あなたの便のタイプはどれ? 腸の状態を教えてくれる“観便”とは
2、硬い便
ソーセージ状であるが硬い便。
3、やや硬い便
表面にひび割れのあるソーセージ状の便。
4、普通便
表面がなめらかでやわらかいバナナやソーセージ状、あるいは蛇のようなとぐろを巻く便。
5、やややわらかい便
はっきりとしたシワのあるやわらかい半分固形の便。
6、泥状便
境界がほぐれて、ふにゃふにゃの不定形の小片便、泥状の便。
7、水様便
水様で、固形物を含まない液体状の便。
観便のポイント
形
観便する上でいちばん重要なのが形。形は大腸を進む速さに関係し、水分量によって変わる。
理想はバナナ状。この形に近いものは、いきまなくても直腸からするりと出てきた証拠。
ニオイ
健康的な便は臭くない。鼻をつくようなツンとしたニオイの便は、腸内環境のバランスが崩れている可能性大。逆に腸内環境が整っていると少し酸っぱいような香ばしいようなニオイになる。
色
理想は黄褐色。逆に、濃い茶色から黒っぽい色だと、動物性タンパク質のとりすぎなどが原因で、腸内環境が乱れている場合が。血が混じっていたら、病気の疑いもあるので病院で相談を。
中島 淳さん消化器内科医。横浜市立大学大学院医学研究科肝胆膵消化器病学教室主任教授。