2018年03月22日地下鉄「ロンドン・ブリッジ駅」から徒歩すぐの場所にある、ロンドン最古のマーケット「バラマーケット(BoroughMarket)」。1276年に開かれたという食料品市場には、果物や野菜をはじめ魚やチーズ、調味料、お茶、オリーブオイルなどさまざまな食料品が並びます。また、食材だけでなく、焼き立てのパンやパイ、パエリア、サンドイッチなどおいしそうなごはんが食べられる屋台もズラリ。そんなバラマーケットをお買い物と朝ごはんを兼ねて散策してみましょう。ゆったり買い物や食事をするなら朝の時間帯がおすすめ最近のロンドンはオーガニック志向の高まりもあって、特に金曜日や週末には、地元ロンドンっ子が買い物に訪れることから大混雑します。イギリス国内だけでなく、ヨーロッパ各国からおいしいものが集まる場所となり、市内のシェフもここで仕入れを行っているそう。ゆっくりと商品を選んだり、店員さんとおしゃべりしながら買い物をするなら平日の朝が狙い目です。平日は10時のオープンですが、土曜日は朝8時から始まるので、週末に行く場合も早い時間帯にでかけましょう。朝ごはんをここで食べてから、ロンドン市内へ観光に行くというのも一考です。日本へのお土産を調達にもぴったりなので、ぜひたっぷり入るエコバッグを持参して。バラマーケット、おすすめの回り方をご紹介します食材を購入できるエリアと屋台が並ぶエリアに分かれているバラマーケット。まずは人で混み始める前に、買い物を済ませてから屋台エリアへと流れるのがおすすめです。開店時間まもなくに到着すると、人も少なくてじっくりと品定めすることができます。外国語が苦手でも、翻訳アプリを見せながら商品に関する質問をしたり、捜しているものをアテンドしてもらうといった買い物ができるのもこの時間ならでは。どのお店も観光客が多くやってくるので、こうした対応も心得てくれています。人気が高いのはスパイスのお店〔SPICEMOUNTAIN〕。世界各国のスパイスが安く手に入るので、朝からたくさんの人が吸い込まれるようにして入っていきます。カレーのスパイスセットやパスタ、ピザのソースづくりに欠かせないハーブなどが揃い、店頭からは風に乗っていい香りが周辺に漂っていました。どれも軽量なので料理好きの友達へお土産によろこばれそうです。製菓材料用のアーモンドプードルやバニラビーンズなども手に入りますよ。お土産といえば、ロンドンでは定番なのが紅茶ですが、これもバラマーケットで購入できます。〔Tea2You〕は、ヘンリー王子や著名人たちもやってきた紅茶の専門店。オリジナルブレンドの茶葉を販売するだけでなく、2ポンドからその場で飲むことができます。試しに飲んでみて、気に入った味があれば茶葉を買って帰るのもいいですね。日本には持ち帰れない野菜や魚は、その場でいただこう食材によっては、せっかく買っても日本への持ち込みができない物もたくさんあります。そんな生鮮食品でもありがたいのが、その場で調理したものをいただけること。たとえば魚屋さんでは、お店の食材を使ってつくるパエリアやハンバーガーを、軒先で販売しているんです。気になったものはスプーンでひとくち味見をさせてもらえるお店もあるので、気に入ったフードメニューをテイクアウトしてテーブルで食べるのもアリ。ホテルに持ち帰って、夕食にするのもいいですね。このほか、人気の牡蠣はレモンや塩が用意されているのでその場で剥いてもらったものを食べることができます。青果売り場でも新鮮な野菜や果物を味わってみたい人にぴったりなのが、店頭で売られるスープやスムージー、フレッシュジュースです。旅行中は栄養も偏りがちなので、たっぷりの野菜や果物をつかったスムージーはありがたいもの。フレッシュジュースもいただきましたが、どれも味が濃くておいしかったです。寒い日にはうれしい、トマトやマッシュルーム、カボチャを使ったアツアツのスープも並びます。食材の買い物だけでなく、屋台での食事も◎食材エリアでもちょこちょことつまみ食いをしていると、それなりにお腹もいっぱいになってきますが屋台にもぜひ立ち寄って。世界各国のおいしいごはんやスイーツなどが並び、思い思いにテイクアウトして食べることができます。どれもひとつから購入できるので、ひとり旅でも気兼ねなく注文を。バラマーケットに並ぶ食品はオーガニック製品が多く、あれこれと頼んでいるうちに、ともするとスーパーマーケットで手に入る食材よりも高くなってしまうのでご注意を。それでも、厳選された食品を店員さんから産地や製法を聞きながら購入できる安心感は他に変えられないものがあります。ロンドナーの生活を垣間見ることができる貴重な場所ともいえるバラマーケットで、自分だけのおいしい食探しに、歩いてみてくださいね。●ライター大浦春堂
