海外ドラマ『GCHQ:英国サイバー諜報局』全6話の独占配信が、8月7日(月) よりAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX DRAMA & CLASSICS」でスタート。それを記念し、本作を鑑賞した各界の識者たちからコメントが到着した。『GCHQ:英国サイバー諜報局』は、2024年に総選挙を控えた英国を舞台に、ロシアによるサイバー攻撃を受け混乱に陥ったGCHQ(政府通信本部)のサイバー諜報員チームと、ロシアのハッカーたちとの攻防をスリリングに描くスパイサスペンス。サイモン・ペッグやマーク・ライランスなどが出演しており、ハッキングやフェイクニュース、ロシアによる他国の選挙介入や機密情報のリークなど、現代のサイバー戦争を徹底調査のもと、不気味なほどリアルに捉えた衝撃作だ。英国での放送時に鑑賞し、いち早く日本に紹介した在英ジャーナリストの小林恭子は、「ハラハラドキドキのサイバーSFドラマを追いながら、ウクライナ戦争の動向や国際ニュースに目をやれば、あなたも“これは果たしてどこまで本当なのか”と思うようになるに違いない」とコメント。また『スマホを落としただけなのに』などで知られる小説家・志駕晃は、「このドラマで描かれた事件は、近い将来、日本でも確実に起こることだろう」と指摘している。外交ジャーナリスト・作家の手嶋龍一は、「情報戦(インテリジェンス・ウォー)の舞台は、サイバー空間に移りつつある」「ロシアや中国の主敵は、“007のMI6”ではなく、いまやGCHQなのだ」と、ドラマで描かれるサイバー世界のリアルさを賞賛。ドイツ公共放送プロデューサーのマライ・メントラインも「“007不在”な英国が戦う最新の対ロシア情報戦」「毎度高まる“後味の悪さ”の極上さこそ英国一級品の証」と同じ英国発のスパイシリーズ『007』にも触れ英国ドラマの魅力を解説した。マサチューセッツ工科大学時代からサイバー戦とインテリジェンスの研究を続けている国際ジャーナリストの山田敏弘は、「これほどまで圧倒的なリアリティでサイバー戦の実態を描写することに成功したストーリーはこれまで見たことがない」と絶賛。『サーキット・スイッチャー』(第9回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞)などで知られるSF作家でありAIエンジニアの安野貴博からは「コンピューターエンジニアたちがコンソールを前に葛藤、活躍する姿は新鮮。現代社会を生きる人たちにぜひ見てほしいと思いました」、タレント/ソフトウェアエンジニアの池澤あやかからは、「サイバー攻撃と戦うエンジニアがかっこよく描かれています!ターミナルにコマンドを入力したり、マルウェアをリバースエンジニアリングしたりするさまを、分かりやすく比喩表現で魅せているのも◎」とエンジニア目線のコメントが届いた。さらに、発達障がい動画メディア「インクルボックス」運営、アナウンサーの赤平大は「ニューロダイバーシティ人材を多く採用しているGCHQという組織を描いた興味深いドラマです。中でも主人公のサーラ(ハナー・ハリーク=ブラウン)はADHDとASDの特性を表していると思いました。優秀さと脈絡のない行動が目立つけれど、発達障がいの知識を重ねると、サーラ本人や周りの人の心理や行動が、より多層的に感じられ面白みが増すでしょう」と興味深い分析も寄せられた。『GCHQ:英国サイバー諜報局』は、8月15日(火) より「BS10 スターチャンネル」でも放送がスタートする。■手嶋龍一(外交ジャーナリスト・作家) コメント情報戦(インテリジェンス・ウォー)の舞台は、サイバー空間に移りつつある。そんな21世紀の現実をこのドラマは驚くほどリアルに描いている。ロシアや中国の主敵は、“007のMI6”ではなく、いまやGCHQなのだ。■安野貴博(SF作家・AIエンジニア) コメント生活の隅々まで情報技術が浸透した現代のサイバー戦争の姿がリアルに描かれた作品。コンピューターエンジニアたちがコンソールを前に葛藤、活躍する姿は新鮮。現代社会を生きる人たちにぜひ見てほしいと思いました。■マライ・メントライン(ドイツ公共放送プロデューサー) コメント“007不在”な英国が戦う最新の対ロシア情報戦。ストーリー構造や演出もさることながら、英国側とロシア側、どちらも主役として甲乙つけがたい人物造形が圧巻。さすがチャンネル4系の底力。毎度高まる“後味の悪さ”の極上さこそ英国一級品の証。お世辞抜きです!■池澤あやか(タレント/ソフトウェアエンジニア) コメントサイバー攻撃と戦うエンジニアがかっこよく描かれています!ターミナルにコマンドを入力したり、マルウェアをリバースエンジニアリングしたりするさまを、分かりやすく比喩表現で魅せているのも◎。まさに現代戦の現場という感じで面白いです。■小林恭子(在英ジャーナリスト) コメント世界中から情報を集める英国の諜報機関「GCHQ」。ここにインターンとして派遣された大学生サーラが国際的なサイバー戦争に巻き込まれていく近未来ドラマ『GCHQ:英国サイバー諜報局』は、息を呑む展開でぐいぐいと進んでいく。ドラマが描くロシア対欧米のサイバー戦争はフィクションとは思えないほど、リアルだ。ハラハラドキドキのサイバーSFドラマを追いながら、ウクライナ戦争の動向や国際ニュースに目をやれば、あなたも「これは果たしてどこまで本当なのか」と思うようになるに違いない。コンピューター内の戦いを映像化するための工夫が斬新で、サーラの脇を固める英国の名俳優たちの演技も見逃せない。夏のぞくっとする体験に最適のドラマといえよう。■志駕晃(小説家) コメントこのドラマで描かれた事件は、近い将来、日本でも確実に起こることだろう。AIゼレンスキーの偽降伏声明のように、巧妙化するフェイクニュースに惑わされないためにも、絶対に見なければならない作品だ。■山田敏弘(国際ジャーナリスト) コメントこれほどまで圧倒的なリアリティでサイバー戦の実態を描写することに成功したストーリーはこれまで見たことがない。すでに現実のサイバー空間で起きているこの戦慄のシナリオはすべての国民が知るべき現実であり、このドラマは必見である。■赤平大(発達障がい動画メディア「インクルボックス」運営、アナウンサー) コメントニューロダイバーシティ人材を多く採用しているGCHQという組織を描いた興味深いドラマです。中でも主人公のサーラはADHDとASDの特性を表していると思いました。優秀さと脈絡のない行動が目立つけれど、発達障がいの知識を重ねると、サーラ本人や周りの人の心理や行動が、より多層的に感じられ面白みが増すでしょう。<作品情報>『GCHQ:英国サイバー諜報局』(全6話)『GCHQ:英国サイバー諜報局』キービジュアル【配信】Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」<字幕版>独占日本初配信中【放送】BS10 スターチャンネル<STAR1 字幕版>8月15日(火) より 毎週火曜23時ほか<STAR3 吹替版>8月18日(金) より 毎週金曜22時ほか配信ページ:作品公式サイト: Television UK and Stonehenge Films MMXVIII. All Rights Reserved.
2023年08月08日スターチャンネルEXで独占配信中のスパイサスペンスドラマ『GCHQ:英国サイバー諜報局』で、GCHQ(英国の政府通信本部/Government Communications Headquarters)の作戦本部長ダニー・パトリックを演じたサイモン・ペッグのインタビュー全文が公開された。本作は2024年、総選挙を控えた英国を舞台に、ロシアによるサイバー攻撃を受け混乱に陥ったGCHQのサイバー諜報員チームとロシアのハッカーたちとの攻防をスリリングかつリアルに描いたスパイサスペンス。『バービー』の公開を控える新星ハナー・ハリーク=ブラウンが主人公の天才WEBコーダー役で出演するほか、『ミッション:インポッシブル』シリーズのサイモン・ペッグや『ブリッジ・オブ・スパイ』のマーク・ライランスなど英国俳優たちが名を連ねる。ペッグは自身が演じる役柄について、「ダニーはGCHQの作戦本部長で、スタッフによって父親のような存在。とても外交的で、スタッフや自分の仕事をとても大切にしています」と語ると、「私はコメディのイメージが強いので、このようなシリアスなドラマの役柄をオファーされたことが光栄でした。実は脚本を読むのが得意ではなく、特に長編は苦手なのですが、この作品は6時間ものなのに1日で読み終え、この役をいただけたことを本当に光栄に思いました」と出演を即決した理由を明かした。続けてインタビューでペッグは、その分野のエキスパートであり、権威あるダニーを演じた苦労と楽しさについて語りながらも、「苦労したことは、コンピューターとスクリーンでいっぱいの部屋はとても暑くて少し汗ばんだことかな!」と茶目っ気たっぷりなコメントも。さらに「実は叔父が2人GCHQで働いていたのですが、仕事の詳細は教えてもらえなかった。兄は今のGCHQの本部の電気工事を担当していましたが、当然のことながら、そこで何が行われているのかはまったく知る由もありません。このドラマに出演して、サイバー社会について多くのことを学びました。サイバー戦争の脅威が身近になってまだ20年ほどしか経っていませんが、その現状、対応策、そのための準備などを学ぶことができ、本当に勉強になりました」と語る。また、「一視聴者としても楽しい作品で、皆さんも魅了される作品だと思います。観ていて汗が噴き出し、首の後ろの毛が逆立つような感覚に陥るのは、登場人物たちが置かれた状況が信じられないほど現実的であり、あり得るものだから。2024年という時代設定でありながら、現実離れしておらず、むしろ現実のように感じられる」と本作の魅力について語った。なお、本作は「BS10 スターチャンネル」でも8月15日(火)より放送がスタートし、8月5日(土)には第1話が先行無料放送される。【サイモン・ペッグ(ダニー・パトリック役) インタビュー全文】Q:『GCHQ:英国サイバー諜報局』のストーリーは?SP:『GCHQ:英国サイバー諜報局』は、サーラ・パーヴィンという若い学生が、自分の人生の大きな節目である時期にGCHQでインターンをする話です。世界的な大事件とサーラのプライベートな出来事が描かれています。Q:ダニーというキャラクターについて簡単に教えてください。SP:ダニー・パトリックはGCHQの作戦本部長で、多くの情報専門家やハッカーと、GCHQ長官であるデヴィッド・ニール(アレックス・ジェニングス)との接点となっています。ダニーはGCHQのスタッフにとって父親のような存在です。とても外交的で、スタッフや自分の仕事をとても大切にしています。彼は公平でスタッフの信頼も厚いのですが、自身は常に重責を感じています。Q:ダニーという役柄のどこに魅力を感じましたか?SP:まず、ピーター・コズミンスキーとの仕事だったことです。私はコメディのイメージが強いので、このようなシリアスなドラマの役柄をオファーされたことが光栄でした。実は脚本を読むのが得意ではなく、特に長編は苦手なのですが、この作品は6時間ものなのに1日で読み終えたんです。