恋愛コラムニスト。2000人以上の人物取材の経験で磨かれた、鋭い洞察力が武器。著書は『恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80』(講談社)。無料のメール恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い。相談を休止中の場合もあるので詳細はブログまで。恋愛コメンテーターとして『ZIP!』(日本テレビ)、『スッキリ!!』(日本テレビ)、『ばらいろダンディ』(MX-TV)などのテレビやラジオ、雑誌にも多数出演。
健康的な生活を送っていても、女性の大きなライフイベントの1つである出産後は、女性ホルモン値が激変するといいます。どのように変化するのでしょうか。 【監修】 女性医療クリニックLUNAグループ産婦人科医 小野寺真奈美先生 久留米大学医学部卒業。日本産科婦人科学会専門医。日本医師会認定産業医。 分娩後は女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の分泌量が急激に減少するため、以下のようなさまざまな症状を訴える人も少なくありません。感じ方には個人差はありますが、多かれ少なかれ出産した女性はみなさん経験しています。なので、心配しないでくださいね。 ■感情の起伏が激しくなる 出産後はどうしでも女性ホルモンの影響で心身のバランスが崩れがちです。心に大きな変化が生じる人はめずらしくありません。 分娩して急にママとなり、やることは増える一方で精神的にも体力的にもゆとりはなくなります。その上ホルモンのバランスが崩れてしまって、ちょっとしたことでイライラしたり、急にできないことに落ち込んだりしてしまします。 ■不眠 ホルモンの影響も一理ありますが、大きな要因としては、授乳で眠れないということがあります。授乳後の寝かしつけ、やっと眠ったと思ったらまた授乳と休まる暇がないことも多くあります。 授乳後、寝つきがよい人はいいですが、人によっては寝つきが悪い人もいます。そうなると睡眠時間を確保できなくなり、それ以外でも多くのことが重なり不眠が生じてします。 ■生理が不安定になる 分娩後に生理が再開するのにはまず排卵が回復します。その時期は、授乳していない方でおよそ3-4か月程度、授乳している方は6か月程度と言われています。 生理の再開時期も個人差がありますが、中には1年以上かかる方もいます。ただ、月経が再開してからも不安定な方もいますので、心配であれば近くの産婦人科に相談してください。 ■髪質、肌質の変化 女性ホルモンの急激な減少が髪質や肌質の変化の要因となります。髪質では、抜け毛や白髪といった変化が起こりますし、肌質ではアレルギー性皮膚炎や乾燥肌などといったことが起こります。 そのような体の急激な変化に対する不安は、「ママになる」という急な環境変化なども関係してきます。そこに絡み合うホルモンは女性の体へ敏感に反応します。 ◼︎産後に抜け毛が増える理由とは? ▼1.ホルモンバランスの変化 先ほど述べたように、出産後は女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の分泌量が激減します。 結果、分泌量の大きな変化に体と精神が追いつかず、抜け毛という形になって表れることがあります。 ▼2.生活の変化 分娩後は母体が完全に回復しないうちから育児に追われることが多いため、ストレスや疲労、睡眠不足が抜け毛を進行させてしまうことが多々あります。 ホルモンの回復と共に徐々に戻ってきますが、環境ストレスも影響するため複雑です。また、育児に追われてなかなか自身のヘアケアまで対応が分娩前ほどできていないことも関係しています。 「髪は女の命」という言葉があるように、抜け毛が増えて実年齢より老けて見られてしまい、気になる女性もいます。抜け毛に有効な対策方法はあるのでしょうか。 抜け毛に有効な対策はあるの? ▼▼1.ひとりでがんばりすぎない 現代は核家族化が進んでいます。女性が出産時に実家へ帰省するとしても1ヶ月程度。男性の育休取得も推奨されてはいますがほとんど取得できていない、もしくは取得できても長くてもほんの数ヶ月というのが現状です。 生まれてきたお子さんはママとパパの二人の子どもです。一緒に協力してもらうことはそれだけで心の余裕を生むことにもつながります。 そして、一番は女性の今の状況を理解が得やすいということです。赤ちゃんを守るために育児が最優先になるのはもちろんですが、一緒にいる時間の中で、女性の分娩後の急激な環境変化や身体的・肉体的変化への理解を得られやすくなる可能性があります。 また、協力する中でお互いの本音を話し、一緒に悩み、情報を共有することが夫婦関係に好影響をもたらす材料となるかもしれません。 一人ではないことがわかることで、心の負担も軽くなり、ストレスが軽減され、女性ホルモン値も安定に向かいやすくなります。 ▼1人の時間を確保する パパや他の方に協力してもらい、1人の時間を捻出することはとても重要です。まだ言葉を話せない赤ちゃんと1日中すごすと、ご自身の想像以上に心身ともにストレスがたまります。 その結果、精神的にも肉体的にも疲れてしまうことも多々あります。少しでも余裕をもつためには一人の時間も大事です。たった数分から数時間、これが精神的・身体的余裕につながり、結果子育てへの向き合い方も変わってくると思います。 核家族の現代では、地域のサポートもたくさんあるため、各自治体などでも聞いてみてくださいね。 ▼婦人科や産科、助産師さんや保健師さんに相談 分娩後の悩みはどうしても尽きないです。産婦人科には、乳腺炎はもちろん、月経不順などで受診される方が多いです。しかし、他にも悩みはいろいろあるかと思います。 そんなときは、近くの産婦人科はもちろん、助産師さんや地域の保健師さんなどに相談してみてください。いろいろな解決方法を教えてくれますよ。 ▼“戦場”であるバスタイムに使うシャンプーは時短アイテムを お子さんと一緒にお風呂へ入ると、ご自身のシャンプーがままならないままリンスやトリートメントすらできないケア不足状態が続いた結果、髪のパサつきやきしみに悩んでいませんか。 しかも、お子さんがと一緒に使えるシャンプーがあればいいですよね。特に産後は体の皮膚も頭皮も敏感になっていることが多いです。 分娩直後は育児が忙しく、ご自身の頭皮にまで気が回らないかもしれません。 しかし、お子さんが1人で入浴できるようになるまでには、何年もの時間を要します。少しでも女性らしさを保つために今からご自身にフィットする、時短アイテムを見つけておいてみてはいかがでしょうか。 ◼︎編集部おすすめ:RETOIRO(リトイロ) 1本でヘアからボディまで洗える、時短ケアできるオールインワン。 天然由来成分99%配合で、低刺激処方なのでお子様にも安心。頭皮を優しく洗いうるおいを与え、頭皮環境を整えます。香りも鎮静と活力を与え女性のカラダのトラブルを癒す天然精油100%です。さわやかで癒しの香りに包まれて日々の疲れをとって。 商品名:リトイロ リフレッシュ オールインワン シャンプー&ボディ 容量:250ml 通常価格:3,800円(税抜)+送料 ※1本入り 購入する
2020年03月10日ライフステージの変化が多い女性の一生。家族の生活段階においては新婚期、育児期、教育期、子独立期などにわかれますが、どのステージでも女性の美と健康に欠かせない存在は女性ホルモンです。 ですが、「女性ホルモンとは体にどのような影響を及ぼすのか」と聞かれると、答えられる女性は少ないかもしれません。何歳になっても女性らしい美しさとボディをキープするために、まずは「女性ホルモンとは何か」という基本を押さえておきましょう。 【監修】 女性医療クリニックLUNAグループ産婦人科医 小野寺真奈美先生 久留米大学医学部卒業。日本産科婦人科学会専門医。日本医師会認定産業医。 ■女性ホルモンとは? 女性ホルモンは主に2種類で構成されています。 1.エストロゲン:卵胞刺激ホルモン(FSH) ▼主な働き ●乳房への働き ・思春期……乳管の発達 ・妊娠時……乳管上皮の増殖、乳汁分泌抑制 ●子宮への働き ・非妊娠時……子宮内膜の増殖・肥厚、頸管粘膜の<分泌を上げる・粘稠度(粘り気の密度)を下げる・牽糸性(伸びやすさ)を上げる> ・妊娠時……子宮筋の発育・増大、頸管熱化(子宮の出口をやわらかくする) ●膣への働き ・膣粘膜の角化・肥厚 ●その他 ・LDLコレステロールの低下 ・基礎体温の低下 ・骨量の維持 など 2.プロゲステロン:黄体形成ホルモン(LH) ▼主な働き ●乳房への働き ・非妊娠時……乳腺の発育 ・妊娠時……乳腺腺房の増殖、乳汁分泌抑制 ●子宮への働き 非妊娠時……子宮内膜の分泌期待変化、頸管粘液の<分泌を下げる・粘稠度を上げる・牽糸性を下げる> 妊娠時……子宮内膜の脱落模様変化、子宮筋の収縮抑制、子宮筋層内の毛細血管の繁生 ●卵巣への働き ・排卵抑制 ●膣への働き ・膣粘膜の菲薄化(弾力性のある肌を支えてきた真皮層のコラーゲンやエラスチンの量が減少し、膣内の肌が薄くなる) ●その他 ・基礎体温の上昇 エストロゲンとプロゲステロンが月経と連動 この2つのホルモンが、月経と連動しています。女性の体内は「卵胞期」、「排卵期」、「黄体期」というサイクルを繰り返しています。生理の初日を月経周期の第1日目と数え、次の生理の前日までの日数が、1つの月経周期となります。基本的な月経周期は25日〜38日でその変動は6日以内とされ、これを正常周期と呼びます。 月経が開始すると、ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)の一種である卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体形成ホルモン(LH)が卵巣に作用し、卵胞が発育し始めて、エストロゲンを分泌します。エストロゲンにより子宮内膜が増殖・肥厚し、受精卵を迎える準備が始まります。(卵胞期) 卵胞が十分に発育したと体が判断するとLHの放出が高まり(=LHサージ)、卵子は成熟し排卵が起こります。プロゲステロンは厚くなった子宮内膜を、さらに受精卵が着床しやすい状態にします。(黄体期) 受精しないと生理が起こり、低温期に 妊娠しなかった場合、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が減少していき、生理(子宮内膜が剥がれ落ちる)が起きます。月経後再びエストロゲンが上昇し子宮内膜が増殖していきます。妊娠していない場合、月経から排卵までが低温期、その後、排卵の後に高温期になり、次の生理とともに再び低温期が始まるというサイクルです。 妊娠が成立すると高温期が続く 妊娠が成立すると、プロゲステロンが「妊娠黄体」となり、排卵後も高温期が続きます。連動して、エストロゲン値も上昇していきます。妊娠12~16週頃から基礎体温は低下しますが、妊娠中も高温期は続きます。そして、妊娠4カ月頃には、体のほてりやだるさがなくなり始めると言われています。これは、妊娠7~8週頃からはプロゲステロンを出す役割を胎盤が引き継ぐのですが、胎盤由来の黄体ホルモンには体温を上昇させる作用はないためです。 女性ホルモンをバランスよく分泌させるためには、基本ではありますが生活習慣が大切です。「バランスのよい食事」、「良質な睡眠」、「体を積極的に動かす」を、生活の中にて取り入れてみてください。 次回は、出産と女性ホルモンの関係です。具体的な対応策をお伝えします。
2020年03月10日恋人とけんかをしたことがないというオーバー30の女性を筆者はあまり見かけたことがありません。みなさんも恋人とのけんかは経験済みではないでしょうか。 恋人と意思の疎通が図れない、自分の意見がうまく伝わらないなど、けんかをするとカップルごとに壁にぶつかりますが、パートナーとけんかに発展させずに、自分の意見を伝える方法があります。 ■一度必ず相手の意見を肯定する 「それはちがう!」と思ったとしても、一度は必ず相手の意見を「そうなんだ」「なるほどね」などと肯定してみてください。 この「肯定」の必要性を感じた体験があります。恋愛とは離れますが、筆者が化粧品を買いに行ったときのことです。 2つの商品のうち、どちらを買おうか迷っていて販売員に相談したところ、彼女はわたしの迷いなど聞いていないようで、「それよりもこちらのほうが」と、次々に別の商品を提供してきたのです。 販売経験者ならすでに知っている事実ですが、販売員は相手の意見をまずは「そうですね」と肯定する教育を受けています。先の彼女にはその「肯定=そうですね」などの言葉がまったくありませんでした。 筆者は彼女と話していると、「自分の売上しか気にしていないのではないか」という気分になり、話を聞く気が失せました。 これを恋人同士のけんかに当てはめると、一度も相手の意見を肯定しないと相手は自分の意見を聞いてくれていないと感じてしまい、話す気すら失せてしまうということです。 けんかは感情のぶつかり合いが主軸になりがちですが、もとを正せば相手ともっと深く知りあいたいからこそ始まってしまうものでもあります。その原点を忘れなければ、まずは肯定するくせもつくはずです。 ■けんかしたら仲直りする期限を決めておく 別の角度からの考え方になりますが、けんかになった場合に仲直りする期限を決めておくのもいいでしょう。決して約束を破らない前提で、2人でこの期限を取り決めてみてください。 ちなみに筆者は、もしけんかになったとしてもその日のうちに仲直りすると約束しています。お互い自営業で休日が合うことがほぼないため、けんかになるのは大抵が仕事を終えた夜。 約束は「その日のうちに仲直り」ですから、1日が終わるまでの時間はあまり残されていません。そうすると、感情をぶつけ合うよりも「その問題をどうしたら解決できるか」という方向で考えるため、お互いに冷静に話ができるようになるのです。 たとえ終日一緒にすごす休日にけんかになったとしても、雰囲気が悪くなるのではなく、「どうせ今日中に仲直りするんだし」と、早く仲直りする方法を選択するようにもなります。 「けんかするほど仲がいい」ともいいますが、不要なけんかは避けたいもの。「人はゆったりと話しながら怒ることができない」点も参考に、もしけんかになりそうになったらいつもよりゆっくりしゃべることも意識して、実践してみてください。
2016年03月19日以前、ある女性からメールで恋愛相談を受けたときのことです。彼女の相談内容を抜粋したのが以下です。 「自分は婚活中だが、どの男性からも『男友だちと話しているようだ』と言われます。どうしたら女らしい話し方ができるでしょうか」 このご相談に筆者はすぐ返事を出すことができませんでした。というのも、相談を受けつけているのはメールのみで、電話相談は実施していないからです。 そして、メールに記された内容は礼儀正しく、男性から「男友だちと話しているようだ」と指摘される原因がつかめません。 ですから、「これはあくまで一例です。もし実践していたら、別の方法を一緒に考えましょう」と前置きしてある話し方をお伝えしたところ、後日、彼女から恋人ができたという報告をいただいたのです。 彼女にお伝えした内容は、オーバー30の女性が忘れがちな話し方ですので、紹介しておきます。 ■相手の話を聞いたあとのひと呼吸&テンポが大事 日々の仕事に心身ともに消耗されがちな女性は、つい話すペースが早くなりがちです。相手の話を聞くやいなや即答してサクサク仕事を進める人も多いのではないでしょうか。 ビジネス上では悪い話し方とはいえませんが、相手がプライベートな親交のある男性であれば話は別です。仕事のときと同じように話されると男性は、まるで職場に引きもどされたかのような感覚に陥ってしまうのです。 まずは仕事とプライベートを意識のなかで、しっかりと線引きしましょう。そしてプライベートな時間では、相手の話を聞いたあと、ひと呼吸置いてからゆっくりとしたテンポで話すよう心がけてみてください。 ひと呼吸置くことで“間”が生まれ、相手には「自分の話をきちんと聞いてもらえた」という安心感が芽生えます。以前、相手の話を聞いたあと、必ず言葉ではなくうなずく女性がいたのですが、彼女と話していると、話を聞いてもらえている感覚を味わえたのでオススメしたいです。 ゆっくりとしたテンポで話すことで、2人の間に和やかな雰囲気が流れます。人は怒るとき、ゆっくりとした口調ではなかなか怒りづらいものです。ケンカを防ぐことにもスローテンポのしゃべりは役立つのです。 ■恋愛の「さしすせそ」をたまに入れこむ いまさらお伝えする必要はないかもしれませんが、以下が恋愛の「さしすせそ」です。 さ:さすがですね し:知らなかった す:すごい せ:センスいいですね そ:そうなんですか!? あざとすぎて使いたくないと思う女性もいるかもしれません。会話のなかに意識的に入れこみ、相手からの好意を勝ちとろうとするから、そこにあざとさが見え隠れしてしまうのです。 純粋に「さしすせそ」が感情に沿っていたときに使えばいいだけ。男性は単純と言われていますが(真相は定かではありませんが)、「そんなにたくさん食べるなんて、◯◯さんってすごいですね!」と言われただけで喜んでいた男性もいるほどです。 ひと呼吸置いてからゆっくりとしたテンポで話し、心の底から思ったときだけ「さしすせそ」のほめ言葉を使ってみる。たったこれだけで男性からの印象が変わるのだとすれば、一度ぐらいは試してみて損はないのでは?
