大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、まひろを演じる吉高由里子の声を紹介する。――藤原道兼の死を知って道兼のせいでもあるとは思うんですけど、母が亡くなったのは。でもどこかで自分のせいでもあるし、どこかで道兼がお母さんにつながる人でもあるし、目標ではないし、目的ではないんですけど、失ってしまった感はあるんじゃないかなって思いましたね。なので道兼自体の無念とか罪とかも、最後は許せないけど、前に進むために受け入れたんじゃないかなと思うような、許すことによって自分が前に進めるような、受け止めたようなまひろがいたようなシーンだなって思いました。
2024年05月05日現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」より、吉高由里子、三浦翔平、玉置玲央、野村麻純の君かたりが、公式サイトにて公開された。今回の「君かたり」では、この世を去ることとなった道兼役の玉置さんが、「良くも悪くも道兼像っていうのをつかめないまま撮影が進んだし、きょうのアップの日を迎えたなって」と演じきった正直な感想を明かしている。しかしそんな中でも、道兼のターニングポイントになった場面を語り、「道長のおかげでまっとうな人間になれた、させてもらえた」とふり返る様子も。そんな道兼の死についてまひろ役の吉高さんは、「道兼自体の無念さとか罪とかも、最後は許せないけど、前に進むために受け入れたんじゃないかな」とまひろの気持ちを代弁。一方、関白になれなかった伊周役の三浦さんは、「どんどん絶望に入っていく」「どんどん崩れていく序章」と話す。まひろの友人・さわ役の野村さんは、「あっという間だけど濃厚な時間でした」「ずっとまひろ様と一緒にいたので離れがたい気持ちが大きいです」とさわを演じきった気持ちを語る。さらに、「いろんな感情を経験できたと思うので、本当に充実した人生だったんだろうな」とさわについての思いを明かし、吉高さんは「まさかまさかあそこでお別れなんて(思って)ないと思うし、当たり前におじいちゃんおばあちゃんなっていく中にも、さわさんはずっといる人だと思っているんじゃないかなと思います」と語った。第18回「岐路」道隆(井浦新)の死後、一条天皇(塩野瑛久)が次の関白にと命じたのは道兼(玉置玲央)だった。道兼は民のためによい政をと奮起していたが、関白就任の日に倒れ、7日後にこの世を去る。そのころ、為時(岸谷五朗)の屋敷にききょう(ファーストサマーウイカ)がまひろ(吉高由里子)を訪ねてくる。次の関白は伊周(三浦翔平)か道長(柄本佑)かで内裏では話が持ち切りだと聞かされ…。夜、まひろが道長との思い出の場所へ行くと――。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~NHK BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~NHK BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年05月05日7月12日(金) よりWOWOWで放送・配信される連続ドラマW-30『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』の全キャストが発表された。原作は、2013年から17年に「週刊少年ジャンプ」で連載された仲間りょうによるギャグ漫画。立派な武士を目指して日々精進すると言いながら、努力しない武士校生・磯部磯兵衛のぐうたらで突っ込みどころ満載な日常を描く。主人公の磯兵衛役をWOWOWドラマ初主演となる杉野遥亮が務めるほか、鈴木福、長濱ねる、マキタスポーツ、津田寛治、三宅弘城、檀れいがキャストとして名を連ねている。今回新たなキャストとして平泉成、新木宏典、徳重聡、綾田俊樹、秋山竜次(ロバート)、眞島秀和の出演が決定。本作では理想の磯兵衛役を妄想して配役を提案するという、ドラマオリジナルのエピソードも描かれるが、平泉は完徹(完全徹夜)ができることを証明しようと躍起になる磯兵衛、新木は磯兵衛が妄想するかっこいい磯兵衛、徳重は往年の時代劇を彷彿とさせる劇画タッチで本格時代劇俳優風な磯兵衛を演じる。また、綾田は見た目は普通の老人だが腕っぷしが強く、生徒へのスパルタ指導も繰り出す武士校の先生役、秋山は世捨て人だが人間離れした特技をもっているナニガシ役、眞島は大人になった磯兵衛(?)役をそれぞれ務める。なお平泉はナレーションも担当しており、時代劇でありながらSFという摩訶不思議な作風を、メタ的なユーモアを加えながら面白おかしく進行する。<番組情報>連続ドラマW-30『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』7月12日(金) WOWOWで放送・配信スタート(全10話)特設サイト:仲間りょう/集英社 (C)WOWOW
2024年05月03日WOWOWドラマ『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』(7月12日放送・配信スタート、毎週金曜後11:00、全10話※第1話無料放送)のフルキャスト情報が解禁となった。2013年~17年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された仲間りょう氏のギャグ漫画をWOWOWで連続ドラマ化。江戸時代っぽい時代の、江戸っぽい町を舞台に、立派な武士を目指して日々精進すると言いながら、努力しない武士校生・磯部磯兵衛のぐうたらで突っ込みどころ満載な日常を、杉野遥亮主演で描く。脚本・監督は、絶妙なツボを押さえた笑いに定評がある細川徹。自らの演出イメージを脚本に落とし込み、前代未聞の時代劇コメディに仕立て上げた。ドラマでは、杉野演じる磯兵衛が、理想の磯兵衛役を妄想して配役を提案するという、まさかのエピソードも。主役のキャラクターとしてあるまじき展開は、ドラマオリジナル。本作の世界観を踏襲しながら、各エピソードをバラエティ豊かにするための奇天烈な発想を了承した原作者の懐の深さも伺える。磯兵衛(杉野)が妄想するアナザー磯兵衛を演じるのは3人。ミュージカル風に物語が進行するかっこいい磯兵衛を新木宏典、往年の時代劇を彷彿とさせる劇画タッチで本格時代劇俳優風な磯兵衛を徳重聡、そして完徹(完全徹夜)ができることを証明しようと躍起になる磯兵衛を平泉成が演じる。平泉は、ナレーションでも本作を盛り上げる。時代劇でありながらSFという摩訶不思議な作風を、メタ的なユーモアを加えながら平泉が面白おかしく進行する。原作ファンの中でも人気が高い、武士校の「先生」役を綾田俊樹が演じる。見た目は普通の老人だが、実は腕っぷしが強く、生徒へのスパルタ指導も繰り出す最強クラスのびっくりお爺ちゃん。秋山竜次(ロバート)が演じるのはナニガシという世捨て人。どうやら人間離れした特技をもっているらしい。そして、眞島秀和が「大人になった磯兵衛?」を演じる。向上心がなく成長しないはずの磯兵衛が大人に?「大人になった磯兵衛?」がいつ登場するかもお楽しみ。■磯部磯兵衛(いそべ・いそべえ)/杉野遥亮(既報)武士校で立派な武士を目指すも全く頑張らない。見苦しい言い訳が得意。ダメ人間だが憎めない。■中島襄(なかじま・じょう)/鈴木福(既報)磯兵衛の同級生で親友。メガネがトレードマーク。マニュアル人間にも関わらず、磯兵衛と仲良し。■看板娘/長濱ねる(既報)団子屋の看板娘。磯兵衛はじめ男たちの憧れ。時に凄まじい天然ぶりを発揮する。■志賀大八(しが・だいはち)/マキタスポーツ(既報)凄腕の浪人。磯兵衛の命を狙うが、なんやかんやで毎回失敗する。■平賀源内(ひらが・げんない)/津田寛治(既報)天才発明家。磯兵衛に遊ばれる。とにかく平賀の作品に興味がない磯兵衛は世紀の発明にも興味を示さない。■宮本武蔵(みやもと・むさし)/三宅弘城(既報)伝説の剣豪。幽霊。自堕落な磯兵衛を幽体で観察するのが趣味。自著であり言わずと知れた兵法書「五輪書(ごりんのしょ)」を磯兵衛に枕代わりに扱われる。■母上/檀れい(既報)磯兵衛を溺愛する母。元くノ一。何でも出来る超人。天井から登場するなど、超自然的な力を発揮する場面も見られる。■先生/綾田俊樹武士校の先生。作中最強クラスの腕っぷしお爺ちゃん。■かっこいい磯兵衛/新木宏典磯兵衛が妄想するかっこいい磯兵衛。時代劇にも関わらず、カラコンを付け、髪も色がついている。そして物語はミュージカル調。■時代劇磯兵衛/徳重聡どうしても二度寝をしてしまう、というエピソードで登場。どうでもいい話なので、カットをかっこよくドラマチックにしている。■大人になった磯兵衛?/眞島秀和江戸を出て旅に出ることを決めた磯兵衛。成長しない磯兵衛が何故か立派な武士になっている。■ナニガシ/秋山竜次(ロバート)磯兵衛が出合う貧乏浪人。ある特殊能力がある。■ナレーション&完徹磯兵衛/平泉成徹夜が恥ずべき行為だと主張したときに、武士校の友人から「お前はぐうたらなだけだっ」と指摘され、ムキになって徹夜ができることを証明しようとする妄想磯兵衛。