ダニーというキャラクターがとても魅力的で、即決でした。この役をいただけたことを本当に光栄に思いました。Q:ダニーを演じる上で、最も苦労されたことは何ですか?SP:ダニーはその分野のエキスパートであり、GCHQで長く働き、出世してきたため、非常に知識が豊富です。そのため、GCHQでの物事の進め方に関する権威と知識を確実に伝えたいと思いました。とても難しいことですが、やりがいがある、とても楽しいことです。苦労したことは、コンピューターとスクリーンでいっぱいの部屋はとても暑くて少し汗ばんだことかな!Q:このプロジェクトを通して学んだことは何ですか?SP:本当にたくさんのことを学びました。子供の頃、GCHQは身近だったんです。実は叔父が2人GCHQで働いていたのですが、仕事の詳細は教えてもらえなかったので、何をやっているのか知りませんでした。兄は今のGCHQの本部の電気工事を担当していましたが、当然のことながら、そこで何が行われているのか、どんな仕事内容なのかはまったく知る由もありません。このドラマに出演してサイバー社会について、多くのことを学びました。サイバー戦争の脅威が身近になってまだ20年ほどしか経っていませんが、その現状、対応策、そのための準備などを学ぶことができ、本当に勉強になりました。サイバー戦争は、人々が本当に知っておくべきもので、今や紛争の非常に現実的な領域です。ソーシャルメディアにアクセスすると、話している相手の多くが実在しないこと、世の中には多くのプロパガンダが存在すること、社会における真の反対意見を阻止するためにエコーチェンバー現象が助長されていることを意識しなければならない。これは本当に勉強になりました。※エコーチェンバー現象:SNSなどの狭いコミュニティの中で自分と同じ意見を見聞きし続けることで、自分の意見が増幅・強化されること。Q:『GCHQ:英国サイバー諜報局』の中で、特に心に響いたテーマはありますか?SP: 私は、このドラマのミクロとマクロの両方の物語が大好きです。主人公のサーラ(ハナー・ハリーク=ブラウン)は、家族、恋人、新しい友人、権力者との関係において、大きな人生の激変に耐えています。一方、この国もまたある意味で目覚め、自分たちがいかに別の権力に翻弄され、操作されているかに気づく。この2つの物語の対比が絶妙で、互いに作用し合っています。サーラが英国への陰謀に関する些細なことを発見し、それが国を救う極めて重要な役割を果たすという事実が、見事に機能しています。その過程が彼女の頭の中の世界、“コードワールド”の中で実にうまく展開されていて、とても美しく構成されています。Q:ジリアン・デヴニー(プロダクション・デザイナー)が作り上げた素晴らしいセットでの撮影はいかがでしたか?SP:ジリアンのプロダクション・デザインにはとても感心しました。信じられないほど印象的です。特に舞台の中心となるGCHQのオフィスはまるで「巨大な脳」で、スクリーンやコンピューター、そしてお菓子で埋め尽くされた広大な部屋でした。あらゆる場所にお菓子が置いてあって面白いと思いました。COBR(内閣府ブリーフィングルーム)の部屋は、いかにも深刻なことが起こる場所と感じられ、実際こうなんだろうなと納得させられました。ジリアンは素晴らしい仕事をしたと思います。Q:ピーター・コズミンスキーとの仕事はいかがでしたか?SP:ピーターは台詞を書くのがとても上手で、シーンが長いこともあり、舞台劇のような感覚になります。自分の台詞が迫ってきて、一か八かという感じなのですが、私はその緊張感が好きで、彼の書いた台詞が大好きでした。監督として、彼は、私がこれまで仕事をした中で、最も親切な“アクターズディレクター”のひとりです。彼は、役者の役作りのプロセスに非常に敏感なのですが、自分がやりたいことは正確に理解しています。彼は近づいてきて「君が考えていることはこれとこれだと思うんだけど……」と、導いてくれるのでとても助かります。監督というのはそういうものだと思うのですが、本当に素晴らしい。台詞の読み方を教えてくれるわけでもなく、どうやるかを教えてくれるわけでもなく、キャラクターの頭の中で何が起こっているのか、彼の考えを教えてくれて、100%それに同意してくれる。彼のその繊細さが、撮影現場の士気を保っていて、スタッフからも俳優からも愛されていますし、頭脳明晰で、作品に対する熱意と情熱が作品全体に浸透しているのです。Q:作品としての『GCHQ:英国サイバー諜報局』の魅力は何でしょうか?SP:『GCHQ:英国サイバー諜報局』は、私にとって一視聴者としても楽しい作品で、みなさんも魅了される作品だと思います。この作品は、非常に人間的な物語であると同時に、もっともっと大きな国家的な物語に視聴者を引き込みます。観ていて汗が噴き出し、首の後ろの毛が逆立つような感覚に陥るのは、登場人物たちが置かれた状況が、信じられないほど現実的であり、あり得るものだからです。2024年という時代設定でありながら、現実離れしておらず、むしろ現実のように感じられる。冷戦の影で育った私は、1980年代に放送された『SF核戦争後の未来・スレッズ』という核戦争がテーマのテレビ映画がとても怖かったんですが、それを思い出しましたね。※注: 「Threads」() (1984)Blu-ray() 発売中Q:『The Undeclared War(=原題)』について、どのような言葉を思い浮かべますか?SP:「gripping(手に汗握る)」「absorbing(吸い込まれる)」「fascinating(魅力的)」。例えば、Twitterのボット、ヴァディーム(ゲルマン・シガール)が働いている場所(グラヴセット)では、ロシア人がイギリス人のふりをしてTweetしているのですが、そんなことがあるんですね、知らなかったです。吸い込まれるような、手に汗握るような、魅力的な作品です。『GCHQ:英国サイバー諜報局』【配信】 Amazon Prime Video チャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」<字幕版>独占配信中 毎週月曜1話ずつ更新配信ページは こちら()【放送】 BS10 スターチャンネル<STAR1 字幕版> 8月15日(火)より 毎週火曜23:00ほか※8月5日(土)14:00より 字幕版 第1話 先行無料放送<STAR3 吹替版> 8月17日(木)より 毎週木曜22:00ほか作品公式サイト()(C)Playground Television UK and Stonehenge Films MMXVIII. All Rights Reserved.
2023年07月25日サイモン・ペッグやマーク・ライランスらが共演、英国の実在の諜報機関「GCHQ」を舞台に現代のサイバー戦争の実態を描く「GCHQ:英国サイバー諜報局」(原題:THE UNDECLARED WAR)がスターチャンネルEXにて7月3日(月)より配信開始。予告編映像が到着した。GCHQ(政府通信本部)とは、イギリスの諜報、サイバー、セキュリティ機関。前身は第一次世界大戦後の1919年、ブレッチリー・パークに作られたGCCS(政府暗号学校)で、第二次世界大戦時には天才数学者アラン・チューリングが中心となりドイツ軍の暗号「エニグマ」の解読に成功したことで知られている。今年の5月には、104年の歴史上初の女性長官が就任したことが大きなニュースとなったばかり。本作は2024年、総選挙を控えた英国を舞台に、ロシアによるサイバー攻撃を受け混乱に陥ったGCHQのサイバー諜報員チームとロシアのハッカーたちとの攻防をスリリングに描くスパイサスペンス。主人公の天才WEBコーダー・サーラ役には、映画『バービー』にも出演し、今後の活躍が期待されている新星ハナー・ハリーク=ブラウンが抜擢。『ミッション:インポッシブル』シリーズのベンジー役として『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(7月21日公開)の公開が控えるサイモン・ペッグ、『ブリッジ・オブ・スパイ』でアカデミー助演男優賞を受賞し、『ボーンズ アンド オール』でのマーク・ライランスなど英国を代表する映画スターが出演する。ハッキングやフェイクニュース、ロシアによる他国の選挙介入や機密情報のリークなど、現代のサイバー戦争を徹底調査のもと、不気味なほどリアルにとらえており、クリエイターはBAFTA(英国アカデミー賞)を7度受賞しているピーター・コズミンスキーが務めている。解禁となった予告編映像では、突如システムがシャットダウンし、サイバー攻撃を受けたGCHQの様子から始まる。その日からGCHQで働くことになったインターン生のサーラは、コードの中に仕掛けられたウイルスを発見。サイバー攻撃の犯人はロシアのFSB(連邦保安庁)であることが明らかになっていく…。戦争と同様の攻撃に、非常事態宣言をする英国首相や、デモを起こす群衆など事態が混乱する中、天才サイバー諜報員VS.ロシアのハッカーによる壮絶な戦いが始まる。GCHQ作戦本部長役のサイモン・ペッグや、老練 のGCHQ職員を演じるマーク・ライランスのいぶし銀の魅力も光る映像となった。現代のサイバー戦争を、英国諜報機関・GCHQを舞台にリアルに描くクリエイターはBBCドラマ「ウルフ・ホール」で2016年ゴールデン・グローブ賞作品賞を受賞、BAFTA受賞歴は7回を誇る名監督&脚本家ピーター・コズミンスキー。彼が5年の歳月をかけGCHQとサイバーテロについて徹底的なリサーチを行い脚本を書き上げた本作は、ロシアにより“宣戦布告なしに”突如仕掛けられたサイバー攻撃に翻弄されるGCHQと、総選挙目前に通信障害が発生し混乱を極める英国政府、そしてSNSを駆使して反英プロパガンダ作戦を行ったり、フェイクニュースを拡散するプーチン政権のFSB(連邦保安庁)との攻防を描く。ウクライナ侵攻やボリス・ジョンソン氏の退任など直近に実際に起きた出来事がタイムリーに織り交ぜられ、その描写はリアルでスリル満点。主人公には大型新人、ハナー・ハリーク=ブラウンが抜擢。各国のスパイたちの葛藤も描かれる主人公サーラを演じるのは新星ハナー・ハリーク=ブラウン。レイフ・ファインズやマシュー・マクファディンの映画デビュー作を手掛け、新人発掘に定評のあるピーター・コズミンスキーが抜擢した。彼女は優秀なインターン、サーラ役を演じるにあたり、2か月間でJavaScriptとC++の2つのプログラミング言語を独学、サイモン・ペッグ、マーク・ライランスらと共演し、複雑な主人公を演じきった。そのほか、英国初の黒人首相役に『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』のエイドリアン・レスター、GCHQ長官役に「ザ・クラウン」などのアレックス・ジェニングス。さらにロシア人スパイなど主要な役どころにはフレッシュな俳優をキャスティングし、国家に翻弄される若者たちの葛藤も瑞々しく描いている。実在する情報機関を舞台に、“サイバー攻撃”の脅威を描く!斬新なサイバー世界の表現にも注目英国のGCHQ(政府通信本部)、米国のNSQ(国家安全保障局)、ロシアのFSB(ロシア連邦保安庁)のサイバー上の攻防は、フィジカルな戦いと違い、音もなく姿も見えないだけにより恐ろしさを感じさせる。優秀なハッカーたちによる攻撃や、SNS上でプロパガンダを流すロシアのインターネット・リサーチ・エージェンシー(略称:IRA、通称:グラヴセット)による“トロール工場”の描写もリアル。GCHQに勤めていたというサイモンの叔父も認める的確な描写に、英国民でさえ実態を知らないこの組織を知ることができる。また、暗号解読に挑む主人公の頭の中を“コードワールド”というゲームのような別世界で表現し、コードを追っていく様子を斬新な演出で描いており、没入感もたっぷり。早くもシーズン2が決定革新的な作品で定評のある英・チャンネル4で2022年6月に放送開始、8月に米・Peacockで配信されて以来、続編を待ちわびる声が多数上がっていたが、早くもシーズン2製作決定。クリエイターのコズミンスキーは最終話に、続編で回収すべき伏線を残していることを明かしている。海外ドラマ「GCHQ:英国サイバー諜報局」は7月3日(火)よりスターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-にて配信開始。【配信】Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」<字幕版>7月3日(月)より独占日本初配信開始 毎週月曜1話ずつ更新【放送】BS10スターチャンネル<STAR1字幕版>8月15日(火)より毎週火曜23時~ほか※8月5日(土)14時より字幕版 第1話 先行無料放送<STAR3吹替版>8月18日(金)より毎週金曜22時~ほか(text:cinemacafe.net)