2016年03月12日オーバー30女性は恋愛・婚活市場で生きづらいというのが定説ですが、全員に当てはまるわけではありません。事実、筆者の周囲にはオーバー30で男性から結婚を前提とした交際を求められている女性も実在しているのです。 「30歳をすぎてからモテ期が到来した」と語る女性もいますので、彼女たちの共通点をお伝えします。 ■見た目に手は抜かないが自慢せず自虐せずのスタンス 女を捨てても駄目だし、20代と張りあおうとするとその気合いが見た目にダダ漏れしてしまう。こういった点でオーバー30の女性はどんな見た目を目指せばいいのか、迷ってしまう場合も多いのではないでしょうか。 その点、モテるオーバー30はちがいます。ブレていないのです。見た目を艷やかに保つ努力は怠らないものの、聞かれもしない限り自分からはなにも言わず、「もう年だから~」と自虐して「そんなことないですよ」という救済の言葉を待つようなこともしません。 そこには「わたし、がんばってます!」という鼻息荒く努力する姿ではなく、立ち居振る舞いに「しなやかさ」が宿っているのです。 女性のみなさんは、年齢という垣根を超えた美しい同性に目を奪われた経験がありませんか? わたし自身、思春期のころはニキビ肌に悩まされ、ニキビがないいまも肌にはコンプレックスを持っているので、肌が美しい女性にはつい目がいきます。 それが知人、友人であれば、必ずといっていいほど、美しい肌を保つためにしている日課を聞きます。 するとみなさん、ちゃんと努力しているんですね。白鳥が水面下ではものすごく脚を早く動かしているのと同じかもしれません。 そして彼女たちは、自身の見た目をアップデートすることも怠りません。先日、オーバー30の友人にこんな相談をされました。 「わたしのメイク、古くない?」 この質問ができること自体、自分の見た目を自慢せず自虐せずのスタンスで客観視できている証拠ではないかと感じました。 ■オーバー30こそ顔が大事! その理由とは… 取材という仕事で年間200人以上とお会いする機会があるわたしが実感していることは、「生き方は顔に如実に表れる」という事実です。しかも、張りや艶を失った年齢以降こそ、この事実は顕著です。 取材対象者によっては、数年のときをへて、また取材をさせていただくケースも珍しくありません。そのときの変わりようは人それぞれ。どんな生活をしてきたか、どんな知識を入れこんできたか、人にどう接してきたかが取材をしているこちら側がわかってしまう例もあります。 もっともわかりやすいのが、他人に意地悪をしてきた人は意地悪な顔つきになるケース。下品な生活をすごしてきた人は、顔つきにうっすらと表れていたりもします。 そういう人たちを過去に何人も見てきたため、つねに「自分を律さなければ」と反面教師にしてきました。逆にオーバー30で恋人と別れてもまた新たな出会いがある人に、そういった顔つきをしている人を、わたしは見たことがありません。年齢とともに顔が穏やかになり、30代でモテ期が来た、という話なら聞いたことがあります。 以上、オーバー30のみなさんの参考になればうれしいです。 (内埜さくら)
2016年03月05日30代に入ると、次第に男性から結婚対象として見られづらくなる説がありますが、はたして事実なのでしょうか。 というのも、ネット上で集計したアンケートが全員に当てはまるかといえば疑問が残りますし、わたしの周囲にはオーバー30でも次々と男性から交際を求められる女性が実在するからです。 その彼女たちにはどんな共通点があるのか。2回に渡ってお伝えします。 ■誰の前でも女を捨てない これ、わかってはいてもなかなか実践できない女性が多いのではないでしょうか。もっともわかりやすい例が、合コンで「いいな」と思う人がいないとき。「今日は“ハズレ”だ~」と思うその気持ちが、無意識に顔や態度に出てしまっているものです。 ちなみに以前、わたしが合コンを主催したときのこと。「もし、いいなと思う人がいなくても、楽しい飲み会にしよう」という主旨のもとメンバー集めをしましたが、当日、あからさまに感じが悪い態度をする女性がいました。 「自分はあなたたちと交際するレベルの女ではないのよ」という高飛車なオーラが、態度や言葉ににじみ出ているのです。 しかも、セレクトしたお店にも平気でブーイング。これはわたしの選ぶセンスがなかったと後悔もしましたが、自分でなにもせず文句をいう彼女にがく然とし、じょじょに縁を切ってしまいました…。 ですが、オーバー30で次々と男性から交際を求められる女性はちがいます。誰を目の前にしても女を捨てることは決してありません。 次々と出会いがある女性に「その人とどこで出会ったの?」と聞いたときのこと。その女性は数年前、しかもわたしも参加しながらいまは誰ともつながっていない飲み会の日を挙げたのです。その出会いが出会いを呼び、恋愛のみならず人脈まで広げている彼女を見ていると、見習わなければと頭を垂れる思いです。 ■表情の基本が“笑い顔” いつ、どんなときでも笑っているというのは、女性の強い魅力になります。自分が思うよりはるかに、男性を癒やすポイントになることを把握しておいて損はありません。 バリバリ働くキャリアウーマンのある女性は、仕事が激務なはずなのに、いつ会っても笑顔です。「本当に最近、仕事が大変なの。もう死んじゃいそう」といいつつ、顔が笑っているのです。 事情を聞くと、それではいずれ倒れてしまうのではないかと心配するほどのスケジュールですが、彼女はふざけ半分で愚痴っているわけではありません。表情の基本が“笑い顔”なのです。パソコンでの作業中のときすら、ほほ笑んでいるのではないかと想像させられるほどです。 みなさん、パソコンで作業しているとき、つい眉間にシワを寄せたり鼻から下の顔の筋肉の力が抜けていませんか? それ、近い将来に表情ジワとなります。 上記2つは意識するだけで簡単に改善できるポイントでもあるので、自分への戒めも含め、オーバー30の女性のみなさんにも意識していただきたいです。
2016年02月27日独身女性は30歳をすぎると既婚男性から声がかかるケースが増えるといわれています。事実、筆者の周囲にも実在し、恋愛相談も寄せられています。 オーバー30の独身女性が不倫にハマるとどうなるのか。彼女たちの実体験を紹介します。 ■R子さん(38歳)のケース R子さんが不倫の関係に陥ってしまったのは28歳のとき。正確にはオーバー30ではありませんが、なんと彼女は38歳になる現在まで10年間も不倫を続けています。 R子さんも相手の男性も自営業で、どちらも従業員を雇う社長です。自営業はいつ仕事が途切れてもおかしくなく、相当なストレスと隣りあわせで仕事をしているもの。従業員を雇ってはいないものの、フリーランスとして自営業のはしくれであるわたしにも少しは理解できます。 R子さんは結婚願望も出産願望もあるものの、「この気持ちをわかってくれるのは彼しかいない」と縁を切ることができないそうです。 何度も何度も別れ話をして、その度に別れているのだそうです。しかし、R子さんは精神的な支柱を失う寂しさに耐えられず、自分から連絡してヨリを戻してしまうとのこと。 ですが、自営業者の独身男性は大勢います。晩婚化が進んだいま、R子さんのように30代後半で結婚する女性は数は少ないかもしれませんが、珍しいとはいえません。 しかも、R子さんは収入がある上に美人です。ではなぜ、ほかの男性に目を向けられないかといえば、そこには体の相性の良さも含まれていたのです。 以前、不倫経験を持つ男性に取材をした際に、「不倫相手は性欲のはけ口」と断言されたことがあります。R子さんと彼は10年も続いていますから、彼らにしかわからない、そして彼らのみが思いこんでいる強い絆があるかもしれません。 しかし、既婚男性が離婚を決意しないということは、妻とのほうが強い絆で結ばれていることになります。そのことをR子さんには忘れてほしくないなと感じました。 たとえ既婚男性が「子どもがいなければ離婚している」、「妻とは◯年以上、体の関係がない」といっていたとしてもです。 ■K代さん(35歳)のケース 恋愛相談で独身女性から不倫のお悩みが寄せられた際、わたしは「婚期を逃しかねないから早めに辞めたほうがいい」と必ずお伝えしています。K代さんは、自ら別れを告げて別の男性と結婚いたしました。ここまでは順調だったかもしれません。 ですが、K代さんは、結婚してから苦しむことになります。自分が不倫をしていたからこそ、旦那さんも「もしかしたら…」と疑ってしまうのです。そして、夫から軽蔑されたくないため、自身が不倫していた過去は告げることができないといっていました。 この2例だけを見ても、不倫は独身女性の身を滅ぼしかねないことは明らかです。わたしは不倫経験があるオーバー30の独身女性から、たとえいまはしていなくても「不倫をしていてよかった」という言葉を聞いたことがありません。 みなさんも、出会いがなかったり寂しさを覚えたときに、足を踏みいれないように気をつけてくださいね。
2016年02月20日不倫とは、人が踏みおこなうべき道から外れること。なかでも、配偶者ではない相手との男女関係を意味することは、周知の事実です。 独身女性は30歳をすぎると既婚男性から声がかかるケースが増えるといわれています。筆者の周囲でもよく見られ、恋愛相談も寄せられています。オーバー30の独身女性が不倫にハマるとどうなるのか。彼女たちの実体験を紹介します。 ■N美さん(33歳)のケース N美さんはとりたてて美人というわけではありませんが、「結婚したらいい奥さんになるだろうなあ」と思わせる、家庭的な雰囲気を持つ女性です。 数年ぶりに新年会で会ったとき、以前よりずっと美しくなっていました。恋愛コラムを書き、恋愛相談を受けている筆者は職業病で「最近の恋愛事情はどう?」と質問しました。すると、いいづらそうに「うん…相手は結婚してる人なんだけど」と答えました。 相手の男性は、ありがちですが同じ会社に勤務する、前から尊敬していた上司とのこと。批判も受容もせず話を聞きましたが、N美さんが発したある言葉が印象に残ったことを覚えています。 「(不倫は)いまだけだから」 「(奥さんより)もっと早く出会っていれば…」 この2つの言葉に矛盾が生じていることがわかるでしょうか。 不倫関係は「いまだけ=いずれ別れる」といいながら、「奥さんよりもっと早く出会っていれば=奥さんより自分が早く出会えていれば、いまごろ妻の座にいられたかもしれないのに」と、彼との結婚願望をほのめかしているのです。 さらに、「いまだけ」といいながら、関係は1年以上続いているそうです。オーバー30の独身女性ががんばって婚活しているなか、その「いまだけ」をいつまで続けるつもりなのでしょうか。 不倫をする大半の既婚男性は、奥さまに対しては結婚する覚悟を決め、さらに奥さまの結婚適齢期を考慮して結婚する時期まで判断している例が多いのに、相手の独身女性の結婚適齢期はまったくといっていいほど考慮していません。これは、取材でわかっていることです。 それこそが決定的な愛情の差だということに、早く気づいてほしいものです。 わたしは「不倫が奥さんにバレて、慰謝料200万円を請求された女性を知っているよ」と最後に伝えましたが、N美さんには聞きながされてしまいました。 ■Y子さん(36歳)のケース こちらは恋愛相談に寄せられた実話です。Y子さんは、勤務する会社の社長と不倫中。彼にとってY子さんは、仕事の片腕的存在でもあるそうです。「どうしたら彼が奥さんと別れて、公私ともにパートナーになってくれるでしょうか」というご相談でした。 前もってお断りしておきますと、わたしは不倫の相談を数多く受けてはいますが、推奨はしていません。不倫をすると、親しい関係者には打ちあけられないことが多いため、苦しさのはけ口としてしか相談を受けることができないのです。 ですから、必ず「一刻も早くその関係を清算しましょう」とお伝えしています。 ですがY子さんは、「自分のほうが奥さんより容姿が優れていて仕事もできるのに、なぜ」と、またメールを送ってきました。わたしは、「それが彼の答えなんですよ」と返事をお送りしました。そして、それ以降、Y子さんからメールが送られてくることはありませんでした。 この2人のケースでわかることは、不倫中は誰の言葉も耳に入らないという事実です。あなたの周囲に不倫をしている独身女性がいたら、おそらく同じような状態でしょう。 次回もオーバー30で不倫にハマった女性たちの実話をお伝えします。
