エンジンオイル販売は前年比8%増、バッテリー販売は2%増 -2024年上半期 タイヤ・エンジンオイル・自動車用バッテリーの販売動向-
エンジンオイルの販売形態をみると、店頭では量り売りが増加しており、販売量前年比18%増に達した。一方、缶売りは店頭、インターネットともに同3%減と前年を下回り、特に4L缶では同10%減の落ち込みとなった。エンジンオイル全体の1リットルあたりの平均価格は店頭では前年から11%下落し753円、インターネットでは7%下落し789円となった。その結果、販売量ではプラス成長であったものの金額ベースでは全体で前年比3%減と前年を割り込み、店頭では同3%減、インターネットでは同11%減であった。
【自動車用バッテリー】
2024年上半期の数量前年比は2%増と微増で、店頭では1%増、インターネットでは4%増であった。対応する自動車のタイプでは、アイドリングストップ車向けが数量前年比14%増の伸長であったことから、数量構成比は前年同期から3%ポイント拡大し33%となった(図4)。その一方で、標準車・充電制御車向けでは数量前年比1%減、ハイブリッド車向けでは同25%減と前年を下回った。平均価格は、店頭では15,248円と前年から8%上昇したことに対し、インターネットでは11,208円とほぼ横ばいであった。