2023年06月06日英国・ウェールズに存するCyber Wales(サイバー・ウェールズ)の支部組織として、一般社団法人Cyber Hiroshima(所在地:広島県広島市、代表理事:長坂 康史(広島工業大学 学長)、大田 眞(株式会社ReCRS 代表取締役))は、広島県内の企業ならびに子供からお年寄りまでの個人を対象にしたサイバーセキュリティに関する啓発活動を行うことを目的とした「サイバーセキュリティに関するコミュニティ活動」を2023年5月12日(金)に本格稼働を開始いたしました。Cyber Hiroshimaコミュニティ活動開始 詳細URL: ■背景情報へのアクセスが容易になったことから、さまざまな事件・事故が頻発し、世界中がその対応に追われています。そのような中、デジタル化が進んでいる広島県においても、サイバーセキュリティに関するリスクへの対応の重要性が高まっており、広島県民、広島県内企業、およびその関係者がデジタル化のさらなる恩恵を受けるためには、サイバーセキュリティに関する知識を学び、正しい知識を身に付けることが重要であると考えます。■展開内容1. サイバーセキュリティ人材の育成事業を通じた意識改革と対応力強化2. サイバーセキュリティのコンテストおよびイベントの開催3. サイバーセキュリティ教育コンテンツの開発と頒布4. 留学プログラムの開発と実行5. サイバーセキュリティ製品の評価・紹介6. 広島発のサイバーセキュリティ実証の促進7. Cyber Wales(サイバー・ウェールズ)と連携したサイバーセキュリティ認定・認証制度の運営■今後の展開本組織は、サイバーセキュリティ先進国である英国・ウェールズに存するCyber Wales(サイバー・ウェールズ)の支部として、広島県におけるサイバーセキュリティの啓発と人材育成に関して活動します。具体的には、セキュリティ技術や情報技術全般に渡る見識・洞察を持つ関係者が集い、県内に知識習得の機会や実践の場を作ることに向け取り組んでいきます。■会社概要商号 : 一般社団法人Cyber Hiroshima代表者 : 代表理事 長坂 康史、大田 眞所在地 : 〒730-0031 広島県広島市中区紙屋町1丁目6番9号設立 : 2023年3月事業内容: サイバーセキュリティ啓発事業URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】一般社団法人Cyber Hiroshima代表: 理事 西田 隆史MAIL: takafumi.nishida@cyberhiroshima.or.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月15日大阪国際大学・大阪国際大学短期大学部(大阪府守口市、学長:宮本郁夫)ボランティアバンクの学生が、大阪府警察主催「サイバー防犯教室」に協力。インターネット社会で育つ小学生を対象に、インターネットやSNSの安全な使い方・危険な事例を知ってもらい、子どもたちの未来を守ることを目的としたボランティア活動。学生たちは大阪府警察本部サイバーセキュリティ対策課の方々と協力し、児童に向けて、スライドと動画で構成された教材を使い、台本をもとに工夫を凝らした出前授業を実施している。対面形式・リモート形式のいずれも授業時間は、意見交換などを含めて45分間。大阪府警察主催「サイバー防犯教室」は府内各地で開催されており、本学は2019年から参加している。学生たちが児童に対してスマートフォンやキッズケータイなどを持っていますか?と問いかけると、過半数以上が手を挙げた。授業後、学生は「自分自身がスマートフォンを手にしたのは高校生だったが、今は小学生でも自分のスマートフォンを持っていることに驚いた。授業内で伝えたことを忘れずに、これから上手にインターネットを使いながら生活して欲しい。」と話している。学生自身もインターネットの使い方を再確認しながら、引き続き、サイバー防犯教室を実施する。【本件に関するお問い合わせ】大阪国際大学・大阪国際大学短期大学部 地域協働センター住所: 大阪府守口市藤田町6-21-57TEL: 06-6902-0617(直)FAX: 06-6902-0619Mail: collabo@oiu.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月22日全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)は、『CSI:サイバー シーズン2』を5月26日(木)よる8時より放送します。® and TM CBS Broadcasting Inc. © 2018 CBS Broadcasting Inc. and Content Partners Cyber, LP. All Rights Reserved. CBS Broadcasting Inc. and Content Partners Cyber, LP are the authors of this program for the purposes of copyright and other laws.1.番組概要「CSI:科学捜査班」「CSI:マイアミ」「CSI:ニューヨーク」の“CSIシリーズ”のスピンオフで、サイバー犯罪を題材に描く捜査ドラマのシーズン2。前シーズンに引き続き、主人公のエイヴリー・ライアンを第87回アカデミー賞助演女優賞を受賞したパトリシア・アークエットが演じ、製作総指揮はジェリー・ブラッカイマーが務める。2.ストーリーエイヴリー・ライアンは、FBIサイバー犯罪課で捜査にあたる心理学にも強いエリート捜査官主任。チームに集結したのは、エイヴリーと最前線で捜査に当たるイライジャ・ムンド、ホワイトハッカーのダニエル・クラミッツ、若手の女性レイヴン・ラミレス、そして、ハッキング事件で逮捕された新加入のブロディ・ネルソンら精鋭たち。さらに、ラスベガスCSI主任だった、D・B・ラッセルが新戦力として加入。エイヴリーとその捜査チームは、ネットに潜み現実に害をなす犯罪の姿を暴き出す。(日本語吹替)■番組HP: ■画像クレジット:® and TM CBS Broadcasting Inc. © 2018 CBS Broadcasting Inc. and Content Partners Cyber, LP. All Rights Reserved. CBS Broadcasting Inc. and Content Partners Cyber, LP are the authors of this program for the purposes of copyright and other laws.ドラマ「CSI:サイバー シーズン 2」 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : 3.キャスト役名:キャスト(吹替)エイヴリー・ライアン:パトリシア・アークエット(松本 梨香)D・B・ラッセル:テッド・ダンソン (樋浦 勉)イライジャ・ムンド:ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク(小松 史法)ダニエル・クラミッツ:チャーリー・クーンツ(丸山 壮史)レイヴン・ラミレス:ヘイリー・キヨコ(藤村 歩)ブロディ・ネルソン:シャド・モス(杉山 大)4.放送スケジュール5月26日(木)スタート毎週木曜よる8時00分~※6/2は2話連続放送 、6/9は休止® and TM CBS Broadcasting Inc. © 2018 CBS Broadcasting Inc. and Content Partners Cyber, LP. All Rights Reserved. CBS Broadcasting Inc. and Content Partners Cyber, LP are the authors of this program for the purposes of copyright and other laws.® and TM CBS Broadcasting Inc. © 2018 CBS Broadcasting Inc. and Content Partners Cyber, LP. All Rights Reserved. CBS Broadcasting Inc. and Content Partners Cyber, LP are the authors of this program for the purposes of copyright and other laws.® and TM CBS Broadcasting Inc. © 2018 CBS Broadcasting Inc. and Content Partners Cyber, LP. All Rights Reserved. CBS Broadcasting Inc. and Content Partners Cyber, LP are the authors of this program for the purposes of copyright and other laws.® and TM CBS Broadcasting Inc. © 2018 CBS Broadcasting Inc. and Content Partners Cyber, LP. All Rights Reserved. CBS Broadcasting Inc. and Content Partners Cyber, LP are the authors of this program for the purposes of copyright and other laws.