2016年02月13日「彼が結婚しているとは知らずに付きあってしまった…」 こう嘆く女性、じつは想像以上に多いのです。わたしが受けている恋愛相談でも、こうしたメールが何件も届いています。そんな被害にあわないためには、出会った初期段階で独身といつわる既婚男性を見抜く目を持つ必要があります。その方法が以下です。 ■彼に疑問を持ったら、笑顔で聞いてみよう 1つ目は、「私がだまされるはずがない」あるいは「この人が他人をだますはずがない」という偏見を捨てること。人はどうしても、好印象を持っている相手に対しては、視点が“あばたもえくぼ”になりがちです。 ですが、「私がだまされるはずがない」と思うときは、それ以前に必ず、相手への不信感がわいているものなのです。だから、「~はずがない」という言葉で、自身の直感を打ち消します。 女性の勘は鋭いといわれていますが、直感を侮ってはいけません。世間を騒がせた芸能人の不倫スキャンダルも、発端は女性の直感だったではないですか。 ですから、直感を否定せず、「彼、もしかして結婚している!?」と疑問を覚えたら、彼に笑顔でこう質問してみることをオススメします。 「“まさか”結婚していませんよね?」 この、「まさか」を冒頭につけることが重要です。「まさか」は、そんなことはありえない、またはとてもできない(だろう)という気持ちが含まれた言葉です。 「あなたはそんな悪いことをする人ではありませんよね?」という意味を持つ「まさか」をつけて、笑顔で聞く。彼がうそをついていたなら、罪悪感を刺激されるはずです。 ■もうひと押しして、彼の反応をチェック そして、さらにもう1プッシュ。「友だちが既婚者にだまされたことがあって、その子、彼を訴えたらしいんですよね~」などと、既婚者だと発覚した際の対処法を知っていることを匂わせます。 独身同士であれば、この会話から逃げだす必要はないので、話が続くことが想像できます。彼が既婚者だった場合、その日は平常心を保ってあなたに接するかもしれませんが、後日連絡がなくなるなど、関係をフェードアウトさせていくことでしょう。 基本的に女性は、体の関係を重ねるたびに、相手への愛情も深まっていきます。だからこそ、深く愛する相手から結婚していると告げられても、なかなか関係を解消できないケースもあるのです。しかし、痛い目を見るのは自分です。 驚くべき例もあります。浮気が妻に発覚した男性が、自分と家庭を守ろうとして、不倫相手をストーカーとして警察に突きだしたというものです。 自分の身を守るのは自分の役目。自分を幸せにすることも自分の役目です。このことを忘れないようにしましょうね。
2016年02月06日今年そうそう、世間をにぎわせた芸能人の不倫スキャンダル。独身女性と既婚男性の組みあわせですが、これは“対岸の火事”ではありません。 いまは合コンの場に独身だといつわって参加する不らちな既婚男性もいるようです。実際、わたしが受けている恋愛相談でも、「既婚者だと知らずに付きあってしまった…」と、泣きつく独身女性からの相談がいくつか届いているのです。 ■女性側が法的に裁かれるケースも 結婚していると知らずに交際してしまったら、悪いのは当然、既婚男性です。しかし、結婚していると知ったうえで交際を続けて関係が明るみに出たら、独身女性も法の裁きを受けることになりかねません。 奥さまから慰謝料を請求されたり、勤務する会社にばれるようなことがあれば、取りかえしのつかない大打撃を食うことになります。 そんな人生を避けるためには、独身といつわる既婚男性を初期の段階で見抜く目を持つことが必須です。彼らには共通点があるのです。 ■彼と深い関係になる前にチェックしたいこと 1つ目の共通点が、3つの「お」をかねそなえていること。その3つとは、「落ちついた雰囲気」を持っていて、「オシャレ」で、ある程度自由になる「お金をもっている」点です。 落ちついた雰囲気を持っている理由は、結婚という形で1人の女性を手に入れた経験者だから。本命という奥さまがいるため、結婚願望を持つ独身男性よりスマートに女性を口説きます。 独身といつわる既婚男性がオシャレな理由は、妻というパートナーを得ているのに、男としてのモテたい欲求に抗えないためにしている、モテる努力からくるものです。また、奥さまが洋服のプロデュースをしているため、女性目線でのオシャレな服装になっているケースもあります。 上記2つの要素に加えて、ある程度自由になるお金を持っていれば、女性の注目度は急上昇するはずです。 事実、この3つをそなえている男性から口説かれて、コロッとだまされてしまった女性がいます。彼女は毎回、高級レストランや旅行などのラグジュアリーなデートに連れていかれたといいます。 独身をいつわる既婚男性の共通点2つ目は、積極的に自分から家族の話をしないことが挙げられます。既婚だとばれる家庭環境をみずからは告げず、水を向けられると相手の女性の話にうまく切りかえてしまうため、女性には「聞き上手な人」という印象を与えるのです。 上記3つの「お」と、自分から家族の話を避ける人が全員「独身といつわる既婚者確定」だとは断言しません。 しかし、相手をむやみに信じず、体の関係になる前に真実を確かめたほうがいいというのが、恋愛相談を受けてきて実感していることです。たとえ独身だったとしても、婚約中の恋人がいて自分は遊びの対象だった、というお悩みも寄せられたからです。 その「真実を確かめる方法」については、次回お伝えします。
2016年01月30日「婚活」という言葉の流行とともに出現した「婚活疲れ」。お見合いやパーティに参加すると、それほど好きでもない相手からふられるケースもあります。 そのため、婚活を続けると心身ともに疲労してしまうことも想像にかたくありません。今回は、そういった状況に陥ってしまい抜けだせなくなったときの対処法をお伝えします。 ■既婚者からのダメ出しは聞きながすべし 「どうして結婚しないの?」「子どもは産んでおいたほうがいいよ」。 結婚したいのにできない女性に対するこれらの発言、筆者も独身時代はさんざん浴びせられたものです。既婚者からのダメ出しや毒を含んだアドバイスは、聞きながすに限ります。 というのも、結婚したからといって、「なんの苦労もせず悩みもなくただただ幸せ!」という夫婦など、世のなかにはいないからです。 夫婦には、夫婦それぞれの苦労や悩みがあるもの。独身者にダメ出しや毒吐きをする既婚者は、自分たちが抱えているそれらの“闇”から、いっときでも目をそらしたいと考えています。 結婚したことが偉いわけでもなんでもないのに、独身者より優位に立とうとしているだけなのです。 なかには本当にあなたのことを思ってくれている人もいることでしょう。その場合、同情するそぶりは一切見せずに、「結婚だけが幸せじゃないよ」と、結婚生活が大変であることを匂わせながら伝えてくれるはずです。 ■「結婚したい!」という考えからいったん離れる 「結婚することをあきらめた途端に彼ができた」 取材や知人女性から多く聞いた言葉です。たとえば、「彼がほしい!」と強く願っているときはできなかったのに、「しばらくいいかな」と思った途端、彼ができたというケース。自分の経験はもちろん、友人や知人から聞いたことがある人もいることでしょう。 「がむしゃらに、できる限りのことをして、もう打つ手なしと実感できるまでがんばったら、一度完全に手放す。すると、向こうから転がりこんでくる」 以前、なにかの書物で読んだ記憶があるのですが、結婚に関しても同じことがいえます。というのも、わたし自身が同じ経験をしたからです。 「結婚は、もうしなくていいかな。自分が年寄りになるころには独居老人も増えているだろうから、独身が肩身の狭い思いをすることもないだろう。たとえ夫がいたとしても、一緒に死ぬことはできないから、最後は独りになるだろうし」 本気でそう思っていた時期もありました。そして、ひとり暮らし用の分譲マンションを探しはじめました。ペット飼育可能で防犯面に優れていて、いずれは売却できる可能性も秘めていること…。 ほかにも条件はありましたが、仕事の合間に真剣に物件探しをしていたら、出会うことができたのでした。 …という話をすると、「わたしも!」と共感してくれる女性の多かったこと。一度完全に「結婚したい」という思いを手放したい人には、「自立」をオススメします。 ■経済的に自立した環境をつくる 完全に自立していないからといって、婚活疲れから逃れられないわけではありません。 しかし、自分で稼いで自分で食べて行く力があると、結婚しなかったときの人生設計が立てやすくなると実感しています。結婚した場合としなかった場合のどちらも思いえがきやすくなるため、婚活疲れからも解放されやすくなるのです。 以上、婚活をがんばりすぎて疲れてしまったみなさんの一助になるとうれしいです。
2016年01月23日「男性と比較すると、女性は初対面で今後の縁の有無を即断する傾向がある」 上記は結婚相談所に勤務する知人女性が、なげくようにいっていた言葉です。 ■ピンとくる相手を探す=白馬の王子様探しと同じこと かしこまったお見合いの場ではなくても、結婚を望む女性が陥りやすいマイナススパイラルではないでしょうか。 かくいう筆者自身も、結婚前に、このマイナススパイラルに陥った経験があります。いま思いかえしてみると「なんと浅はかな…」と自分を嘲笑したくなるものです。 当時は、ピン! と来る相手になかなかめぐりあえず、次に会うかどうかの白黒を初回ではっきりつけていたのです。 それを何度かくりかえして気づきました。そもそも、ピン! と来る相手には、簡単にはめぐりあえないという、シンプルな事実に。そういう相手を探すこと自体が、「白馬の王子様」を待つ幼稚な考え方と大差がなかったのです。 そこで、発想の転換をすることにしたのです。好みのタイプではない相手でも、すぐに縁を切ることはせず、まずは長所を3つ見つけることにしました。 この方法は、会社員時代、嫌いで嫌いでどうしようもなかった上司の長所を3つ発見し、嫌いな気持ちをセーブした体験からヒントを得ました。 ■相手が自分の理想に近い男性になる可能性も 先出の知人によれば、女性との接触経験が少ない男性と、それなりに経験を積んだ女性がお見合いするケースも珍しくないそうです。ですが、話が盛りあがらないため、次回につながらずに終わってしまうことが多いとか。 女性との接触経験が少ないということは、女性をリードすることはもちろん、女性がよろこびそうな言葉をかけられないということでもあります。 ですが、はたしてこれを“即縁を切る理由”にしていいのか、というのがわたしの考えです。女性慣れしていないということは、ちがう角度から眺めれば、自分の理想に近い男性になってくれる可能性を秘めているといえるからです。 「そうじゃなくて!」と、強く相手を否定するよりも「こうしてくれたらうれしいな」と、ことあるごとに伝えていけば、フィーリングが合うカップルに成長できることもあるのです。 長所と短所は背中あわせです。つまり、自分が短所だととらえた裏側をのぞいてみることで、相手の長所が見えやすくなります。 この視点を忘れず、とりあえず相手の長所を3つ、見つけるようにしてみてください。2つまでは比較的簡単に見つけられますが、3つ目はなかなかむずかしいものです。 誰に対しても長所を3つ見つける訓練をすると、自分がいかに相手のことを辛口採点していたかにも気づけます。 相手の短所より長所に目が行くようになると、周囲がいい男だらけに見えてくるから不思議です。もちろん、生理的に受けつけないと感じる相手とは、この方法で無理やり縁をつなげる必要はありません。 しかし、出会いがないといいながらも、すぐに縁を切ってしまう人には、一度試していただきたいです。 恋愛面のみならず、仕事で合わない人にもこの方法はオススメです。自分自身が、いまよりもっと生きやすくなるはずですよ。
2016年01月16日オーバー30の女性が結婚を考えたとき、避けるべき男性の特徴を過去2回にわたってお伝えしました。 じつは、まだまだあるのです。今回で最後になりますが、ぜひ参考にしてみてください。 ひとつめが、「自分の価値観を押しつけながらも相手の価値観を受けいれない」男性です。ある女性の実体験を記しましょう。 ■価値観の共有が一方通行でしかない 彼女の恋人は、彼女が嫌いな食べ物であっても、自分の好物は「いいからとにかく食べて!」と強制する男性だったそうです。彼が食を通じて自分と価値観を共有したいのだろうと、最初は彼女も無理にでもチャレンジしていました。 彼女が彼の好きな食べ物に挑戦したのと同様に、自分の好物なら彼も受けいれるだろうと、彼女は予想します。しかし、実際に勧めてみたところ、がんとして受けいれず、ひと口も食べようとしなかったそうです。 たかが食の嗜好(しこう)のちがいと片付けられる問題ではありません。彼と一緒にいるかぎり、相手の価値観を押しつけられながらも自分の価値観を受けいれてもらえない日々を送ることになるのです。 ささいなことがらから、人間性が見えてくることはよくあります。彼女が例の彼とテレビを見ていたときのこと。テレビに出ている女性タレントを見た彼が「この子、かわいくて好きだ」といいました。 彼女はその女性タレントに対して、好ききらいなどの印象を持っていなかったため、「そうなんだ」と答えたところ、彼からはこんなことをいわれました。 「なんでかわいいって思わないの? 自分より若くてかわいいから嫉妬しているんじゃないの?」 驚がくですね。彼は自分の価値観を押しつけるどころか、「俺のいっていることや感じていることは、すべてにおいて正しい」と信じこんでいる“俺サマ”だったのです。 こういった男性とは話しあいすらままならないものです。オーバー30のみなさんは、彼女を反面教師にして、ささいな言動から彼の本質を見きわめるようにしてください。 ■クレジットカード払いが多い もうひとつめが、「なんでもクレジットカードで支払う」男性です。以前、取材したファイナンシャルプランナーさんが、こんなことを教えてくれました。 「ポイントをためるために賢く活用するならいいけれど、うまく使えない人のほうが多い。とくに食費をクレジットカードで支払うと、家計が破綻しやすい」 わたし自身が、フリーランスという月々の収入が安定しない職業に就いているせいか、クレジットカード払いの多い人に疑問を持ってしまうことも事実です。 実際に、支払いのほとんどをクレジットカードですませている男性に「いまこの段階で、今月いくら引きおとされるか把握している?」と質問したこともあります。何人かに聞いたところ「わからない」という答えが大半でした。 現代は、いつリストラされても会社が倒産してもおかしくない時代です。数か月後に給料が確実に振りこまれると、なぜ断定できるのでしょうか。 振りこまれる前に職を失ってしまったら、引きおとされる金額はまかなえても、先の生活が不安になることは目に見えています。未来に振りこまれるであろうお金は、まだ自分のものではないのです。 だからといって、クレジットカードを否定しているわけではありません。先のファイナンシャルプランナーさんのように、賢く活用すればいいだけ。 ただ、これが生活をともにする夫となると、話が変わってきます。クレジットカードはお金の動きを目で見て確かめることができないため、気づいたら夫が借金をしていた、というケースもあるからです。 クレジットカードに関しては、性別問わず当てはまることといえます。クレジットカード払いの多い人は、貯金をしていないケースが多かったことも取材でわかっています。 オーバー30の女性のみなさんの貴重な時間を有効に使うためにも、上記2つに当てはまる男性に出会ったら、「即撤退!」を強くオススメします。
