2022年10月24日 11:00
ボタンピエキスとブラックリバースペプチド1の組み合せによる白髪改善メカニズムを新たに解明
学術大会」にて発表致しました。
※1 毛包特異的な色素産生メカニズムの存在を発見するなど、毛髪・皮膚科学研究の世界的な権威であるDr. Ralf Pausにより設立された研究機関
【既知の研究成果】ボタンピエキスとブラックリバースペプチド1の組み合わせはメラニン産生を促進
ヒト頭髪毛包器官培養系において、ボタンピエキス、ブラックリバースペプチド1及びそれらの組み合わせによる毛包内のメラニン量への影響を評価しました。その結果、ボタンピエキスとブラックリバースペプチド1の組み合わせにより、毛包におけるメラニン産生が有意に促進することが分かりました(図1)。
図1.毛包におけるメラニン量への影響
【新規の研究成果】ボタンピエキスとブラックリバースペプチド1の組み合わせは メラニン産生を担う細胞内小器官(メラノソーム)の形成・成熟を促進
毛包におけるメラニン産生促進の機序を検討したところ、ボタンピエキスは毛包の色素細胞において、メラニン産生を担う細胞内小器官であるメラノソームの構成タンパク質『Gp100』の量を増加させる傾向があることが分かりました。またその作用は、ブラックリバースペプチド1の併用により有意に増強されました(図2)。