タイのアーティストBillkin & PP Kritが来日!前回の来日から約1年。ソロ活動も経験した彼らに、二人で来日公演を行う心境や、仕事や物のシェアについて語ってもらいました。――ソロ活動とお二人でのステージでは気分が違いますか?Billkin(以下BK):違います。ユニットとして活動する時は、一緒にいることで化学反応が起きるんです。一緒に歌う時にその場の雰囲気で歌詞の内容のキャッチボールをしたり…。ソロ活動の時はソロならではの化学反応が起きるのですが、二人のコンビネーションの時とはまた違うものだと思います。PP:(BKと)ほぼ同じです(笑)。一緒に歌う時は、二人で歌詞のメッセージをファンに伝えます。ソロの場合は自分自身のメッセージを伝えるので、歌う時の気分や雰囲気はかなり違いますね。――パフォーマンスの面でもパワーアップする部分を感じますか?PP:P(自身の呼び名)は、そういう面はあると思う。ソロでは自分で気持ちを盛り上げないといけないけれど、一緒にいる時は彼からパワーをもらえる。まるでお互いにパワーを送り合って、幸せをシェアしているような感じです。――日本での公演は約1年ぶりですが、強化した点はありますか?BK:いろいろあります。この1年で仕事の幅が広がって、仕事のスケールも大きくなってきました。様々な種類の経験をしたことで、強くもなったし、成長したと思います。ステージに慣れること、歌う経験、ステージ上での動き方など、いろんな部分が強化されているんじゃないかな。PP:BKの話に付け加えると、一緒に仕事をして経験を積んだことで、僕たちはステージに立つことに慣れてきたんです。なので、幸せな気分でステージをより楽しめるようになったと思います。――コスメブランド『Caremate』を共同経営されていますが、始めた経緯を教えてください。BK:以前の僕は唇がとても乾燥していて、よく切れていたんですよ。ファンやPPによくそれをからかわれていたので、「リップでも作ろうかな」と冗談まじりで言っていたんです。その後、PPとエンターテインメントの分野以外で何かをしようかという話になり、「だったらリップを作ろう」と話をしたのが、一緒にコスメブランドを立ち上げたきっかけです。――一人ではなく、なぜ二人で一緒にやろうと思ったのですか?PP:僕たちは(幼い頃から)ずっと一緒に過ごしてきたから、何かをするなら一緒にやりたいなと思っていたんです。そうすれば、会って話をする機会が増えるから。それに、一緒にブランドを作ったら、お互いの新しい視点を知ることができるんじゃないかなって思ったんですよね。――揉めたりはしないのですか?BK:ほとんどないです。PPは僕に大体決めさせてくれるんです。気になったことがあると僕に言ってくるから、その時は彼の希望通りにします(笑)。PP:役割が違っていて、香りや質感、パッケージといった製品に関することはPが考えるんです。販売とマーケティングはBKに任せているので、彼に判断してもらう方がいいと思っています。――PPさんから見て、その後BKさんの唇は変化しましたか?PP:もう乾燥はしてないけれど、(潤ったせいで)喋りすぎ(笑)。――二人で助け合いながら仕事をする上で大切にしていることは?PP:お互いを尊重すること。どんな仕事をする時でも彼の決断を尊重するし、彼も僕の決断を尊重してくれます。そして、お互いにとってちょうどいい中間地点を見つける。それが大切だと思います。BK:僕もほぼ同じ考えです。それぞれが考えていることや希望は違っていて、100%同じであることはないはず。でも、最終的にはPPが言ったように、ちょうどいい中間地点を見つけるようにしています。そのためには、誰がどう責任を持つかを明確にすること、お互いの決断を尊重するということが重要だと思う。――今号は“シェアライフ”を特集していますが、お二人がシェアしているものはありますか?BK:(真面目な声で)僕ら二人とも、家にトイレがあるよね。PP:違う!(笑)お互いにシェアしているものっていう話。お揃いはたくさんありますよ。別々に買ったものが偶然にかぶることがあるんです。例えば、彼があるタイプのイヤホンを買ったら、それを知らずにPも全く同じものを買ったりとか。――プレゼントし合ったりも?PP:特別な機会にね。誕生日とか新年、クリスマス、大切な日に。――お揃いのものを贈ることは?PP:(BKに向かって)プレゼントではあまりないよね?お互いの好みに合うものを選ぶので。