2018年03月21日はじめまして。ロンドンでピアノを勉強している京花です。3年前に高校を卒業後、ロンドンにある音楽大学に進学しました。 私は3歳からピアノを始め、12歳から音楽の専門学校でピアノを勉強してきました。クラシック音楽というのは、日本ではあまり一般的に馴染みのないものだと思います。コンサートのチケットは高いし、何を着ていけばいいのかわからない。なんてよく友人から言われますし、私もそう思っていました。 ロンドンに来て初めてのピアニストとしてのコンサート。小さな教会でのお昼の時間帯のランチタイムコンサート、入場料は無料。お客さんはほとんどが近所に住んでるおじいちゃんおばあちゃんで、皆楽しそうに紅茶を飲みながらコンサートを聞いていました。クラシック音楽特有の堅苦しさもなく、服装もとってもラフ。私はこれが音楽の本来あるべき姿だと思います。 ランチタイムコンサート同様、ロンドンではほとんどの美術館が入場無料です。有名な大英博物館や大英図書館はもちろん。お金持ちのコレクターが、自分のコレクションを皆に見てほしいと、勝手に家を無料公開して美術館にしちゃう人もいるんです! ロンドンでは、音楽やアートが生活の一部となっています。教会はどこの街にもありますし、スーパーマーケットの隣が美術館だったりします。音楽や、アートが街のいたるところに転がっている、私はそんなロンドンが大好きです。 最後に、ちょっとご説明をさせてください。連載名にも入っているOLEA。これはわたしのお気に入りの言葉です。意味は’オリーブ’なのですが、そのオリーブの花言葉は平和。平和にのんびり連載をしていきたいという思いからOLEA DIARYにしました。 アートな街ロンドンで感じたこと、面白いことなどをこれからシェアしていきたいと思います!
2018年03月18日イギリス・ロンドンの街中がイルミネーションやライトを用いたアート作品で埋めつくされる祭典「ルミエール・ロンドン(Lumiere London)」。数多くのインスタレーションが街を照らす中、多くの人々が足を止めて見入っていたのが「オリジン・オブ・ザ・ワールド・バブル(Origin of the World Bubble)」と名付けられた本作品だ。インスタレーションが展示されたのはオクスフォード・サーカスの交差点の上空。ルミエール・ロンドン開催中、エリアは歩行者天国となった。直径11メートルの大きな球体を吊り上げ、それにプログラミングされたサイケデリックで幾何学模様的なパターンを次から次へと映し出すという本作品、手がけたのはミゲル・シュバリエ(Miguel Chevalier)。シュバリエはメキシコ出身のアーティストで、既に30年以上パリを拠点として活動している。活動のかなり早い段階からコンピューターをアーティストの表現の一つとして着目してきた。多数のデジタル作品を生み出してきており、世界中のアート・センターやギャラリーでインスタレーションを行ってきたそうだ。細胞の一つひとつが増えたり分かれていったり、交わったりする速さを変化させその様子を球体に映し出すこの作品は、生物学や微生物、離散系計算モデルと呼ばれるセルラーオートマタの世界からインスピレーションを受け作られたという。オーガニックな世界とピクセルで作られた世界が交わり、常に変わり続ける全く新しい「テクノロジカル・バロック」と呼ばれる世界を表現している。残念ながらルミエール・ロンドンは1月18日から21日の開催だったため既に終了しており作品を見ることはできないが、記録されたビデオを見るとその異世界感と引き込まれる色彩に多くの人々が楽しんだことが確認できる。※本記事は (引用元: に許可を得て、翻訳・執筆を行っております。
2018年02月28日3月11日(現地時間)にロンドンで授賞式が開催される、「ブリティッシュLGBTアワード」のノミネーションが発表された。この賞ではLGBTの活動家や、LGBTでなくても彼らの権利向上のために貢献した人を表彰している。今年の「Celebrity Straight Ally」(ストレートのセレブでLGBTの支持者)賞にノミネートされたのはハリー・スタイルズ、デビッド・ベッカム、ニック・ジョナス、アリアナ・グランデら10人。ハリーは常々LGBTコミュニティーを支持すると公言しており、万人の平等を訴えている。「LGBT+ Celebrity」(LGBT+のセレブ)賞にはカーラ・デルヴィーニュ、デミ・ロヴァート、サラ・ポールソン、一昨年カミングアウトし昨年同性婚したコルトン・へインズらがノミネートされた。多くの部門の中、「Best Destination」(最高の目的地)賞にはデンマークのコペンハーゲンやスペインのマドリードなどとともに日本の東京もノミネート入りを果たしている。それぞれの部門の勝者は「ブリティッシュLGBTアワード」の公式ホームページで行われる一般投票によって決まる。「Evening Standard」によれば、授賞式の主催者はLGBTの代表的存在であるエルトン・ジョンやケイトリン・ジェンナーをVIPとして招待することを計画中だという。また、リッキー・マーティンは「インターナショナル・アイコン」賞の受賞が決定しているため、出席する可能性が高そうだとのこと。(Hiromi Kaku)
