更年期障害と不眠の関係とは? 心理的、社会学的要因から探る
歳を重ねると、だんだん睡眠時間が減ってくるものですよね。夜遅くに寝たのに、なぜかやたらと早朝に目が覚めてしまい、眠れなくなってしまうことはありませんか?その原因は、もしかしたら更年期障害かもしれません。
更年期障害と不眠には関係がある?
高齢の方で不眠に悩んでいるという人は少なくありません。その原因のひとつと言われているのが更年期です。じつに更年期の3~4割の人が睡眠障害だという研究結果もあるほどです。
更年期で睡眠に障害が出る理由は複数考えられます。
・更年期症状(汗やほてり)が就寝中にも起こる
・更年期にみられる不安やうつの症状
・女性ホルモン、黄体ホルモンの減少
・家庭内や社会での精神的ストレス
更年期には以上の原因から寝つきが悪くなる入眠障害、眠りが浅くなり途中で目が覚める中途覚醒が多くみられると言われています。
男性も不眠で悩む人は多い
更年期障害というと女性のイメージが強いかもしれませんが、最近では男性も多いようです。
更年期の不眠で悩み、病院を訪れる男性に多いのが「眠れないから深酒をしてしまう」というものだとか。
しかし、この深酒がさらに不眠の症状を強めているのです。