2016年01月02日「できる限り早く結婚したい」と考えているオーバー30の女性は、時間がないと焦っている人が大半です。時間がないからこそ、相手選びは慎重に、そしてまちがったりはしたくないと強く思っているのではないでしょうか。 では、まちがった相手選びとはなんでしょうか。具体例を挙げればきりがありませんが、仕事で恋愛相談を受けてきて、わたしが実感しているのが、以下に当てはまる男性です。 ■恋人との関係を自然消滅させた経験がある これは、自然消滅「させられた」側には当てはまりません。そして、元恋人からDVなどの被害を受けた、ストーキングされたなどの異例も除きます。 2年ほど前からでしょうか。「彼に関係を自然消滅された」と嘆く声が、なぜか20代半ばから30代後半の女性たちから激増しました。彼女たちはまず、彼からの連絡がどんどん減っていくことに悩み、そしてついに連絡が来なくなって相談を寄せてきます。 これも恋愛相談を受けつづけてきてわかったことですが、基本的に女性は恋人から別れを告げられたとき、その理由を対面ではっきりと聞きたがるものです。 自然消滅されるという形では理由がわからないため納得できず、相手に気持ちが残ってしまいやすくなるのです。そして、貴重な時間を浪費してしまうのです。 関係が浅い段階で、男性に過去の恋愛のことをたずねたとしても、「自然消滅させた経験がある」などとは答えないと思います。 ただし、自然消滅「させた」経験者の共通点を把握しておけば、まちがった相手選びを事前に防ぐことは可能でしょう。その共通点が次にあげる項目です。 ■問題を解決せずに先送りするクセがある=“逃げグセ”がある 自然消滅「させる」側の人間は、別れたい理由を告げるという面倒なことを避けたがります。そのため、問題を放りだして逃げてしまうのです。 “逃げグセ”を持っているかどうかは、日ごろの言動でわかります。女性側が問題を解決するため話しあおうとすると、「いまはそういうことを話すときではない」「そういうむずかしいことはわからない」などといいわけをして、問題を先送りするのです。 “逃げグセ”のある男性と結婚すると、苦労することが目に見えています。面倒くさいことから逃げるということは、女性側に負担が強いられることにつながります。結婚式や義実家・親戚付きあい、家事、子育て、金銭面、老後…あらゆることが女性にのしかかることも想像に難くないのです。 ですから、自然消滅させられた女性から相談を受けるとわたしは、「別れて正解だった」と伝えています。“逃げグセ”があるかどうかは、みなさんもきちんとチェックするようにしてくださいね。
2015年12月26日オーバー30の女性で、結婚願望がありつつも現在恋人がいない人は、「次に付きあった人とは結婚する」と考えていることが多いと思います。 わたしの知人にも婚活に励んでいる女性がいますが、自身の年齢が気になり焦ってしまい、「その人はやめておいたほうがいいのに…」と、感じる男性と交際しているケースがちらほらあります。 初婚の人の場合、結婚を考えられる相手と付きあいたいと思いながらも、「結婚したことがないのに、結婚に向いている男性像などわからない!」というのが本音ではないでしょうか。 結婚に向いている男性像はわからなくても、避けるべき男性の特徴はあるのです。そのひとつめをこれからお話します。 ■結婚後も仕事を続けることを応援してくれる…の次が肝心 結婚後も女性がバリバリ働くことを望み、応援してくれている。ここまでは理想的だといえます。しかし、前提として女性が家庭的であることを絶対条件にしている男性は気をつけたほうがいいでしょう。 加えて、男性自身が妻を専業主婦にするほどの収入を稼いでいない、もしくは収入はあるけれど、妻にも自分と同等の生活費を入れてほしいと望んでいる場合は、完全にアウトです。 さらに追加すると、家事が苦手で、結婚後の家事はすべて妻に任せようと考えている男性は、お話にすらなりません。 ■ある質問で、避けるべき男性を見きわめる かなり前のことですが、テレビで放送していた婚活現場のドキュメンタリー番組で、このようなタイプの男性を見たことがあります。正確な年収は忘れてしまいましたが、男女ともに700~900万円のゾーンだったと記憶しています。 その男女が結婚相談所で出会い、互いの結婚観について話しあっていたときのことでした。女性が「結婚後も仕事は続けたいと考えています」と伝え、男性も「働くことは応援します」と答えたあとの会話が衝撃的でした。まずは、女性がこう質問しました。 「仕事が忙しいときは、夕飯をつくることができない日もあると思います。そういう日は、おそうざいを買ったり、外食でも大丈夫でしょうか」 すると男性は、自身は家事がまったくできないのに、はっきりとこう答えたのです。 「それは困ります」 自分は料理ができないけれど、手抜きは困るというのです。自分勝手きわまりない価値観で、テレビを見ていた当時、独身だったわたしは、「こういう人は、たとえスペックがよくても無理!」と感じたことを覚えています。 「女性が働くことを応援する」という意見は、生活費を削られたくないという腹黒い人生設計の“隠れみの”です。こういう男性は、自分と同等の生活費を入れてくれたうえで、家事全般を担ってもらうという、“家政婦”以上の女性を求めているだけなのです。 当然ですが、彼らは破談。関係が浅い段階で男性の正体がわかったのですから、時間を浪費せずにすんだともいえるでしょう。 しかし、わたしの知人のなかには、このタイプの男性だと知らずに付きあってしまった女性がいるのです。結婚を意識するようになったふたりが将来のことを話していたとき、彼にこういわれたそうです。 「生活費は半分、出して“あげる”よ」 この男性も先のテレビに出演していた男性と同じく、家事はまったくできません。手伝う気もなかったそうです。 結婚すれば女性側の負担が激増することは確実なのに、“あげる”と、なぜか自分が上、女性が下という扱いをしていたそう。女性は興ざめして、楽に別れを決断できたそうです。 この手の男性を避けるためには、テレビに出ていた女性と同じような質問をしてみるといいでしょう。わたしも実際に質問していました。自分の彼が結婚相手として避けるべき相手かどうかをチェックできるので、オススメですよ。
2015年12月19日刺激が少ない男性のほうが結婚相手に向いている理由を、「結婚すれば、刺激はいやでも夫婦の外部からもたらされるものだから」と、前回お伝えしました。 そして、相手から刺激を受けるかどうかよりも、夫婦は価値観が共有できるかどうかが肝であることも。そもそも、刺激を結婚相手に求めること自体がまちがっているのではないかと、わたしは感じています。 ■退屈な日常は夫婦の歴史でもある 夫婦は日常的な“退屈”に慣れて絆を深めていく、運命共同体です。起きてから出社までの段取りや帰宅してから就寝までのスケジュールは、時間的には変則があっても、基本的には毎日変わらないもの。日々変化するように工夫する人は少ないはずです。 たとえば、朝、軽くシャワーを浴びてから朝食をとり、身じたくするという順番が決まっているとします。その段取りを毎日アレンジする人が少ないように、夫婦も淡々と同じ毎日をくりかえし、積みかさねていくものなのです。 同じ毎日のくりかえしは必然的に退屈へと変わっていきます。しかし、退屈に慣れた時間が長くなればなるほど、人はその時間を失いたくない、と考えるようになるのです。 そして、困難が生じたときには夫婦で立ちむかって解決することで絆が深まります。退屈な毎日を取りもどして、そのありがたみを実感するのです。 仲むつまじいご夫婦の夫側に話を聞いたとき、「妻とは“歴史”があるから」「妻は苦労した自分を知ってくれているから」と語っていました。 これは、外でなにが起きても家に帰れば安穏とした日常があり、それを失いたくないという気持ちの現れです。夫婦間に刺激など不要という好例ではないでしょうか。 ■まずは、自分の人生を見直してみる 男性に刺激を求めてしまう女性に一度、考えてみていただきたいことがあります。それは、自分の人生に刺激がないから相手に与えてもらおうとしているのでは、ということ。別の視点から自分の気持ちを客観視していただきたいのです。 オーバー30の女性のみなさんは、クリスマスや年末年始、バレンタインデー、ホワイトデーなどのイベントを何度か経験していることでしょう。相手は変わっても、行う内容はほぼ同じ、という現実に向きあっているかと思います。 仕事が楽しくて刺激を受けている女性がいる一方で、単調な仕事に飽きている人もいるかもしれません。 自分の人生に刺激がないから相手に与えてもらおうとするのは、人生に真正面から向かっていない証拠ではないでしょうか。人生の問題解決から目をそらして相手にばかりゆだねていると、“借りものの人生”を生きることになってしまいます。 離婚や死別で相手を失ったらなにも残らなかった、という結婚生活にならないためにも、一度しっかりと考えてみてくださいね。
2015年12月12日「自分に刺激を与えてくれる、あるいは刺激を与えあえる人がいい」 オーバー30の女性たちに「結婚したい男性のタイプ」を聞いたところ、こんな答えをもらったことがあります。 はたして「刺激」とはなんでしょうか。出会ったころのドキドキ感や、相手の知識や経験が自分より豊富なこと、または相手がサプライズ上手なことを「刺激」とするなら、刺激とは「異物」にほかなりません。 自分のなかにはない「異物」だからこそ、心を揺りうごかされたり、たかぶったりするのです。 ■結婚に必要なのは価値観の共有 結婚という日常生活を送るなかで、必要かつ重要視しなければならない条件は、相手と価値観を共有できるかということです。なにかトラブルが起きたときに、話しあいができる環境をつくっておこうという約束も、これに含まれます。 ところが、刺激という「異物」を有する相手とは価値観が一致しないこともあるため、話しあいができる環境すらつくれない可能性があるのです。 これは、わたしが受けている恋愛相談のなかで、特に女性から多くよせられるお悩みのひとつでもあります。メールでいただいた相談内容を読んでいるだけで「価値観が合っていない」という印象を受けます。意見をすりあわせようとすると、ケンカに発展してしまうこともあるようです。 そこでわたしはまず、いい方を変えてみるようお伝えしています。男性と女性では、同じ言葉でも受けとり方がことなるケースが多々あるからです。男性に寄りそうようないい方に変えて相手の反応を見てもらうのですが、うまくいかないケースがほとんどです。 「異物」を有する相手とは、物ごとに対する考え方が根本からあっていないことが多いからでしょう。結婚相手に刺激を求めているかぎり、悩みは解決されることはないということです。 くりかえしますが、生活に刺激という「異物」は不要です。結婚すれば、刺激はいやでも夫婦の外部からもたらされるものだからです。 ■日ごろから価値観のすりあわせをしておく 当たり前のことですが、結婚はふたりのためだけのものではありません。結婚すれば互いの両親や親戚付きあい、子どもができれば子どもにまつわるトラブルなど、あらゆる刺激という「異物」に取りかこまれます。 トラブルが起きたときに必要なのは、夫婦間で刺激を与えあうことではありません。価値観の共有こそが、もっとも必要なのです。 私ごとで恐縮ですが、先日、母親が突然入院しました。わたしは取材が何件も入っていて、入院当日にどうしてもお見舞いに行く時間をつくることができませんでした。そのことを夫に伝えると、わたしの代わりに時間を調整して病院へ行ってくれたのです。 これは、普段から「相手の親を自分の親と同様に大切にする」という価値観のすりあわせをしていたからです。 価値観が共有できる相手からは、あまり刺激は受けられません。「自分も同じ考えだ」あるいは「相手の意見に賛同できる」と思えるからです。その分、価値観が共有できる相手とは強固な信頼関係を築くことができ、それがほかの相手からは得られない安心感につながります。 相手に刺激を求める、または与えあいたいと考えているオーバー30の女性のみなさんには、ぜひ、「刺激が少ない男性のほうが結婚相手に向いている」という現実を心にとめたうえで、お相手探しをしていただきたいです。
