【新知見】シャクヤク、ボタンピ、ユリに 毛髪のアンチエイジング作用(抜け毛・うねりの減少)を発見
(発表内容②)
当社は今後も、加齢による髪悩みに関する研究を続けるだけでなく、発毛・育毛、白髪、髪質など、頭皮・毛髪に関わるトータルでのヘアケア研究を進め、生活者の皆さまのより豊かな暮らしの実現に貢献してまいります。
【発表内容①】シャクヤク、ボタンピ、ユリの抽出エキスの組み合わせによる「加齢による抜け毛」に対する作用
抜け毛には様々なメカニズムが報告されておりますが、そのメカニズムの一つにミトコンドリアの機能異常があります。
ミトコンドリアは細胞内にあり、生命活動に必要なエネルギーの大部分を合成する小器官です。当社はこれまで、柳茂教授(学習院大学理学部)と共同で、ミトコンドリアの膜に存在し、老廃物の除去に関わる酵素であるマイトリガーゼの機能を研究し、マイトリガーゼが減少することにより、毛包幹細胞*1を維持するのに重要な17型コラーゲンなどの発現が低下し、薄毛・抜け毛といった毛髪のエイジングにつながることを見出しております(図1、2)。これを防ぐためには、毛包におけるマイトリガーゼ発現を高めることが有用だと考えられます。*1 毛包幹細胞:毛包上皮細胞の源となる、毛包バルジ領域に存在する細胞。