2022年1月21日 06:00
オミクロン株感染を防ぐ「1日2回の鼻うがい」医師が解説
この研究チームは、新型コロナウイルスの感染予防のために、鼻うがいを実践すべきだと提唱しています」
こうしたエビデンスのあるものであれば、ぜひ日常に取り入れたいところ。
ドラッグストアでは専用の鼻うがいキットが複数販売されている。それらを使うのも手だが、鼻うがいは身近にあるもので実施できる。
用意するのは100円ショップなどで手に入るドレッシングボトルなどの容器と食塩水だけ。容器は、使用前後に煮沸消毒することを忘れずに。
「1回の鼻うがいで使用するのは食塩水200〜250ミリリットルほど。朝と晩の1日2回行うのが原則ですが、帰宅した直後や、のどがイガイガするときなど、必要に応じて増やしてもかまいません。鼻うがい用の食塩水は、水道水1リットルに対して食塩10グラム(小さじ約2杯)を混ぜて溶かすだけ。
使用する塩は粗塩(天然塩)でも食塩(精製塩)でもいいでしょう。水道水は煮沸したほうがいいといわれることもありますが、日本の水道水の水質基準は厳しいため、飲料水として使用可能なら、そのまま使っても問題ないと私は考えています」
■頭を左右に傾けずに行うのがポイント
堀田先生は、快適に鼻うがいをするために、水道水を人肌〜40度ぐらいに温めて使っているという。