■スタイリング剤はヘアスタイルと髪質に合わせて
最近はさまざまなタイプのスタイリング剤が出回っています。ワックス、スプレーなど用途や仕上がりの質感が違うものから、ワックスムースのように、元は異なるスタイリング剤の複合バージョンの製品もあります。美容師としても選ぶのが楽しみであり、難しくもあるなぁと思います。
今回は、それぞれのスタイリング剤の特徴をお教えします。
■スタイリング剤といえば、万能な「ワックス」
多種あるスタイリング剤の中でも、一番ポピュラーなワックス。一度は手に取ったことがあるかと思います。
ワックスは一般的には、油性、クリーム状で、軽いセット力からハードにキープできるものまで、いろいろなタイプが存在します。
最近ではドライに仕上がるもの、ウェットな質感を持たせるもの、遅れて固まってくるもの、など質感もコントロールできるような商品もラインナップされていて、形状もジャータイプの容器に入っているもの、スプレータイプのものなど多岐に渡ります。
簡単に説明すると、蝋を中心とした固形油を乳化によって安定させてあるものです。手で伸ばしたときの温度で柔らかくなり、整髪後に髪をキープして固くなってくるものが多いと思います。