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ファッショントレンドに移り変わりがあるように、インテリアにも“ブーム”があります。自分らしさ、こだわりを追求しながら、いまどき感も取り入れたいですよね。もちろん、LIMIAも常にトレンドをウォッチしています。そこでユーザーのみなさんへのアンケート結果も参考に、2018年に流行ると予想するインテリアトレンドを発表!さて、選ばれたのは……?2018年にLIMIAが注目するのは「エリソン・インテリア」日々、ユーザーのみなさんのアイデアやフォトを隈なくチェックしているLIMIA編集部は、近ごろ、白を基調としたナチュラルテイストのお部屋を多く見かけることに気づきました。これはトレンドの兆しかも!そこで、ユーザーのみなさんに、「いま気になっているインテリアテイスト」についてのアンケートにご協力いただきました。【読者アンケート】2018年インテリアトレンドはどれ!? LIMIAがみなさんと一緒に大予想!その結果、64.3%の方が「エリソン・インテリア」をチョイス。ということで、2018年にLIMIAが推すのは「エリソン・インテリア」で決定!ところで、そのエリソンって……?そう、フランス語で「ハリネズミ」なんです。白、グレー、ベージュ、ブラウン、黒のカラーバランスが良くて、お部屋の配色に似ていると思いませんか?写真提供:瀧本真奈美さんすっきりとしていて清潔感があり、木材やカゴによって素朴な風合いが出て、ポイントに黒を取り入れることで大人っぽく締まる。DIYした、手作りの風合いのある小物も空間にハマりそう。そして「エリソン・インテリア」ってなんだかやさしい響き……。写真提供:瀧本真奈美さん白いグッズは〔無印良品〕や〔ニトリ〕、100均の〔ダイソー〕〔セリア〕などで手軽に買えるから、さっそくまねできそうですよね。まずはキッチンやランドリースペース、リビングの一角など、小スペースからはじめてみてもいいかもしれません。とくに収納スペースで実践すると、すっきり整って見えそう!白、黒、ベージュ、グレー、ブラウンの配分量によって、いろんなハリネズミがいるように見えたり!?季節や好みによってそれぞれ楽しめそうですね。夏水組とLIMIAのスペシャルコラボが始動!今回は、ただ注目するインテリアトレンドを発表するだけには留まりません。空間デザイン&リノベーションを手がける夏水組とLIMIAがコラボして、「エリソン・インテリア」の空間を再現します!場所は、夏水組が展開するインテリアマテリアルショップ〔DecorTokyo〕です。写真:柏木鈴代現在も〔DecorTokyo〕の一角でLIMIAのブースを展開中ですが、2月下旬に「エリソン・インテリア」をテーマにリニューアル予定。実際に目で見て、グッズに触れて、「エリソン・インテリア」を体感することができます。みなさんが実際におうちを模様替え、DIYするときのヒントが盛りだくさんになるはず!ブースが完成したら隅々まで取材して詳しくお届けします。どうぞお楽しみに♪夏水組
2018年02月02日リノベーション、空間デザインの夏水組(なつみくみ)とLIMIAのコラボレーションが本格始動!夏水組のインテリアマテリアルショップ〔DecorTokyo(デコールトーキョー〕にLIMIAの常設ブースができました。夏水組の代表・坂田夏水さんに、今回のブースのテーマと、あわせて2018年のインテリアトレンドについて伺います!夏水組とLIMIAが提案するラスティック・ハンドメイドの魅力——このたび〔DecorTokyo〕で実現したブースのテーマは「ラスティック・ハンドメイド」ですが、どのような特徴がありますか?坂田夏水さん(以下、坂田さん):ラスティック・ハンドメイドの魅力は、何と言っても手軽さ。新たに家具を買うのではなく、既存のものに色を塗ったり、100円ショップで売っている手軽な木材にステンシルで模様を描いたり。少しずつ自分のペースでDIYを楽しむことができます。——その手軽さが、LIMIAユーザーのみなさんにも好まれる理由のようです。坂田さん:クラシックスタイルのように完成形が見えるスタイルは一気にそこに行きつきたくなるけれど、ラスティック・ハンドメイドは積み重ねることで徐々に自分らしいスタイルが見えてきます。塗りムラもビンテージ感があり、味として楽しむことができるんです。——応用やアレンジが簡単ってことですね!坂田さん:そうなんです。ちょっと飽きて違うスタイルにしたくなった時に、カウンターやテーブルに色を塗ることで移行しやすっていいですよね。ラスティック・ハンドメイドは木目調が基本となりますが、アンティークの要素を取り入れるとさらに深みが増すことでしょう。ポイントは壁紙の上からペイントできる塗料——ブースのアンティーク要素は、どのあたりでしょうか。坂田さん:ブースの壁に使用したオリジナルの水性塗料《夏水組セレクション》のノアールです。こういった真っ黒ではない濃いグレーを壁の一面に取り入れることで、部屋が締まります。——中央の壁もサビのようなニュアンスでビンテージ感が!