――偶然も含めて、一番最近お揃いで買ったものは何ですか?BK:偶然も含めて?ちょっと考える。(二人で相談タイム)PP:二人に同時でスタッフにコーヒーを買ってきた話は?BK:(PPを見て)いいね!PP:二人とも普段からスタッフによくコーヒーの差し入れをするんです。ある時、お互いに確認せずにPとBKが同時にスタッフに差し入れをしたことがあるんです。なので、コーヒーだらけに(笑)。――今後、二人で一緒に叶えたい夢や目標をお聞かせください。PP:それは、いい機会に恵まれるかどうかによると思っています。僕たちを成長させてくれて、自分たちがやりたいことで幸せになれることであれば、その機会を受け入れてベストを尽くします。でも…今はとりあえず、これぐらいにしておきます。BK:実はこれまで、特に目標を立てずに生きてきたんです。例えば5年先、10年先などのように、決まりきった計画は立てていません。なので、一緒にやりたいことがあるかどうかは、特に言わなくてもいいと思う。一日一日の生活の中でも常に新しいことがあるので、僕たちの考え方もその度に変わっていくじゃないですか。でも、肝心なこととして、何かをやりたいなと思った時に、僕は真っ先にPPのことを思うんです。きっと、PPも僕のことを思うはず。どの方向に進むとしても、PPと一緒に歩んでいきたいと思っています。――それを聞いていかがですか?PP:わざとらしい(笑)。でも、Pも同じ。僕たちはずっと一緒に過ごしてきて、一緒にいる時間がとても長いから、切っても切れない関係なんです。50年先もPの人生にはBKがいるし、BKの人生にはPがいると信じています。BK:(少し照れながら)どっちかが先に死なない限りね(笑)。(写真左)ビルキン本名はプッティポン・アッサラッタナクン。1999年10月8日生まれ。2017年に俳優デビュー。日本独自パッケージEP【初回限定商品】『LOVE’S APPRENTICE』(ユニバーサルミュージック)が発売中。ニット¥68,200(シュタイン/エンケル TEL:03・6812・9897)マフラー¥49,500(サブレーションズ sublations.press@gmail.com)(写真右)ピーピー・クリット本名はクリット・アンムアイデーチャコーン。1999年4月30日生まれ。2017年に芸能活動を開始。日本独自企画シングル【初回限定商品】『FIRE BOY』(ユニバーサルミュージック)が発売中。ニット¥69,300(シンヤコズカ/ザ・ウォール ショールーム TEL:03・5774・4001)マフラー¥49,500(サブレーションズ)※『anan』2023年10月18日号より。写真・野田若葉(TRON)スタイリスト・井田正明ヘア・Ritz_angel_xxメイク・Witsarut Jullasorn通訳・児玉ノンティシャー翻訳・高杉美和取材、文・真島絵麻里(by anan編集部)
2023年10月17日タイのアーティストBillkin & PP Kritが来日!幼馴染みとして関係をスタートさせ、ドラマ共演や歌手ユニットなど、仕事のパートナーとしても強い繋がりを持つ彼らに8つの質問をしました!Q1. 誰かとシェアしているものは?Q2. ファンにシェアしたい、タイもしくは日本の流行りものは?Q3. 嬉しい時、悲しい時など感情のシェアはしますか?Q4. オススメのストレス解消法は?Q5. 最新EPの聴きどころは?Q6. 俳優活動で今後やってみたいことは?Q7. 自分が輝いているなと思う瞬間は?Q8. 日本のファンと共に叶えたい夢は?BillkinA1. 大家族で住んでいるので、車をはじめなんでもシェアします。たくさん買うのではなく、1つ買ってみんなで使う方が気分もいいですよね。なので、シェアリングはすごく大事にしています。A2. 草間彌生さんの作品が好きなんです。グッズもたくさん持っていますが、可愛くてオススメですよ。A3. 僕は感情を誰かとシェアしたいタイプ。ただ、理解してもらえない人に話しても意味がないので、内容によって相手を選んでいます。A4. サッカー、バドミントン、筋トレなど、体を動かすことはなんでも。ストレスは誰にでもあると思うので、考えすぎないことが大事!A5. このEPでは人生の最初と最後の恋愛を描いているので、恋愛を経験した人が聴いたら共感する部分が多いかも。でも、愛はカップルに限らず、友達や家族の間にも存在するもの。なので、きっと多くの人に聴いてもらえるんじゃないかな。