® and TM CBS Broadcasting Inc. © 2018 CBS Broadcasting Inc. and Content Partners Cyber, LP. All Rights Reserved. CBS Broadcasting Inc. and Content Partners Cyber, LP are the authors of this program for the purposes of copyright and other laws.® and TM CBS Broadcasting Inc. © 2018 CBS Broadcasting Inc. and Content Partners Cyber, LP. All Rights Reserved. CBS Broadcasting Inc. and Content Partners Cyber, LP are the authors of this program for the purposes of copyright and other laws.■BS12 トゥエルビについて■三井物産(株)100%出資の24時間全国無料のBS放送局です。スポーツ中継や大人の趣味教養など、上質なエンタテインメント番組を総合編成でお送りしています。視聴方法は、BS+12ボタン、または3桁番号222チャンネルです。BS12 | BS無料放送ならBS12 トゥエルビ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月20日新建新聞社/リスク対策.comは2022年4月5日(火)15時から、サイバー保険に関するセミナーを開催します。今回はサイバー保険の変遷とサイバー保険市場のトレンドを通じ、国内外企業の動向や新たな試みなどを解説します。リモートワークの普及や地政学的なリスクの増大など、サイバーリスクが大きく変化しています。サイバー保険では損害率の悪化やリスクの上昇などから、保険会社の補償限度額の縮小や高リスク種目からの撤退、保険料率の上昇など従来のリスク転嫁手法が取りにくい環境が始まっています。講師は国内外のサイバー保険の動向に詳しい、ウイリス ジャパン サービス株式会社、ジャパン ビジネス ディビジョン本部長の関根伸一郎氏です。「Zoom」を使って行います。お使いのネットワークで接続できるかご確認の上、お申し込みください。サイバー保険の変遷と現状1997年に米国のAIG社がY2K問題をきっかけに、世界で最初のサイバー保険の引受を開始しました。その後、サイバーリスクの変化と共に、米国を中心に補償内容もリスクに合わせて広範囲に補償できる商品が次々に販売されるようになりました。現在、全世界で100社以上の保険会社が引受を行っておりサイバー保険の市場規模は拡大しております。日本では、日本の損害保険会社各社が、2015年から引受を開始し、今日に至っています。当初日本国内のマーケットは、外資系損害保険会社が引受を牽引していましたが、世界的なサイバー被害の拡大と損害率の悪化により、2021年以降から急速に外資系損害保険会社の引受姿勢が厳しくなっています。開催概要◆日時:2022年4月5日(火)15:00~16:15(事前映像の配信開始14:45~)◆方式:Zoomウェビナーを使ったライブ配信◆主催:リスク対策.com(株式会社新建新聞社)◆定員:100人※参加費無料要リスク対策.com会員登録(無料)詳細・お申し込み : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月09日「IP~サイバー捜査班」の第7話が8月26日放送。ゲスト出演した松井愛莉に「なんか新鮮」「雰囲気違う」などの声が上がるとともに、同じくゲスト出演した森迫永依にも「大きくなった」など、その成長ぶりを驚く視聴者からの反応が送られている。身近に迫るサイバー犯罪に対応するため、ネット分析やプロファイリングなど最先端の機器とスキルによる捜査支援を主とした部署に“現場捜査+逮捕権”を付与した画期的なチーム「サイバー総合事犯係」のメンバーたちの活躍を描く本作。キャストは“超デジタル人間”だったが、古宮山との出会いで人間的な部分を見せるようになってきた安洛一誠に佐々木蔵之介。安洛の娘らしい新人刑事・古宮山絆に福原遥。捜査一課からサイバー総合事犯係にやってきた多和田昭平に間宮祥太朗。映像解析担当の川瀬七波に堀内敬子。プロファイリング担当の平塚栄太郎に杉本哲太。サイバー犯罪対策課出身の岡林琢也に吉村界人。安洛とは長い関係の解剖医・夏海理香に高畑淳子。鑑識課の畑野陽葵に中川知香といった面々。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回の7話では町工場で働く若い男・影森裕介(柾木玲弥)が自宅アパート遺体で発見され、鑑識の応援で駆り出された川瀬が被害者の部屋の中を見て動揺する。部屋にはパソコンやスマートフォンはもちろん、財布や身分証もなかった。被害者は生前、借金をしてまで削除代行業者にインターネット上にある自分の情報をすべて消してほしいと依頼していたことが判明。安洛は彼が自らの意志で“デジタル終活”をしていたのではと考える。調べていくと影森は高校時代から恐喝や窃盗を繰り返し、4年前、詐欺事件で実刑判決を受けていた。彼に騙されたという元仲間の酒井大悟(武田航平)は、影森は根っからの悪人だと証言。安洛はすでに処分されていた影森のスマートフォンのGPSデータを入手。分析すると影森は3か月前を境に派手な生活を辞め、真面目な生活に切り替えていた。さらに影森は3か月前に一度、大阪で働く妹・瞳(松井さん)に会いに行き、彼女を尾行していたこともわかる。実は影森はデジタル終活の過程で、8年前に瞳が盗撮されその動画がネットに出回っていることを知り、その削除も業者に依頼していた。そして影森を殺したのは瞳の友人・山崎麗奈(森迫さん)だった…というのが今回のストーリー。ゲストとして出演した松井さんに「松井愛莉さんの黒髪、なんか新鮮だな」「雰囲気違うのですぐに分からなかった」「雰囲気が変わったね」など、その姿に驚く視聴者からの反応多数。また、かつて瞳のスマホに盗撮アプリをインストールし、そのことを知って警察に行くよう説得しにきた影森と揉み合いになり、突き飛ばして死なせてしまった麗奈を演じた森迫さんには「森迫永依ちゃん!!子役ちゃんだった子だねー」「ちびまる子ちゃん(実写)」のまる子役の森迫永依ちゃんが…しかも犯人役。もう23歳なんだね」「犯人役の子、森迫永依ちゃんだったのか…大きくなったね」などの声が寄せられていた。(笠緒)
2021年08月26日佐々木蔵之介主演、福原遥、間宮祥太朗らが共演による「IP~サイバー捜査班」の4話が7月22日オンエア。ネットの誹謗中傷に立ち向かうアーティストを演じた島崎遥香に「圧巻の演技」「ぱるるだからこそ分かる話」など様々な声が寄せられている。身近に迫るサイバー犯罪に立ち向かうべく京都府警本部に新たに設立されたものの、最先端でありながらちょっと残念な部署となっている「サイバー総合事犯係」を舞台にした本作。安洛一誠を佐々木さんが演じるほか、安洛が父親かもしれないと考えている古宮山絆に福原さん。安洛について極秘調査するべくサイバー総合事犯係にやってきた多和田昭平に間宮さん。サイバー総合事犯係の映像解析担当、川瀬七波に堀内敬子。プロファイリング担当の平塚栄太郎に杉本哲太。サイバーパトロール担当の岡林琢也に吉村界人。安洛の過去を知る解剖医、夏海理香に高畑淳子。鑑識課の畑野陽葵に中川知香といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。半年前、京都を拠点に活動してきた2人組の匿名音楽ユニット「スノウライト」の“YUKI”こと高原雪世(芦原優愛)の本名や過去がネット上で暴露され大炎上。YUKIはそれを苦に自ら命を絶ってしまった。パートナーの“MAY”こと蘭堂明紗(島崎さん)は事務所社長・狭間誠(河相我聞)や弁護士・榊原真次(相島一之)と相談の上、YUKIについて特に悪質な書き込みを行った10人を特定。ライブ配信で自らの素顔を公表しつつ、明後日のライブ配信までに実名で謝罪メールを送ってくるよう要求。謝罪しなければライブ配信内で彼らの個人情報を公表すると宣言する。これがきっかけとなりMAYに対してバッシングが巻き起こり、「ライブ配信をやめさせろ」などの苦情が京都府警に殺到する状況となる。MAYへの襲撃をほのめかす書き込みが相次いでいるため、安洛は古宮山と多和田を彼女の警護に当たらせる。そして運命のライブ配信がスタートする中、会社役員・屋島修一郎(下元佳好)が何者かに殺害される事件が発生。安洛は、彼が問題の10人のうちのひとりであることに気づくが…というのが今回のストーリー。SNSには「ぱるる、圧巻の演技だった 表情も、セリフも、感情も」「IPってドラマに今ぱるる出てるけど演技上手くない???え???」など、明紗役で出演した島崎さんのこれまでにない演技に注目した視聴者からの投稿が相次ぐとともに、「このテーマってぱるるだからこそ分かる話でもあるんだろうな」とアイドル時代の島崎さんを連想した視聴者からの投稿も。ネットの誹謗中傷にタレント側が反撃するという展開にも「今どきな事案をテーマにしていておもしろい」といった声や、「ネットの中には悪意も善意もある。悪意で傷つく人も善意で勇気付けられる人もいる」「SNSをやる者としては、わが身に振り替えて考えたい話でした」など今回のエピソードが掲げたテーマについて触れたコメントも多数寄せられている。(笠緒)
2021年07月22日映画『サイバー・ミッション』から、ハンギョン、リディアン・ヴォーン、リー・ユエン、山下智久らがお互いの印象を語る映像と、本格アクションの裏側を収めたメイキング映像が到着した。■本格アクションの裏側大公開!本作でアクション監督を務めたのは、『バイオハザードV:リトリビューション』『ボーン・アイデンティティー』などにも関わったニコラス・パウエル。映像では、彼がハリウッド流の演技指導をする様子が収められ、アクションに挑むキャスト陣はみな真剣な表情だ。主演のハンギョンが、ビル8Fの高さから飛び降りるシーンや、山下さんが街中を走る車の間を駆け抜け、電車に飛び乗るスリリングな撮影風景が収められている。■山下智久、アクション挑戦に「体力的にすごく大変」「命がけ」ハンギョンは「マレーシアでの撮影の時にビルから飛び降りるシーンの撮影をしたのですが、あのシーンは実はすごく怖かったんです」「リハーサルで全身傷だらけになりましたが、本番は何事もなく撮影することができました」とアクションシーンの撮影をふり返る。またリディアン・ヴォーンも「擦り傷ができるようなシーンが多く過酷な撮影でしたが、多くのハリウッド作品を手がけたアクション監督に演技指導をしてもらい、本当に色々なことを学ぶことができました」と言い、リー・ユエンも「私にとって一番印象に残っているのは、アクションシーンで鼻を怪我したこと。撮影で怪我をしたのは今回が初めてで、大きな怪我でしたが、それだけ一生懸命取り組みました」とケガがあったにもかかわらず貴重な経験になったと語っている。そして山下さんは「マレーシアで雨の時期でもあったので、すごい湿度が高くて何もしなくても汗が吹き出てくるくらいの暑さの中で町中を走り抜けたりとか、車の上を駆け抜けたりとか、とにかくすごい運動量だったので、体力的にすごく大変でした。ここまで本格的なアクションは初めてで、命がけだなと思いながらやってました」と3人と同様、過酷な撮影だったと明かしている。■「友達みたいな」キャストがお互いを語る併せて到着したメインキャスト4人が語る映像では、撮影の合間に談笑するなど楽しそうな雰囲気も伝わってくる。『サイバー・ミッション』は1月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:サイバー・ミッション 2019年1月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2018 SIRENS PRODUCTIONS LIMITED BONA ENTERTAINMENT COMPANY LIMITED MORGAN & CHAN FILMS LIMITED