2015年12月05日出会いがない女性が人材を“掘り起こし”する1つの方法として、同窓会を開催すること、そして同窓会を開く際にFacebookを活用していただきたいこと、を前回お伝えしました。 しかし同窓会を開くまでに至らなくても、“掘り起こし”に活用できるのがFacebookの利点です。 というのも、じつはわたし自身がFacebook婚でした。まさか自分がSNSを通じて結婚相手を見つけるとは予想もしていなかったので、いまだに驚いています。 ネタの1つとしてブログに書いたところ、多くの方が「じつは自分も……」と教えてくださったので、案外メジャーな出会い方であることも知りました。 ■婚活でFacebookを活用する際の注意点 とても便利なFacebookですが、活用するときに2つだけ注意をしてほしいことがあります。 1つめは過去、恋愛感情を持つことができなかった相手からの誘いを簡単に断らないこと。 昔が駄目だったから今も駄目、ということはないのです。 むしろ、お互いに成長し、結婚への価値観が変わった後で会うことで新たな発見をし、結婚につながる出会いになることもあるからです。 簡単に断ってしまうことは、出会いの幅をみずから狭くしてしまうことにほかなりません。 2つめは、交際の約束ナシに体の関係に至った相手とは、いくら再会を求められても応じないこと。 そんな相手とFacebookでつながり続けているはずがない、と思う人もいるかもしれませんが、学生時代などのグループが同じで、自分だけ抜けているのは違和感があると感じ、つながっている人も多いはず。 当時、相手に持っていた淡い好意を記憶から引き出して、期待を寄せること自体が間違っています。 また同じような扱いをされる可能性も高く、傷つくのは自分だということを忘れないようにしてください。 ■探すべきポイントとは…? Facebookを活用する際に注目してほしいのは、“社会人スポーツチームに所属している男性”を探してみることです。 これはわたしが夫の草野球チームを観戦したときの体験ですが、対戦相手のチームにステキな男性が何人もいたのです。 試合場所が遠いからと呼ばなかった、独身の女友達を「呼んでいれば…」と、とても後悔したのを覚えています。 婚活パーティーのように、1人の男性との短時間の会話でその後を決める必要もなく、お願いすれば仲を取り持ってもらうことも可能です。 社会人のスポーツチーム(あくまでも趣味で楽しんでいるチーム)は試合後、反省会という名の飲み会をひらくことが多く、その場に呼ばれたときが仲を深めるチャンス。 ざっくばらんな空気のなかで、ゆるく長く、相手を知りながら関係性を深めていくことが可能です。 出会いはどこに眠っているかわかりません。昔の知人が、今はよい方向に変身しているかもしれないということを忘れず、婚活に励んでみてくださいね。
2015年11月28日行動に移さなければ何も起きないからこそ婚活をしているのに、いい人に出会えない。そう嘆くオーバー30の女性たちの声を数多く聞いてきました。 婚活で相手探しをしても、見つかるとは限りません。実はもう、結婚する相手とはすでに出会っているかもしれないのです。 もしすでに出会っているとすれば、相手は過去の人間関係の中にいます。出会いがないと嘆く女性のみなさんは、一度、過去の人材の“掘り起こし”をしてみてはいかがでしょうか。 “掘り起こし”ができる最適な場が、同窓会。 でもみなさん、幹事をしてまで出会いを求めるのは面倒くさいと感じてしまいますよね? その面倒臭さを乗り越えてでも同窓会は開く価値があると、わたし自身が先日、同窓会に参加して実感しました。 参加したのは中学校の同窓会。卒業してからかなり長い時間が経過していますから、顔を見ただけでは誰だか思い出せなかった人もいました。 当時と見た目があまり変わらないというか、男らしさが加わり、昔よりも人目を引くいい男に成長した独身男性がいたことも事実です。 昔、一度でも会話をしたことがある相手となら、当時の思い出がよみがえり、急速に心を打ち解け合うことができます。 話したことがなかったとしても、同じ学校生活を送った仲間意識のようなものが芽生え、婚活で知り合うよりも断然、仲良くなるスピードが早いものです。 今はSNSがありますから、Facebookで同級生に呼びかけてみるのがもっとも手っ取り早い方法です。 ちなみに、同窓会には既婚男性も多くいることも忘れないでください。 独身女性のみなさんはよく、「いい男ほど結婚している」と言いますが、結婚しているとわかったら、どんなに素敵な人でもどんなに優しくされても、恋愛対象としては見ないことです。 同窓会で手軽なセフレを探す不届き者もいます。不倫に費やす時間はありませんから、企画する際は心しておいてくださいね。
2015年11月14日「誰かいい人がいたら紹介して」 男性との出会いに恵まれない状況で、こうした言葉で周囲に声かけする女性は多いのではないでしょうか。実際に、わたしも独身時代、友人たちにお願いした経験があります。 お願いする場合、「優しい人なら」「見た目は問わない(でも、実際に会うとこだわりを見せる)」など、条件があいまいだと紹介してもらえないことは、もはや定説です。 これ、フリーライターが出版社から仕事をもらう際にも同じことがいえます。「なんでも書けます」では、具体性に乏しいため、仕事をオファーする編集者が、どんな仕事を頼めばいいかわからないからです。 これを異性の紹介に置きかえると、あいまいな条件では紹介をこわれた側が、どんな異性を紹介すればいいのかつかめません。結果として、誰も紹介できないということになります。 ですが、今回お伝えしたいことは、どう具体性を出せばいいのかということではありません。それよりももっと前の段階、周囲に「誰か紹介してほしい」という前にするべき、自分のなかでの準備です。 ■自分が相手になにを与えつづけられるかを考える 相手の見た目や年齢、仕事内容、年収、性格など…。女性は結婚を真剣に考えれば考えるほど、相手が自分になにを与えてくれるかにこだわってしまうことが珍しくありません。 しかし、相手の条件をあげるまえに、自分が相手になにを与えつづけられるかを考えることが先決です。相手になにをあたられるかがわかってから、紹介をお願いするなり、出会いの場に足を運ぶなりするといいでしょう。 愛した人になにを与えつづけられるかを考えることは、すなわち自分を知ることにもつながります。自分を深く知り客観視することができれば、競争率が高そうな相手に無謀なチャレンジをすることもなくなります。 ある女性のケースを例にあげてお伝えしましょう。その女性は、男性の目を引くほどの美ぼうの持ち主で、30代後半。30代後半で美人というと、女性としての価値がないとネット上ではたたかれそうですが、いまはバツイチも含めると、同年代の独身男性も大勢います。 そういった男性たちからは、事実もてていました。ですが彼女は、どんな男性と出会っても、「フィーリングがあわない」という理由で、すぐに縁を切ってしまうのです。 30代後半にして美人ですから、おそらく若いころは、いまより相当、もてていたはずです。その彼女が「フィーリングがあわない」と発する真意は、自分とは釣りあわない、または自分が求める条件とは合致しないという意味であることは、女性のみなさんなら予想できるでしょう。直接耳にしたわたしにもなんとなく、わかりました。 これこそが、自分が相手になにを与えつづけられるかをかえりみず、相手にばかり求めてしまう顕著な例です。 残念ながら、見た目はいずれおとろえますから、相手に与えつづけられるものではありません。その見た目にすがり、いつまでも自分が相手を「選ぶ側」であるとかんちがいしているのです。 ■太陽光の降りそそぐなかで、自分の顔をじっくり眺める 彼女のように、過去、かなりもてた経験者ではなくても、まずは自身の見た目を客観視することをオススメします。客観視するもっとも手っとり早い方法は、自然光、つまり太陽の光が降り注ぐなかで、自分の顔を鏡で眺めることです。 取材で女性の出演者を撮影する際、20代であれば太陽光の下でもOK、30代以降は見た目により撮影場所を考えるという、暗黙のルールがあります。30歳をすぎると人はどうしても顔に陰りができ、それが太陽光の下だと如実にさらされてしまい、さらに老けて見えてしまうからです。 この、20代とはちがう自分の顔を客観視することで、「内面で相手に与えつづけられるものはなにか」を懸命に考えられるようになります。 これはわたしが実践した方法で、相手に求めるより先に自分をこころみるという結論を導きだすこともできました。みなさんも試してみてはいかがでしょうか。
2015年11月07日近ごろ、婚活ブログを読むことが習慣となっています。ある日ブログを読んでいると、こんな記述がありました。 「婚活は洋服代にお金がかかる」 婚活パーティに行くときや、マッチングした相手とのデートで着る洋服の費用がかさむ、という意味なのでしょう。 じつは婚活する際、洋服にお金をかける必要はありません。ほかにもっと気を使わなければならない部分があり、そちらを優先したほうが婚活は成功しやすいからです。 ■洋服よりも、パーツを磨いて印象アップ 洋服よりも気を使わなければいけない部分。それは、「肌・髪・歯」です。なぜかというと、男性が第一印象で見ているパーツが、この3つだからです。 女性が男性を細かく観察してしまうのとは対照的に、じつは男性は、第一印象ではぼんやりとしか相手のことをとらえていません。 たとえば、前に会ったときと同じ洋服を着ていたとしても、バッグなどのアイテムを変えるだけで、同じ洋服だとわからない男性もいるほどです。 相手の着ているものをあまり気に留めていないからこそ、男性は女性の洋服の買い物に付きあわされることが苦手です。 また、ぼんやりと相手の印象をつかむからこそ、年齢を重ねた美人よりも、若くてそこそこかわいい子に目が向く、という習性があります。 男性から「若く見られるか」を左右するパーツが、冒頭で述べた「肌・髪・歯」なのです。 「肌と髪と歯のケアなんて、基本中の基本。毎日お手入れをがんばっている」という人は、さらに磨きをかけましょう。 たとえば髪型の場合、「髪は顔の額縁」といわれていますから、自分に合ったヘアスタイルをしているかどうかが最大のポイントとなります。また、洋服代にお金を費やすよりも歯のホワイトニングに使ったほうが、費用対効果が高まります。 ■美肌効果のあるデコルテと年齢の出やすい首のケアはとくに重点的に 肌、とくに顔のお手入れには力を入れている女性も多いはずです。一方、首やデコルテはきちんと顔と同様のお手入れをしているのでしょうか? デコルテは“天然のレフ板”と呼ばれています。レフ板とは撮影時、被写体に光を当てる反射板のこと。つまり、デコルテが美しく輝いているだけで、顔の肌までキレイに見えるのです。 デコルテの美しさをキープできていれば、少し首元が開いたワンピースを着ただけで、男性に清潔感がある印象を与えられます。 もうひとつ、年齢を左右するポイントとしてケアを怠ってはいけないのが、首のシワです。 以前、肌がものすごく美しい女性に会ったときに、ふと首に視線を向けたら、深いシワが何本も刻まれていて驚いたことがあります。顔の肌が美しくても首にシワがあるだけで、実年齢から5歳は加算されてしまうという印象を受けました。 顔はもちろん、首やデコルテを含む肌や髪、歯に気を使うべきと断言できるのは、これまで数千人単位のタレントさんを取材してきて実感しているからです。 10年以上観察しつづけた結果、「肌・髪・歯」が美しい女性は、服装で若作りをしなくても若く見えることがわかりました。 逆にどれだけ年齢が若くても、この3つが磨かれていないと男性に残念なイメージを与えてしまいます。顔はメイクさんがキレイに整えてくれるからこそ、ほかのパーツとのギャップが出てしまうのです。 サイトでの婚活や婚活パーティ、お見合いは、事前に相手のプロフィールを確認できますから、男性側も女性の年齢を把握したうえで、アプローチします。 とはいえ、女性の年齢を受け入れてはいても、大半の男性が結婚をしたら子どもを望んでいます。「若く見える=この女性となら子どもを作ることができる」と本能で判断するのが現実です。 無駄にチャンスを逃さないためにも、「肌・髪・歯」の3つのパーツ磨きを入念に行ってみてくださいね。
