嫌なことがあったから“ふて寝”…はストレス解消に逆効果!
そこで今回堀田先生に解説してもらったのは、おやすみ前の行動習慣によってストレスを軽減し、鬱々とした状況を打破するためのルール。いずれも科学的な研究結果に裏づけられたものだ。すぐ取り入れられる行動なので、ぜひ心がけてみよう。
■嫌な気持ちのまま寝ない
嫌なことがあってマイナス感情を抱いたまま“ふて寝”しても、ストレス解消にはつながらない。4つにグループ分けをして記憶の定着度を調査する実験では、動物の死骸や拳銃を向けられるなど嫌悪感を覚える写真を見せて、そのまま睡眠を取り、翌日確認をしたグループが記憶が残りやすいという結果が出た。(北京師範大学・リウらの研究)
嫌なことがあっても、気分転換をしてから寝ると、翌日に嫌な記憶が約60%減少するそうだ。
「“ふて寝”をしたいときほど、趣味やリラックスの時間をとり、明日に備えるようにしましょう」
■感謝の気持ちをもつ
人生や生活において、感謝の気持ちを抱いている人ほど熟睡できているという。18歳から68歳の男女401人を対象に調査を行ったところ、どんな性格の人でも日ごろから感謝の気持ちがある人ほど睡眠の質がよく、眠りの深さや効率、昼間の活動などに好影響があることが判明。