2018年02月08日2月21日にロンドンのO2アリーナで開催されるブリット・アワードのノミネーションが発表された。中でも注目すべきは、「最優秀ブリティッシュ・アーティスト・ビデオ賞」。ノミネートされた10人の中に、「ワン・ダイレクション」(「1D」)のメンバー、ハリー・スタイルズ、リアム・ペイン、そして元メンバーのゼイン・マリクの3人の名前が…!ハリーは「Sign of the Times」、リアムはクエヴォとコラボした「Strip That Down」、ゼインは『フィフティ・シェイズ・ダーカー』の主題歌でテイラー・スウィフトとデュエットした「I Don’t Wanna Live Forever」でノミネートされている。ハリーとリアムはソロアーティストとして同賞にノミネートされるのは今回が初めてで、ゼインは昨年から引き続き2回目。また、「1D」は2013年から4回連続で同賞にノミネート&受賞しており、昨年は「1D」対ゼインの戦いに注目が集まったが、「1D」が勝利を果たした。3人のほかに同賞にノミネートされているのは、「リトル・ミックス」、デュア・リパ、エド・シーラン、クリーン・バンディット、カルヴィン・ハリス、アン・マリー、ジョナス・ブルー。公式ページからツイッターを通してお気に入りのアーティストに投票できるので、試してみてはいかが?(Hiromi Kaku)
2018年01月15日クリスマスシーズンに見たい映画として長年人気を誇る『ラブ・アクチュアリー』。この作品と深いかかわりのあるロンドン・ヒースロー空港が、今月23日(現地時間)まで到着客に対する粋なイベントを行っている。同作で最も印象的に残るロマンティックなシーンとして人気なのが、ヒースロー空港で恋のお相手のイギリス首相(ヒュー・グラント)デイヴィッドを出迎え、ナタリー(マルティン・マカッチョン)が駆けて抱きつくシーン。マルティン自身も「あれは出演した映画の中で最も好きなシーンの1つよ!」と太鼓判を押している。何かと忙しいこの時期、ヒースロー空港に降り立つ“愛する人”の出迎えに行けない人や、出迎えのない乗客のために、このシーンをヒースロー空港のボランティアチームで再現(※ただし、キスはナシ)しようというイベントが19日から23日(現地時間)まで行われている。ヒースロー空港の調べによると、空港に降り立つ際、乗客の51パーセントが「迎えが来ないとわかっていても、誰かが待っていてくれることを期待している」ことが明らかになっており、その期待に応えた形だ。昨日は、ナタリーを演じたマルティン本人が到着客を温かいハグで出迎えた。ヒースロー空港のツイッターでは、23日までに同空港に到着し、温かい歓迎を受けたい乗客をダイレクトメッセージにて募集している。ボランティアスタッフが乗客の名前を書いたサインボードを掲げ、ハグで迎えるそうだ。(Hiromi Kaku)
2017年12月22日創刊以来、クリエイティブな人々に注目し続けてきた雑誌『Pen』が、今年活躍したクリエイターをたたえる賞「Pen クリエイター・アワード」を新設。その受賞者が1日に発表され、俳優の高橋一生、女優の土屋太鳳ら10組が選出された。同賞は、アーティスト、俳優、クリエイティブ・ディレクター、デザイナーなど、さまざまなジャンルにおいて、今年目覚ましい活躍をみせた話題の人々"2017年の日本のクリエイター"をたたえる賞。第1回目となる今年は、岩崎貴宏(アーティスト)、最果タヒ(詩人)、 Suchmos(ミュージシャン)、高橋一生(俳優)、土屋太鳳(女優)、長谷井宏紀(映画監督)、原野守弘(クリエイティブ・ディレクター)、村松亮太郎(クリエイティブ・ディレクター)、森永邦彦(ファッション・デザイナー)、ヨシダナギ(フォトグラファー)が選出された。『Pen』12月1日発売号(12月15日号)では、アワード受賞者10組を大特集。また、12月1日に都内で授賞式が行われる。
2017年12月01日グローブ・トロッター(GLOBE-TROTTER)から、新作トランク「ザ・ロンドン・スクエア(The London Square)」が登場。2017年11月15日(水)に発売される。ロンドンの街並を、自由かつ軽やかに駆け抜ける女性をイメージした「ザ・ロンドン・スクエア」は、ブランド史上最小のサイズ感が最大の特徴。丁寧なハンドメイドによるクラシカルなフォルムはそのままに、グローブ・トロッターらしいトラベルケースの魅力を詰めこんだ、デイリーに使えるアイテムだ。カラーも、ベーシックなアイボリーやコロニアルブラウンなどに加え、色鮮やかなホットピンク、マスタード、レッドなど、全11色の豊富なバリエーションがラインナップ。自分へのご褒美、またクリスマスに向けたプレゼントとして、是非実際に手に取ってみてはいかがだろう。【商品情報】グローブ・トロッター「ザ・ロンドン・スクエア(The London Square)」発売日:2017年11月15日(水)カラー:全11色(アイボリー、コロニアルブラウン、パープル、ホットピンク、マスタード、ロイヤルブルー、グリーン、レッド、ブラック、ネイビー、チェルシーピンク)価格:アイボリー、コロニアルブラウン、チェルシーピンク、ロイヤルブルー、マスタード 105,000円+税/その他カラー 100,000円+税サイズ:H19×W20×D11cm展開店舗:グローブ・トロッター 銀座・伊勢丹新宿店本館・日本橋三越本店・阪急うめだ本店・福岡岩田屋店