2024年05月03日俳優の木村拓哉が主演を務める、テレビ朝日系木曜ドラマ『Believe-君にかける橋-』(毎週木曜後9:00)の第2話が2日に放送された。テレビ朝日開局65周年記念作品として制作される本作は、橋づくりに情熱を燃やす狩山陸(木村)が刑務所に収容されるという思わぬ困難に見舞われながらも、決してあきらめることなく希望と再生の道を模索していく物語。※ネタバレあり会社を守るため社長・磯田典孝(小日向文世)に懇願されるがまま、「龍神大橋」建設現場崩落事故の“真の原因”を隠ぺいして全責任を被り、実刑判決を受けてしまった狩山陸(木村拓哉)。しかし、妻・狩山玲子(天海祐希)ががんを患い、出所する頃には帰らぬ人となっているかもしれないと知った陸は、弁護士・秋澤良人(斎藤工)に再審の相談を持ちかける。無実の罪を晴らす鍵となるのは、狩山が信頼する部下・南雲大樹(一ノ瀬颯)にこっそり託していた“決定的な証拠”。しかし、南雲は「何も話すことはない」と告げたのを最後に、秋澤からの電話連絡をことごとく無視。再審への道のりは険しさを極めていく。そんな南雲の様子を婚約者・本宮絵里菜(山本舞香)も不審に思い…?一方、狩山のことを執拗に調べ続ける警視庁捜査一課の刑事・黒木正興(竹内涼真)は、玲子に接触。さらに、狩山が収容されている「国立刑務所」の刑務官・林一夫(上川隆也)のもとにも訪れる。日に日に追い詰められていく狩山。そんな中、彼は何としても真実を明らかにするため、同室の野口ヒロト(濱田龍臣)とともに脱獄計画を立てる。ストーリーの全容がまだ明らかになっていない中、第2話での急展開に視聴者からはSNSで「本当に逃げるのか…」「脱獄は予想外すぎる」「橋作りドラマかと思ってたのに脱獄ドラマに…」「脱獄に向けて着々と…身震いするほど面白い」「ほんとに脱獄???今後が見えないどきまぎ」などの反響が寄せられた。
2024年05月02日俳優の木村拓哉が主演するテレビ朝日系木曜ドラマ『Believe―君にかける橋―』(毎週木曜後9:00)。25日に放送された初回拡大スペシャルは、世帯平均視聴率11.7%を獲得する好スタートを切った(個人視聴率は6.8%。数字はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)。冒頭からショッキングな展開が続く中、最大のサプライズとしてネット上で話題になっていたのが、竹内涼真。「一人二役なの?」「どうゆこと?え?誰?」「双子?」などの声があがった。大手ゼネコンに所属する設計者で、橋づくりに情熱を燃やしてきた主人公・狩山陸が、刑務所に収容されるという困難に見舞われながらも、希望と再生の道を模索するストーリー。冒頭から木村演じる狩山が実刑判決を受けて、手錠をかけられ、刑務所に送られてしまう。その裁判の傍聴席にいた、“サングラスの男”。狩山が設計を担当していた龍神大橋の建設現場にいて、崩落事故で命を落とした「若松」と呼ばれていた作業員。そして、放送開始前に発表されていた警視庁刑事部捜査第一課の刑事・黒木正興として、竹内が登場。黒木は実刑判決が出た後も狩山のことを執念深く調べている様子だ。亡くなった作業員の若松と刑事の黒木の関係は不明だが、どちらも竹内が演じているのは疑いようがない。放送開始直前に竹内に行ったインタビュー取材では「面白いものを作ろうと、現場で企んでいることはいっぱいあります。いろんなアイデアが飛び交う現場を木村さんが作ってくださっているんだな、と感じることもあって、とても刺激的です」と話していた竹内。さらに「差別化するために(口元の右下にある)ホクロを消しています。これは自分史上初です」と、「若松」が登場する場面では、ポストプロダクションで加工していることを明かしていた。目ざとく気づいていた視聴者もいたと思われるが、第1話もよくよく見返してみると確かに…と思うはず。第2話はTVerで見逃し配信中。TELASAで全話見放題配信中。
2024年05月02日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原道隆を演じる井浦新の声を紹介する。――藤原道隆を演じきって撮影に入る前にイメージしていた道隆よりも大石さんがつくっていく道隆っていうのは、それ以上に豊かな人物像を描いていて、最初は文学や武道、芸事とかそっちの方の引き出しをどんどんどんどん使っていくような役になっていくかと思いきや、終わってみたら自分の中でイメージてきていなかった不器用さというか。政に関して得意じゃないっていうところをしっかりと描いてくださっている道隆の人間臭さだったり、文化芸術に造詣のある道隆意外の顔がしっかりと描けたっていう、実際はどうかということではなく『光る君へ』の世界の中での、藤原道隆という人物を豊かに描くことができたなとは思いました。――道隆の最期への思い『光る君へ』の世界の中で道隆を演じてきて感じていたのは一点ですね。やっぱり一族、家族への思いであり、呪縛であり、でもその家族というものを道隆を演じるうえでは常に大事にしていました。お酒に溺れても、権力に溺れたとしても道隆の根底にあるのはやっぱり家族であって、父上から学び教えられて、手本にしてきた父上のような政。道隆の中では教科書は父上なので、やっぱりそこも親子という関係からなっているので、父上から教えられたことは一族をいかに続けてくか、栄華を続けていくということが道隆にとっては一番大事なことなんですよね。だから自分が家族を持ったら、今度はそれを息子、今度はその孫へいかに渡していけるか。本当にそこだけを大事にしていた。だから本当に政は不得意な道隆ですけれども家族、一族というものが道隆のすべてだったんだろうな、というふうに感じます。
2024年04月28日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、高階貴子を演じる板谷由夏の声を紹介する。――道隆の最期のシーン悲しかったですけど、でもめちゃくちゃ愛した人が私が詠んだラブレターのような歌を最後に詠んで死んていくって、なんてロマンチックなんだろうって思っていました。ロマンチックっていうか、すごくやっぱりお互い情熱的な恋愛をしていたんだなと思って、井浦新くんとも言っていたんだけど、死んでいくときに出会った頃の話を二人でしながら死んでいく夫婦っていよねって話していたの。それなんか、なかなかない気がするんですよね。出会った頃の話をするって。夫婦でもそんなふうに話せることもあまりないし、それを二人で確認しあって「会った頃はこうだったよね」って言いながら片方が死んでいくってすごいなと、その二人の絆がね。大石先生はすごい「二人は大恋愛」って思う気持ちをあそこに込めたんだろうなと思っていたんですけどね。だから悲しいけど、悲しいんだけど二人で共有する思い出を話し合えるっていう幸せ感もあったし、「さようなら」っていうよりも「私たち今まで幸せだったよね」って、二人で共有できる思い出がたくさんあるっていうほど幸せなことはないから、それはすごくほわんとしました。――道隆の変化について台本だと知っているんだけど、そういう嫌な面は私たちには見せていないんですよね、家族には。彼がそういう策略とかやっているのは見ていなくて…、でも知っていると思いますよ。板谷的には台本を読みながら「こんなに変化しているの?」って思いながら読んでいたんですけど、でも貴子も一緒に夫婦ともども、家族ともども一緒にあがりたいっていう野心というか、欲はあったはずだから「いけいけ~!」って感じだったんじゃないですかね。それを止めてなかった気がする、この時代の女性って位が高いほうがいいって思い込んでいるところがあるから「うちの旦那いけ~!」って感じだったんじゃないかな。
2024年04月28日8月にWOWOWで放送・配信される『連続ドラマW 密告はうたう2 警視庁監察ファイル』のメインキャストが発表された。本作は、“警察の中の警察”とも言われ、警視庁職員の不正を取り締まるプロ集団・警視庁人事一課(通称:ジンイチ)監察係の知られざる内部捜査を描いた本格サスペンス『連続ドラマW 密告はうたう 警視庁監察ファイル』の続編。伊兼源太郎による『ブラックリスト 警視庁監察ファイル』『残響 警視庁監察ファイル』の2作を原作に、前作よりもさらにスケールアップしたエンターテインメント作品として制作される。ジンイチ監察係所属の主人公・佐良正輝役として続投が決まっていた松岡昌宏に加え、佐良の上司である監察官・能馬慶一郎役の仲村トオル、能馬の右腕であり公安出身の「首切りのプロ」と呼ばれる監察係長・須賀透役の池田鉄洋、前作で不正を疑われジンイチの監察対象となったが、本作では佐良とともに不正の全貌解明に挑む皆口菜子役の泉里香、捜査一課時代の佐良の後輩で、佐良の眼の前で殉死を遂げた斎藤康太役の戸塚祥太も前作から引き続き出演することが決定。さらに、サイバーセキュリティ対策本部より異動してきた若手監察係員役で浜中文一、監察係の班長役でマキタスポーツが登場する。併せて、本作の特報映像が公開された。■松岡昌宏 コメント――続編制作の決定を聞いたときのお気持ち、更に撮影がスタートして今の心境は?また大変な時間が始まる。――次のステージへと進んだ本作、シーズン2の魅力を一言で団体戦。――視聴者の皆様へのメッセージお手柔らかに。■仲村トオル コメント脚本を読み終えた時の印象は、「こんなリアリティのある怖い話をドラマにするのは怖いな……」という【二重の怖れ】でした。ホラー映画も観ない、絶叫マシンにも乗らない、恐怖にエンタメ料金を払う気の無い自分ですが「この怖さは面白い!」と思いました。闇の中の泥沼の淵を歩く松岡昌宏君演じる佐良正輝を冷たく見守り、時に堅く支え、静かに背中を押す。そんな能馬慶一郎になれば、と思っています。■泉里香 コメント約3年ぶりに『密告はうたう』が帰ってきます。