A6. 今まで重たい役柄を演じることが多かったので、楽しいコメディをやってみたい。アクションもやったことがないし、いろいろ挑戦していきたいです。A7. いつも…って、冗談です(笑)。やるべきことに集中している時は輝いていると思う。A8. 11月にバンコクで僕のソロコンサートがあるので、日本のファンの方にもぜひ観に来てほしいです。ビルキン本名はプッティポン・アッサラッタナクン。1999年10月8日生まれ。2017年に俳優デビュー。日本独自パッケージEP【初回限定商品】『LOVE’S APPRENTICE』(ユニバーサルミュージック)が発売中。コート¥114,400(ソフトハイフン TEL:03・6418・1460)ニット¥68,200(シュタイン/エンケル TEL:03・6812・9897)パンツ¥39,600(シンヤコズカ/ザ・ウォール ショールーム TEL:03・5774・4001)靴¥41,800(アシックスランウォーク/アシックスジャパン株式会社 お客様相談室 TEL:0120・068・806)PP KritA1. “幸せ”。手にしていないものはシェアできないので、まずは自分が幸せになって、それからみんなにシェアします。A2. タイの島と海。海がすごくキレイだし、島によって雰囲気が違うんですよ。プーケットから船に乗って行くヤオノイ島がオススメ。A3. プライベートな時間や自分のケアをする時間がなくて気持ちが沈んでしまう時は、家族や友人に相談します。違う目線の意見が聞けるので。A4. まずはSNSをストップ。それから、家で映画を観たりスパに行ったり、友達と食事に行ったりします。あとは寝ること!A5. その人の人生経験によって感想が変わる曲だと思うので、その時どきの自分の経験と重ねて聴いてもらえたら、と思っています。A6. お芝居の経験が少ないので、ジャンルも役柄もいろいろ演じてみたい。(バスケットボール選手の記事を見ながら)バスケドラマもいいかもしれません(笑)。A7. 鏡を見た時…冗談ですよ(笑)。でも、実際によく鏡を見るようにしているんです。「今の自分は大丈夫かな?」と確認して、自信を持って次のステップに進むようにしています。A8. 僕とBillkinのことをサポートしてくれて、心からありがとうと伝えたいです。またいい作品を作って、それを見て応援してもらえたら嬉しいですね。ピーピー・クリット本名はクリット・アンムアイデーチャコーン。1999年4月30日生まれ。2017年に芸能活動を開始。日本独自企画シングル【初回限定商品】『FIRE BOY』(ユニバーサルミュージック)が発売中。コート¥126,500(ソフトハイフン)ニット¥69,300パンツ¥29,700(共にシンヤコズカ/ザ・ウォール ショールーム)その他はスタイリスト私物※『anan』2023年10月18日号より。写真・野田若葉(TRON)スタイリスト・井田正明ヘア・Ritz_angel_xxメイク・Witsarut Jullasorn通訳・児玉ノンティシャー取材、文・真島絵麻里(by anan編集部)
2023年10月17日タイの俳優でアーティスト、Billkin&PP Krit(ビルキン・アンド・ピーピー・クリット)のインタビューをお届けします。言葉や文化の壁を越えて応援してくれる存在に感謝。共演したドラマやステージ上のパフォーマンスでは、ふたりの間に流れるどこかアンニュイな空気感が印象的なBillkinとPP Krit。素顔の彼らは、フレンドリーで茶目っ気溢れる等身大な青年。撮影やインタビュー中も常に朗らかで息の合ったやりとりを披露してくれたふたりに、日本への想いや関係性について尋ねてみた。――今回、日本でライブをすることが決まった時の心境を教えてください。Billkin(以下BK):子供の頃から様々な日本のカルチャーを浴びて育ったので、テクノロジーが進んだカッコいい国っていう印象があるんです。その国に仕事で来られるなんて、夢が叶った気がして嬉しかったです。PP:本当にそう!仕事を始めた当初は、自分たちの活動が僕らをここ(海外)まで運んでくれるとは思っていなかったんです。言葉や文化を超えて多くの方に知ってもらえたことが嬉しいし、こうして日本に来たことで、自分の視野も広がった気がしています。――おふたりとも久々の来日だそうですが、変化を感じた点はありますか?BK:日本は3~4年ぶりですが、以前と変わらず食事は美味しいし、人も面白い。