2017年11月18日ロンドン発のナチュラルコスメブランド「アンドレア・ガーランド(Andrea Garland)」のリップバームが、シップス デイズ(SHIPS Days)で展開。アンドレア・ガーランドとはアロマテラピーのスペシャリストであったアンドレア・ガーランドが、2010年に立ち上げた同名のナチュラルコスメブランド。クリームやオイル、リップバームといったスキンケアアイテムは、英国産のオーガニック成分をできるだけ多く使用し、手作りされている。植物がもたらす美容効果や精神への作用を熟知したアンドレアならではのものだ。また、ヴィンテージの缶やコンパクトのデザインをモチーフにした、レトロで可愛らしいパッケージも魅力。中身を使い切っても、パッケージを再利用し、レフィルしてもらうことが可能となっている。オーガニック成分配合のリップバームリップバームはハチミツのような甘い香りを持つミツロウをメインに、オーガニックのシアバターやアーモンドオイル、ラベンダー、グレープフルーツ、ライムなどを配合。唇を柔らかくし高保湿、さらにダメージから守ってくれる。パッケージは黒ネコやキツネ、ロンドンの街をモチーフに展開されるパッケージデザインはお花畑の中から顔を出す黒ネコや、フワフワの尻尾がチャームポイントのキツネ、ブルーを基調にしたクラシックなリバティプリント、そしてブランド発祥の地でもあるロンドンの街をモチーフにしたもの。中でもロンドンデザインには、ビッグベンやセント・ポール大聖堂、トラファルガー広場といった有名スポットのほか、アイコニックな赤い2階建てバスが描かれており、街の魅力がぎっしりと詰まっている。乾燥が気になり始めるこれからの季節、可愛いリップバームをぜひ取り入れてみては。【詳細】アンドレア・ガーランド リップバーム店頭にて発売中価格:3,200円取り扱い:・取扱店舗シップス デイズ ららぽーとTOKYO-BAY店、豊洲店、ルクア イーレ店、立川立飛店、名古屋 タカシマヤ ゲートタワーモール店【問い合わせ先】シップス デイズ ららぽーとTOKYO-BAY店047-495-7075
2017年09月09日マッキントッシュ ロンドン(MACKINTOSH LONDON)から、英国の老舗アイウェアブランド、オリバー ゴールドスミス(OLIVER GOLDSMITH)とのコラボレーションサングラスが2017年5月上旬より発売。コラボレーションモデルのベースとなったのは、オリバー ゴールドスミスを代表するモデル「CONSUL-S(コンスル エス)」。「CONSUL-S」は、英国の俳優マイケル・ケインが愛用していたことでも知られる「CONSUL」をひと回り小さくした正統派のウェリントンスタイル。このオプティカル用の名モデルをサングラスに変更した一本だ。英国クラシックの原点とも言えるこのモデルは、太目のラインの重厚感とシンプルで飽きのこない洗練されたデザインが特徴。今回のコラボレーションの証として、レンズにはマッキントッシュ ロンドンのアイコンであるダンディマンの刻印が、またテンプルにはオリバー ゴールドスミスとマッキントッシュ ロンドンそれぞれのロゴのプリントが施されている。【商品情報】MACKINTOSH LONDON×OLIVER GOLDSMITH発売時期:2017年5月上旬価格:36,000円+税カラー:ブラック、ブラウン【問い合わせ先】SANYO SHOKAI(カスタマーサポート)TEL:0120-340-460 (フリーダイヤル)
2017年05月12日英国最大の音楽賞「ブリット・アワード」の授賞式が行われた昨日(現地時間)、昨年1月に亡くなったデヴィッド・ボウイが「最優秀ブリティッシュ男性ソロアーティスト賞」と「最優秀ブリティッシュ年間アルバム賞」(「Blackstar」)を受賞した。前者は俳優のマイケル・C・ホール、後者は息子のダンカン・ジョーンズがボウイの代わりにトロフィーを受け取り、受賞スピーチを行った。ダンカンは「僕は昨年、父を亡くしたけど、僕自身も父親になったんだ」とスピーチを切り出した。7月10日に生まれた息子にステントン・デヴィッド・ジョーンズと名付け、ミドルネームに父親の名前をもらっている。「(父の死の)衝撃を乗り越えてからは、息子におじいちゃんがどんな人だったと知ってほしいかなと考えてばかりだったよ」と子育てが、前向きにさせてくれたことを明かしている。「そんなときに、思ったんだ。父は、ちょっと変わっていて、奇妙で、人と違う…そういった人たちを支えてきたし、寄り添っていた。ファンのみなさんも50年以上に渡って父のそんな部分を受け継いでいるでしょう。だから、この賞はすべての“Kooks(変人)”と、“変人”を生み出すような人々のための賞だと思うんだ」と締めくくった。“Kooks”とは、ボウイがダンカンが誕生した年に贈った、ダンカンにとって思い出の曲のタイトルであり、単語である。(Hiromi Kaku)
