2022年5月13日 11:00
広がる認知症予防薬への夢 東大研究チームが解明「脳のゴミ除去の仕組み」
この“排出システム”において、グリア細胞にある「アクアポリン4」というタンパク質が重要な役割を果たしているという。
「じつは、アルツハイマー型認知症の患者さんは、アクアポリン4の機能が低下していると考えられてきました。今回行った実験で、アクアポリン4を欠損させたマウスは、タウの排出が抑制され、神経細胞が死滅するなど認知症と似たような変化が起きました。認知症の発症には、排出システムをスムーズにするアクアポリン4が深く関わっていることが明らかになったのです」
今後、アクアポリン4の機能を強める手法や物質が見つかれば、認知症の治療薬や予防薬が登場する可能性も……。とはいえ、薬が開発されるまでには時間がかかりそうだ。
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