2018年10月6日 11:00
食後すぐの歯磨きはNG!歯を傷つけ細菌が増やす悪習慣
しかし食後の歯みがきは虫歯予防にとってNGなのだ。
「口の中の細菌をコントロールしているのは唾液。唾液がたくさん出ているときは細菌は減り、少なくなると増えます。食後というのは、消化を助けるために唾液が大量に分泌されています。つまり口腔内にとってはもっとも細菌が減っている状態。そのときに歯みがきをすると、唾液の分泌を抑えてしまうんです」
これではかえって、細菌の増殖を手助けする結果になってしまう。
■食後30分はみがくべからず
もうひとつの誤りが「食後3分以内」という時間制限。
「食事と関連づけることで、子どもたちに歯みがきを習慣づけたいという意図かもしれませんが、食後すぐに歯をみがくことは、せっかくの歯を傷つけてしまう危険性もあるとされます」
食後すぐの口の中は酸性になっている。
それが唾液で徐々に中性に戻っていき、ほぼ30分後に安定するのだという。
「酸性の口内では、歯のエナメル質が少し軟らかくなると考えられています。それをごしごしブラッシングすると、エナメル質を傷めてしまう可能性があります」
もしどうしても食後、歯をみがきたいなら、30分以上たってからにしたほうが賢明だ。
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