2020年10月7日 15:50
腰痛は「脳の誤作動」で痛みを感じることも…専門医が解説
の可能性あり!】
□ ねこ背気味である
□ 大きな声を出しづらい
□ 不安になりやすい
□ 夜、ぐっすり眠れない
□ すぐに疲れてしまう
□ 冷え症だ
□ 便秘になりやすい
□ 口呼吸をしていることが多い
□ 過去のことを気にしやすい
背骨沿いにストレス性の痛みが生じやすい原因については現在まだ研究段階だが、「一説によると、原始時代から何か危機があると人間はパッと体を起こして戦いや逃走に備えなければいけませんでした。そのときに背骨を使うので、ストレスに敏感なのでは、と考えられています」と河合先生。
「もちろん、すべての腰痛が脳の暴走によるもの、というわけではありません。痛みがひどかったり、脚に強いしびれがあったりする場合は、まずは整形外科を受診してみてください。そのほか、悪性腫瘍や腹部大動脈瘤が原因で発生する腰痛もあります。しかし、体に故障がない慢性腰痛は脳の不調を疑ってみる必要があります。慢性腰痛とは3カ月以上痛みが続いている腰痛のこと。これは私の体感ですが、クリニックにいらっしゃる患者さんのなかで、ぎっくり腰や骨折などのけがが原因といった『急性腰痛』の方を除くと、残りの『慢性腰痛』の方の9割が、この脳の暴走の影響を受けていると考えられます。