2015年10月24日家族仲が良好で、とくに母親とは仲がよく、なんでも話せる間柄。 職業を問わず女性にインタビューをすると、こういった回答が増えている印象があります。なかには反抗期の経験すらなく、母親とはいわゆる“友だち親子”の関係です。 わたし自身は反抗期が長かったため、最初は彼女たちのエピソードを聞くたびうらやましさを感じました。 しかし、この“友だち親子”の関係に甘んじたまま、娘が結婚適齢期を迎えると、適度な距離を保つ難しさを目の当たりにしたのです。 ■母娘の共依存関係が続いた結果… “友だち親子”の場合、自活できる経済力を持つ娘が、いつまで経っても実家暮らしをしていることが少なくありません。 料理、洗濯、掃除など、家事全般を母親がしてくれているうえに、関係が良好ですから、居心地のよさを手放せない娘が実家を出ないのは、当然とも言えます。 また、娘が30歳をすぎても親が一人暮らしを禁止しているケースもあります。 そして、この生活が長く続けば続くほど、「親離れできない娘」と「子離れできない母」という、共依存母娘の関係が固定しやすくなるのです。 共依存関係に陥ると、関係を解消するのは困難です。実家暮らしをしているある30代女性は、母親からこういわれて愕然としたそうです。 「もう結婚しなくていいから、老後の面倒を見て」 これが、老いを自覚した母親に家事全般を任せて頼りきった結果なのです。 経済力があるのに実家暮らしを続けている人は、本来かかる家賃や光熱費、食費などをカバーできるほど、家にお金を入れていないケースが大半です。その不足分は親が補ってきたということ。 親は全力でバックアップし続けてきたのですから、弱ってきたら上記のような本音を吐露するのは自然なことと言えるでしょう。 ちなみに、わたしが知る限りでは、母親からはこのようにいわれた例があっても、父親からいわれた例はありませんでした。40代で実家暮らしをしている女性もいますが、こういわれる日も近いはずです。 ■共依存母娘から抜け出す方法とは? では、共依存母娘関係から脱出するにはどうしたらいいのか。 もっとも手っ取り早い方法が一人暮らしをすることです。 母親の過干渉をグチる友人には全員、勧めてきましたが、なぜか彼女たちは決意しません。しない、というよりも、居心地のいい「今」だけしか見えていないため、5年後、10年後の未来を想像できていないのです。 そして、共依存から抜け出せないまま結婚し、結婚後も共依存し続けている母娘もいます。 すぐに一人暮らしを開始することが難しい場合は、実家がある地域の一人暮らし向けの部屋の相場の家賃、光熱費、食費、雑費を家に入れてみてください。 そして、自分のぶんの料理、洗濯、部屋の掃除をする。本当は一人暮らしをするほうが楽ですが、実際にこの方法で共依存から脱出した女性もいます。実行してみれば、どれだけ自分が親に依存していたかも把握できるはずです。 ■母親と決別する最大のメリットは、新しい自分を発見できること 一人暮らしをするか、相応のお金を実家に入れるか。こうアドバイスすると、ほとんどの人は実行しません。ですが、ここまでしても母親と心身ともに決別するメリットがあります。 それは、本当の意味での自立を果たせること。みなさん、結婚する相手には自立していてもらいたくありませんか? 自分が自立していないのに、相手に求めるのは無理な話。それを世間では“高望み”と呼ぶのです。 母親と心身ともに決別して自立することには、もうひとつのメリットがあります。それは、「自分が思っていたよりもなんでもできる自分」を発見できること。 共依存関係の場合、母親が「あなたはなにもできないから」といって娘の手助けをし、母親自身が娘になにかをしてあげることで、存在意義を見出していることが少なくないからです。 もちろん、実家暮らしをしていても母親と共依存状態ではなく、自立できている女性もいます。ですが、悪い意味で母親に甘えを自覚している女性は、ぜひ一度、真剣に考えてみてくださいね。
2015年10月17日「これだけのことをしたのに、どうして彼に振られてしまったのでしょうか。愛情表現をすることは悪いことなのでしょうか。これからどうやって人を愛せばいいのかわかりません」 寄せられる恋愛相談では、こういった女性の悲痛な叫びが寄せられることが珍しくありません。「君といると自分がダメになる」という理由で、恋人に去られてしまうのです。いわゆる「尽くしすぎ」です。 では、「尽くす」ことと「尽くしすぎる」ことの違いとは何でしょうか。 ■「尽くしすぎ」でモラハラになるケースも 「尽くす」とは、「精を出す」「夢中になる」「ある限り出す」という意味です。この字面を見ただけで、惜しみなく相手に愛情を注いでいることがわかります。 それなのに「すぎる」まで尽くしてしまうと、相手にとっては負担になるだけ。尽くしすぎるほど尽くされるほど、自分は同じ分量だけ返せないと感じてしまうからです。 また、されることに慣れて甘えが日常化し、ダメ男に成り下がってしまうケースもあります。 ですが、じつはこの手の相談、とても多いのも事実。別れを切り出されるケースもあれば、彼に従うことが2人のルールとして固定し、それがモラハラにつながっているカップルもいます。 「尽くしすぎる」ことは、どちらも幸せにはなれないのです。 ですから、「尽くしすぎてしまう」ことに心当たりがある女性は、以下を参考に自分の中で上手にバランスを取ってみてはいかがでしょうか。 ■1:永続的にできることしかしない 彼が自宅へ泊まりに来た夜は、自腹で食材を購入して手料理を振るまい、翌朝、彼を起こしてあげて朝食の準備をする。これが「尽くしすぎる」女性の一例です。 しかし、このような生活を、結婚しても毎日続けられるかというと、不可能ではないでしょうか。 朝食作りはいいとしても、自腹で食材を購入している時点で彼からお返しがない、もしくは経済的に厳しさを覚えているのであればアウト。毎日起こすことも、相手は子供ではないのですから、「尽くしすぎ」です。 尽くす行為は悪いことではないので、行動に移す場合は「永続的にできることかどうか」を判断基準にしてみてください。最初から200%の行動をすると、相手はそれが基本だととらえます。 そして、あなた自身に限界が来てできなくなったとき、それをスタンダードだと思い込んでいた相手が失望してしまうのです。 ちなみにわたしは結婚前、夫に「結婚してからも自分のワイシャツは自分でアイロンをかけてください」と伝えました。 仕事に1日の大半を費やすわたしが、毎朝のアイロンがけを生活サイクルに取り込むことは、時間的に無理があります。ですが夫は独身時代ずっと、自分でワイシャツにアイロンをかけ続けてきていて、生活サイクルの一部と化していたからです。 その代わり、夫は料理が作れないため、料理と洗濯はわたしがしています。掃除は一緒にすることに決めました。 ■2:自分の中で「してあげている」と感じたら「尽くしすぎ」のサイン 「私がこんなにしてあげているのに」と一瞬でも感じたら、「尽くしすぎ」確定です。 「してあげている」という気持ちが生じると、同時に「同じ量の愛を返してほしい」という願望がむくむくと頭をもたげてきます。そして2人の愛情バランスが崩れ、気持ちが離れてしまうのです。 「尽くしすぎなくても相手は自分から離れていかないし、自分は相手に愛されている自信を持つことができる」という気持ちでいられるか否か。 この思いが根底にあるかどうかも確認し、自身の言動と向き合ってみてくださいね。
2015年10月10日「結婚する相手とは自然なカタチで出会って結ばれたい」 こう望む女性は多いものです。ですが、“自然なカタチ”とはどんな出会いを意味するのでしょうか。勤めている会社に理想のタイプの男性が入社してきて、意気投合して? 突然雨に降られ、傘を持たないアナタが会社の玄関先で困っていると傘を貸してくれたことがきっかけで? 電車の中で一目惚れする(されて)? こうした出会いを“自然な出会い”とするなら、ただ待つのみになってしまうこともあるうえに、かなり可能性が低い出会い方です。 しかし、電車の中で一目惚れをして恋人同士になったケースは実在します。 ■“自然な出会い”を夢見ているだけでは縁はつかめない! わたしの友人が学生時代、毎日電車で出会う男性に一目惚れをしました。相手の男性は社会人。応援していましたが、かなり消極的なコで、ただ毎日眺めているだけ。そこで「彼が転勤でもしたら連絡先すら知らないんだから一生、会えなくなるよ」と言うと、やっと告白する勇気を出すことができました。 そして告白当日。やはり友人はモジモジしています。そこで、彼が降りる駅で友人の背中を押して一緒に降り、「このコ、あなたに話があるんです」とわたしが話しかけて2人きりになり、告白したところOKをもらえたのです。 少女漫画のような出会い方ですが、わたしが知っているのはそのケース一例のみ。つまり、やはり“自然な出会い”を夢見ているだけでは、縁はつかみづらいということです。 結果として良き殿方にめぐり逢い、幸せな結婚生活を送ることができれば、出会いのカタチにはこだわるべきではありません。合コンでもネット婚活でも、お見合いでもSNSでもいいのです。 ■ナンパで付き合って結婚しても、シアワセになれる …と、こうして「カタチにこだわるべきではない」と強く主張する理由は、ナンパされて結婚し、今も幸せに暮らしているご夫婦を二組、知っているからです。 1人は駅で、もう1人は仕事ではまったく接点がない人から職場で声をかけられて。趣味のゲームを通じてネットで出会い、結婚に至ったカップルもいます。 ■大切なのは、出会いのカタチにこだわらないこと 「合コンにいい男(女)なし」などという言葉もありますが、合コンで出会って結婚したカップルも何組も知っています。 以前、ある結婚式場で、式の際に司会が語る、あるいはムービーで流される2人の馴れ初めをご夫婦にインタビューする仕事をしていたときのこと。みなさん「食事会で出会った」と言うのです。 「食事会? いわゆる合コンというやつですね」と、心の中で思っていましたが、どのカップルも恥ずかしそうに告げるのを見て、「結婚できる相手とめぐり逢えたんだから、恥じることはないのに」と感じたことを覚えています。 ですからみなさんも、出会いのカタチにこだわるのはやめてみませんか。カタチにこだわらないということは、いつどこで出会いがあるかわからない、という希望にもつながります。 上記の少女漫画的な出会いを夢見て待つということではなく、いつどこで出会うかわからないと考える癖をつけておけば、女として手抜きをすることもなくなり、想像したこともないようなカタチでめぐり逢うこともあるかもしれない、ということです。 ■電車の中にだってチャンスはありますよ ちなみに以前、女友達と電車内でしゃべっていたときに、話題が下品な方向へ流れてしまったことがあります。そこで、以下のように話題を切り替えました。 「あら嫌だわわたしたち。まだ出会っていない未来の旦那さまが同じ車両に乗っているかもしれないのに、こんな下品な話をして」 友人も乗ってくれて、こう返事をしてくれました。 「本当よね。こんな話をしていたら、赤い糸が切れちゃうじゃないの」 そばでこの会話を聞いていたオジサマには笑われ、当然ですがその車内で結婚相手に出会うことはありませんでしたが、たったこれだけの会話ですが、以降ずっと心の中にあり、気持ちを引き締めることにとても役立ちました。みなさんの参考になればうれしいです。
2015年10月03日オーバー30の独身女性が結婚相手に高水準を求めると、ネット上で猛反撃される現象が、もはや定番となりました。ですが、叩かれると理解しているからこそ発言しないだけで、そういった女性たちはいまも一定数、存在しているはずです。 わたしが受けている恋愛相談では、公務員で自分専用の一軒家を持つ彼と、性格が合わないけれど別れるか否かを迷っている女性がいました。 また、これは5年ほど前になりますが、婚活パーティに行った際、「ここには社長がいない」と、さっさと見切りをつけて退席した女性もいました。 そういった相談や事実を目の当たりにしているからこそ、高水準を求める女性はじつは意外と多いのでは…と考えた次第です。 ですが、相手の条件を優先して、本当に心から幸せになれるでしょうか。幸せを感じる基準は人それぞれですが、「わかってはいるけれど条件を無視することができない」という女性に、今回は、高スペックと結婚した女性の現実をお伝えします。 ■医師と結婚した女性のケース ある医師を取材したとき、すでに彼は高齢だったので、奥さまに先立たれた後でした。ですからこれは男性側から聞いた意見になりますが、若い頃から奥さまはずいぶん寂しい思いをし続けたのでは、と感じました。 彼は若い頃外科医で、いまより医療技術が発達していない時代に第一線で活躍していました。医療技術がいまより発達していないということは、術後、患者さんの容体が一変する恐れも現代より多くはらんでいるということです。患者さんの急変に対応するためには、勤務後、自宅にいたのでは間に合いません。 というわけで彼は、術後、一週間は病院へ泊まり込んでいたそうです。担当した患者さんが1人のみということはありませんから、あまり自宅には戻れなかった、ということです。 しかも休日は、ほかの病院で後輩の指導や研修などがあり、ほぼ外出。おふたりにはお子さんがいらっしゃいますが、子育てで悩んだときは奥さまが独りで乗り越えなければならないときも多かったはずです。夫婦ではありますが、激務すぎる夫に相談することは避けなければならない状況が、ずっと続いたのです。 彼は、「妻には本当に寂しい思いをさせた」と語っていました。 ■自営業者と結婚した女性のケース 起業して数年後、会社の業績が悪化し、子どもの学資保険まで解約して危機を乗り越えた、という自営業者と結婚した女性もいます。 もちろん妻は、専業主婦を卒業。週5日、パートで稼ぎ家事、子育て全般を担うことになりました。夫がその後、何十年も1日も休まず働き続けたからです。子どもは、家族旅行の経験もなければ、父親が運動会に姿を見せた記憶もないそうです。 これじつは、わたしの両親の話です。 その後、会社が軌道に乗り何とか事なきを得ましたが、母は当時、寂しそうでしたし、「いつ寝ているんだろう」と疑問に感じるほど働いていました。 自営業者と結婚すると、抱えるリスクを教えてもらった気がします(と言いつつ、わたしも自営業者ですが)。 ちなみにこの2つのケースは、ともに恋愛結婚です。 女性側は男性のスペックを重視したわけではありません。愛の上に夫婦としての絆がしっかりと結ばれていたからこそ、乗り越えられたと言えます。愛を置き去りにしてスペックばかりに重きを置いていたら、破綻していたかもしれません。 ですから、どうしても男性の高スペックが結婚条件として譲れないあなたは、ぜひ上記2例を忘れないようにしてくださいね。