2017年02月23日ゴッサム・アワードが発表になった。作品賞に輝いたのは、バリー・ジェンキンス監督の『Moonlight』。シングルマザーの元で育った黒人男性の辛い少年時代を描く、静かな感動のドラマだ。同作品は脚本賞も受賞。また、今作の全キャストには、特別審査員賞が与えられた。その他の情報男優賞は『Manchester by the Sea』のケイシー・アフレック。女優賞は『Elle』のイザベル・ユペールが受賞。ドキュメンタリー賞は、O.J.シンプソンについての『O.J.: Made in America』が受賞した。文:猿渡由紀
2016年11月30日H&Mデザインアワード2017の優勝者が16日に決定。イギリス出身の26歳、リチャード・クインが受賞した。同アワードには、世界有数のファッション・デザインカレッジの学生や卒業生が参加。世界中から新進気鋭のデザイナーが集結し、コレクションのデザインを競った。セントラル・セントマーチン卒のクインは、メンズデザイナーとしては15年のサイモン・リーに続く2人目の受賞となった。クインは、環境にも配慮したクリエイティブなデザインを考案した。審査メンバーであるH&Mのクリエイティブアドバイザー、アン・ソフィー・ヨハンソンは「私達みんな、すっかりリチャードが大好きになりました。自身のブランドに対してクリアビジョンを持っていて周囲をあっと驚かせる要因も持ち合わせていました。リチャードは本当にクリエイティブな人で、環境においても相互的観点を持っており、H&M Design Award 2017の優勝者として価値ある人でした」とコメント。ビジネス・オブ・ファッション編集長のイムラン・アーメドは「リチャード・クインは本当にすばらしいものを作り上げます。そこにはとても深みのあるクリエイティビティが様々なアイディアと共にあり、商業的な可能性とサステイナブルな観点が、彼のブランドを構築する上で価値を上げる元になっています」とコメントしている。クインには優勝賞品として5万ユーロ、H&Mによる1年間の指導プログラムに加え、優勝コレクションをベースにしたアイテムを17年秋にH&Mの世界中の店舗で販売できる機会が与えられた。
2016年11月20日ロンドンのユニークなシューズブランド、イレギュラー チョイス(Irregular Choice)から、シンデレラ・コレクションが発売された。「どんな女の子もシンデレラの気分を味わうべき…」というイレギュラー チョイスのオーナー、ダン・サリバン(Dan Sullivan)の考えが形となって誕生したシンデレラコレクション。華やかなグリッターや大きなリボン、豪華な刺繍などによって飾り立てられたシューズの数々が展開される。ガラスの靴を思わせる「Sparkling Slipper」は、全面シルバーのグリッターが施され、1歩踏み出す度にキラキラと輝く様はまるで魔法のよう。ウェッジソールシューズの「Ballroom Beauty」と「Home Before 12」には、ヒールの透明な部分に、おとぎの国から飛び出した、ダンスをするシンデレラのフィギュアが閉じ込められている。その他にも、ディズニー映画『シンデレラ』に登場する愛すべきキャラクターが施されたシューズや、魅惑的なオーガンザ・リボンが大胆にあしらわれたシューズなどが展開される。なお、「Ballroom Beauty」、「Home Before 12」の2型は11月11日の発売予定。
2016年11月02日ゴッサム・アワードのノミネーションが発表になった。最多の4部門でノミネートされたのは、ケネス・ローナガン監督の『Manchester by the Sea』。今年のサンダンス映画祭でプレミアされ、その後の映画祭でも高い評価を集めてきた作品だ。その他の情報ローナガンは脚本部門でも候補入り。ケイシー・アフレックは男優部門、子役のルーカス・ヘッジスはブレイクスルー俳優部門にノミネートされた。その他の作品部門の候補作は、リチャード・リンクレイターの『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界は僕らの手の中に』、バリー・ジェンキンスの『Moonlight』、ケリー・リチャードの『Certain Women』、ジム・ジャームッシュの『Paterson』。アフレック以外の男優賞候補は、アダム・ドライバー(『Paterson』)、ジェフ・ブリッジス(『Hell or High Water』)、ジョエル・エドガートン(『Loving』)、クレイグ・ロビンソン(『Morris from America』)。女優部門候補は、ケイト・ベッキンセール(『Love and Friendship』)、アネット・ベニング(『20th Century Women』)、イザベル・ユペール(『Elle』)、ルース・ネガ(『Loving』)、ナタリー・ポートマン(『Jackie』)。受賞発表は11月28日。文:猿渡由紀
