脳が活性化して、記憶力アップ!認知症予防に「ひとり言」の驚くべき効果
感じたことを声に出すことで脳が動きだし、多くの情報のなかから記憶に残すべきものかどうか整理します。このとき脳はフル活動をしているのです」
さすがに電車内や街中でスマホに向かってひとり言を言うのがはばかられるという人は、頭の中でつぶやいてもOKだ。
テレビも、ボーッと見ていないで、漫才のツッコミ役になったつもりで、ひとり言をまくしたててみよう。
「私もテレビに向かってよくつぶやきますが、口を動かし声を出すことで脳が刺激されます。とはいえ悪口や悪態は脳自体が一種の判断停止状態に。文句を言うだけでなく“もっと大人が見ても面白い番組にするべき”などと建設的なひとり言に発展させたり、“旅番組をもっと面白くするにはこうしたらいいのに”といった具体的な改善策をつぶやいたりするように心がけています。
ひとり言によって自分自身に課題を与えることで、どんどん思考が広がっていき、脳の活動量もアップします」
■否定的でネガティブなひとり言はNG
鏡に映った自分の顔を観察し、声に出して分析したり評価したりすることは、効果的な“ひとり言トレーニング”になる。
「目の前の自分の姿を見ながら、感じたことを素直に表現してみましょう。