セックスについて考えるとき、外せないトピックのひとつが「演技問題」。「パートナーとのセックスで演技をしている」「相手のプライドを傷つけないために演技する」といった声を女性たちから聞くことは少なくありませんでした。
でも、はたしてセックスにおける演技は、ふたりを幸せにするのでしょうか。演技とは「演じてみせること」です。「本心を隠して自分を偽ること」を演技と言うことも……。
「セックスで必要なのは演技ではなく“演出”です。テレビやメディアで楽しませるものとして演出があるように、セックスにおいてもお互いが楽しむための演出は必要」と話すのは、女流AV監督の鈴木リズさん。
ここでは鈴木さんに、セックスでお互いを不幸にする可能性がある演技、ふたりのセックスをより良いものにする演出について“仕分け”をしていただきました。
不必要な演技
イッたフリをする
次の予定が気になったり、他のことを考えたりして、セックスに集中していないときなど。「早く終わってほしい」「面倒くさい」といった理由で、本当はイッてないのにイッたフリをする。
気持ちいいフリをする
本当は痛い、または全然気持ち良くないのに、嘘のよがり声を出す、大きなリアクションで気持ちいいフリをする。