私にとって前作は練習を重ねたアクションシーンや水中ダイブしたりと体当たりで向き合った思い入れが深い作品で、監督、スタッフさん、共演者の方々など同じチームでまたご一緒できることを嬉しく思っております。今作で私が演じる皆口は交通課から警視庁人事一課に異動して松岡さん演じる佐良さんの部下として葛藤しながらも情熱を持って警察という大きな組織と戦い、また前作で殉職した恋人の斎藤康太の死の真相に迫っていきます。行確される側からする側になっても、自分の信念を持って真っ直ぐに歩む皆口を表現できるように演じていますので成長した姿をぜひご覧ください。■池田鉄洋 コメント『密告はうたう』は、私のなかで最もタフな撮影でした。皆が皆を疑い、対象者を行確(尾行)する。そんなシーンの数々を演じていると、結末を知っていながら、疑心暗鬼に陥り、苦しくなってくるのです。お互いを疑う関係性では、共演者に頼る事もできません。そんな緊迫した撮影現場から作り出される物語は、視聴者の皆様を、揺さぶり、惑わせ、夢中にさせます。前作を超えるただならぬ緊張感を、是非お楽しみください。■浜中文一 コメント私が演じる毛利は、警察の厳しい上下関係のなかでも、思ったことを悪気なく言ってしまう“今どき”なキャラクターです。私はどちらかというと上下関係に気を遣うタイプなので全く逆なのですが、世代ごとの考え方の違いがでるよう意識して役作りをしました。この作品は、登場人物の全てが怪しく、疑わしく見えます。もし自分がこの作品の世界にいたら人間不信になるのでは、と感じるほどです(笑)。シーズン2から初めてご覧になる方も、ご自身で推理しながら楽しんで頂ける作品だと思いますので、ご期待頂ければと思います。■マキタスポーツ コメント今シーズンから“ジンイチ”に参加することになりました原西道男役のマキタスポーツです。前シーズンの重厚な雰囲気は踏襲したまま、警察の中の警察という神経がすり減る役どころですが、どこか人間味を残せるよう撮影に臨んでおります。撮影現場も緊張感があり、その甲斐もあってか見どころの多い内容になっていますので、是非ともお楽しみに!またこれを機にWOWOWへの加入もご一考ください。■戸塚祥太 コメント殉職した斎藤康太として今回も参加させていただきます。内片監督のもとで松岡さんの背中を追いかけた時間が今も身体の隅々まで染み込んでいます。真正面から闇に飛び込む佐良先輩の物語を楽しみながら再び背中を追わせていただきます。楽しみにしていてください。『連続ドラマW 密告はうたう2 警視庁監察ファイル』特報映像<番組情報>『連続ドラマW 密告はうたう2 警視庁監察ファイル』WOWOWで8月に放送・配信予定(全8話)公式サイト:
2024年04月27日俳優の向井理が主演するテレビ東京開局60周年 ドラマ8『テレビ東京×WOWOW共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官 Season1』(毎週金曜後8:00)において、5月3日放送の第2話から第5話までに登場するゲストが公開された。今作は近年ネットの普及と共に拡大し続けるさまざまな詐欺被害をテーマにした、正義と悪を使い分けながら法では裁けない悪を裁くクライム・エンターテインメントを描く。WOWOWとテレ東の初共同製作となる今作。Season2の制作&WOWOWでの放送・配信がすでに決定している。第2話には、秘密を抱えるIT企業の社長・猪俣充役に塚本高史、奨学金支援詐欺で約800万円の借金を背負わされてしまう岡田悠真役に小林虎之介、奨学金支援詐欺をはたらく就職エージェント・御子柴武則役に水橋研二。第3話(5月10日放送)には、自称・フードコーディネーターを名乗る詐欺師・味岡孝弘役に石黒賢、洋食店「ビストロ榊」店主・榊隆一郎役に平山祐介が起用。第4話(5月17日放送)には、墓じまいコーディネーター詐欺師・藤澤倫子役に映美くらら、僧侶になりすまし藤澤と一緒に詐欺をはたらく日置悠哉役に中山翔貴、藤澤・日置に騙されてしまう被害者・浅岡弥栄子役に茅島成美。そして、第5話(5月24日放送)には、詐欺をはたらくベアーツアーズの代表・熊谷役に小松利昌、熊谷と手を組んでいるアビット不動産の代表・沢木役に村上新悟の出演が決定した。奨学金支援詐欺やフランチャイズ詐欺や墓じまい詐欺など…さまざまな手法で人の弱みや夢につけ込む悪徳詐欺師たち。多家良啓介(向井)はどのような戦略で立ち向かっていくのかにも注目だ。
2024年04月26日俳優・歌手の木村拓哉が主演するテレビ朝日開局65周年記念の木曜ドラマ『Believe-君にかける橋-』(毎週木曜後9:00)がきょう25日に初回拡大スペシャルが放送される。主演・木村のもとに、竹内涼真、山本舞香、一ノ瀬颯、北大路欣也(特別出演)、上川隆也(友情出演)、斎藤工、小日向文世、天海祐希ら、超豪華キャストが集結した同作がついにスタートする。テレビ朝日開局65周年記念作品として制作される本作では、橋づくりに情熱を燃やす狩山陸(木村)が刑務所に収容されるという思わぬ困難に見舞われながらも、決して諦めることなく希望と再生の道を模索していく。先の読めない手に汗握る“サスペンス”とスリリングかつ心に染み渡る“人間ドラマ”が交錯する壮大な物語を紡いでいく。物語は、第1話冒頭から衝撃の連続…東京都の一大プロジェクト=「龍神大橋」の建設に従事してきた狩山の人生は、瞬く間に激動の渦に飲み込まれていく。狩山が万全の注意を払って橋を設計したにもかかわらず、建設現場で大人数を巻き込む事故が発生。しかも、各所で得体の知れない“何か”が次々とうごめき出し、事態はさらに予期せぬ方向へと舵を切り始める。絶対に起きてはならない…そして、設計上では絶対に起こるはずのなかった大事故を受け、窮地に立たされてしまう狩山。しかし、試練はそれだけでは終わらず、第1話では狩山が、いつの間にかすれ違い、距離が生まれてしまっていた妻・玲子(天海)から離婚届を突きつけられる。しかも同時に、玲子から耳を疑う事実を告げられてしまう。これまで橋づくりに没頭し、生き生きとした表情で人生を謳歌してきた狩山。そんな彼が一瞬にして表情をこわばらせ、かつてないほど動揺した玲子の告白とは。狩山の今後の行動に絶大な影響を及ぼす夫婦の転機に注目だ。緻密な人間ドラマを壮大なスケールで描き出していく本作では、木村をはじめとするキャスト陣の魂の芝居はもちろん、徹底的にこだわった映像も見どころ。すべてのはじまりとなる「龍神大橋」建設現場のシーンでは、大迫力の映像演出も。主人公・狩山が受けたショックの大きさもリアルに体感できる、渾身のシーンとなっている。
2024年04月25日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、一条天皇を演じる塩野瑛久の声を紹介する。――一条天皇について幼いころから天皇に即位して、自分の中でも自覚は芽生えつつもまだ若いというところで、至らないところだったりもあると自覚はしているものの民に寄り添い、本当にこの国をよくしようと一生懸命、動こうとしているっていう描写はいくつかあってですね。関白の言いなりになるのではなく、自分の頭で考え自分で行動し、よき政を行っていこうという意志はすごく感じ取れるので、すごく聡明な愛情深い天皇なんじゃないかなと思っております。――藤原道隆について自分とは少し異なる考え方だなという風に思っているんじゃないかなと感じていますね。道隆なりの気持ちもわかると一条天皇は思ってはいるんじゃないかなと思いまして。というのもやはり一条天皇は、政としてきっちり自分が意志を持っていろんなことを決めていかなければならない中でも情にも厚いというか、すごくそばにいる人を信頼したいって思うような人だと思うので、道隆もその中の一人ではあると思うので無下にはできないなと思いながらも、ちょっと乱暴だなと思ったりする一面もあるんじゃないかなと思っています。――定子についてとてもとてもいとおしくて、なくてはならない存在。心安らげる居場所みたいなふうに思っているんじゃないかなと思ってはいるんですけれども、一条天皇も自分で政治を動かしていかなければならないという使命があって、やはりその情というものが邪魔してしまうことも時にはあるんじゃないのかなと思っていて、その中のやはり一番大きい核というものが定子の存在なんじゃないかなと思っておりますね。それがいい方向に働くときもあれば、自分の中でちょっと突っかかってしまうことに働いてしまうこともあるんじゃないかなと感じています。