2015年09月26日近年、晩婚化が進み、年齢を重ねても遊び友だちには困らない人が増え、SNSの浸透も手伝って寂しさを覚える機会が減少しつつある世の中になってきています。 ですが、できるだけ早く生涯のパートナーとめぐり逢いたいオーバー30の女性のみなさんには、わたしは「独りの寂しさ」を実感し、一度受け入れることをオススメしています。 いまは、結婚するかしないかを選択できる時代です。世間体、老後、出産などの条件を取り除いてしまえば、一生を独りで過ごすことを心の底から寂しいと思えないと、結婚する動機が生まれづらく、行動に移すパワーの源にもなりづらいからです。 ■避けられない現実から独りの寂しさを実感 実際にわたしも、「独りの寂しさ」を痛烈に感じて、結婚したい気持ちに拍車がかかった経験をしました。 最初のパンチが、長年続けているライターという職業の性質と、ひとり暮らしという住環境。ライターにはさまざまなタイプがいますが、わたしは自宅でしか原稿を書きません。また、テレビや音楽などの音は耳障りで集中力を削がれるため、原稿を書いているときの部屋は無音です。 その状態が長時間続いて、気づきました。「もし自分がいま突然死しても、何日も発見されないのではないか」と。生活をともにするパートナーがいれば、その日のうちには発見してもらえるでしょう。ですが、自分が具合が悪くなったとき偶然、友人が遊びに来て発見してくれることなど、ドラマでもない限り、かなり可能性は低いはずです。 「独身とはこういうことなのか」と、孤独を突きつけられた気がしました。 次に手術を要する病気をして、声も出せないほど苦しいのに自分で救急車を呼ぶというハードパンチに見舞われ、「独りは危険」と焦りを感じた次第です。 ただ、こういった状況に遭遇するのはレアケース。「独りの寂しさ」を実感して受け入れ、結婚したい気持ちを加速させられるもっとも手近な方法は、冷静に「結婚していない10年後の自分を取り巻く環境」を想像してみることです。 ■10年後の自分を想像して、いま行動する 同年代で独身の女友だちは、人生のパートナーではありません。 「周りに独身が多いし」と横並びであることに安心感を覚える人も多いですが、友だちが何十人いようと、10年後には全員結婚していることも十分に考えられます。 10年経てば、ご両親もいまよりは確実に老いています。その状況に立たされたとき、精神的につながり、支え合えるパートナーがほしいと考えても後悔先に立たずかもしれません。 …と、危機感をあおってしまうような伝え方をしましたが、未来に起こるであろう後悔は、いま行動することによって、しなくてすむことにも変えられるのです。 結婚したいけれど具体的な行動に移すことには腰が重い女性からの恋愛相談がやや増加傾向にあるので、一助になれば幸いです。
2015年09月19日このようなタイトルにしましたが、完成した人間など性別年齢、未婚既婚を問わずこの世には存在しません。 ですが、「生涯をともにする結婚相手を探そうとすると、相手を見る目が厳しくなり、あれもこれも…とつい条件を並べがちになる」と、ある結婚相談所を取材した際、担当者が語っていました。 この傾向は、男女ともに見られるそうです。 ■理想の夫婦やイクメンを見てあおられてはダメ! 外見が自分好みで(できれば整っている)、オシャレで社交的で優しくて気が利き、結婚したら家事を担当してくれて、育児も手伝ってくれて、浪費・ギャンブル・浮気癖なし(DVなどは除外前提)。そして、できるだけ年収も高い。 このようなスペックを持つ、結婚相手として完成形に近い男性は大半が既婚者か、独身だとしてもしれつな争奪戦に勝たないといけないことは、みなさんも熟知していると思います。 ただ上記のような男性は、女性をリードする、あるいは楽しませることにも長けているという副産物もついてくることが少なくありません。 既婚でこの類の男性を見つけると、「こういう人が旦那さまだったら…」と想像することもあるかもしれません。じつは、その想像こそが間違いなのです。理想の夫婦やイクメン記事を読んで、あおられてはいけません。 ■完成形に近い男性の大半が既婚者なのには理由がある 既婚男性は奥さまという異性と暮らすことで、女性を巧みに扱う経験値を積み、積んだ結果をあなたに見せてくれているだけ。ほとんどの男性が結婚後、奥さまの怒りを助長する地雷ポイントを踏みます。 そのたび、「女性にこういうことをしてはいけないんだ」または「こういうことをすると喜んでくれるんだ」と訓練に訓練を重ね、結婚相手として完成形に近い男性に近づいていくものなのです。 奥さまが男性をうまく操縦できるようになる仕組みもしかり。 つまり夫婦は「お互いに育てあう存在」であり、ふたりとも伴侶として未完成の状態で出会い、完成に少しずつ近づいていくもの。ですから、完成に近い独身男性などいないという現実を忘れないようにしてください。 そう考えれば、「ここを微調整すれば、もっといい男になるかもしれない」という目で男性を見ることができるようになります。選択肢の幅が広がるわけです。 ■育てあえる関係になれる男性の見極め方 ちなみに、「お互いに育てあう存在」になるためには、まずは相手の意見に素直に耳を傾ける姿勢が大切だと実感したエピソードがあります。以前、女性との交際経験が少ない男性から、以下を質問されたときのことです。 「上りエスカレーターでは女性を前に、下りエスカレーターでは女性を後ろにして乗らなければいけないのはどうしてですか?」 これは、女性の安全を確保するためのポジショニングです。 実生活で上にいる女性が後ろに倒れて男性がそれを支える、または下りエスカレーターで女性が転んで男性が背中で支えるシチュエーションはそうそう起こりません。 けれどその位置に男性がいてくれることによって、女性は守ってもらえている安心感を得られ、安心感が信頼につながると伝えました。 すると彼は即、実行したのです。彼は現在のわたしのパートナーではありませんが、「こういう人となら育てあえる関係になれるだろう」と感じたことを覚えています。 お互いに補いあい、育てあって周囲から「最近(いい方向に)変わったね」と言われる関係を目指せるかどうか。 この観点で出会った人を眺めれば、完成に近い独身男性を探そうとする、無理な婚活からも逃れられるのではないでしょうか。
2015年09月12日女子会、女子力、働き女子、オトナ女子…。マスコミが提唱したことにより、最近では自分自身のことを「わたしたち女子は~」などと呼ぶ女性も増えていますが、この「女子」という言葉に違和感を覚えるのはわたしだけでしょうか。 辞書によると「女子」という言葉は「おんなの子」や「むすめ」以外にも、「女性」や「婦人」といった意味も内包していますから、じつはどの世代の女性が使っても日本語としては間違っていません。 ただ、日本人女性、とくに30代以上の女性が積極的に「女子」と発言する姿を見ると、「自分はまだ若い」「女じゃなくて女の子だもん」と、実年齢を受け入れずに声高に叫んでいるような気がして、同性としてはほおが赤らんでしまうのです。 ■何かと都合がいい「女子」という言葉 「女子」という言葉に対してこんな所見を持った理由は、ある30代女性からの飲みの誘い文句に驚愕した経験があるからです。 「ねえねえ、今度、女子会でガールズトークをしようよ」 ガールとは通常、17~18歳までの少女を指します。 30代の女性がまさか自分自身をそこまで若く胸算用しているとは思えませんが、ガールと女子を並列させたということは、「自分はまだまだ若いしイケてる」という本音が透けて見えたようで、絶句してしまったのです。 女の集い、婦人互助会、熟女会、おなご飲み…など、考えてみましたが、たしかに「女子」より簡易でキャッチーで、口から滑らかに発することができる言葉は見つかりません。 ですが、30代以上の女性が自発的に「女子」を連呼すると、精神的未熟さまで露呈する可能性もあり、異性にまで蚊帳の外に置かれる恐れがあります。恋愛対象外の烙印(らくいん)を押されてしまうこともありうる、ということです。 実際に、「自分を女子という人が嫌いだ」という男性の意見も聞いたことがあります。 ■女を自覚した方が、素を引き出してくれる男性と出会える? もしみなさんが将来、結婚を考えているのであれば、無駄に未来の選択肢を減らさないためにも、自分は「女子」ではなく「女」である自覚を持つことが重要なのではないでしょうか。 そして、自分を「女子」扱いせず「女」と自覚している女性たちの配偶者や恋人を見て気づいたことがあります。彼ら男性たちはパートナーと一緒にいるときに、女性を「大人の女」から「女の子」へと戻してしまうのです。 別段、猫かわいがりしているわけではありませんが、いつもはバリバリと仕事をこなし、しっかりしている印象だった女性が、かわいらしさを身にまとってしまうのです。 自分を「女子」ではなく「女」にカテゴライズしていたから、プライベートで素を引き出してくれる男性とめぐりあえるかは絶対ではありません。「女子」と呼ばなければそういった男性と縁を結べるかどうかも確実ではありません。 ですが、声高に「わたし、女子!」と叫ばなければ、大人の女としてがんばっているその姿にホレて、「自分の前だけではリラックスさせてあげよう」と思ってくれる男性との出会いがあるかもしれない、ということです。 こちらから猛アピールしなくても、すっと手を差し伸べてくれて、女として愛でてくれる出会いといえますが、こちらのストーリーのほうが、「女子」でいるよりもステキではないでしょうか。
2015年09月05日将来的に結婚を考えてはいるけれど悩みがつきない女性のために、恋愛コラムニストの内埜さくら氏をゲストに迎え、結婚式情報サイト『 東京ウエディングコレクション 』とウーマンエキサイトが「こじらせ女子座談会」を実施! 前回 は、こじらせ女子3名の現在の恋愛事情とこじらせてしまった経緯について探っていきましたが、今回は、そのこじらせをどう解決すべきか、結婚への近道がどこにあるのかについて考えていきます。 【こじらせ女子プロフィール】 (※全員仮名) ■ 桜子(29歳):営業職 密に連絡を取り合う男性がいるものの、ステディな彼女にはなれていない現状 ■ ひとみ(34歳):制作職 現在彼氏いない歴8ヶ月。1歳年上の元彼との交際期間は約1年 ■ ゆい(25歳):企画職 25年間彼氏がいなかったものの、最近、人生初の彼氏をゲット! でも自信なし ■付き合う前に体の関係をもった男性と結婚したい? 内埜: 前回 はみなさん、結婚したいという意思表明をされましたが、桜子さんは交際前に体の関係を持ったその彼と結婚したい、ということですか? 桜子:自分でもよくわからなくなってしまったんですが…。私、29歳っていう年齢は、結婚する勝負の年だと考えているんですね。その大切な時間を彼に費やしたということは、付き合いたいのかもしれません。私が別れをいわない限り、いまのままの関係がズルズル続いてしまうとは思うんですけど…。 内埜:そのまま2~3年すぎたら、後で後悔しますよ。 桜子:きゃーっ、考えたくない! 内埜:だったらもう、線引きをはっきりしないと。「正式にお付き合いをしていない人とは、そういうことはしません!」と、宣言してみては。 桜子:それ、3~4年前に別の人にいったことがあるんですけど、「重い」と拒絶された経験があって。しかもすっごく冷たくいい放たれて、そのことが後からジワジワきてトラウマになってしまったんです。 ひとみ:それ、こじらせポイントじゃないですか? 桜子:そうなんです。私の人生のターニングポイント。 ひとみ:でも、そんな男の人は忘れたほうがいいですよ! 次からは、体の関係に持ち込ませないような雰囲気を出せばいいんじゃないですか? 