2019年01月22日女優・剛力彩芽が、7月11日(火)よりAmazonプライム・ビデオにて配信開始されるドラマ「フェイス―サイバー犯罪特捜班―」にて、主演を務めることが決定。本作は、世界中に蔓延している「サイバー犯罪」の対策として内閣官房が秘密裏に作り上げた特命組織「サイバー犯罪特捜班」、通称:フェイスのメンバーが、凶悪サイバー犯罪に挑む様子を描いたドラマシリーズ。剛力さんはそのメンバーの一員、結城凛役を演じる。主人公・結城凛は、幼少期に父を病気で亡くし、さらに高校1年生のとき、女手一つで2人の子どもを育て働き詰めだった母も、同じく病気で他界してしまった。その後は、7歳年の離れた兄・浩一郎が政府のITエンジニアとして働きながら、凛を大学まで進学させてくれ、共に2人で生きてきた。そんな彼女の平凡で幸せな日常が大きく崩れたのは1年前――。凶悪なサイバー犯罪組織に取り込まれた浩一郎の銃弾を胸に受け、死の淵をさまようが、奇跡的に一命をとりとめた。凛はそのプロファイリング能力を「サイバー犯罪特捜班」を取りまとめるリーダー・峰岸周五郎に買われ、組織に引き入れられる。凛は峰岸を信じ、逃亡を続けている浩一郎を救うため、「サイバー犯罪特捜班」フェイスのメンバーに加わり、国家を揺るがすほどの規模のサイバー犯罪に立ち向かっていく…。本作で主演を務める剛力さんは、「今回の作品は、いまの時代だから起こるサイバー犯罪をテーマにストーリーが展開していきます。いままでよりレベルアップしたアクションにも挑戦させていただいたり、そしていままでと違った新しい役との出会いに感謝して、たくさん勉強して作品に取り組みたいと思います」と意気込み、「おそらく24歳最後の作品、そして25歳最初の作品です。新たな一歩を踏み出し、視聴してくださる皆さまに少しでもメッセージを届けられるように頑張ります!!」とコメントしている。また剛力さんのほかにも、政府を裏切り逃亡中の元ITエンジニアで凛の兄・浩一郎役を『淵に立つ』や「リバース」に出演した三浦貴大。「サイバー犯罪特捜班」をとりまとめるリーダーで、密かにサイバー犯罪への復讐に燃える男・峰岸周五郎役を、「松本清張特別企画 喪失の儀礼」など様々なミステリー作品に出演する村上弘明。そして、「サイバー犯罪特捜班」のほかのメンバーには小西遼生、松下優也、小市慢太郎、富永沙織を始めとする豪華出演陣が肩を並べ、さらに個性的なゲストキャラクターが毎回登場するという。「フェイス―サイバー犯罪特捜班―」は7月11日(火)よりAmazonプライム・ビデオにて見放題独占配信開始。※初回配信後、毎週水曜日に1話更新予定(全10話)。(cinemacafe.net)
2017年06月27日警察庁は3月17日、2015年のサイバー脅威に関するまとめを公開した。これによると「標的型メール」による攻撃は3828件で過去最多だったという。概況としては、日本年金機構の情報漏えいに端を発し、さまざまな攻撃による情報窃取が判明した2015年となった。同庁では7333事業者とサイバー攻撃の情報共有を行う「サイバーインテリジェンス情報共有ネットワーク」によって標的型メール攻撃の状況を把握しており、2015年は過去最悪となる3828件の攻撃が起こった。なお、ここのところ、「標的型」から「バラマキ型」へ攻撃手法が移り変わっているとのセキュリティベンダーの指摘があり、警察庁でも標的型メール増加の要因はバラマキ型にあると説明。実に92%(3508件)がバラマキ型攻撃メールとなっていた。これらの攻撃の多く(89%)が非公開メールアドレスに対して行われており、攻撃対象の組織や職員の調査を周到に行った上でメールの送信をしているとみられる。また、送信元メールアドレスについては、77%が偽装によるものだった。また、昨年は添付ファイルの傾向が前2年と大きく異なり、Wordファイルが53%を占めた。ユーザーがWordファイルを開くと、不正プログラムがバックグラウンドで自動的にダウンロードされるもので、一見正当な文書が表示されることから、被害に気づきにくいという。一方で、インターネットにおけるアクセス情報の解析では、攻撃準備のための"探索行為"などを警察庁で分析している。これによると、不審なアクセスは1日1IPアドレスあたり729.3件で、前年比約1.5倍にのぼった。主に「23/TCP」ポートに対するアクセスが大幅に増加しており、ルータや監視カメラなどのLinux系OSが組み込まれた機器を標的とする探索行為とみられる。また、ネットバンキングにおける不正送金被害額が過去最悪となる約30億7300万円となり、前年の約29億1000万円を上回った。傾向は、被害を受けた金融機関数が倍増しており、信用金庫や信用組合、農業協同組合、労働金庫など、銀行以外の金融機関も狙われた。
2016年03月18日ラックは3月16日、サイバー犯罪の増加と手口の高度化・巧妙化に対する懸念から、三重県警察本部と官民一体となった対処を推進するため、共同対処協定を締結し、協力体制を確立していくと発表した。三重県警は、今年5月に伊勢志摩サミットの開催も控える中、県内で増加しているサイバー犯罪等の未然防止と被害拡大防止を進めるため、民間で緊急対応サービスを提供しているラックの技術力や経験を活用することを目的に、共同対処協定を締結したという。共同対処協定においては、以下の協力事項を想定している。サイバー犯罪等の未然防止と被害拡大防止等に効果的な情報の交換サイバー犯罪等調査にかかわる手法、技術内容の提供サイバー犯罪等の手口に関する調査および研究内容の提供サイバー犯罪等の未然防止と被害拡大防止等に効果的な広報連携
2016年03月17日ハミングヘッズは24日、サイバー攻撃対策ソフトウェア「Defense Platform Home Edition」のパッケージ版を発表した。家電量販店やAmazon.co.jpなどで取り扱い、参考価格は1台1年版が税別2,980円。1台3年版が4,800円。「Defense Platform Home Edition」は、ホワイトリスト型のサイバー攻撃対策ソフトウェア。今回パッケージ版を展開し、ヨドバシカメラやビックカメラでの店頭販売や、Amazon.co.jpのECサイトまで販路を拡大する。主な機能は、APIを監視する割込み型迎撃機能、正常なプログラム(ホワイトアプリ)を判別する機能、警告パネル表示/アプリ停止機能、活動記録やアプリのホワイト、ブラック設定を確認できるディフェンスモード/検知モード、PCの状態を確認できるシステムパネル機能など。対応OSは、Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Windows Server 2003 R2 / 2008 / 2008 R2。
2016年02月26日ESETは2月19日このほど、「Average cost of cybercrime rises by 200% in just five years」において、サイバー犯罪がもたらす被害総額が年間4500億米ドル(約50.5兆円)に到達しており、5年間で200%増加したことを伝えた。Hamilton Place Strategiesによって公開された「Cybercrime Costs More Than You Think|LEADING THINKING」を引用する形で紹介している。サイバー犯罪がもたらす被害はこの数年間で増加しており、現在もその傾向は継続している。今後もサイバー犯罪が世界の経済にもたらす影響は増加し続けると推測されており、注意が必要。報告ではサイバー犯罪がもたらす被害総額はAppleのビジネスに匹敵する規模になっていることも指摘している。インターネットが現在のビジネスにおいて重要なインフラとなっていることは広く認識されているが、企業におけるサイバー犯罪への対応はなかなか追いついていないのが現状だ。対応すべき範囲が従業員のPCや企業が管理しているサーバのみならず、イントラを構築しているネットワーク機器、従業員が個人的に保持しているスマートフォンやノートPCなど多岐に及ぶほか、経営層にも従業員にもサイバー犯罪に関して高い知識と防護策などの不断の実施が求められるためだ。こうした傾向は今後も継続すると見られる。
2016年02月24日シマンテックは2月16日より、サイバー攻撃元情報の提供を行う新サービス「DeepSight Intelligence services」の提供を開始した。同サービスでは、「Symantec Global Intelligence Network」からのテレメトリ情報と、DeepSight Intelligenceチームの解析を組み合わせ、顧客が必要とするサイバー攻撃者情報や手口、キャンペーン、被害状況まで、脅威に関するあらゆる情報を提供する。サイバー攻撃の高度化、巧妙化が進む中で、企業はネットワークや内部に入り込むファイルの分析以外にも、脅威に関連する攻撃者の情報を分析する必要があるが、多くの企業でこうした脅威インテリジェンスの取得・分析を行う人材やリソース確保が難しい状況にあるという。同社は、DeepSight Intelligence servicesには、Managed Adversary and Threat Intelligence(MATI)とDirected Threat Researchの2つのソリューションが含まれている。MATIは、攻撃者の動向を監視し、脅威のライフサイクルを予測する早期警戒や担当者を支援するための戦略的、戦術的なインテリジェンスなどを提供する。一方のDirected Threat Researchでは、企業固有の疑問や要望に対処する個別のレポートを提出するほか、シマンテックのインテリジェンス・アナリストチームなどのバックアップサポートが受けられる。MATIとDirected Threat Researchのレポートは、DeepSight Intelligenceポータルサイトと、提供を開始したばかりのDeepSight Intelligence APIを通じて利用できる。DeepSight APIは、ポータルサイトから、セキュリティ・アナリストが利用しているものと同じ情報にアクセス可能となる。