2024年04月21日石原さとみ主演ドラマ「Destiny」のep1.5にあたるTVerオリジナルドラマ「真樹が明かす…もう一つのDestiny」が、特別配信スタートした。いくつもの謎と運命的な愛を描く、切なくも濃密な大人のサスペンス×ラブストーリー「Destiny」。今回配信がスタートしたTVerオリジナルドラマは、タイトルが表すように、亀梨和也演じる真樹のモノローグで綴られる物語となっている。第1話で描かれた長野での大学時代。青春の日々の中、真樹は何を思っていたのか、地上波版には登場しない真樹のモノローグと共に、入学時の真樹、ドライブやバーベキューに興じる面々のフルバージョンなど新規映像に注目だ。第3話あらすじ「横浜地検」中央支部の検事の西村奏(石原さとみ)は、12年ぶりに再会した大学時代の恋人・野木真樹(亀梨和也)が、弁護士である彼の父・野木浩一郎(仲村トオル)と言い争っているところを見かける。そのとき耳にした「辻英介を殺したんだろう!」「だから俺がカオリを…!」という真樹の言葉が頭から離れなくなった奏は、「東京地検」特捜部の主任検事だった父・辻英介(佐々木蔵之介)が最後に担当していた「環境エネルギー汚職事件」について調べ始める。すると英介を逮捕に追い込んだのが、当時“正義の弁護士”ともてはやされていた浩一郎だったことが判明した。英介の死と及川カオリ(田中みな実)の事故に一体どんな関係があるのか。支部長・大畑節子(高畑淳子)の助言を胸に、奏は大学時代に起きたカオリの事故についても調べ始めた。過去の事件と向き合い始めたある日、浩一郎が横浜地検にやって来る。奏は冷静を装って、父の死の真相やカオリの事故との関連を問いただす。さらに奏は、恋人の奥田貴志(安藤政信)と長野の実家へ…。【TVer限定】「ep1.5 真樹が明かす…もう一つのDestiny」は無料配信中。「Destiny」は毎週火曜日21時~テレビ朝日系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月16日7月7日(日) よりWOWOWで放送・配信される『連続ドラマW 完全無罪』に、奥田瑛二と北村有起哉が出演することが発表された。本作は、社会派ミステリー作品を多く手がける大門剛明による小説『完全無罪』が原作。広瀬アリス演じる弁護士・松岡千紗が、21年前に香川県で起こった少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判の担当に抜擢される。が、実は自らもその事件で監禁された被害者のひとりだった。自身を殺めたかもしれない容疑者と対峙、そして事件の真相に迫る本格ヒューマンミステリーだ。奥田は被害者サポートセンターで働きながら千紗と再審請求審で対峙する元県警刑事・有森義男、北村は少女誘拐殺人の犯人とされながらも無実を主張する容疑者・平山聡史を演じる。併せて、ポスタービジュアルと特報映像も公開。ポスタービジュアルは本作で起こる事件の舞台“怪物の家”で撮り下ろされた不穏な空気が漂う1枚に。実際に物語の舞台となる香川県で撮影された本作。特報映像は、フィクションながら現実でも起こっている再審請求、冤罪事件の裏側にある人間模様をリアルに映し出している。■有森義男役:奥田瑛二 コメント大森立嗣監督と聞いてふたつ返事で「演る!」と答えた。いや、演ると答えてしまった。傲慢不遜に言えば、「この作品は等身大からのデフォルメだ」と訳のわからない理屈をつけてその気になっていた。ところが、クランクインが近づくにつれ精神混濁状態、「どうすればいいんだ!この役……」平静を装い撮影開始となった。楽しい、辛い、嬉しい、苦しい、七顛八倒。NGのオンパレード、そんな小生を監督は優しく、強く粘ってくれた。助けられました。そしてもうひとり、主演の広瀬アリスさんである。初共演である。彼女は主人公の弁護士同様、常にまっすぐな視線、難敵である台本を見事に演じ切った。彼女の存在感にも小生、救われたのである。兎にも角にも見事な作品に出来上がったことは言うまでもないのである。こんな私は有罪?無罪?■平山聡史役:北村有起哉 コメントWOWOWのドラマではいつも一筋縄ではいかない難しい役をいただいております。今回もやり甲斐のある役に挑戦させていただきました。しかもいつかはぜひ!と心にしまっていた念願の大森監督とご一緒ができまして、とても嬉しかったです。原作を読み返してだいぶ参考にしましたが、時には忠実に、時には独創的に自由に芝居ができたのも、緩急のある大森組の居心地が良かったからだと思います。そして広瀬アリスさんと2人きりで、何度か大変なシーンを撮りました。彼女のギリギリの震える演技がこちらにも伝播して、おかげで私も集中して演技をすることができました。気軽に見始めちゃっても、もうぜったいに結末が知りたくなる、そんな物語です。最後の最後までどうぞ固唾を飲んでご覧くださいませ。『連続ドラマW 完全無罪』特報<作品情報>『連続ドラマW 完全無罪』『連続ドラマW 完全無罪』ポスタービジュアル7月7日(日) 22:00放送・配信スタート(全5話)[第1話無料放送]原作:大門剛明『完全無罪』(講談社文庫)脚本・監督:大森立嗣音楽:江﨑文武出演:広瀬アリス、北村有起哉、奥田瑛二番組特設サイト:
2024年04月16日大河ドラマ「光る君へ」より、ファーストサマーウイカ、財前直見、益岡徹の君かたりが公式サイトにて公開された。吉高由里子が紫式部を演じる本作。今回公開された映像では、ききょう(清少納言)役のファーストサマーウイカさんは、藤原定子(高畑充希)について、「『推し』の感覚にすごく近いんじゃないかな。娘でもなく、恋人でもなく、けど命を懸けてお守りしたいとか、最大の雇い主ではあるけれども」とし、“清少納言”という名について「すべてを背負った名前で宮中に入るっていうのがぐっとくるというか。『あなたの今までの人生を背負って学んだものとかをすべて持ってきて、宮中で私の力になってね』って言われたような気がして」と女房になるシーンをふり返っている。財前さんが演じているのは、兼家(段田安則)の妾である藤原寧子。和歌に長け、兼家との日々を「蜻蛉日記」として残した彼女。この「蜻蛉日記」は、まひろ(紫式部)も幼いころから読み込んでおり、そのことを知り、「まひろが歌を詠んでいく人になるきっかけみたいなことになるので、すごく重要な役割をいただいたなと思っていて」「先輩なんだけど、ちょっとお母さんの面影を見るみたいなシーンなのかな」とコメント。倫子(黒木華)の父・源雅信役の益岡さんは、雅信の最期について「婿殿(道長)に対して皮肉なことを言うんですけれども、あれも本当はそうしたかったけど、その出発点は娘かわいさの発想」「家族を大事に思った人間なんだなっていうのをすごく感じました」と語っている。第15回あらすじ道隆(井浦新)は、強引に定子(高畑充希)を中宮にし、詮子(吉田羊)を内裏の外へと追いやった。2年後、一条天皇(塩野瑛久)は麗しく成長。道隆の独裁には拍車がかかっていた。伊周(三浦翔平)らに身内びいきの人事を行い、定子のために公費を投じ始める。道長(柄本佑)は兄のやり方に納得がいかない。一方のまひろ(吉高由里子)は、さわ(野村麻純)と近江の石山寺へと出かける。そこで思いもよらない人物との出会いが…。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月14日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、ききょう(清少納言)を演じるファーストサマーウイカの声を紹介する。――藤原定子の女房になるシーンこれは私個人の解釈なんですけど、ききょうはすごくハツラツとして、気も強ければ思ったことをスパッと言うタイプなので「いや、もう別れてるんですよ」とか、違うことは違いますってハッキリ言えるような性格っていうところのコントラスト。「ちょっと変わってんなぁ」っていう一面も見えつつ、ききょうとしては家を捨ててきたわけですよ。旦那さんと息子までおっつけてきちゃったけど、もらった名前が亡くなった父と旦那の少納言。旦那が少納言ではなかったんだけれども、そのすべてを背負った名前で宮中に入るっていうのがグッとくるというか。まったく新しい名前にしてすべての人生をそれこそ本当にゼロにしてリスタートしますじゃなくて「あなたの今までの人生を背負って学んだものとかをすべて持ってきて、宮中で私の力になってね」って言われたような気がして、「あぁ清少納言…いいっすね!」って。「なんで元夫のやつ入れなきゃいけないんだよ」とか「おやじの名前かよ」みたいなことじゃなくて、全部を認めてくれたような器みたいなものを名前から感じて、「いい名前だな」と思っていたんじゃないかなって。短いシーンで誰がそこに感じるかわからないですけど、私はそう思って受け入れたんじゃないかなと。欲を言えば息子の名前も入れてほしかったくらいの感じかもしれないですけど(笑)、というふうに感じましたね。――定子について清少納言にとってきっと定子様っていうのは、史実で読んでいても「推し」。神とか宗教的な心酔するというよりは「推し」の感覚にすごく近いんじゃないかな。「尊い」「一挙手一投足がいとおしい」「愛くるしい」。娘でもなく、恋人でもなく、けど命を懸けてお守りしたいとか、最大の雇い主ではあるけれども「推し」の感情に近いんだろうなというのは思いますね。