私、そういう色っぽい雰囲気を出さないから、交際前に体の関係になることってないんですよ。でも、そろそろ積極的にいかないとマズイんですけど…。 ゆい:私もOKっぽい雰囲気を出さなかったおかげで、四半世紀も彼ができませんでしたよ(笑)。 ■彼が本気かどうか、早目に見極るにはどうすべき? ひとみ:だけど、ゆいさんは結婚を考えられる彼と出会えたから幸せですよ。いまって草食系の男性が増えてるから、女性からもある程度、積極的にアプローチしないとダメじゃないですか。でも、「まぁいいか」で体の関係になると、正式にはお付き合いできない。そういうジレンマを解消するには、どうしたらいいんですか? 内埜:だから、なぜ前もって言葉で確認しないのか、と(笑)。さっさと確認してダメなら次に行くのと、確認しないまま時間を浪費するのと、どちらがいいか、ということです。 桜子:そうなんですよね…。 内埜:それに、桜子さんに「重い」といった彼は、早々に縁を切ってむしろよかった相手です。付き合うかどうかでそんなことをいう男性は、お互いの人生を支え合う気持ちすらなかった、ということですから。 桜子:別のやる気しかなかった、ってことですね(笑)。 ひとみ:そもそも、男性が本気で自分のことを思ってくれているかどうか、初速で見極める方法ってないんですか? ゆい:初速って(笑)。 内埜:それも本当は言葉で確認するのがベストなんです。結婚したいんだったら、自分との結婚を考えて付き合うのかを。相手が少しでも躊躇(ちゅうちょ)するようなら、桜子さんもひとみさんも、年齢的にその人はやめたほうがいい。 桜子:うわ~っ、勇気が要りますね。 ひとみ:私も怖くて聞けません…。 内埜:勇気を出しましょう。一度いうと、それが自分のスタンダードになりますから。 ■なあなあな関係の彼と決着をつけるベストな方法 桜子:じゃあ私は、いまの微妙な彼に、何ていえばいいですか? 「私たち付き合ってるの?」と聞くのも違う気がするし。 内埜:その彼のどこが好きですか? 桜子:彼と仕事の話をしていると本当に楽しくて、時間が経つのを忘れるんです。好奇心旺盛で、ナチュラルに向上心があるから、異業種なのに私の仕事にも興味を持ってくれるんですね。彼の仕事の話を聞くのも楽しい。会うとほぼ、仕事の話で盛り上がるところが居心地がいいです。 内埜:話が盛り上がるなら、話だけをして、体の関係になりそうになったら、断って解散してみたらどうですか? それも一度ではなく、何度か。 「付き合っていない人とこういうことをするのは、やっぱりやめようと思う」とか、「すると好きになっちゃうし、そもそも付き合ってもいないんだし」とかいって。それでも彼から連絡が来続けるなら、関係を考え直してくれるかもしれません。 3人:なるほど~! 内埜:でももし、「じゃあ、付き合おう」と告白されたとしても、その日の夜はきちんと帰りましょうね。その場を取り繕うためだけに「付き合おう」といっている可能性もあるので。あとで桜子さんが傷つくのを防ぐためにも。 桜子:それ、いいですね! 棒読みにならないように意識していってみます(笑)。 内埜:その後の彼の行動が彼の答えですから、もし連絡頻度が減る、もしくは来なくなるようであれば、残念ですが次に行きましょう。次はゆいさんがこじらせから卒業する番です。 ■男性が「結婚を前提に付き合おう」というときの真理って? ゆい:さっきの話を聞いていて思ったんですけど、男の人が付き合うための詭弁(きべん)で結婚を持ちだす可能性ってないですか? 私、最初は結婚を前提につき合ってほしいっていわれたんですけど、付き合ったら「2年間はお互いにひとり暮らしをしてから同棲しよう」っていわれたんです。あれ? ってなったんですけど…。 内埜:それは彼の誠実さだと思いますよ。結婚する意思を慎重に固めてから同棲しようとしているのではないでしょうか。 以前友人に、「一緒に住むと女性が家事を負担する割合が大きいカップルが多いうえに、法的に守られていない関係で、女性側のどこにメリットがあるの?」と質問されたんです。たしかに、何年一緒に住んでもお互いの緊急連絡先にはなれないし、家族割のようなサービスも享受できない。 だから、基本的には結婚前の同棲は、ふたりのご両親への挨拶がすんでからか、挨拶の日にちが決まってからをオススメしています。 ゆい:なるほど。即同棲しようと意気込んでいました(笑)。 内埜:あとは、元彼女と自分を比較しすぎないようにしてください。一緒にいる時間が長くなれば、彼から本気で愛されている実感を得ることができて、そのこじらせは卒業できると思います。次は、ひとみさんの番です。 ■婚活はやり尽くした… ほかに良い男性にめぐりあう方法はある? ひとみ:私、好きになれる人自体にめぐりあえないんですよ。元彼と別れたときから、もう今生はダメなのかなって(笑)。20代の頃、婚活サービスは使ったし、街コンや合コンにもたくさん参加したし、ひと通りの婚活は経験したので。 内埜:だからといって、“どうせ私なんか”とか、“どうせ良い男なんて”という、後ろ向きな気持ちはもたないでくださいね。例えば、社内で何だか楽しそうな人とどんより沈んでいる人、どちらに話しかけたいかは一目瞭然ですよね。後ろ向きになると自然と縁遠くなってしまうということです。ちなみにひとみさんは、趣味はありますか? ひとみ:フットサルや料理など、趣味はけっこうあって、そのつながりでできた男友達はいるんですけど、友達のことは恋愛対象として見ることができないんです。 内埜:じゃあ、いまは自分の好きなことを突きつめてみてください。恋愛とはまったく無縁の場所で結婚相手と出会う例って、珍しくないんですよ。外国語を習うために入ったスクールの講師と結婚した方もいますし、犬を飼っている女性が犬好きが集まるサークルで出会った方と結婚したケースもありますから。 ひとみさんは、結婚相手を探す場所が婚活サービスのような、ザ・婚活! という場所ではないのかもしれませんね。ところでみなさん、理想の結婚像ってありますか? ■こじらせ女子を卒業して結婚するメリットって? ゆい:理想とは逆なんですが、結婚後に相手が豹変するのは嫌ですね。男性らしくなくなるとか、ホスピタリティがなくなるとか。 内埜:夫婦はお互いに育てあえるのが、いい関係だと思うんですね。ですから交際中から、ゆいさんがなってほしくない姿に育てないよう、意識するといいのではないでしょうか。桜子さんは? 桜子:一番難しいとは思うんですけど、“ごく普通の幸せな家庭”を築きたいです。ウチの家系、あまりうまくいっていない夫婦がすごく多いんですよ。だから親類から「結婚しろ」というプレッシャーはないんですけど、自分が二の舞いにならないか心配で…。 ひとみ:ふたりと違って私は、具体的なビジョンが自分自身で把握できていないんです。世間体、経済的なこと、老後のこと、出産のことを考えたら結婚したほうがいいことはわかっているんですけど。 内埜:そういった物理的なメリット以外だと、婚活の場って、ある種戦場じゃないですか。だから、戦場から抜け出して楽になれるのは、結婚のメリットの1つですね。 桜子:私も結婚して世間から許されたいです。 内埜:その気持ち、すごくわかります。仕事を頑張っているのに独身だと、「どこかに欠陥があるんじゃないか」って疑われますよね。私も独身時代はさんざんいわれてましたけど、結婚した直後から誰にもいわれなくなりました。これも結婚するメリットかもしれません(笑)。 ゆい:結婚して一番よかったことって何ですか? 内埜:独りではないと思えること、ですかねぇ。 桜子:それって、すごく大きなことじゃないですか? 内埜:ですね。あとは、どんなときでも絶対的な味方がいる、と感じられることも結婚してよかったと感じる点です。何でも相談できる相手が常にそばにいると思うと、以前より精神的にも安定できたような気がしますね。 そして、結婚後の生活にもいえることですが、好きなことをして笑顔でいる女性はなんだか楽しそうな印象で、魅力的ですよね。難しく考えすぎず、自然体で過ごすのも、ハッピーな恋愛や結婚の秘訣かもしれません。 みなさん、せっかくこじらせを卒業する方法を見つけたんですから、次は最良のパートナーを見つけてくださいね! こじらせ女子を卒業して、結婚したくなったら“ウエコレ”! ・ 結婚準備・結婚式場選びなら東京ウエディングコレクションにおまかせ!
2015年09月04日数年前の話にさかのぼりますが、いま思い出しても「あれは夢だったのでは」と思うような、女性蔑視発言が飛びかう飲み会に参加したことがあります。 飲み会の開催場所や参加した人たちの職業は伏せますが、男性陣が最年長とおぼしき独身女性(おそらくアラフォー)に、何度もBBAと連呼していたのです。 ■ヤサグレていた自分が引き寄せてしまった、BBA発言する男性 BBAとは、言わずもがな「ば・ば・ぁ」の略。男女5~6人ずつの会だったと記憶していますが、わたしはそのうちの男性ひとりしか知り合いではなかったため、ほかのメンバーが既知の間柄だったかは定かではありません。 というか、連呼された女性は半分泣き顔でしたし、たとえ知り合いだったとしても、いっていいことと悪いことがありますから! 「類は友を呼ぶ」法則にならえば、当時の自分のヤサグレ度合いがひどいからこそ、女性を平気でBBAと呼ぶ集団に招き入れられたのだと反省できます。 が、いくらヤサグレていてもこの蔑視発言、自分に向けて発射されていなくても、気分がいいものではありませんでした。 ■20代女性を求める40代男性。でも20代の女性は… まぁ、ここまであからさまな対応をする男性はまれでしょうが、 「オンナは若い(=20代)ほうがいい」 という価値観を持っていて、それを求める権利があると考えている男性がいるのは事実。 結婚相談所に勤務する知人に話を聞いてみても、「40代男性が20代半ばから後半である、15歳以上年下の女性を希望するパターンは珍しくない」と語っていました。 しかし、マッチングが成立しやすいかと言えば、難しいケースが多いとのこと。 そこで20代半ばから後半の女性たちに、30代後半以降の男性との、15歳差以上の歳の差婚はアリか、話を聞いてみました。結果は、30代後半ならまだアリだけれど、40代は厳しいかもしれない、という意見が目立ちました。 ■20代の女性が40代の男性に求めるのは、経済力と見た目の若さ そして、アリと答えた女性は、男性に対してこのような条件を挙げていたのです。 経済力があり、見た目が年齢より若く見えること。 年齢が離れていれば、結婚を考えたときに夫の介護費用も視野に入れなければなりませんから、まだ確固たるキャリアが形成できていない彼女たち世代が経済力を求めるのは自明の理。 ちなみに、その介護している未来の自分がたやすく想像でき、純粋に恋愛を楽しめる気がしないという理由で、NOと答えた女性もいました。 見た目が年齢より若く見えることを条件として掲げている理由は、2人で一緒にいるところを見られたときに、けしからん関係だと勘違いされたくないからだそうです。 芸能界で、男性が年上の年の差婚をした夫婦は別です。そこに愛はあるかもしれませんが、彼らはわたしたちが想像を絶するほどの資産を蓄えているため、取り上げるケースとしてはふさわしくありません。 芸能界とは無関係で年の差婚をした夫婦も、この条件から切り離して考えてください。年下妻は、「なにがなんでも若い妻がいい!」という男性に心を奪われたわけではないからです。 ■いくつになっても若さを求める男性=いくつになっても三高を求める女性 では、「オンナは若い(=20代)ほうがいい」と豪語し、経済力があり、見た目が年齢よりも若く見える独身男性は、日本全国に何人いるでしょうか。 データが存在しないので数値化できませんが、この条件に当てはまらない男性の言い分は、年齢を重ねても三高(高学歴・高収入・高身長)を求める女性となんら変わらないでしょう。 つまり、実現できそうもないあこがれを口にしている、ということ。だから、オンナの若さは結婚条件として譲れない、という男性の意見は、気にしなくてもいいのです。 女性の出産年齢には上限があるから若さを求められるのは自然だ、という声もありますが、それは卵子の劣化に関する情報が、世間をにぎわせている風潮によるところが大きいです。 「精子 劣化」と検索すれば、肉体の老化により生産される精子の質も落ちるという情報が、いくらでも見つかるのです。 ■わざわざ自分を傷ける意見を受け止める必要はありません それに、メールで受けている恋愛相談のなかで、結婚したいけれど相手が見つからないオーバー30の女性たちは、みなさん傷ついている状態です。 「周りは楽々と恋愛して結婚しているように見えるのに、自分だけなぜ、相手にめぐり逢えないのだろう」 こんなふうに自分を責めてしまい、傷ついているのです。ただでさえ傷ついているのに、自分の条件と一致していない男性の意見を丸ごと受け止めるのは、傷口に塩を塗る行為と同等です。 傷つけば傷ついたぶんだけ、婚活疲れを引き起こす可能性も高まってしまいます。ですからオーバー30のみなさんは、若さを求める男性の言葉は気にせず、婚活に励んでください。 経年劣化が免れない、見た目以外の武器も磨くことも、併せてオススメしておきますね。
2015年08月29日