肌年齢のカギは「ミトコンドリア」!大正製薬が若々しさを保つメカニズムを解明
しかし、老化によってマイトリガーゼの量が減少し、細胞の機能が衰えると、細胞の生まれ変わりであるターンオーバーが停滞してしまいます」(宇井先生)
ターンオーバーが停滞した肌は角質が厚くなり、透明感が失われます。さらに、乾燥やシミ・シワが目立ちやすくなるため、女性にとっては死活問題です。
もしマイトリガーゼにアプローチできるケアが実現すれば、エイジングケアの常識が大きく変わるかもしれないと、宇井先生は期待を寄せます。
マイトリガーゼの減少を防ぎ、増やす研究がおこなわれている
なんと、大正製薬はマイトリガーゼの減少を防ぐ成分を多数発見しているのだそう。
その中でも、モモ、ハマメリスの葉、ボタンの根(ボタンピ)抽出物を組み合わせると、肌表面の美しさやバリア機能がアップする可能性があるそうです。
肌のバリア機能が高まれば、シミや乾燥のリスクが下がり、ハリや弾力が高まる効果も期待できます。
大正製薬では「マイトリガーゼ」を細胞の若返りの鍵と考え、幅広いエイジングケア商品の開発に成果を活用していく予定とのこと。製薬会社ならではのアンチエイジング研究に、これからも注目していきたいところですね!
取材/画像出典:大正製薬
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