気づいた点は、ミヤシタパークがキレイになったことと新しいタイプのタクシーが登場したことかな(笑)。PP:前回から10年以上経っているから、変化は正直わからなくて(笑)。でも今回すごく感動したのは、日本の規律正しさ。身の回りのことすべてがきちんとしているし、街を歩く人たちも周囲との距離をちゃんと保っていて、他の人の存在を尊重しているところが日本らしいなって感じました。――ライブ準備はいかがでしたか?BK:20日以上かけて準備しました。自分たちがアーティストとして何を伝えたいかを考えるところから始めてショーの全体像を決め、細かい点を少しずつ調整していったんです。PP:少し付け足すと、演じている自分たちが幸せな気持ちでエンジョイすれば、観てくださる方も一緒に楽しんでくれると思ったんですよね。なので、準備もステージも全力で頑張りました。BK:そうだね。特に日本語訳の歌詞は、すごく頑張ったつもり(笑)。PP:なるべくはっきり発音しようとしたけれど、難しかった~!本当はもっと上手にできたと思うんだけど…。――実際に日本のファンと触れ合ってみてどのように感じましたか?BK:言葉の壁を越えて僕たちのことを応援してくれるだけでもありがたいのに、ライブに足を運んで直接会いに来てくれたことが本当に嬉しくて。日本のファンはすごく特別な存在で、みんな可愛らしいなって感じました。PP:(ニコニコうなずきながら)ファンの方々が喜んでくれていることがヒシヒシと伝わってきて、すごく嬉しかったです。作品が僕らとみなさんを出会わせてくれたんだなって、改めて実感しました。目を見るだけで僕らを思ってくれていることがわかったし、気持ちを目一杯受け取りましたよ~。BK:僕らが手を叩くとみんなも一緒にやってくれて、同じ気持ちで特別なモーメントを過ごせたと思います。――ステージやプライベートにおいて、ふたりの間で役割分担はありますか?BK:役割は決めていなくて、その時どきで変わります。お互いに自分が得意なことは相手に教えてあげるけれど、それ以外は自由。プライベートも気分によって一緒に行動したり、しなかったり。すごく気楽な関係ですね。PP:その通り。長い知り合いなので、どちらか片方のコンディションが良くないことは、ふたりにとっても望ましくないんですよね。お互いがいい状態でいい仕事をしたいと思うから、何かあった時は助け合うようにしています。――得意なことを教え合うとのことですが、それぞれの得意なジャンルは?PP:Pが得意なのはショッピング。だって簡単でしょ?(ふたりとも爆笑)他のことはあまり得意じゃないと思う。たとえこなせたとしても、それが得意なのか自分ではよくわからないんですよね。自分で決めることじゃなくて、周りの人の判断で決まる気がします。BK:たしかに。僕が得意なことは…右手を使うこと。右利きだからね(笑)。――なるほど(笑)。最後に、日本のファンへメッセージをお願いします。BK:僕らのことを応援してくださって、すごく嬉しいです。みなさんに会えてお互いにエネルギーを交換できた気がしたし、いただいたエネルギーが次の作品を生み出す力になると思います。また絶対に会いましょうね。(日本語で)ありがとうございます!PP:今回お会いできて、とても嬉しかったです。これからも成長を止めずに素敵な作品を生み出していくこと、また会いに来ることを約束しますね。Billkin&PP Krit2019年にドラマ『My Ambulance』での共演で注目を浴びる。‘20年主演ドラマ『I Told Sunset About You~僕の愛を君の心で訳して~』(Rakuten TV、U‐NEXTで配信中)がタイ国内外で多くの賞を受賞するなど大ヒット。続編『I Promised You the Moon』も話題に。シリーズの挿入歌が詰まったスペシャル・アルバム『About Sunset To The Moon~僕の愛を君の心で訳して』(ユニバーサルミュージック)が発売中。ビルキン(写真下)本名はプッティポン・アッサラッタナクン。1999年10月8日生まれ。2017年に俳優デビューし、艶やかな歌声で歌手としても活躍。7月にリリースした「I Like Myself When I’mwith You」のMVは、再生数3300万回を超える(10月14日現在)。