2016年02月18日マカフィーは1月27日、ウクライナの電力企業を狙ったサイバー攻撃事件を重要インフラセキュリティの観点から同社ブログで解説した。事件は、2015年の年末にウクライナ西部の都市イヴァーノ=フランキーウシク周辺で数時間にわたって停電が発生したことに端を発する。ウクライナ保安庁(SBU)は、この停電がロシアによるサイバー攻撃によるものであると声明を発表した。過去にもサイバー攻撃が原因と思われる停電はあったが、政府が公式に認めたこともあって世界中で大きな話題となった。複数のセキュリティベンターは、攻撃に使用されたマルウェアに関するレポートを発表しているが、現時点で侵入経路や停電の直接的な原因は明らかになっていない。攻撃の全容が解明されるまで多くの時間がかかると見られている。マカフィーのサイバー戦略室 シニア・セキュリティ・アドバイザーを務める佐々木 弘志氏によると、攻撃者は最初に標的型メールを用いて「BlackEnergy」と呼ばれるマルウェアを情報システムに感染させたようだ。その後、情報システムの感染を足掛かりとして監視制御システム「HMI(Human Machine Interface: 電力システムのオペレータの操作端末)」に感染を拡大させた。このHMIが感染したことで制御装置が不通となったことが原因で電力システムが正常に動作しなくなった。また、佐々木氏は万一国内の電力企業が同様の攻撃で狙われた場合、現時点では「攻撃は成立しなかった」と考察している。今回のマルウェアは、ドイツやオランダのサーバに接続して必要なツールをダウンロードするものであったが、この手法は国内の電力企業に対して効力がないと見ている。今回のマルウェアを解析したKnownSec社のレポートによると、マルウェアの一部に日本語の文字列が含まれていたことが判明している。佐々木氏は、マルウェアに日本と関係する痕跡が残っていることから、今後攻撃者が手法を変えるなどして日本を標的とする可能性がある。今回の攻撃は、「電力企業側に攻撃者への内通者がいた」「攻撃手法が軍事作戦の発想に近いものがあった」などとされている。佐々木氏は、こうした新たなサイバー攻撃を従来のセキュリティ対策だけで防ぐことが難しいと見ている。セキュリティベンダーは、サイバーセキュリティ以外の知見を持つ必要がある。例えば、物理セキュリティと連携したり、軍事的な防御の知見を取り入れたりするなどの取り組みなどが考えれれる。防御策も通常の攻撃と違い、「いかに攻撃されないかではなく、いかに攻撃を受けたあとに早く復旧するか」が重要だという。この考え方は、レジリエンス(回復性)と呼ばれるももので、重要インフラのように可用性を重視するシステムでは最も大切とされている。レジリエンスを実現するには、場当たり的なセキュリティ対策の実施ではなく、組織体制や、社外の脅威情報共有、サイバー演習などの教育も含めた包括的な備えが必要となる。今後の日本のインフラセキュリティの発展のためにも、ウクライナの事件を教訓として生かすことが重要であるとまとめている。
2016年01月30日PFUは1月27日、「標的型サイバー攻撃対策支援サービス」の提供開始を発表した。同サービスは、センサーで攻撃を早期に検知し、専門のセキュリティエンジニアがPFUのSOCで24時間365日の監視を行うもの。サービスでは、同社独自の標的型サイバー攻撃検知技術「Malicious Intrusion Process Scan」を搭載したセンサーで攻撃を早期に検知し、専門のセキュリティエンジニアがPFUのSOCで24時間365日の監視を行う。これにより、企業内のセキュリティ担当者のセキュリティ運用負担を軽減するとしている。検知技術では、トラフィックを監視して、攻撃者行動をモデル化。すべての通信を相関分析することで、未知の脅威を検知する。例えば標的型攻撃では、フィッシングメールから改ざんサイトなどへ誘導され、エクスプロイトキットやマルウェアをバックグラウンドでダウンロードされる。その後、バックドアが開かれ、情報をC&Cサーバに送られるというおおまかな流れがあるが、こうした流れをすべて相関分析でスコアリングし、トラフィックのタイミングや使用プロトコルなど、通信の流れを一連で見ることで、怪しい挙動をとらえる。スコアリングが一定の数値になるとアラートの段階が上がっていくため、途中の段階から、怪しい通信を見つけることができる。マルウェア自身の検知ではないため、未知のマルウェアであっても検知が容易になるとしている。トラフィック監視は、スイッチのミラーポートに接続することで行う。SOCは、インシデント対応と月次レポートの提供が行われる。インシデント対応では、20~30名が監視要員としてSOCに従事し、インシデントを確認した後30分以内で連絡を行う。月次レポートは、検知内容の説明だけでなく、今後の対処に向けたアドバイスや脅威情報の動向なども情報として提供していくとしている。また、PFUは外部端末の不正接続防止やマルウェア通信を検出した際にネットワークから不正通信が見つかった端末を遮断する機能を持つアプライアンス「iNetSecシリーズ」を提供しているため、6月を目処に、同製品と連携した「マルウェア感染端末 自動遮断ソリューション」を提供するという。参考価格は監視対象1000台あたり月額90万円(税別)で、別途初期費用が200万円(設計・導入費用)かかる。詳細は個別見積もりとなる。富士通は昨年11月にセキュリティ事業の大幅強化を発表しており、PFUの新サービス提供もこの一環となる。富士通とは別のSOC運用となるが、他社製品との連携やマルウェアデータベースの活用は富士通との連携で提供するとしている。
2016年01月27日IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は1月26日、サイバー攻撃に対する情報共有の枠組み「サイバー情報共有イニシアティブ」(J-CSIP)において、12月1日に新設した自動車業界SIG正式に運用開始したと発表した。IPAは2011年10月にJ-CSIPを発足、2012年4月の運用開始から2015年度第3四半期までの活動で、2172件の情報提供を参加組織から受け、その分析などの結果、629件の標的型攻撃メールなどの情報共有を実施してきた。今回、自動車業界SIGの正式運用が開始したことで、J-CSIPは7つの業界(SIG)、72の参加組織(計11組織追加)による体制となった。同日、2015年度 第3四半期(10月~12月)のJ-CSIPの運用状況も公表された。2015年10月~12月に、参加組織からIPAに対し標的型攻撃メールと思われる不審なメールなどの情報提供が行われた件数は723件、それらの情報をもとにIPAからJ-CSIP参加組織へ情報共有を実施した件数は34件だった。提供された情報のうち、標的型攻撃メールと見なしたものは19件だった。IPAによると、攻撃メールを検知されにくくする細工(添付圧縮ファイルの暗号化)の多用、新たな脆弱性の悪用、新種の遠隔操作ウイルスなど、攻撃手口を変化させながら、依然として国内組織への執拗な標的型サイバー攻撃が継続しているという。
2016年01月26日PwCサイバーサービスは1月18日、サイバー攻撃演習「レッドチーム演習」を2月1日より提供すると発表した。サイバー攻撃演習では、組織の実利用環境へ擬似的なサイバー攻撃を仕掛けて、セキュリティ体制や対策を検証する。同社でサイバー攻撃の観測や分析活動を行っている専門家が攻撃者となって、サイバーキルチェーンのステップに沿って攻撃を行う。各組織向けにカスタマイズした攻撃ツールを用いて、社会生活に影響を及ぼす重要インフラや機密情報を扱う組織インフラなど、それぞれの組織に合わせた攻撃を擬似的に行うという。この攻撃によって、より現実に近い状況でサイバー攻撃を体感することで、サイバーセキュリティの対策が適切に構築・運用されているか把握して、具体的な問題点が洗い出せるとしている。実際の運用フローの確認は、特に組織内CSIRT・SOCにおいて有効とのことで、インシデントレスポンス体制や運用ポリシー、導入製品の評価、ログ保全状況の確認など、さまざまな視点から"セキュリティアセスメント"を行う。
2016年01月18日●2016年のサイバーセキュリティ動向予測と特殊なサイバー攻撃カスペルスキーは、アジア/日本におけるサイバー脅威の最新動向に関するプレスセミナーを開催した。また、同時に「2016年のサイバーセキュリティ動向予測:APTは新たな形態へ」も発表した。本稿では、これらの概略について、レポートしたい。○2016年のサイバーセキュリティ動向予測と特殊なサイバー攻撃最初に登壇したのは、株式会社カスペルスキー代表取締役社長の川合林太郎氏である。まず、紹介したのは「2016年のサイバーセキュリティ動向予測:APTは新たな形態へ」である。今回のプレスセミナーは、アジア/日本地域における脅威分析を行ったものである。それに対して、こちらは、グローバルな視点から2016年の脅威予測を行うものだ。川合氏は、大きく変化する、これまでにはないような脅威が登場するといったことはないとまず紹介した。そして、もっとも注目しているのは、今後もAPT攻撃は継続する。しかし、その内容を少しずつ変貌させていくとのことである。そして、川合氏も注目したのが、暗号の終焉である。動向予測では、『現在の暗号化標準に対する信頼性の崩壊と、「ポスト量子暗号」の設計および実装の必要性を示唆しています』と解説している。このあたりも興味深いところだ。そして、日本にはセキュリティベンダーやそれに関わる人間が触れないような脅威が存在すると述べる。ネット世論と呼ばれるものだ(ここで、川合氏は「よろん : 輿論」と厳密に区別していた)。ネット上に存在する感情的な共通意識、心情とでもいうべきか(それに対し輿論は、パブリックオピニオン、理性的な議論による合意)。具体的には、東京オリンピックのロゴの盗用疑惑である。この一件の特徴は、心情的なねたみなども重なり、類似デザインの検索や個人的な正義感に基づいたさまざまな発言がなされた。俗に炎上とよばれる現象である。川合氏は、このような事例が広がっていく、増加していくと予想した。海外では、あまり類を見ない。厳しい言葉になるが、自身に正義があると思ったとき(つまり、輿論と思い込み)のネットユーザーの反応が過敏気味であり、これもサイバー攻撃の一種と考えられるのではないかと思うと語った。そして、IoTという言葉に代表されるように、リアルとサイバーの境界がなくなってきた。攻撃者も同じであり、リアルの犯罪者がますますインターネット(サイバー)の世界に移ってきている。さらに、サイバーをたんなるツールとして、犯罪に使ってくる。となると、犯罪者にも自然淘汰が発生する。技術を磨き、利益をあげることができない攻撃者は、淘汰される。同じことが、セキュリティベンダーにもいえる。守るための技術、調査・分析にきちんとコストをかけるベンダーが生き残っていく。