2024年04月14日台湾発のオリジナルBLドラマ「VBLシリーズ」4部作、「Stay By My Side」「You Are Mine」「VIP Only」「AntiReset」のファンミーティング開催を記念したオリジナルシールが4月10日(水)正午より販売開始された。今回「エンタメプリント」の新コンテンツとして販売されるのは、大ヒットボーイズラブドラマ「We Best Love」シリーズ監修のツァイ・フェイチアオが総監修した新たな台湾発のオリジナルドラマ「VBLシリーズ」4部作、「Stay By My Side」「You Are Mine」「VIP Only」「AntiReset」のオリジナルシール。ラインアップは各作品とも全4種類、好みの絵柄を選んで購入でき、価格は1枚:300円(税込)。2次元コードをスマートフォン等に保存し、マルチコピー機を操作することで、簡単に購入へ進むことができる。「エンタメプリント」とは、全国のコンビニ(ファミリーマート、ローソン※一部の店舗を除く)に設置されているマルチコピー機から、ブロマイドをはじめとした様々なコンテンツを購入・プリントすることができるサービスだ。第1部「Stay By My Side」家出したエリート転学生×幽霊の声が聞こえるルームメイトが贈る、学園ゴースト・ラブストーリー。顧歩夏(グー・ブーシア)は幽霊が苦手な宮廟育ち。顧歩夏には幽霊の声が聞こえる能力があったが、怖がりな顧歩夏は祖父や姉に守られ、その力は封印されていた。ある日、姉が不注意で彼の霊符の一角を焼いてしまい、顧歩夏は幽霊の声が聞こえるようになってしまう。だが、新しいルームメイトの江馳(ジャン・チー)がそばにいると、なぜか幽霊の声が聞こえなくなることに気がつき…。第2部「You Are Mine」完璧主義者の社長と入社したての新人秘書が贈る、恋に不器用な2人のスーツ系ラブコメディ!新人秘書の堯舜宇(ヤオ・シュンユー)は、業界でも有名な秘書室に就職、個性的な女性たちが集まる秘書室唯一の男性秘書となり、扱いづらいと評判の社長・夏商舟(シア・シャンジョウ)と出会う。怒りっぽいうえ神経質で、社員にキツく当たるこの社長、書類を置く角度にまでこだわり、分度器で測らせる完璧主義者。新入りの舜宇の仕事は寝かしつけ、マッサージ、添い寝にはじまり、お見合いの付き添い、誘拐までされる始末で――。第3部「VIP Only」甘々なオーナーシェフ×恋愛初心者のBL小説家が贈る、甘くて美味しいヒーリング・ラブロマンス。作家にとって、インスピレーションを失うことは地獄だ。かつてベストセラー作家だった劉歴(リウ・リー)は憧れの人が留学してしまって以来、その地獄の中で暮らしていた…。日がな一日「古宅」に籠もって思いを巡らす彼を、店のスタッフの劉育仁は邪魔者扱いし、オーナーの古勁(グー・ジン)は黙って観察していた。ある日、古勁の目の前で屈辱的な目に遭った劉歴は、やけ酒を飲んで泥酔し、皆の見ている前で古勁にすがりついた…。第4部「AntiReset」氷のように冷淡な大学教授×人間の姿と感情を持つAIロボットが贈る、AIラブロマンス。何に対しても冷淡な褚一平(チュー・イーピン)は、歴史学部で教鞭をとる大学教授。アクシデントでケガを負ってしまった褚一平のもとに、何かと世話を焼こうとする叔父が、身の回りのサポートのため、自社で秘密裏にテストを進めている商品――人工知能(AI)ロボットを送りこむ。自らを“お届け”するため、褚一平の家のインターホンを押すAIロボット・恒9(ホンジウ)。人間の姿と人間の感情を持つAIを前に、褚一平の中で、この不思議な恒9の仕組みを知りたいという欲望が湧き起こる。購入方法【販売期間:4月10日(水)正午~5月12日(日)23時59分】1.2次元コードをお持ちのスマートフォン等に保存してください。2.ファミリーマート/ローソン店舗に設置されているマルチコピー機を操作し、コードリーダーに2次元コードをかざして商品を選択します。【ファミリーマートの場合】TOP画面「2次元コードを持っている」をタッチし、2次元コードをかざします。【ローソンの場合】TOP画面「QRコードを読み取る」をタッチし、2次元コードをかざします。3.購入金額を投入して印刷します。「VBLシリーズ ファンミーティング in TOKYO~東京でV8に会おう!~」は4月27日(土)飛行船シアター(東京)にて昼・夜2回公演予定。出演者:「Stay By My Side」ホン・ウェイジョー、ヤン・イーシュエン「You Are Mine」マオ・チーション、シャオ・ホン「VIP Only」ホアン・チョンバン、チェン・シュエンユー「AntiReset」ホアン・リーフォン、ウー・ピンチェン(シネマカフェ編集部)
2024年04月10日大河ドラマ「光る君へ」より、主演の吉高由里子、井浦新、信川清順の“君かたり”が公式サイトにて公開された。紫式部の物語を描く本作。公開された映像では、まひろ(紫式部)役の吉高さんは、定子に忠誠を尽くすききょう(清少納言)について“刺激”になる存在だと語っており、「自分では思いもしない発想に感化されたりとかもしたり、それが仕事を探すとかいう切り替えにもなっていくんだと思いますし」とコメント。また、「目標があるというか、目的があるというか、っていう自分をちゃんと見つけられたききょうが羨ましいんじゃないかな」と彼女の生き方についても、まひろの気持ちを代弁した。そして、道長(柄本佑)の才色ともに優れている長兄・道隆役の井浦さんは、父・兼家(段田安則)の後継者指名を受けて、道隆は「一番父上に影響を受けている」とし、「父上が大事に大事に実践してきた思想、自分の家の中で権力をつなげて回していくという、この思想を道隆なりにこれからやっていく」「いよいよ自分なりの政を始められるんだっていう火がつけられるところ」とコメントしている。まひろの弟・惟規の乳母であるいと役の信川さんは、いとまを申し出る場面についての葛藤を語っている。▼第14回「星落ちてなお」仕え先を探すまひろ(吉高由里子)は、土御門殿からの帰りに道長(柄本佑)と鉢合わせてしまう。ある日、兼家(段田安則)は道長らを呼び、道隆(井浦新)を後継者にすると告げる。道兼(玉置玲央)は納得がいかず、激高。やがて兼家が逝去。跡を継いだ道隆が摂政になり、独裁を始める。一方、まひろはたね(竹澤咲子)に読み書きを教えていたが、厳しい現実が待ち受けていた――。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月07日紫式部の物語を描く、吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」。この度、ドラマ公式サイトにて、新たな“君かたり”が公開された。出演者の撮影現場からのコメントを収録した、この“君かたり”。今回の映像では、藤原定子役の高畑充希、源明子役の瀧内公美、茅子役の渡辺早織、しをり役の佐々木史帆が登場している。道隆の長女・定子は、清少納言らが集うサロンを作り上げ、一条天皇の最愛の妃となるが、悲運に見舞われる。映像にて高畑さんは、「華やかなんだけど、影も少しあるような、お花みたいなイメージ」と役の印象を語り、入内について「そういうもの」と思いながらも、「相手を好きになれた」ことはよかったとコメント。道長(柄本佑)のもう一人の妻・明子について、「本音と建前というのがしっかりある女性で、自分の目的に対する芯がしっかりしている」と印象を語った瀧内さんは、兼家とのシーンをふり返り、「『父は亡くなりました』と答えればいいものの、『父は太宰府から帰ったあと身まかりました』というふうに答える、事細かくいうその受け答えが、彼女の心がある部分」と説明。扇を狙うシーンについては、「穏やかな気持ちに、達観していくというような思いにはなりましたね。必然と笑みがこぼれるといいますか」「いろいろ複雑な思いはあるけれど、不思議な感覚にいけたような」と明かした。ほかにも、源倫子(黒木華)のサロンに通う貴族の姫たち、茅子としをりを演じた渡辺さんと佐々木さんが、まひろや倫子について話している。▼第13回あらすじ4年が過ぎ、道隆(井浦新)の娘・定子(高畑充希)が、元服してわずか20日後の一条天皇(柊木陽太)に入内する。道隆たち中関白家が絶頂期を迎え、そして兼家(段田安則)の後継争いが始まろうとしていた。一方、為時(岸谷五朗)は官職を得られず、貧しい暮らしが続くまひろ(吉高由里子)。ある日、さわ(野村麻純)と出かけた市場で揉め事に巻き込まれる。文字が読めずに騙された親子を助けようとするまひろだったが――。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月31日俳優の結木滉星が4月26日(金) よりテレビ東京でスタートするドラマ8『テレビ東京×WOWOW共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官 Season1』に出演することが発表された。WOWOWとテレビ東京の初共同製作となる本作は、近年ネットの普及とともに拡大し続ける様々な詐欺被害をテーマにした、正義と悪を使い分けながら法では裁けない悪を裁くクライムエンターテインメント。向井理が主演を務めるほか、レギュラーキャストとして内田理央、荒川良々、上川周作、伊藤淳史が名を連ねている。結木は、宮部ひかり(内田)が配属となった警視庁捜査二課の特別捜査室6係の統括主任であり、交番勤務の警察官・多家良啓介(向井)のかつての後輩・山本貫太役を演じる。■結木滉星 コメント今回ダブルチートの脚本を読ませていただいた時の率直な意見として、まず「話が面白い」と思いました。それと同時に、出演者の方全員初めてご一緒する方たちだったので、凄く楽しみだなと感じました。今回僕が演じさせていただく山本は、向井さん演じる多家良とは過去に色々と関係性のある役で、今の山本が出来上がったのは多家良が大きく影響を与えています。山本としての縦軸となるようなシーンを向井さんと今後、丁寧に作っていけたらなと思っています。山本は若いですが6係の統括主任として頼りがいのある、説得力のある存在になれるように、クランクアップまで全力でお芝居させていただきます。皆さん是非ダブルチートご覧ください。よろしくお願いします。<番組情報>テレビ東京開局60周年 ドラマ8『テレビ東京×WOWOW共同製作連続ドラマダブルチート偽りの警官Season1』4月26日(金) 20:00~スタート放送局:テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ 九州放送公式サイト:テレビ東京WOWOW