ジャケット¥37,000パンツ¥30,000シューズ¥63,000(以上アタッチメント/サカス ピーアール TEL:03・6447・2762)シャツ¥39,600(ウジョー/エム TEL:03・6721・0406)ネックレス 各¥110,000(ネイキットnaket.gold@gmail.com)バングル¥11,000(ジュエッテ TEL:0120・10・6616)ピーピー・クリット(写真上)本名はクリット・アンムアイデーチャコーン。1999年4月30日生まれ。2017年に芸能活動を開始し、俳優や歌手、モデルとして活躍。ソロ曲「I’ll Do It How You Like It」など、スタイリッシュな衣装やムーディな世界観が際立つMVも話題に。ジャケット¥92,400パンツ¥40,700(共にリトルビッグ TEL:03・6427・6875)ゴールドのネックレス¥110,000(ネイキット)チョーカー¥14,300イヤーカフ¥14,300(共にジュエッテ)メガネ¥60,500(ディータ/オプティカルテーラークレイドル青山店 TEL:03・6418・0577)ピアスは本人私物その他はスタイリスト私物※『anan』2022年11月2日号より。写真・長山一樹(S‐14)スタイリスト・タカハシエイジヘア・Roangritz Apisitvachiramateeメイク・Witsarut Jullasorn通訳・高杉美和インタビュー、文・真島絵麻里(by anan編集部)
2022年10月29日タイの俳優でアーティストのBillkin&PP Krit(ビルキン・アンド・ピーピー・クリット)がanan初登場!4Kカメラによる映像美と繊細な心情描写で、国内外で高い評価を得たドラマ『I Told Sunset About You~僕の愛を君の心で訳して~』では、芸能界に入る前から友人だったふたりが、強く惹かれ合う幼なじみ同士を演じたことも話題に。世界中のファンをときめかす彼らに来日について、そして今号の特集にちなんで「恋の在りか」について聞きました。Q、今ときめいているものは?(写真左)Billkin「こうして日本にいることにすごくときめいています。滞在中にやりたいことは、“食”の一択(笑)。何を食べても美味しくて、まさにフード天国!」。(写真右)PP「う~ん、休息かな(笑)。日本にいる間にお休みがあれば、地方に行って各地の異なる文化が見てみたい」Q、恋のイメージは?Billkin「すべての行動がロマンティックで、心の深い部分を温かくしてくれるもの。色でいうと淡いピンク」。PP「P(自身の呼び名)にとって、何かをするための元気をくれるのが恋。切ない時もあるけれど、起伏が激しいグラフではなく、割と落ち着いている感じ」Q、恋の醍醐味って?Billkin「片方だけが我慢する関係性は、自分らしさが失われてしまいます。自然にお互いをサポートし合える心地いい関係が作れたら、より良い自分になれるんじゃないかな」。PP「恋をすると、相手のためにいい人間になろうとするし、いろんなことができるようになりたいって感じますよね。チャレンジに対するモチベーションが上がると思います!」Q、お互いへメッセージをどうぞ。Billkin「PPはすごく才能がある人。自分を愛し、誇りに思うことは成長する上で大切な要素ですが、今の彼はそれができていると思う。一緒に成長してくれて感謝しているし、これからも一緒に戦っていきたいですね」。PP「Billkinとはいろんな経験を共有してきたので、お互いのことをよく理解し合えていると思う。仕事の時も彼がいると気持ちが休まるし、会うと毎日毎回すごくハッピーな気分になります。一緒に歩んできてくれて、ありがとう」【Billkin】自分らしくいられる人に出会えたら、すごく幸せ。日本は大好きな国のひとつ。アートや音楽、エンターテインメントが面白いし、ライフスタイルや食事も大好き。日本のいろんな都市に行ったけれど、一番好きなのは東京。たくさんの人が交差点を歩いているのを見ているだけで、ハッピーな気持ちになるんです。僕自身のことをお話しすると、性格は真面目なほうじゃないかな。目標を立てたら、そこに到達するまでの方法をじっくり考えるタイプ。だってきちんと計画を立てておけば、安心して過ごせるじゃないですか。思い通りにいかないこともありますけどね(笑)。チャームポイントは、自分の気持ちに正直なところ。感情を素直に表すことで、ひとりの人間としての魅力が引き出される気がするんです。それはアーティストとしても同じで、自分がどんな人間なのかを理解して、そのフィーリングを作品に込めることを大切にしています。