生ホタテ+イクラ、さつまいも+大豆にも落とし穴が「栄養取りこぼす食べ合わせ」
また、柿+カニの組み合わせは体を冷やすことにつながるため、これからの季節は特に注意したいところです」(白鳥さん・以下同)
やはり旬を迎えているさつまいもは、意外にも大豆との相性がよくないという。食物繊維、タンパク質を摂取できて一見よさそうなものだが…。
「さつまいもと大豆は同時に食べすぎると食物繊維の取りすぎになってしまいます。すると、必要な栄養素まで体外に排出されて、栄養不足につながることも。大豆とヒジキのように、腹痛を起こす場合もあります。少量であれば問題ありませんが、食べすぎにはくれぐれも注意が必要です」
鉄分を取るためにと食べる人も多いヒジキだが、れんこんと組み合わせると栄養が十分に吸収できないことに。
NGの組み合わせであっても、回避策がある場合も。
「たとえば、生ホタテとイクラの場合、ホタテを加熱すれば、ビタミンB₁をしっかりと吸収できます。
にんじんと大根の組み合わせでは、にんじんに含まれる酵素が大根のビタミンCを壊してしまう組み合わせなのですが、酢を加えれば、ビタミンCを取りこぼさずにすみます」
おせち料理にも登場するなますは、まさにこの組み合わせ。酢で締めることにより、栄養が取れるようになっているわけだ。