2024年03月31日北山宏光と玉城ティナが共演する新ドラマ「君が獣になる前に」のビジュアルが2種類公開された。本作は、累計200万部を超えた「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」の作者・さの隆の同名最新作を、ドラマオリジナルの脚本で描く、人が持つ闇や獣性を描く、人間の暗部を抉る問題作。物語の肝となる第1話の事件シーンは、エキストラキャスト100人以上が参加し、都内の地下街を貸し切り、テレビ東京連続ドラマ史上でも深夜枠としては異例となる大規模な撮影が行われた。そんな重要シーンを生かし、凄惨な現場の臨場感とリアリティを追求するため、煙の量を調整しながら何度も撮影した、徹底的にこだわり抜いたビジュアルが完成。もうひとつは、ガスマスクの奥に潜む琴音(玉城さん)の涙と、神崎(北山さん)の瞳が印象的なビジュアルに。本作のテーマである、人間の持つ闇や暗部を表現し、こちらに何かを訴えかけてくるようなビジュアルとなった。第1話あらすじ「The Beast」と呼ばれる史上最悪の事件が発生。犯人は、神崎一(北山宏光)の幼なじみ、若手人気俳優・希堂琴音(玉城ティナ)。琴音と仲が良かった若手俳優・宮ノ森真由(鳴海唯)と共に犯行動機を調べ出すも、途中で何者かに銃殺されてしまう。気がつくと神崎は、「The Beast」発生当日にタイムリープしていた。意を決して走り出した神崎の先には、まだ獣になる前の琴音がいて…。「君が獣になる前に」は4月5日より毎週金曜日24時12分~テレビ東京ほかにて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年03月28日5月にWOWOWで放送・配信される映画の主なラインナップが発表された。5月は「カンヌ特集&動物大集合」と題し、TV初放送となる『怪物』、第75回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した『逆転のトライアングル』などがラインナップされている。第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞とクィア・パルム賞を受賞した『怪物』は5月25日(土) に放送予定。本作は『万引き家族』の是枝裕和監督と、『花束みたいな恋をした』の脚本家・坂元裕二がタッグを組んだ人間ドラマ。安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、高畑充希らがキャストとして名を連ねており、音楽は坂本龍一が担当した。また、5月26日(日) に放送・配信される『逆転のトライアングル』は、豪華クルーズ船が難破し、乗客と船員たちが無人島でサバイバルを繰り広げるコメディ作品。ハリス・ディキンソン、チャールビ・ディーン、ウディ・ハレルソン、ドリー・デ・レオンらが出演しており、監督はリューベン・オストルンドが務めた。さらに、デンゼル・ワシントン主演『イコライザー』シリーズの最新作『イコライザー THE FINAL』を含む全3作が一挙放送・配信されるほか、ジェイソン・ステイサム主演『MEG ザ・モンスター』と最新作『MEG ザ・モンスターズ2』も放送・配信が開始される。また5月23日(金) の「世界カメの日」に合わせて、『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』と、1990年代に製作された『ミュータント・タートルズ』『ミュータント・ニンジャ・タートルズ2』『ミュータント・ニンジャ・タートルズ3』の放送・配信が予定されている。そのほかのラインアップは、WOWOW公式サイトに記載されている。WOWOW映画 5月の主なラインナップ5月3日(金・祝) ハンガー・ゲーム0 ※TV初5月4日(土・祝) 大名倒産 ※TV初5月4日(土・祝) 今日から俺は!!劇場版5月11日(土) イコライザー THE FINAL5月13日(月) メリちん ※TV初5月18日(土) MEG ザ・モンスターズ25月19日(日) 帰れない山 ※TV初5月20日(月) コンパートメントNo.6 ※TV初5月21日(火) EO イーオー ※TV初5月24日(金) ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!5月25日(土) 怪物 ※TV初・放送のみ5月26日(日) 逆転のトライアングル ※TV初放送日・チャンネルの確認はこちら:配信日の確認はこちら:
2024年03月25日WOWOWでは6月17日(月)(※日本時間)にアメリカ・ニューヨークのデイヴィッド・H・コーク劇場で開催される「第77回トニー賞授賞式」を生中継する。その番組スペシャル・サポーターに京本大我(SixTONES)の出演が決定。コメントも到着した。「トニー賞」とは、該当期間中(通常は前年4月末からの1年間)にニューヨークのオン・ブロードウェイで開幕した演劇、ミュージカル作品を対象に贈られる賞で、アメリカ演劇界で最も権威のある賞。作品賞や俳優賞はもちろん、演出家、デザイナーらスタッフへの賞が演劇とミュージカルに設けられており、まさに1年のブロードウェイを総括するアワードといえる。WOWOWでの生中継は今回で10回目。ナビゲーターとして井上芳雄と宮澤エマの出演が決定しているが、スペシャル・サポーターとして京本大我(SixTONES)が出演する。さらに、6月の授賞式に向けて「トニー賞」をより楽しめる特別番組を放送・配信することが決定。3月31日(日)午後11時30分からは、速報ミニ番組「第77回トニー賞 出演者決定スペシャル」を放送・配信。井上さん、宮澤さん、京本さんが出演し、意気込みを語るとともに、昨年の授賞式をふり返り、トニー賞授賞式の魅力のポイントを紹介する。4月28日(日)午後5時からは「トニー賞」をまだ観たことのない方でも楽しめる番組「京本大我 ハロー・トニー!」を放送・配信。京本さんとともに、ブロードウェイの歴史や「トニー賞」の知られざる魅力まで、「トニー賞」を楽しむための”How to(ハウ ツー)”を楽しく学んでいく内容となっている。5月11日(土)午後3時45分からは「トニー賞がやってくる!」(無料放送)、5月25日(土)午後1時30分からは井上さん、宮澤さん、京本さんが出演する「第77回トニー賞 直前スペシャル」を放送・配信する。【京本大我 コメント】この度、第77回トニー賞授賞式のスペシャル・サポーターを務めさせて頂くこととなりました、京本大我です。僕はSixTONESというグループ活動を軸にしながら、個人では約10年近くミュージカルに挑戦させて頂いております。トニー賞を席巻した作品の日本版にも携わらせて頂いたこともあるので、こうしてトニー賞という華やかで高尚な世界と触れ合うことが出来ることを光栄に思います。まだまだ未熟な僕ですが、自分自身ももっともっとミュージカルを好きになれるように、そして観て下さる方々にトニー賞の魅力、偉大さを伝えられるようにしっかり勉強して頑張ります。昔からお世話になっている井上芳雄さんとご一緒出来ることも非常に楽しみです。「生中継!第77回トニー賞授賞式」は6月17日(月)にWOWOWにて放送・配信(終了後アーカイブ配信あり)。(シネマカフェ編集部)
2024年03月22日WOWOWにて日本独占放送&配信されるオリジナルドラマ『TOKYO VICE Season2』の特別試写会が3月21日(木)、都内で行われ、出演するアンセル・エルゴート、渡辺謙、笠松将、菊地凛子、窪塚洋介、真矢ミキが出席した。WOWOWとアメリカのMax(旧HBO Max)の日米共同制作で、1990年代の東京・闇社会の凶暴な姿を描いた超大作ドラマシリーズの第2シーズン。日本の大学を卒業し大手新聞社に就職したアメリカ人青年ジェイク(エルゴート)が、特ダネを追いかけるうちにヤクザ絡みの事件を解決する刑事、片桐(渡辺)と出会い、危険な闇社会へと入り込んでいく。エルゴートは「すっごい俳優さんと一緒に、このステージに立ててすごくうれしいです。光栄です」と日本語で挨拶。シーズン2撮影のために、再来日を果たし「東京は本当に最高です。『TOKYO VICE』を通して、東京は僕の第二の故郷になりました。僕の家族も、日本が大好きです」と日本への深い愛情を示した。この日は、3月14日に30歳の誕生日を迎えたエルゴートのために、本人の写真がプリントされた特製ケーキが登場し、早速エルゴートは「日本のイチゴ、おいしい」とつまみ食い。共演の渡辺は、「今も十分でかいですけど(笑)、大きな俳優になっていくだろうとお祈りしています」と若き盟友の誕生日を祝っていた。アンセル・エルゴートその渡辺は、シーズン1の衝撃的な結末について「なんでと思われた方もいると思いますが、その答えがここにあります」とアピール。シーズン2の撮影は「(感染対策の)制約もなくなり、みんなで冗談言いながら、和気あいあい撮影できた」と振り返った。渡辺謙「シーズン2では、作品をより良くしたいという責任感が芽生えた」(笠松)、「カメラ前に立つと、『TOKYO VICE』ならではの緊張感が張り詰めていて、何度やっても慣れない」(菊地)と続投キャストも、国際的プロジェクトに強い思い入れを語った。笠松将菊地凛子シーズン2からの新キャストとして、出所後、若頭に復帰するヤクザ・葉山直希を演じた窪塚は、「ひどい鬼畜で、自分とは一番遠いところにいる」と役どころを説明。しかし、現場で渡辺から「お前は芝居しなくていい。そのままでいい」と言われたそうで、窪塚本人は「あんまうれしくない(笑)」と苦笑い。渡辺とはドラマ「池袋ウエストゲートパーク」でも共演しており、窪塚は「あのときも刑事と不良。20年以上経っても変わらない(笑)」と再共演を喜んでいた。窪塚洋介同じく新キャストの真矢は、片桐の相棒となる警視・長田紹子を演じ、「とにかく謙さんに、ひるまないように、半年以上、謙さんを(スマートフォンの)待ち受けにしていた。いざ、カメラが回ると、私が怒鳴るという(笑)」と独特な役作りを振り返っていた。真矢ミキ取材・文・撮影:内田涼<作品情報>ハリウッド共同制作オリジナルドラマ『TOKYO VICE Season2』WOWOWにて4月6日(土) スタート毎週土曜21:00放送・配信(全10話)第1話無料放送※WOWOWオンデマンドにて、Season1全8話配信中詳細はこちら:
