2018年8月9日 16:00
寿命と健康寿命の差は12歳…原因は50代に始まる骨粗しょう症
骨密度は20歳ごろにピークを迎えて、その後ゆっくりと下がっていくのですが、80%以上が正常で、それが70%未満になると、骨粗しょう症と診断されます」
矢吹先生は、50歳になったら、すべての女性が骨の状態を調べてほしいと提案する。
「市区町村で行われる超音波検査はあくまで骨粗しょう症の“疑い”を見つけるものですから、専門の医療機関でできるDEXA法(骨密度測定検査)などの精密検査をお勧めします。患者さんにとって、骨粗しょう症は“痛くもかゆくもない”ものですから、2〜3センチ身長が低くなってはじめて気づいた、というケースも少なくありません」
徐々に背骨がつぶれて猫背になってしまったり、背骨が1つずつ圧迫骨折を繰り返す“骨折の連鎖”もありうる。
「転倒して手をついて手首や腕の付け根を骨折する方、布団につまずいて尻餅をついただけで大腿骨の付け根を骨折する方もいらっしゃいます」
大腿骨の付け根の骨折となると、ほぼ手術が必要。1年以内に反対側の付け根部分を骨折する確率も高いという。
厚生労働省の国民生活基礎調査(’16年)では、要介護4の約12%、要介護5の約10%が、骨折・転倒が要因だと報告されている。
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