頬ニキビは跡を残さず治そう!
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一度できてしまった大きなニキビ。「このまま跡が残ってしまったらどうしよう」と心配になってしまいますが、正しいケアを続ければ、無理なく治すことができます。
▼頬ニキビの治し方 1:しっかり保湿
乾燥はニキビの原因になる場合があります。逆を言えば、しっかり保湿していれば発症を防ぐことができます。そこで大切になってくるのが日頃のスキンケアです。
特にオイリー肌の人は「ベタつくから」などの理由から、保湿を怠りがちですが、乾燥肌の人と同様に、洗顔後は化粧水&乳液で顔全体をしっかり保湿することで肌環境が整い、ニキビを防ぐことができます。
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ただ、できてしまったニキビにはコメドジェニック試験、つまりニキビができにくいかどうかを調べた製品を使うのがおすすめ。「ノンコメドジェニック」または「ハイポコメドジェニック」試験済みと明記された専用化粧品を使うことで、症状悪化を防ぐことができます。
▼頬ニキビの治し方 2:メイクはきちんとオフして洗顔
これまで見てきたとおり、ファンデーションやチークなどのメイク汚れも、しっかり洗い落とさないと肌荒れやニキビの原因になります。
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メイクした後は、クレンジング剤できちんと落とし、さらに洗顔料を泡だて、十分な水でやさしく洗い流すこと。なお、洗顔料はニキビ専用のものを使うとより良いでしょう。朝晩2回の洗顔が基本です。
▼頬ニキビの治し方 3:食事できちんと栄養をとる方法
食生活の乱れも肌環境に影響を及ぼします。栄養バランスを考慮した食事を心がけましょう。
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特にニキビの原因になりやすい動物性脂肪(肉、乳製品など)のとりすぎに注意し、抗酸化作用の強い緑黄色野菜(かぼちゃ、ニンジン、ブロッコリーなど)や皮脂の分泌を調整するB2(鶏肉、納豆、ブロッコリーなど)などを意識して取り入れるように。腸内環境を調える海藻類や発酵食品も積極的にとりましょう。
▼頬ニキビの治し方 4:頬に触れるアイテムを見直そう
雑菌が毛穴に入り、炎症を起こすとニキビになる場合があります。そのため日頃から、頬に触れるものは清潔を心がけましょう。
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シーツや枕カバー、フェイスタオルはこまめに洗濯すること。雑菌だらけの手で顔を触ったり、頬づえをつくのもおすすめできません。また、ニキビができている間は、できるだけ頬に髪が触れないように束ねておくと、肌に刺激を与えずに済みます。
頬ニキビは皮ふ科に行ったほうがいい?
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自宅でいろいろ試してもなかなかニキビが治らない場合は、早めに皮ふ科を受診しましょう。適切な処置を施してもらうことが、ニキビに悩まされないための近道です。
▼受診の目安
「もう少し時間がたてば治るかもしれない」と、待っている間に症状が悪化する場合があります。受診に早すぎることはありませんので、気づいたら早々に皮ふ科を訪ねましょう。
▼薬は使ったほうがいいの?
皮ふ科では、大きく分けて2つの治療法で進めていきます。
まず、赤いニキビやうみのあるニキビには、アダパレン(毛穴つまり改善、ニキビをできにくくする塗り薬)とアクネ菌や炎症に有効な抗生物質の2つを併用します。そして症状が緩和してきたら、引き続きアダパレンを使っての再発予防が一般的な進め方です。
ただ、薬治療には人によって合う・合わないがありますので、医師に相談し、治療を進めていくようにしましょう。
まとめ
ニキビはおよそ90%の人が経験したことがある身近な病気と言われています。あまりにも日常的に発症するのでつい軽視しがち。
でも、場合によっては症状が長引いたり、悪化することもあります。日頃からニキビができないように身の回りに配慮するだけでなく、できてしまったらなるべく早く皮ふ科を受診するのがおすすめです。
参考資料:
・日本皮膚科学会
・日本痤瘡研究会
文/長谷部美佐
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