2016年10月21日イギリスは料理がマズい!という長年の定説を覆すごとく、ここ10年の間に、首都・ロンドンには個性豊かなレストランやバーが立て続けにオープンし、食をテーマにしたマーケットやイベントも数多く開かれてきた。街は今、フード&ドリンクバブルに沸き立っている。この一大トレンドを、若手のシェフや経営者が牽引しているのも特徴だ。ヤング・ブリティッシュ・フディーズ(Young British Foodies、YBHS)という、イギリスのフード業界に携わる若い才能をノミネートしてジャッジする、年に一度開催されるアワードがある。大手メディアも注目するこのアワードの創設者のひとりが、今回インタビューするリリー・ジョンズ(Lily Jones)というベーカーだ。リリー・ジョーンズ2008年、ジョンズは自宅のキッチンで焼いたケーキを、小さなマーケットで売り始めたところからキャリアをスタート。彼女が作るユニークかつ美味しいケーキの評判は口コミで広がり、イギリスの新聞『The Times』に取り上げられたところで一気に注目を浴びた。その後、ビスポークケーキを専門にするベーカーブランド「リリー・ヴァニリ(Lily Vanilli)」を創設。ダウニング街10番地(イギリスの首相官邸)、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)、エルトン・ジョン(Elton John)、ヴィクトリア&アルバート博物館など、名だたるクライアントからの注文も舞い込むようになり、2011年にはキッチンを開放したショップをオープン。週に一度の開店日である日曜日には、行列を作るほどの人気を博している。若干30歳にして、職人そして経営者として8年のキャリアを持つジョンズ。ファッショナブルでチャーミングな魅力を放つベーカーに話を聞いた。ラフに陳列されたケーキ。サイズも小ぶりで、2つ、3つと試してみたくなるーージョンズさんの生まれはロンドンですか?はい、ロンドンで生まれ育ち、哲学を専攻した大学を卒業後、しばらくオーストラリアに住んでいました。オーストラリアはとても素敵な場所で、そこでグラフィックデザイナーとしての職も得ていたのですが、企業のロゴや広告のデザインをする仕事に興味が持てず、何か別のことをやりたいと考えていました。ケーキを作り始めたのは、オーストラリアからイギリスに帰国した頃です。帰ってきたばかりで仕事もお金もなくて、ちょっとした小金稼ぎにケーキを焼き始めたんですよ。ーー調理学校に通ったり、レッスンを受けた経験は?まったくありません。お菓子作りは単なる趣味でした。正確にはマーケットとも呼べないような、小さな商店街にポップアップショップを出したのが始まりです。自宅のキッチンで焼いたケーキを週に数個、合計で10~15ポンドぐらいを売り上げるところからスタートしました。しばらくして、それが『The Time』のジャーナリストの目に止まって、彼女が私のケーキについて記事を書いてくれたんです。そこから一気に注目が広まり、ビジネスとして成長し始めました。ーーリリー・ヴァニリのコンセプトを教えてください常に新しいものをクリエイトしてくということを大切にしています。だから、これという大きなコンセプトは持ったことがないんですよ。固定したコンセプトやビジネスプランは設けず、常に変化を望み、それを楽しんでいますね。食材で言えば旬の食材を使うのが好きです。夏だったら、イギリスのベリー類とか。フレッシュなカレンズもよく使います。ーーたとえば、飾りに使う飴細工やチョコレートをガラスの破片のように模たり、あなたが作るケーキにはユニークなアクセントが施されていますよね。そのインスピレーションはどこから来るのでしょうか?そうですね……特にこれからというものはなくて、単純にアイデアですね。たとえば、砂糖で作ったガラスの破片。映画に出てくるガラスの破片なんかも、砂糖でできたものだったりするのですが、そういうところからヒントを拾ったりすることはあります。食とは関係ないところからアイデアを拾って、それを反映していくというのは、私のスタイルでもあると言えますね。ーーでは、好きなアーティストはいますか?ティム・ウォーカー(Tim Walker)の世界観がすごく好きですけど、特定の好きなアーティストはそんなにいないかな。ただ、ダークなテイストのものは好きです。ダークなイラストレーションとか……。ーーなるほど。あなたの代表作のひとつに、ゾンビカップケーキがありますよね。グロテスクだけど、不思議と試してみたい思わせる魅力があるユニークなお菓子でしたちょうど私がベーカーの仕事を始めた頃、イギリスではカップケーキが大ブームを呼んでいました。もし私がカップケーキを作るとしたら、ただのカップケーキじゃなくて、一風変わったものを作りたいと思ったんですよ。