2023年10月6日 06:00
厄介な“浮き輪肉”をスッキリさせるには入浴後のマッサージ習慣を
長時間座っていることもリンパの流れを悪くする原因に(写真:アフロ)
記録的な猛暑となった今年の夏、アイスやかき氷など、冷たいスイーツを食べすぎたことも影響し、気づけば「おなかまわりがキツくなってしまった!」と、嘆く声をよく聞く。
「腰まわりについた脂肪が、まるで浮き輪をつけているように見えることから“浮き輪肉”と言われていて、中高年女性から多くの悩みが寄せられます。太ってしまう大きな理由の1つは年齢とともに基礎代謝が低下すること。若いころはダイエットに取り組めば簡単に落とせていた脂肪が、なかなか落ちなくなってしまうのです」
そう解説するのは、鍼灸マッサージ師で、鍼灸・マッサージ治療室ファファラ代表の横山由美子さん。脂肪がつく原因は、代謝が低下することのほかにもあるという。
「座っている時間が長いと、おなかのまわりにある筋肉『腸腰筋』が硬く、伸びづらくなってきます。同時に座りっぱなしの生活で太ももの前のつけ根にある『そけい部』のリンパの流れも滞るため、血流が悪化するといった悪循環から、腰まわり、下腹部のまわりに肉がつきやすくなってきます」(横山さん、以下同)
日常的な座りすぎに思い当たるという人は、こまめに動くことを意識したい。