坂田さん:「緑青(りょくしょう)」のテイストですね。この壁紙はドイツの〔rasch(ラッシュ)〕のもので、糊で貼っているんですよ。ドアのティンタイル風の壁紙も同じく〔rasch〕です。——気分を変えたくなったら剥がして新しいものにすればいいってすごく便利です。坂田さん:ラスティック・ハンドメイドを進化させたくなったら、思いきって赤やグリーンなどの鮮やかな色を差し込んでみると、また新鮮な印象になりますよ。DIYする上で押さえておきたい!2018年インテリアトレンド——以前、「リフォーム産業フェア2017」の際に夏水組×LIMIAで2018年に予想されるインテリアトレンドを打ち出しました。改めて、坂田さんからもそれぞれの特徴や実践する上でのコツをお聞かせください。【LIMIA発】2018年トレンドのインテリアスタイルとは? ミルキー・マリン坂田さん:ミルキー・マリンは、白が基調の日本の住宅で取り入れやすいスタイルです。白を基本に、グレー、ベージュを加えるとフェミニンな印象に。マリンの小物やキャンドルを置くことできれいにまとめることができます。——ミルキーマリンは、ラスティック・ハンドメイドに続く人気です。2. スカンジナビアン・ジオメトリー坂田さん:北欧テイストも好まれますが、そろそろ飽きたかな……という感じもありますよね。そこで、ビビッドなカラーや幾何学模様、大柄のファブリックを取り入れて進化させた「スカンジナビアン・ジオメトリー」はいかがでしょうか。定番のシンプルな北欧スタイルから、大人っぽい落ち着いたスタイルへの移行です。3. ホームリー・アウトドア——ホームリー・アウトドアはいかがでしょう?坂田さん:屋内にアウトドアの要素を取り入れるスタイルも旬ですね。家の中にハンモックを吊したり、暖炉を置いたり。また、お庭がないマンションでもベランダにウッドデッキを敷いて室内とひと続きでガーデニングを楽しむスタイルもいいでしょう。4. ダーク・フェミニン——夏水組といえば、ダーク・フェミニンのイメージがあります。坂田さん:甘すぎるとお姫様の部屋になってしまうフェミニンスタイルでも、ダークな色を壁面に加えることでムーディーにまとめるスタイルですね。ゴールドのフレームを使ったインテリアやシャンデリアを加えることで、大人のフェミニンを演出します。5. ボーホー・ミックス——最後は、上級者向けのボーホー・ミックスですね。坂田さん:SOHOとボヘミアンティストを合わせた「BOHO(ボーホー)」は、トラディショナルな民族柄のソファやファブリックを取り入れたり、形式にとらわれないエキセントリックなミックススタイル。リミアユーザーのみなさんのように、ご自身の手でインテリアに工夫をこらしていらっしゃる方には、この「何でもあり」が楽しいポイントだと思います。——ありがとうございました!夏水組がデザイン&設営を手がけたLIMIAならではのブースは、細部までこだわりがいっぱい。さまざまなDIYアイテムが揃う〔DecorTokyo〕までぜひ足を運んで体感してみてください!【坂田夏水(さかたなつみ)】1980年生まれ、福岡県出身。株式会社夏水組・代表取締役。武蔵野美術大学建築学科を卒業。08年に夏水組を設立し、リノベーション、空間デザインを手がける。DIY、インテリアアイテムを販売する店舗『DecorTokyo』も経営。主な著書は『セルフリノベーションの教科書』(誠文堂新光社)、『夏水組のパリ風手作りインテリア』(メディアファクトリー)など。夏水組インテリアマテリアルショップ〔DecorTokyo〕●聞き手ねこりょうこ●写真柏木鈴代(ブースはリミア)【夏水組・坂田夏水さんインタビュー】DIYのトレンドはどうなる?ステップアップのアイデアとコツ
2017年09月22日DIYブームが本格化し、プロ顔負けのテクニックでおしゃれにお部屋を演出する人が急増中。その火付け役といわれているのが、リノベーション事業、空間デザインを手がける「夏水組(なつみくみ)」代表の坂田夏水さんです。その坂田さんに、今回は、リミアユーザーのDIY実例にみるトレンド傾向やDIYでさらにステップアップするためのポイントをお聞きしました!住まいは背景として見せる時代——DIYブームが止まらない勢いですが、ここまで盛り上がった理由を坂田さんはどのようにお考えですか?坂田夏水さん(以下、坂田さん):これまで日本の居住空間は、「寝起きできれば十分」といった捉え方をされてきたところがあるんじゃないかな、と思うんです。——確かに、家族だけが使用する閉鎖的な空間だったかもしれません。ちょっと雑多でも他人に見せなければいいかな、という。坂田さん:ところが最近はインスタグラムをはじめとするSNSの影響もあり、住まいはライフスタイルの“背景”になりました。それによって、見せる前提の家づくりを楽しんでいる方が増えているように感じます。——「人に見てもらいたい」という思いは、DIYを始めるひとつのきっかけといえそうですね。坂田さん:きっかけは何であれ、お気に入りの空間で過ごすと心が満たされて、ゆったりしますよね。居住空間も含め、暮らしそのものを充実させたいと願う人が増えているのはとてもステキなことだと思います。