2024年03月21日荒木飛呂彦氏による大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの第1部を世界で初めて舞台化した、ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』。2月28日に帝国劇場にて東京公演の千穐楽を迎え、3月の北海道公演、4月の兵庫公演を控えている。同作は19世紀末のイギリスを舞台とし、主人公ジョナサン・ジョースター(松下優也/有澤樟太郎)と、運命的な出会いを果たすディオ・ブランドー(宮野真守)による、〈謎の石仮面〉をめぐる戦いの物語。ほか清水美依紗(エリナ・ペンドルトン役)、YOUNG DAIS(スピードワゴン役)、東山義久/廣瀬友祐(ウィル・A・ツェペリ役 ※Wキャスト)、別所哲也(ジョースター卿役)らが出演している。今回は、東京・帝国劇場で行われた公演をレポートする。○ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』東京公演をレポート演出を務めたのは、独自の身体表現を駆使したパフォーマンスや演出で注目され、2015年に荒木飛呂彦原作の唯一の舞台化『死刑執行中脱獄進行中』で演出・構成・振付を手掛けた長谷川寧氏。音楽にはロックを軸に革新的な楽曲を多く生み出してきたフランスを代表するミュージカル作曲家 ドーヴ・アチア氏(共同作曲:ロッド・ジャノワ)を迎え、脚本は大人気コミック『僕のヒーローアカデミア』(集英社)舞台化の初演から演出を担い手腕を発揮した元吉庸泰氏が手がけた。今回のミュージカルでは、原作コミックで引用された「二人の囚人が鉄格子の窓から外を眺めたとさ。一人は泥を見た。一人は星を見た。」(フレデリック・ラングブリッジ『不滅の詩』)という一節が“ジョジョ”とディオを表す大きなモチーフに。作中でもジョースター卿が2人にこの問いを語りかけ、“ジョジョ”の「星」、ディオの「泥」という対照的な回答に沿うように、対峙する2人の姿が熱く描かれていく。物語はYOUNG DAIS演じるスピードワゴンが語り部となり、随所でラップによる状況表現がなされる構成に。小悪党のダリオ・ブランドー(コング桑田)が、馬車の事故にあったジョースター卿(別所哲也)から金目のものを盗もうとしたところ、命を救った恩人だと勘違い。月日は流れ、貴族階級の一人息子ジョナサン・ジョースター(松下優也/有澤樟太郎)の前に、スラム街で生まれ育ったディオ・ブランドー(宮野真守)が現れ、ディオは父の恩人の息子としてジョースター家に引き取られることになる。対等に育てられる2人だが、ディオは“ジョジョ”の全てを奪おうと画策していた。“ジョジョ”の初恋の相手であるエリナ・ペンドルトン(清水美依紗)に、ディオが無理やりキスをするシーンでは、ギターリフによる「ズキュウウウン」の効果音、取り巻きたちによる「さすがディオ! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!」という有名なセリフが畳み掛けられ、“ジョジョ”による名セリフがそのまま曲名になった「君が泣くまで殴るのをやめない」(“ジョジョ”/ディオ)の歌唱も。さらに愛犬のダニーが衝撃的な演出で最期を迎える。○名セリフ連発、ド派手なねぶたセットも“ジョジョ”の底力を実感したディオは、その後7年間を“ジョジョ”の友人を装いながら過ごすが、邪悪な企みに気が付いた“ジョジョ”はロンドンの貧民街・食屍鬼街で出会ったスピードワゴン(YOUNG DAIS)の協力を得てディオを追い詰めていく。闇の力を持つ〈謎の石仮面〉を利用し強大な力を得たディオの名セリフ「『おれは人間をやめるぞ!』 ジョジョ──ッ!!」が情感たっぷりに叫ばれ、フライングとプロジェクションマッピングによって空間を錯視させる演出がより臨場感を与えた。第2幕では、〈謎の石仮面〉を追い続けるウィル・A・ツェペリ(東山義久/廣瀬友祐)が本格登場。ツェペリの洒脱な楽曲「波紋の決意」では波紋模様の全身タイツを身につけたダンサーたちが舞い踊って波紋法を体現し、“ジョジョ”もその力を身につけていく。一方、ディオは切り裂きジャック(河内大和)や伝説の騎士たちなどを従え、“ジョジョ”を迎え撃つことに。声優でもある宮野がディオの「URYYY」「貧弱! 貧弱ゥ!」といったセリフを完全再現し、対する松下優也/有澤樟太郎の“ジョジョ”は「ふるえるぞハート! 燃えつきるほどヒート!!」を歌で表現。ねぶたセットも登場するなどド派手な演出に加え、次第に友情とも言える感情につながっていく“ジョジョ”とディオの関係性が丁寧に表された。今後、北海道公演(札幌文化芸術劇場hitaru 3月26日~3月30日)、兵庫公演(兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール 4月9日~4月14日)にて上演。4月13日17時の兵庫公演、14日12時の兵庫大千穐楽公演はLIVE配信を予定している。
2024年03月19日大河ドラマ「光る君へ」第12回の相関図が、公式サイトにて公開された。吉高由里子主演で贈る本作は、「源氏物語」を書き上げた紫式部の物語。紫式部/まひろ役の吉高さんのほか、藤原道長を柄本佑、源倫子を黒木華、安倍晴明をユースケ・サンタマリア、藤原道兼を玉置玲央が演じている。第12回「思いの果て」は、まひろ(吉高さん)が道長(柄本さん)の妾になることを断り、宣孝(佐々木蔵之介)の発案で、生計のために婿探しをすることに。その頃道長は、倫子(黒木さん)との縁談を進めようとしていた…という物語。第12回は、3月24日(日)に初回放送される。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月18日4月26日(金) よりテレビ東京でスタートするドラマ8『テレビ東京×WOWOW共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官 Season1』のレギュラーキャストが発表された。WOWOWとテレビ東京の初共同製作となる本作は、近年ネットの普及とともに拡大し続ける様々な詐欺被害をテーマにした、正義と悪を使い分けながら法では裁けない悪を裁くクライムエンターテインメント。このたびレギュラーキャストとして、向井理演じる交番勤務の警察官・多家良啓介の裏の顔“詐欺師・K”の正体を追う、警視庁捜査二課の特別捜査官・宮部ひかり役で内田理央、“詐欺師・K”の相棒・矢柴等役で荒川良々、交番勤務で多家良の同僚・阿部直樹役で上川周作、そして、ひかりが所属する捜査二課の課長・岩合拓真役で伊藤淳史が出演することが決定した。なおSeason2は、6月29日(土) よりWOWOWプライム・WOWOWオンデマンドで放送・配信される。■内田理央 コメント向井さんとは今回初共演ですが、警察官姿も詐欺師の姿もお似合いでまさにダブルチート(笑)!わたしは銀行員から警察に入った新米刑事の宮部ひかりを演じます。詐欺被害を減らそうと意気込んでいる正義感に溢れる女性です。勧善懲悪のダークヒーロードラマということで、ムカムカとスカッとが詰まっている作品です。私もまだラストを知らないのでドキドキしながら撮影に挑んでいます。最終回まで是非お楽しみください!■荒川良々 コメント詐欺師を演じるのは初めてなので、衣装合わせの時に監督から色々とお話を聞きました。主演の向井さんとは、偶然プライベートでお会いした時に「仕事で絡んだこと、ほとんどないですよね」みたいな話をしたことがあって。そのすぐ後に『ダブルチート』の話が来て、しかも向井さん演じる詐欺師・Kの相棒として、こんなガッツリと共演できるとは!見どころは、やっぱり向井理じゃないですかね(笑)。なんか、恋愛とかも入ってくるんでしょうか。どんな展開になることやら……楽しみです。■上川周作 コメント阿部はとても人懐っこい、面白い性格です。向井さん演じる多家良さんとの交番のシーンではそのキャラクターを活かして、作品の中でほっこりとするようなシーンになればいいなと思っています。そして、向井さんや共演者の方々とのやりとりを楽しみながら、平和な日常と警察官としての緊張感を大切に演じていきたいと思っています!■伊藤淳史 コメント向井さん演じる多家良のキャラクターがすごく魅力的で、ふたつの顔を使い分けながら被害に遭った人たちを詐欺という形を使って助けるという所がドラマとしてすごく面白いお話になっているなと思いました。今回、二課の課長という出世が確約されている素敵な役をいただき……(笑)。怪しくどこか気になるような存在になるように岩合を演じました。目の前にある台本と、プライベートでも交流のある向井さんや約7年ぶりの共演となる内田さん含めキャストの皆さんとのお芝居を楽しんでいきたいなと思っています。各話しっかりとした深いお話になっていますので、いろんな世代の人たちにも楽しんでもらいたいですし、僕自身もそういう魅力的な作品に関わることができてとても嬉しく思っているので、是非ご覧ください。<番組情報>テレビ東京開局60周年 ドラマ8『テレビ東京×WOWOW共同製作連続ドラマダブルチート偽りの警官Season1』4月26日(金) 20:00~スタート放送局:テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ 九州放送公式サイト:テレビ東京WOWOW