当然、カスペルスキーもそうであると自負としているとのことである。今日のセミナーも、どんな活動を行い、どういったことを調査しているか、そして、それをいかに製品などに反映していっているかを紹介したいといって、挨拶を終えた。●アジア・パシフィック地域におけるサイバー脅威の現状○アジア・パシフィック地域におけるサイバー脅威の現状続いて登壇したのは、Kaspersky Labグローバル調査分析チームでAPACディレクターのヴィタリー・カムリュク氏である。ヴィタリー氏は、カスペルスキーのGReAT(Global Reserch and Analysis Team)について紹介した。脅威調査グループの中核部門で、APTなどの情報収集・調査研究を行う。そして、インターポールとの協力体制についても紹介した。ヴィタリー氏も2014年に設立されたシンガポールのInterpol Global Complex for Innovation(IGCI)に出向し、マルウェアの解析やトレーニングなどを担当する。その中で、印象的であったのは、インターポールのような法執行機関と協力することで、これまで以上に迅速に脅威対策が可能になるという点である。そして、2016年の予測を紹介した。最初の項目に、ファイルレスやメモリー型とあるが、少しなじみのないものだ。従来のマルウェアは、HDDやUSBメモリなどの記憶媒体に保存され、あるタイミングで起動し、さまざまな活動を行う。これに対し、HDDなどはいっさい使わず、メモリ内にのみ存在するマルウェアである。当然、PCを再起動すればメモリはクリアされ、マルウェアも消滅する。一見するとあまり脅威に感じられない。しかし、見方を変えれば、攻撃者はいつでもマルウェアに感染させることができるということになる。APT攻撃の特徴の1つに持続型がある。しかし、攻撃者は持続型を放棄しても、目に見えない存在になることを目指しているといえる。これまでのマルウェアと比較すると、大きな違いといえるだろう。これらを検知するには、システム上の挙動を探るしかない。これは、Duqu 2.0というAPT攻撃で実際に使われた手口である。ランサムウェアについては、サーバーやウェアラブル端末なども標的となる。ホワイトリストは、信用できるサイトやネットワークのことだ。従来は、安全とされていたその信用を逆手にとった攻撃が行われるようになるだろうと語った。具体的には、サードパーティが作ったカレンダーやスケジューラなどが狙われることになる。最後に、ヴィタリー氏はアジアにおける予測を紹介した。この中で興味を引いたのは、APT攻撃に限らず攻撃の手法・技術の成熟化である。そして、国外からの攻撃の増加である。国外からの攻撃が増加することで、国内の攻撃も活性化する危険性を指摘する。ビットコインのような暗号通貨(クリプトカレンシー)も脅威と関連していくと指摘した。ヴィタリー氏は、5年前に1年ほど東京に滞在した経験もあるとのことだ。その当時は、標的型攻撃で調査の対象となるようなものはまったく存在していなかった。それが大きく様変わりしている。年金機構を対象にしたBlue Termiteは有名だが、これ以外にも調査中の標的型攻撃が複数あり、今後も増加が懸念されるとのことである。●2015年、日本におけるサイバー脅威の現状○2015年、日本におけるサイバー脅威の現状3人目は、株式会社カスペルスキー、情報セキュリティラボ所長のミヒャエル・モルスナー氏が登壇した。ミヒャエル氏は、2004年に株式会社カスペルスキーに入社し、日本の情報セキュリティラボを統括し、脅威動向の監視を行う。同時に、GReATのメンバーでもある。また、フィッシングサイト情報を扱うPhishTankのモデレーターも務める。PhishTankは誰でも投稿可能で、投稿されたURLをコミュニティが判定をし、情報活用される。ミヒャエル氏は、その1つ1つを手動で確認しているとのことだ。エコノミストの調査によって、日本はデジタル的にもっとも安全な国といわれるが、ミヒャエル氏はこの結果に逆に驚いたという。その理由は、つねに国内の脅威を調査しているからであろう。そのような脅威の多くは、基本的には昔から存在している。たとえば乗っ取られたサイトの多くには、悪意を持ったコードが挿入されている。そして、サイトのオーナーは今なお気づいていない。このような事例が、頻繁に発生している。また、ISPのサポートの問題もある。何か問題があり、通知しても返事すらない。結果、悪意あるコードは存在し続けることになり、誰かが対応しない限り、なくなることはない。危殆化した場合でも、企業側からユーザーへ警告などが発せられることもない。ハッキングされたことをみずから公表することは、なかなかやりたがらない行為である。図8は実際に、ハッキングされ悪意あるコードが挿入された事例である。ちょうど、真ん中の「」が、悪意を持ったコードである。ミヒャエル氏が確認したのは、このセミナーの前日である(図8の「Date」で確認できる)。その下に、このWebサイトの最後の修正日(Last-Modified)があるが、「2014年11月22日」となっている。つまり、1年以上、悪意を持ったコードが提供されていたのである。ミヒャエル氏によれば、このような例は非常に多いとのことだ。このようなサイトを発見すると、ISPやWebサイトの所有者などに警告メールを送る。しかし、JPCERT以外の対応はあまりよくはない。ミヒャエル氏も本来の業務の合間にやっているので、当然だが十分な対応を行う余裕がなく、この現状を問題視していた。図10は、ミヒャエル氏が送った警告メールの集計である。赤が、日本宛てである。ミヒャエル氏は、2015年だけで、941通のメールを送信したとのことだ。カスペルスキーは、セキュリティ対策ソフトのベンダーであり、このような作業にはあまり傾注できない。しかし、Safe the Worldの一環として、脅威に対し戦い続けると講演を締めくくった。
2015年12月11日マカフィーは12月9日、2015年に発生したサイバー脅威の傾向と、今後の脅威予想を発表した。同社は、日本国内の経営層や情報システム部門などのビジネスパーソンを対象にした「セキュリティ事件に関する意識調査」を元に、2014年より「10大セキュリティ事件ランキング」を公開している。これは、過去1年間に発生した主なセキュリティ事件を30件選定し、それらの事件の認知度を測定することによって、社会に与えた影響を分析するといもの。これによると、2015年は「日本年金機構への標的型攻撃で125万件の年金個人情報が流出」が1位で、2位が「振り込め詐欺/迷惑電話による被害」、3位は「大手金融機関やクレジットカード会社などをかたるフィッシング」となった。1位になった日本年金機構の情報流出事件では、人の心理を欺いて重要な情報を暴露・公開させる「ソーシャルエンジニアリング」という手法が使われていた。いかにも業務に関係しそうな内容のメールにマルウェアを添付して開かせることによって、機密情報が流出した。この問題についてマカフィーは「これ(日本年金機構による流出)を責めることはできないでしょう」とまとめている。同社はテストで、10通のメールに隠された7通のフィッシングメールを当てる「フィッシング・クイズ」を提供したが、回答者の80%が、少なくとも1通以上のメールがフィッシングメールであることに気付かないという結果が出ていたためだ。マカフィーの執行役員 SE本部 本部長 田井祥雅氏は「これまで日本では、サイバー攻撃者に侵入されないようにする『防御』ばかりが議論されてきたが、この事件をきっかけに『侵入されることは当たり前』という前提に立ち、侵入された後の被害を最小限に抑えるための取り組みが重要であることが認識された」とコメントしている。こうしたセキュリティ状況を踏まえた上で同社は、多層防御の新たなコンセプトとして「Threat Defense Lifecycle(脅威対策のライフサイクル)」を提案している。侵入を防ぐ「防御 (Protect) 」に加え、入り込んできた敵を「検知 (Detect) 」し、迅速に「復旧 (Correct) 」するというプロセスを統合し、データを共有しながら、得られたインテリジェンスをフィードバックすることで、情報の流出に強いセキュリティ環境を構築できるという。一方で「McAfee Labs脅威予測レポート」では、自動車が将来の脅威となり得ると指摘。McAfee Labsの上級副社長 ヴィンセント・ウィーファー氏は「2020年には、ネットワークに接続されたコネクテッドカーが2億2,000万台に増加すると予測されている。攻撃者もそこを狙ってくるはずだ」とコメントし、さまざまなコンセプト実証コードや脆弱性が見つかるという見通しを示した。また、盗まれたデータの闇市場への流出についても危険視している。同氏は「われわれがオンラインショッピングサイトで顧客のデータを関連付け、マッチングしているのと同じように、攻撃者側も盗まれたデータを蓄積し、ビッグデータを関連付け、情報の価値を高めていくだろう」とコメントした。その以外の領域でも攻撃が拡大し、進化したサイバー脅威が登場する可能性が高いという。家庭内で使わるデバイスは、今後もネットワークにつながるものが増えていくため、必然的に攻撃者のターゲットが増加する。家庭内で使われる個人のデバイスのセキュリティについても一層の注意を払う必要があると指摘している。また、攻撃対象となり得るデバイスは増える一方で、攻撃ツールの難易度が下がる。セキュリティの技術的な知識を持たない人でも手軽に攻撃を実行できる環境が整いつつある。同氏はこうした見通しを踏まえ、「防御側は統合されたセキュリティを通じて脅威情報を共有し、よりスマートになっていかなければならない」とし、同時に「それでも100%防御することは難しいため、侵入を受けたときにどうするかという手段を用意していく必要がある」と注意を呼び掛けた。
2015年12月10日ヤフーとサイバー大学は11月24日、eコマースやインターネット広告を活用できるIT人財を育成する取り組みを開始すると発表した。サイバー大学とは、ソフトバンクグループが設立したオンライン4年制大学で、大学カリキュラムやプログラムは全国14法人19校(2015年11月24日時点)の専門学校にも提供されている。今回の取り組みでは、全国の専門学校を対象に、ヤフーとサイバー大学が協力して策定した教育プログラムを提供し、各専門学校で行われる授業を通じて受講者の育成を図っていく。サイバー大学の持つオンラインを使った映像配信システムを活用するため、全国どこの地域でもプログラムを導入することが可能だ。教育プログラムは、「eコマース」と「インターネット広告」に関して、ヤフーが持つ実務に関するノウハウとサイバー大学が持つ教育に関するノウハウを組み合わせて策定されており、インターネットを活用した「販売」と「集客」を総合的に学べる実務的な内容となる。具体的には、「eコマース、Yahoo!ショッピングに関する基礎知識」「Yahoo!ショッピングでのページ作成、カスタマイズ」「ストア運営の心構えや注文フロー」「注文後の対応と分析・改善方法」「インターネット広告を含む集客方法」「実際に運営しているストアへの短期インターン」「成果発表」などで構成される。同取り組みは、学校法人 水野学園 専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ(東京都)にて11月24日より試験的に導入される。二社は今後、2016年度からの本格展開を目指し連携校を全国に拡げていく考えだ。