DIYは料理に似ている!?——リミアのユーザーのみなさんについては、どうでしょう。坂田さん:実例を拝見していると、まずは既存のものに手を加えて楽しんでいらっしゃる方が多いのかな、と感じました。ラスティック・ハンドメイドのテイストがまさに象徴しています。ポイントは、一気にではなく徐々に手をかけ、ステップアップしていること。これってお料理とよく似ていませんか?——DIYにお料理との共通点が!?坂田さん:まずは簡単な料理から始めて、少しずつ難しいものにトライしてみる。おいしくできたらみんなに味わってもらう……。DIYでステキに生まれ変わった部屋にお友だちを招きたい、共有したいという感覚と同じなんだと思います。——基本のレシピがあって、徐々にアレンジ上手になる。そういえば似ていますね!本物を“ちょい足し”して次のステップへ坂田さん:DIYを積み重ねていくと、「もっと楽しみたいのにもう手を加えるところがない」と思ってしまうかもしれませんが、まだまだ楽しめる領域はありますよ。小物に慣れたら、ぜひ壁や天井とステップを進めてみてください。——面積が広くて大変そうではありますが……。坂田さん:だからこそ、部屋の印象が大きく変わって楽しいんです。例えば壁を2トーンカラーにしてみるのはいかがでしょう。私が個人的におすすめするのは輸入壁紙。〈Liberty〉や〈WilliamMorris〉、〈Cole&Son〉など、国産のものではなかなか見られない発色の美しさやデザインで、アクセントウォールにぴったり。2トーンにするなら、壁紙とペンキの異なる質感を一つの壁で楽しむのもいいですね。入居時の真っ白な壁紙のままにしておくなんて、もったいないですよ!輸入壁紙は高いと思われがちですが、壁の一部に使用するならそれほど高額にはなりません。また、国産と違って生地のサイドに“ミミ”がないので、柄合わせがしやすい点も輸入壁紙の特徴です。——輸入壁紙は高くて手の届かないものかと思っていました。のりが付いていなくて貼るのが難しくはないでしょうか。坂田さん:上手に貼れるか不安という方は、一度ワークショップに参加してみるといいと思います。——そういえば、最近はホームセンターなどでも初心者が参加しやすい規模のものが開催されていますね。坂田さん:基礎を学んだら、いきなり一人でトライするのは大変なので、友だちを招いて一緒に貼ってみましょう。そのお返しに、次は友だちの家の壁紙の張り替えを手伝う……とステップを踏んでいけば、上達しそうじゃないですか?DIYをコミュニケーションツールと捉えれば、アイデアも共有できるし、もっと楽しくなるはず。——自宅をやり尽くしても“友人の家”というフィールドが残っていました!(笑)広げていけばみんなの家がおしゃれになっていくって、楽しいです。家具は1点本物主義でいく!坂田さん:大人の女性になった証しとして、ジュエリーにこだわったりしませんか?若いころはチープなアクセサリーをたくさん集めていて、それはそれで似合うし楽しいけれど、もうワンステップ、階段を登りたい時期を迎えますよね。まさに真珠のように、本物をインテリアに足すのも、次のステップアップに繋がります。輸入壁紙もそうですし、家具でいうなら鏡やチェストなどのアンティークをまずは1点、取り入れるのもステキですね。——自分なりにDIYで手を加えた空間に“本物”を迎えると、部屋が一気にグレードアップしそうです!坂田さん:欧米には「ハウスメンテナンス」の文化があり、壁紙の張り替えやペイントは自分たちでする家庭が多いんです。そこには「家を維持する」という意味も含まれています。日本でもそういった感覚でDIYに取り組んでもらえたら、できること、やれることの幅がもっと広がると思うんです。——愛着のあるマイホームを大事に使うためのDIY。視点が変わってチャレンジできることが増えそうです。ところで坂田さんご自身は、現在、どんなテイストに惹かれていますか?坂田さん:現在は築80年程度の古民家に住んでいるのですが、家のメンテナンスも含めたDIYを楽しんでいます。洋館付加住宅といって、日本家屋に洋館様式が付加された住宅で、少しずつ手を加えながら自分らしい空間を作っているところです。この作業がやめられなくて、私、たびたび引っ越しをしてしまうんです(笑)。古民家には、新築住宅では味わえない、古いものを活かしながら少しずつ暮らしを作りあげる楽しみがあります。そのときどきの気分やトレンドを取り入れながら、のんびり手がけていくつもりです。次回の後編では、具体的なインテリアトレンドを坂田さんに解説してもらいます。夏水組とリミアのコラボ企画もあるのでお楽しみに!(つづく)【坂田夏水(さかたなつみ)】1980年生まれ、福岡県出身。株式会社夏水組・代表取締役。武蔵野美術大学建築学科を卒業。08年に夏水組を設立し、リノベーション、空間デザインを手がける。DIY、インテリアアイテムを販売する店舗『DecorTokyo』も経営。主な著書は『セルフリノベーションの教科書』(誠文堂新光社)、『夏水組のパリ風手作りインテリア』(メディアファクトリー)など。夏水組●聞き手ねこりょうこ●写真柏木鈴代
2017年09月19日