「毎日夢を見る」「すごくリアルな夢を見た」「夢のなかですごく興奮していた」そんな経験は誰しもあること。ぐっすり眠れない夜には、特にそんな夢を見がちかもしれません。
でも、それが“夢”に終わっていないとしたら……。あなたには「レム睡眠行動障害」という病気の可能性があるかもしれません。
夢を見た!でもこれって現実?
人は寝ている間、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しています。そして、夢を見るのはレム睡眠の最中。つまり比較的浅い眠りの時です。あなたは人からこんなことを言われたことはありませんか?
○寝ている時、大声を上げていた。
○寝ているのに手足をバタバタさせていた。
○寝ているかと思ったら、起き上がって歩き回ったり、物を殴る、蹴るなどしていた。
もし、こういったことに思い当たる節があるなら、要注意です!もしかしたらレム睡眠行動障害という病気かもしれません。
レム睡眠行動障害って?
では実際、レム睡眠行動障害とは、どんな病気なのでしょうか?厚生労働省によると、レム睡眠行動障害とは「睡眠中に夢体験と同じ行動をとってしまう病気」。
これは、睡眠中の骨格筋の抑制機構が働かなくなることから、夢の中での行動がそのまま現実の行動となって現れてしまうそうです。