2015年11月25日WOWOWで11月からスタートする海外ドラマ『CSI:サイバー』(14日スタート 毎週土曜 23:00~)と『アフェア 情事の行方』(19日スタート 毎週木曜 23:00~)の共同イベントが9日、都内で行われ、グラビアアイドルでタレントの橋本マナミが出席した。アメリカで大ヒットを記録し、日本でも絶大な人気を誇る『CSI』シリーズの最新作『CSI:サイバー』、そしてゴールデン・グローブ賞TV部門での受賞を果たした話題作『アフェア 情事の行方』が11月からWOWOWでスタート。それを記念したイベントのスペシャルゲストとして橋本マナミが登場し、『アフェア 情事の行方』の内容にちなんで橋本が考える既婚者を落とす衣装姿で観客を悩殺した。胸元全開のセクシーなワンピース姿で胸の谷間をアピールした橋本だが、自身が考える男性を落とす衣装を「今日はステージに上がるということで胸元を開けましたが、私が考える衣装は、白でそんなに胸元も開いてなく身体のラインを強調する衣装です」と解説しながら「既婚独身問わず、男性に想像していただけるようにあまり出し過ぎない方がいいのかと思います。だから露出は控えめでラインはセクシーさを出す方がいいかな」と持論を展開した。また、事件に巻きこまれる不倫中の男女を描いた『アフェア 情事の行方』の内容にちなみ、不倫について問われると「(既婚者と)知らずに愛人になってしまった経験はあります。まだ何も分からない20代前半に」と赤裸々に明かしつつ「このドラマを見て1話から不倫したいと思った自分が怖かったです(笑)」とかつての自分を思い出したのか、不敵な笑みを浮かべていた。また、夜の不倫カップルに対して「本当はダメなんでしょうけど、どうしても惹かれてしまうことがありますので、そういう時は絶対にバレないようにすること必要ですよ。バレたら絶対に認めないこと! それと本当の奥さんを大切にすることですかね」と貴重なアドバイスを送る場面も。続けて「修羅場になった?」という質問に「どうするんですかね~(笑)」と笑いながらも「とことん話し合います!」と観客に理解を求めていた。
2015年11月10日PFUは10月28日、標的型サイバー攻撃対策として新たな検知技術を開発したと発表した。新技術は、多くの技術が採用している、マルウェア自身の特性や振る舞いに基づくものではなく、攻撃者の行動に着目したものだという。標的型サイバー攻撃は一般的に、侵入前に標的組織の情報を入手する「情報収集」から、標的型メールのURLをクリックさせることで、ツールをダウンロードさせて遠隔操作し、情報を窃取する「組織内部侵入」といったプロセスを踏む。これに対して同社の研究チームは、組織内部侵入における攻撃者の行動プロセスに着目した「攻撃者行動遷移モデル」を構築した。このモデルを利用したものが、標的型サイバー攻撃の検知を実現する新たな検知技術「Malicious Intrusion Process Scan」となる。複数の協力組織において実証実験を重ねており、セキュリティ対策が施された実際の業務環境(合計約10万端末)における複数の標的型サイバー攻撃を検知し、効果を確認しているという。検知技術は「リアルタイム把握」と攻撃者行動遷移モデルを特徴としている。攻撃者は標的とした端末と通信して攻撃活動を行うため、端末の通信を監視する。エージェントレスで監視することで、攻撃者に気づかれることなくリアルタイムに攻撃者の行動を把握できるとしている。攻撃者行動遷移モデルでは、前述の攻撃行動の通信が通常の業務上行われる通信を装っているケースがあり、正しく検知できないことがありうるという。そのため、侵入直後から攻撃行動に移るまでの流れを「攻撃者行動遷移モデル」と照合し、検知精度を高める。この新技術は、千葉県・幕張で行われる情報セキュリティEXPOのPFUブースで公開される。
2015年10月28日NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、日立製作所およびNECは10月26日、総務省から受託した「サイバー攻撃複合防御モデル・実践演習の実証実験」の一環として、今年度第1回目の「実践的サイバー防御演習(CYDER)」を開始すると発表した。CYDERは、増加するサイバー攻撃に対応するため、官民の情報システム管理者のインシデントハンドリング(被害の早期発見・検知ならびに対処)能力の向上を目的としており、日常の運用を考慮しながら、事業継続を脅かす攻撃に対応できる「総合力の高い情報システム管理者」の養成を目指すもの。2015年度は、今年度に発生した大規模な情報流出事案をカリキュラムに取り込み、合計6回(200名以上)を実施する予定。CYDERでは、官公庁や重要インフラ事業者等の情報システム管理者が3~4名構成のチームで参加し、参加チームごとに大規模(職員が数千人規模)な模擬LAN環境で情報セキュリティ事故の発生から回復までの一連のインシデントハンドリングの流れを体験することで、サイバー攻撃への対処方法を学ぶことができる。演習は技術的な対処だけでなく、部門内への指示やエスカレーション、社外の関係機関との情報連携など被害拡大を防止するために重要な対処も体験できる。今回、日立は「サイバー攻撃の解析」を、NTT Comは「防御モデルの検討」を、NECは「実践的サイバー防御演習の実施」を担当する。
2015年10月27日米Facebookは17日(現地時間)、Facebook利用者のアカウントに対するサイバー攻撃が、国家の支援によるものと疑われる場合、攻撃を受けたアカウントのトップページに警告を表示すると発表した。同社では、攻撃を受けたアカウントをセキュアに保つ措置を常に講じており、今回、アカウントへの攻撃が政府支援によるものと強く疑われる場合、その旨を該当アカウントのデスクトップ版トップページ上に警告することを決断したという。この種の攻撃は、より危険な方向へ進化する傾向があり、攻撃された人々が、自身の情報をセキュアに保つため必要な行動を起こすよう促すねらいだ。表示される警告はFacebookのシステムとは関連しておらず、攻撃を受けたアカウントは、PCやモバイルデバイスが既にマルウェアなどに感染している可能性もあると指摘。同社は、「警告のメッセージが表示されたユーザーは、自分のPCやデバイスのシステムを再構築したり、交換するなど気を配るべきだ」と注意を喚起している。
2015年10月20日ESETは10月7日(現地時間)、「Global cost of cybercrime ‘continues to rise’」において、世界中でサイバー犯罪に対応するための経費の増加傾向が続いており、企業における年間の平均経費は770万米ドル(約9億2500万円)に到達したと伝えた。特に金融業界、エネルギー業界、電気ガス水道といった公共事業などが狙われているという。どの程度の経費がかかっているかはもちろん企業の規模に大きく依存しており、大企業ほど経費が多くかかることになる。しかし、小企業は資本コストに対して高い経費を強いられており、大企業にとっても中小企業にとってもこうしたサイバー犯罪が重い負担になっていることがわかる。サイバー犯罪は収束する気配を見せておらず、活発化の傾向を継続している。こうしたサイバー犯罪の脅威が増加傾向にあるなか、コンピュータは事業の継続において欠かすことのできないツールとなっており、サイバー犯罪に対応しながら事業を継続することが求められている。こうした対策はセキュリティ・ソフトウェアの導入といった単一の対策では不十分とされており、教育から運用、マルウェアの感染を前提としたシステムの構築までの多層的な対応が求められている。
2015年10月09日日立製作所と米ヒューレット・パッカード(HP)は10月6日、情報システムなどに対する最新の脅威や攻撃手法など、サイバー脅威に関するデータ共有の試行を開始したと発表した。両社はこのたび、サイバー脅威情報の共有に関する契約を締結し、サイバー攻撃に関する最新の脅威や攻撃手法、対象など多様なデータを共有する。情報共有は、サイバー脅威情報の共有に関する標準的な技術仕様である脅威情報構造化記述形式「STIX」と検知指標情報自動交換手順「TAXII」に基づき行われる。今回の提携により、日立はHPが設立したアライアンス・プログラム「HP Global Threat Intelligence Alliance」に加わり、HPのセキュリティ情報共有プラットフォーム「HP Threat Central」にサイバー脅威に関する情報を提供する。同アライアンスプログラムでは、セキュリテイ関連の研究者からの未公開の付加価値情報、アンダーグラウンドフォーラムの分析、およびサイバー犯罪者のプロファイルがメンバー企業に提供される。日立は今回の試行により得られた知見やデータ共有の枠組みを活用し、セキュリティ専門組織「HIRT」と国内外の企業・団体などが有する他のCSIRT(Computer Security Incident Response Team)との情報共有を推進していく。
2015年10月07日損害保険ジャパン日本興亜(以下損保ジャパン日本興亜)は4日、サイバー攻撃に関するリスクを包括的に補償する新商品「サイバー保険」を10月1日以降保険始期契約から販売すると発表した。○情報漏えいによる損害賠償金や原因調査費用、利益損害など、補償範囲の広い新商品を開発マイナンバー制度の開始や個人情報保護法改正、サイバー攻撃の高度化など社会環境が変化するなか、サイバー攻撃によるリスクへの備えとして、保険に対するニーズが高まっているという。損保ジャパン日本興亜は、経済活動を行う企業のサイバーセキュリティ対策を支援するため、情報漏えいによる損害賠償金や原因調査費用、利益損害など、補償範囲の広い新商品を開発した。また、情報漏えいなどが発生した場合には、被害を最小限に食い止める必要があり、迅速な原因調査や被害拡大防止などの緊急対応の重要性が増すことから、これらの支援を行う専門業者と連携し、円滑な復旧を支援するサービスを、「サイバー保険」に加入したすべての契約者に提供するとしている。販売対象は日本国内の企業。○「サイバー保険」の補償概要サイバーセキュリティ事故に起因して発生した次の各種損害を包括的に補償する。また、マイナンバーの漏えいまたはそのおそれも補償対象とするほか、海外で提起された訴訟も保険の対象となる。○付帯サービス「サイバー保険」の契約者は、サイバー攻撃などによる情報漏えいやそのおそれの発生により必要となる原因究明・被害拡大防止措置、緊急時の広報対応、コールセンターの設置・運営などについて、これらの支援を行う専門業者を紹介する「緊急時サポート総合サービス」を利用できる。損保ジャパン日本興亜は、「サイバー保険」の提供を通じて、日本企業のサイバーセキュリティ対策を支援し、経済活動を後押ししていくとしている。
2015年09月08日