見た目がかわいくても、味がマズいケーキはたくさんあるじゃないですか。私はそれを逆手に取って、見た目はヒドいのに味が美味しいケーキにしようと思ったんです。リリー・ヴァニリのレシピ本。ショップではサイン入りが購入できるーーイギリスのアフタヌーンティーやフランスのパティスリーなど、ヨーロッパにはさまざまなお菓子やお茶の文化が古くからありますが、そこから影響やインスピレーションを受けたことは?ないですね。実際、トラディショナルなものはあまり良く知らないんです。フレンチ、イタリアン、イングリッシュ、アメリカン……それぞれが持つペーストリーの要素を考えた時、ぱっと頭に浮かぶのはモダンなそれなんです。フレンチパティスリーは、最近また面白くなってきていますよね。あと、フランスの伝統的なパティスリーを、日本のシェフ達が受け継いでいるのは興味深いな。ーー現在、チームに何人いるのですか?キッチンに3人、経理をやってくれている女の子が1人。コアのメンバーはこの4人ですね。これまでずっと少数気鋭でやってきたんですけど、今年に入ってビジネスを拡大していこうと決めたんです。自分が何をどこまでできるのか、見てみたいと思って。と言っても、私のベースにあるのはキッチンに入ってケーキを焼くこと。最近は忙しくてなかなか時間が取れないこともあるんですけど、私はベーカーであって、ビジネスマンではないので!ーー2008年にプロジェクトをスタートさせて、2011年にはショップをオープンしています。順調にビジネスが拡大していると言えそうですが。どうでしょう。その間にいろいろなことがあって、ずいぶん長い時間だったようにも思えます。途中、コンサルタントの仕事で、南インドに半年間ほど滞在していた時期もありました。すごく良い経験でしたね。ーーあなたのベーカリーはいつ訪れても混雑していて、子どもから大人まで幅広い層から支持を得ていますよね。しかしながら、なぜ日曜日にしかオープンさせないのでしょうか?あのベーカリーは、ショップというよりも、私のキッチンと呼ぶべきなんでしょうね。私のメインビジネスは、ビスポークケーキの製作です。ただ日曜日は、フラワーマーケット(※1)があって、人で溢れ返って仕事にならないので、ショップとしてオープンすることにしているんですよ。実際、私のケーキに興味を持ってくれている人達が、ふらっと立ち寄って味見できたりするし、すごく良い環境だと思っています。テーブル席はいつも満席ーーウエディングやバースデーケーキなど、これまでにさまざまなベスポークケーキを作られていますよね。どんなクライアントが多いのですか?クライアントといっても、オーダーをもらえば誰にでもケーキを作りますよ。もちろん予算にも応じます。お金のためだけにケーキを作っているわけではないですから。ウエディングもバースデーも、いろいろなタイプのケーキを作る機会ができて楽しいです。もちろん、クリエイティブなブランド、アーティスト、デザイナーなどと仕事ができるのはとても魅力的です。彼らから出されるテーマは、いつもユニークなんですよ。あと、一度うちを使ってくれたクライアントは、また使ってくれることがほとんどなんです。その時々で、私がまったく異なるケーキを提供するということを理解してくれているんだと思います。ーー目下はどのような仕事に取り組まれているんですか?たとえば今週は、ジェイミー・オリバー(Jamie Oliver)が出す本のために、カラフルな野菜を使ったケーキを焼く予定です。ハウス・オブ・ハックニー(House of Hackney)ともコラボレーションをしているんですけど、彼らのインテリアデザインを取り入れた、大きなビスポークケーキを作る予定もあります。あとは、これまでと違う大きなプロジェクトで、スーパーマーケットとコラボレーションした商品を販売する計画を進めています。家庭でクレイジーなケーキを作るキットのようなプロダクトです。ーーそれは楽しみですね。ちょっと話を変えますが、リリー・ヴァニリのその成長と人気と時を同じくして、ここ約10年間でロンドンをはじめ、イギリスの食事情は劇的に変わりましたよね。個性豊かなレストランやカフェが次々にオープンし、イギリスの料理はマズいという概念を打ち砕くかのごとく、見た目だけでなく味も確かな店が多いように思います。若い経営者が多いのも特徴的ですよね。そんな中で、あなたはヤング・ブリティッシュ・フディーズの創設者のひとりとしても活躍されていますね。そう。ちょうど今日、2016年度のジャッジをメンバーとしてきたところだったんですよ!ーーそうだったんですか。ヤング・ブリティッシュ・フディーズについて少し教えてもらえますか。約6年前、ちょうどブリティッシュフード&ドリンクのブームが過熱し始めた頃に、友人と共にスタートしたプロジェクトです。以前はTVに出るような有名シェフ2、3人が巷でもてはやされている程度だったのですが、食のトレンドが進化して、ローカルレベルまで浸透していったんです。