2024年03月18日吉高由里子主演大河ドラマ「光る君へ」の公式サイトでは、ユースケ・サンタマリアと上地雄輔、2名の「君かたり」が公開されている。大河ドラマ第63作目として現在放送中の本作は、「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描く物語。出演者の撮影現場からのコメントが聞けるこの「君かたり」。陰陽師・安倍晴明を演じているユースケ・サンタマリアさんは、これまで多くの作品に登場してきた安倍晴明とは、また異なると説明し、「ビジネスマン安倍晴明みたいなところを今回やりたいということで。要は生きていくために、世渡り上手にやっていくみたいな」「見ていて不思議な感じになると思います」と説明。関わりの多い藤原家については「内心は嫌いになれない」「ただ単にビジネスとして利用しようとしているってだけでもなく、ある種の感情っていうか、愛情に近い何かを持っていて」と語っている。また、才に恵まれず、兼家から軽く扱われている道長の異腹の兄・藤原道綱役の上地さんは、道綱について“天然素材”と表現。「見ている方がホッとするようなかわいらしさもあり、人間らしさもあり、視聴者目線であるような感情をしっかり道綱という役の中で、ぬくもりというか温度を出せたらいいな」とコメントしている。第11回「まどう心」兼家(段田安則)の計画により花山天皇(本郷奏多)が退位。為時(岸谷五朗)は再び官職を失うこととなった。まひろ(吉高由里子)は左大臣家の娘・倫子(黒木華)に父が復職できるよう口添えを頼むが、摂政となった兼家(段田安則)の決定を覆すことはできないと断られる。諦めきれないまひろは兼家に直訴する。一方、東三条殿では道隆(井浦新)の嫡男・伊周(三浦翔平)らも招いて宴が催され、栄華を極めようとしていた――。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月17日しんげんが運営する主婦向けの情報メディア「SHUFUFU」は2月21日、今期のドラマを見ている男女を対象に実施した「今期面白いTVドラマ」に関するアンケート調査の結果を発表しました。■1位は「不適切にもほどがある!」今期のドラマで最も面白いと思うドラマについて尋ねたところ、最も多い回答は「不適切にもほどがある!」でした。・「今までにないミュージカル調のドラマで配役がお馴染みで面白くないわけがない」(50代~女性)・「昔と今のコンプラの違いがユーモアある内容で描かれていて面白いし、とにかく役者さんたちがみんな上手くて良い」(40代女性)・「昭和の働き方などが、見えて面白い」(30代男性)2位は、2018年に爆発的なヒットになった連続ドラマ「おっさんずラブ」の続編「おっさんずラブ リターンズ」(12.5%)となりました。・「キャラクターたちが置かれた奇妙で笑える状況や、リアクションがコメディ要素を巧みに織り交ぜていてとても面白い」(40代男性)・「相変わらずのドタバタ感と、謎のニューキャラクターが面白いから」(30代女性)・「コミカル要素が多く、気楽にみることができ、楽しい」(20代女性)3位は、女性から支持が高かった「Eye Love You」(11.5%)」でした。・「テンポが良い恋愛ドラマで観ていて楽しいからです。韓国人俳優のチェ・ジョンヒョプさんもかっこいいです」(30代女性)・「キュンキュン場面や可愛いと思う場面が多く、内容はあまりないドラマではあるが、見てしまうため」(20代女性)・「テオくんが可愛い。日本ドラマと韓ドラの良さを上手く混ぜた雰囲気があって好きです」(40代女性)4位は、『源氏物語』を書いた「紫式部」が主人公の「光る君へ」(10%)となりました。・「平安時代の物語を現代人にもわかるようにわかりやすく解説してくれるから」(30代女性)・「もともと大河ドラマは好きだが今回の平安時代ははじめてで、今までのものと、まったく内容が違うところ。平安時代は今まで触れることがなかったが、時代背景もある程度知ることができて興味深い」(50代~男性)5位は「新空港占拠」(9%)でした。・「大病院占拠のときから大好きで観ていたから。放送毎に犯人の顔が発表されて面白い」(30代女性)・「先の見えないハラハラするドラマ性があってよいから」(30代男性)6位は「さよならマエストロ」、7位は「君が心をくれたから」、 8位は「離婚しない男」でした。今期のドラマをどうやって視聴しているか聞くと、1位は「リアルタイムに視聴」(33.5%)、2位は「TVer」(29%)、3位は「録画して視聴」(28.5%)でした。同時期に見ているドラマについて尋ねると、最も多い回答は「3本」(25.5%)で、「2本」(24.5%)と続きますす。「10本以上」と答えた人はわずか4%でした。■調査概要調査方法:インターネット調査調査機関:自社調査調査人数:男女200人対象者:今期のTVドラマを見ている人調査性別:男性49人、女性151人調査年代:20代:44人、30代:75人、40代:57人、50代以上:24人調査時期:2024年2月調査レポート:(フォルサ)
2024年03月17日『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』がWOWOWで放送・配信中だ。18年前に起きた凄惨な「女子高生両親殺害事件」を小説にしようとする編集者・橋本(演:桐谷健太)や新人作家・沙奈(演:倉科カナ)たちが、取材をする中で事件に秘められた真実に近づいていく物語。原作は真梨幸子による同名小説で、“イヤミスの名手”とも呼ばれる真梨作品だけに、予想を超える衝撃の展開が話題となっている。本日放送の第3話は全5話のうちのちょうど折り返し地点だが、物語を大きく動かし始めるのが、死刑囚の大渕秀行(演:橋本良亮)とその妻・礼子(演:蓮佛美沙子)という歪な関係の夫婦だ。大渕は「女子高生両親殺害事件」の主犯格として服役中の死刑囚。当時付き合っていた交際相手の高校生・青田彩也子を洗脳し、彼女の両親を殺害した罪で死刑が確定した。彼と関係のあった人間の証言では、若い頃から狡猾で、相手を巧みに利用し、幼い頃から殺人を犯すことも厭わない残忍な人間だというが……。一方の礼子は、法廷画家として大渕の裁判を傍聴したことがきっかけで、大渕と獄中結婚。エリートの一家に育つも家族から孤立し、半ば家族に復讐するかたちで結婚し家を飛び出した。常に疎外感を感じており、大渕の存在に依存するようになり、洗脳されていく。物語が動くきっかけになるのは、独房にいる大渕が“ある情報”を入手したこと。その“情報”に驚きを見せた彼は、突然無実を訴え再審請求を求め始めるのだ。とはいえ自由に動くことができない大渕は、面会室のガラス越しにツンとデレの対応を繰り返しながら妻・礼子を洗脳し、思うように動かせるコマに仕立てあげていく。社会にも家族にも居場所のない礼子は大渕に捨てられる恐怖から再審請求のための金策に走り出すのだが、事件を探る橋本や沙奈も知らないこの夫婦の行動が、物語終盤のさらなる衝撃展開につながっていく。何を考えているかまったく分からないサイコパス然とした大渕を演じた橋本良亮は、本作のために約13kgの減量を行ったうえで役に対峙。回想シーンも含め高校生から30代後半までを怪しく演じ分けている。一方、礼子役の蓮佛美沙子も不安定で鬱屈とした礼子の心情を見事に体現。これまでに見せたことのないような苦悶の表情も印象的で、本人も「卑屈な感情に支配されて相手の台詞が聞こえなくなったり、役を通して出会った初めての感覚はとても苦しく、同時に役者としてとても幸せな時間だった」と本作にかけた想いを語っている。大渕が入手した“情報”の内容とは?そして、美しくも歪んだ夫婦は物語にどんな影響を及ぼすのか?橋本や蓮佛の衝撃的な演技とともに、激動の第3話をチェックしてみてはいかがだろうか。また、WOWOWオンデマンドとWOWOWのYouTubeチャンネルでは第1話を無料配信中。1話を見逃した方、見直したい方は必見だ。WOWOW『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』毎週日曜午後10時 【WOWOWプライム】【WOWOW4K】にて放送中【WOWOWオンデマンド】第1話無料配信中出演:桐谷健太倉科カナ橋本良亮床嶋佳子工藤美桜七五三掛龍也西村元貴/宮崎美子渡辺真起子蓮佛美沙子斉藤由貴原作:真梨幸子『坂の上の赤い屋根』(徳間文庫)監督:村上正典(『フジコ』第32回ATP賞テレビグランプリ 特別賞・非放送系コンテンツ部門)脚本:吉川菜美(『連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー』)音楽:やまだ豊、南方裕里衣プロデューサー:村松亜樹(WOWOW)、橋本芙美(共同テレビ)、関本純一(共同テレビ)制作協力:共同テレビ製作著作:WOWOW公式サイト:真梨幸子・原作「連続ドラマW5人のジュンコ」:
2024年03月17日