2022年5月5日 11:00
当事者が明かす「要介護認定の裏側」訪問調査の注意点は?
『日常生活に支障をきたすので、車いすを貸してください』としっかり伝えられる経験豊かなケアマネであればいいのですが、経験が足りないケアマネなら、引き下がってしまうこともあります」
こうした状況下で、納得のいくサービス、そして要介護認定を受けるには、どうすればいいのだろうか。
『図解ポケット 30分でわかる! 介護保険の上手な使い方』(秀和システム)などの著者で、介護施設のコンサルティング業務などを行う「スターパートナーズ」の齋藤直路さんは次のように語る。
「まずは調査員への対応です。74項目のチェックポイントは、ネット上でも公表されているので、事前に、どんなところが見られるのか、知っておきましょう。とくに高齢者は、調査員の前でがんばってしまうので、ふだんはどうなのかをしっかり伝え、特記事項に書き加えてもらうようにしてみましょう」
■「訪問調査」あらかじめ答えを考えておきたいこと
【歩行はできるか】(1−7)
歩行するとき、何かの支えを必要とするか。
【移動や外出の程度】(2−2、2−12)
どの程度の介助があれば移動できるか。外出の頻度はどれくらいか。
【トイレの状況】(2−5、2−6)