インフル感染が爆増…感染予防に効果的な「ベロブートキャンプ」&しょうが紅茶
インフルの流行に警戒を(写真:PXITA)
例年よりも早くに流行し始めたインフルエンザ。厚生労働省の発表によれば、今シーズンはすでに感染者数が累計42万人を突破しており、昨年同時期の500倍以上だ。医療現場ではせき止め薬とたん切り薬が不足。7日には、武見敬三厚労相が先月に続き、製薬会社に増産を要請した。
「今冬を乗り越えるため、感染予防に力を入れましょう。日本人の80%が口呼吸といわれていますが、簡単な体操で鼻呼吸に切り替えることができ、そうすることでインフルエンザの感染リスクを下げることが期待できるのです。実際、口呼吸に比べ鼻呼吸の子供は、抗生剤の使用量が2.5倍も少なく、副鼻腔炎や中耳炎にもなりにくいというデータがあります」
こう語るのは、『免疫力を上げ自律神経を整える舌トレ』(かんき出版)などの著書がある、みらいクリニック院長の今井一彰医師だ。
インフルエンザウイルスなどを含んだ冬の乾燥した空気は、風邪から体を守る最初の砦・鼻を通じて吸い込むことが大事だという。
「鼻の中の鼻毛、繊毛、粘膜によって空気中のゴミを取り除き、ウイルスをブロックしてくれます。また、口呼吸の場合は冷たい空気をそのまま肺に送り込んでしまいますが、鼻呼吸では、肺へ送られる前に空気は加湿され、温められます。