常に自分を見つめ続け、成長するためなら何でもするという愛とパッションを持ち続けることが僕のポリシー。今はソロのミニアルバムを制作中ですが、それ以外にもいろんなチャンスを探してどんどん経験を積んでいきたいですね。僕が恋をしたら?幸せな気分になって、常に笑顔でいると思う。誰かと関係を築く上で大切なのは、居心地の良さ。お互いに自分らしくいられる人が見つかったらすごくハッピーですよね。そう考えると、相手のことはもちろん好きだけど、結局はその人と一緒にいる時の自分が好きなのかも(笑)。ビルキン本名はプッティポン・アッサラッタナクン。1999年10月8日生まれ。2017年に俳優デビューし、艶やかな歌声で歌手としても活躍。7月にリリースした「I Like Myself When I’m with You」のMVは、再生数3300万回を超える(10月14日現在)。ジャケット¥37,000パンツ¥30,000シューズ¥63,000(以上アタッチメント/サカス ピーアール TEL:03・6447・2762)シャツ¥39,600(ウジョー/エム TEL:03・6721・0406)ネックレス 各¥110,000(ネイキットnaket.gold@gmail.com)バングル¥11,000(ジュエッテ TEL:0120・10・6616)【PP Krit】お互いを理解し合えたら言葉はいらないと思う。Pは明るい人に見られがちだけど、ひとりでいるのも結構好き。ずっと仕事が忙しかったから、ひとりで過ごす時はできるだけ体を休めるようにしています。マッサージに通ったり、地方に行って海を見たりするのが好きですね。チャームポイントは…逆に聞きたい、どこだと思います?ふふっ、冗談です(笑)。人ってみんなそれぞれ自分らしさがあって、それこそがチャームポイントだと思うんです。自分らしさを磨くには、好きなことをするのが一番。自信を持って取り組むことがその人の魅力を最大限に引き出して、人と違う個性に繋がるんだと思います。アーティストとしては特にボーダーはないし、方向性もなくていい気がしていて。作品を通じて自分らしさを表現して、みんなに理解してもらうことのほうが大事だと思う。あと一番重要なのは、ずっと止まらないこと。すべての仕事を通して、ビジュアルや多様性においても自分を発展させていきたいんです。曲も演技も常に新しいことに挑戦して、自分探しをしていきたいと思っています。恋をした時のPは…おとなしくなって、あまりしゃべらなくなるかも(笑)。お互いに理解し合えていれば、言葉はいらないと思うんです。相手がどんな気持ちで何が必要なのかが何となくわかるような関係性が理想で、お互いにサポートはするけれど期待しすぎず、良い影響を与え合いながら一緒に前に進んでいけたら素敵だなって。ロマンティックでしょう?ピーピー・クリット本名はクリット・アンムアイデーチャコーン。1999年4月30日生まれ。2017年に芸能活動を開始し、俳優や歌手、モデルとして活躍。ソロ曲「I’ll Do It How You Like It」など、スタイリッシュな衣装やムーディな世界観が際立つMVも話題に。ジャケット¥92,400パンツ¥40,700(共にリトルビッグ TEL:03・6427・6875)ゴールドのネックレス¥110,000(ネイキット)チョーカー¥14,300イヤーカフ¥14,300(共にジュエッテ)メガネ¥60,500(ディータ/オプティカルテーラークレイドル青山店 TEL:03・6418・0577)ピアスは本人私物その他はスタイリスト私物Billkin&PP Krit 2019年にドラマ『My Ambulance』での共演で注目を浴びる。’20年主演ドラマ『I Told Sunset About You~僕の愛を君の心で訳して~』(Rakuten TV、U‐NEXTで配信中)がタイ国内外で多くの賞を受賞するなど大ヒット。続編『I Promised You the Moon』も話題に。シリーズの挿入歌が詰まったスペシャル・アルバム『About Sunset To The Moon~僕の愛を君の心で訳して』(ユニバーサルミュージック)が発売中。※『anan』2022年11月2日号より。写真・長山一樹(S‐14)スタイリスト・タカハシエイジヘア・Roangritz Apisitvachiramateeメイク・Witsarut Jullasorn通訳・高杉美和インタビュー、文・真島絵麻里(by anan編集部)
2022年10月29日