その若い才能を、世に広める必要があると思ったことがきっかけでした。シェフ、ベーキング、アルコール、ストリートフードなど合計で9カテゴリーを設けているのですが、毎回数えきれないほど多くの応募があります。最終的には、それを各カテゴリー3~5人にまで絞り、年に1度開くアワードナイトで表彰しています。ーーイギリスのメディアを見ると、アワードは多方面から反響があり、影響力も年々増しているように伺えます。ジョンズさん自身はリリー・ヴァニリ以外の仕事も多く、忙しい毎日だと想像するのですが、プライベートの時間は何をしているんですか?ビリヤードが好きで良く行きますね。あとは釣りとか。できる限り、いろいろな場所へ旅をすることにしています。日本はまだ行ったことがないんですけど、近々必ず!日本でショップを出すという、密かな夢もあったりもして……。ーーそれは楽しみ!いつか実現させてください。今現在、キッチンに立つ以外の仕事も多く、その内容も多岐にわたると思いますが、どんな場面で仕事に喜びを感じますか?また、将来的にはどのようなポジションに身を置きたいと考えているのでしょうか?レシピをディベロップさせるのは好きですし、クライアントからチャレンジングなテーマをもらった時なんかもワクワクしますね。とにかく新しいことに取り組むのが好きです。今取り組んでいる目の前の仕事に、楽しみを見出せる人間なんですよ。だから将来については全く想像がつかないんですけど(笑)、ビジネスは広げていきたいと考えています。あと、お菓子作りはずっと続けられたらいいですね。(※1)毎週日曜日に開催されるコロンビアロードフラワーマーケット。リリー・ヴァニリのキッチンはマーケットのそばにある、アンティークショップなどが集まる建物の一角にある。【リリー・ヴァニリ】WEB SITEイーストロンドンでヴィンテージショップ巡り!異国情緒漂うブリックレーンを歩く【Our Favorite LONDON vol.1】へイーストロンドンでヴィンテージショップ巡り!プロも通う名店をチェック【Our Favorite LONDON vol.2】へロンドンの若きガーデナー兄弟が語るランドスケープデザイン【Our Favorite LONDON vol.3】へ
2016年10月05日第38回PFFぴあフィルムフェスティバルが閉幕し、23日にPFFアワード表彰式が行われた。映画祭期間中は、483本の応募作の中から入選を果たした20作品が東京都国立近代美術館フィルムセンターにて上映され、好評を博した。表彰式にはミュージシャン/アーティストの野田洋次郎、荻上直子監督、沖田修一監督、遠藤日登思映画プロデューサー、編集者の佐渡島庸平が最終審査員として出席。グランプリほか各賞を発表した。PFFアワード2016受賞結果グランプリに輝いたのは小松孝監督の『食卓』。遠藤プロデューサーが発表し、「すごくそっけなく、身近な題材を撮っているようでいて、実はとても緻密に丁寧に作られている映画だと感じました」と講評。各賞発表の最後に名前を呼ばれた小松監督は、驚いたといった表情で壇上にあがり、「他の方の受賞結果を聞きながら『もうダメだ~』と友達にLINEをしてて、ビックリしました(笑)。今35歳ですが、映画界にしたら若いのかなと思いつつ、これからも精進して、世界の大きな映画祭に羽ばたいていけたらと思っています」と喜びを語った(『食卓』はバンクーバー映画祭への招待が決定済み)。現在、爆発ヒット中の『君の名は。』で主題歌を務めている野田は総評を次のように述べた。「物を作る同士として関わりたいと思って参加しました。もっともっとはみ出る作品があってもよかったなと。映画の体をなしてなくても。僕も音楽を作っていて、楽器や環境、設備をよくしていけば精度はあがるけれど、本当にお客さんが感じたいのはそこじゃないんですよね。映画だったら最終的に画面に収まるわけですが、そこからどれだけのものがはみ出ているか。僕自身、思いを込めれば込めるほど、絶対にそこから何かこぼれ落ちて、届いてくれるものがあると思って作っています。みなさんのたぎる思いも、どんどんこぼれ出てほしいと思っています」。ほかの審査員もそれぞれにコメントした。「僕の時代も今は技術が伴っているんだからと言われましたが、今の監督のほうがプレッシャーに感じているかもしれません。面白い作品がたくさんあって、いろいろな思いを感じました」(沖田)、「作り切るということ自体がすごく難しいことだと思います。応募された全ての作品、作り切ったことがすごい才能だし、作り続けるモチベーションを保つことはすごく大変。それができるかどうかです」(佐渡島)、「15年前にここで賞をいただきました。本当に映画が撮りたくて撮りたくて。15年経った今も、昨日も今日も明日も毎日映画を撮りたいと思っています。続けてください」(荻上)、「会場で20作品拝見しました。席の周りに監督やスタッフがいて、そのエネルギーにすごく疲れましたが、非常に貴重な体験ができました」(遠藤)。取材・文・写真:望月ふみ
2016年09月24日