ビューティ情報『医師が警告!「誤ったジェネリック医薬品選び」の危険性』

2018年9月12日 11:00

医師が警告!「誤ったジェネリック医薬品選び」の危険性

つまり、大前提として言えるのは『ジェネリック薬は患者さんのためのものではない』ということ」(秋津院長・以下同)

とはいえ、逼迫した国の財政を考えれば、一国民としてジェネリック薬への変更はやぶさかではないだろう。もちろん、中身も効き方も「新薬と同じ」なら。

「残念ながら、まったく同じではありません。新薬の製剤検査は非常に厳しい。効果が証明された薬でも、ちゃんと体内で溶けるか、この包装形態で湿気をきちんと防げるか、紫外線に何日当たっても問題ないか……など細かく厳しい検査をいくつも経て発売されます。一方ジェネリック薬の場合、同じ成分が同じ分量入っているか、ちゃんと溶けるか、その程度のチェックしかされない。包装形態のチェックも新薬ほど厳しくないので、保管中に質が変化し、効果が落ちる可能性も否定できません」

秋津院長は実感として、「いちばんの問題は薬の“溶け方”の差異」だと説明する。

「高血圧の患者さんで、1日1回飲めばいいという新薬を飲んできて、それをジェネリック薬に替えた途端、不調を訴える人が少なくないんです。
血圧の薬は溶け方に工夫があり、ゆっくり1日かけて溶けて、成分が体内に取り込まれるようになっている。

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