ビューティ情報『花粉症や高血圧の薬も出荷調整に…薬局から消えた処方薬リストとその対処法』

2021年12月25日 11:00

花粉症や高血圧の薬も出荷調整に…薬局から消えた処方薬リストとその対処法

「いまはなんとか足りている花粉症やアレルギーなどの先発薬も、春にかけて需要が高まれば、いつ不足するかわかりません」

■薬剤師が教える薬不足への対処法

こうした事態に、「患者の経済状況によって“医療格差”が生まれてしまう」と、憂慮するのは、インターパーク倉持呼吸器内科クリニック院長の倉持仁さんだ。

「うちにはリウマチの患者さんもいらっしゃるのですが、リウマチの注射薬は高額で、ジェネリック(エタネルセプト)でも1回約1万5,000円します。この注射を1カ月に4本打つ必要があり、3割負担でも約2万円かかる。先発薬(エンブレル)は、さらに高く1回約2万4,000円。そのため、できるだけジェネリックを使用したいのですが、現在はどちらも入荷しにくい状況です。代わりの薬はより高価になるため、経済状況によっては薬を出すかどうか、という話になってしまいます」
今回の問題の背景には「薬価の極端な引き下げ」があると倉持さん。

「薬価も二極化していて、リウマチ薬のように薬価の高い薬がある一方で、よく処方される解熱剤のアセトアミノフェンのように、一錠わずか7円という極端に安いジェネリックも多いのです。

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