2019年1月6日 11:00
早期発見が治療の要!専門家に聞く関節リウマチのチェック法
関節リウマチを早期発見するうえで、“見分けるポイントがある”と山中教授は語る。
「関節リウマチは、体のなかでも複数の関節に起こることが多いんです。たとえば、手の指の第2関節、第3関節、足の指の付け根(とくに小指)などが、複数痛みを伴って腫れている場合は、注意が必要です。その腫れが、ブヨブヨしていたり、熱があったりしたら、医師に相談してみましょう」
次の「関節リウマチ」セルフチェックシートで、複数あてはまる人は医療機関に相談を!
□朝起きると、関節がこわばっている
□起きてからふだんどおりに動けるまで30分~1時間かかる
□左右両方の関節が動かしにくい
□関節が痛み腫れている
□痛む関節を触ると熱っぽい
□痛む関節がやわらかくブヨブヨしている
もし、腫れた箇所を触ってみて、骨を触っているように硬く感じた場合は、関節リウマチではない可能性が高い。
「50歳を過ぎると、指の第1関節や第2関節が膨らんで痛みが伴う『へバーデン結節』や『プシャール結節』など手指の関節性変形症を発症する人が増加します。その場合、関節リウマチのように腫れ多関節がブヨブヨすることはありません。関節リウマチを恐れるあまり、痛みだけでリウマチ科に“直行”してしまう人もいますが、自覚症状を把握したうえで、医師の判断を仰ぐことが大切です」
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