ブリーチなどの塗布量だけで行うグラデーションの場合、塗布するのに時間が多くかかってしまうと全体が明るくなりすぎてしまうこともあります。
でも、スマジングで行うとその心配もなく、設定した明るさを表現できます。
時間や塗布量によって仕上がりのブレが起きにくいのですね。
これがスマジングが重宝されるメリットの一つであるといえます。
ハイライトをスマジングで入れると・・・
このスタイルは、ハイライトの根元の薬と毛先の薬を変えて、グラデーションを表現しています。
根元を少し暗めにして、毛先にかけて明るくハイライトを入れることで、毛先の動きを出したいときにはとても効果的なデザインとなっています。
②色相まで変化させられること。
この意味は、写真のカラーリングを見ていただくとわかりやすいと思います。
このカラーリングは、特に中間は淡い暖色系のベージュですが、そこから毛先にかけてはマニキュアのピンクを使い、スマジングで色を重ねることで自然なベージュからピンクのグラデーションを表現しています。さらに、色味を逆転させて、中間部分にピンクを塗布して、毛先はベージュにしている所もあります。
このように、異なる色相を重ね合わせて中間色を作ることができ、それをキレイにグラデーションで表現するときには、スマジングはとても重宝するテクニックになります。