2014年10月10日 22:30
気合いを入れて眠るとどうなる!? 本当の安眠法って?
副交感神経の働きが下がると、血管がゆるみ、心拍数が遅くなり、体温や代謝が低下していきます。
眠っている間は、この副交感神経の働きが下がった状態の眠りがあることで、深く眠れるといわれています。人は睡眠中、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しているといわれていますが、副交感神経が優位になるのはノンレム睡眠時です。
「自律神経の嵐」のレム睡眠
一方、レム睡眠時には心拍や呼吸が激しくなります。そのため、レム睡眠のことを「自律神経系の嵐」ともいうことがあるそうです。
このレム睡眠のときには、眼球運動が速く、心拍数や呼吸は速くなって乱れ、さらに胃酸分泌量は増加し、大脳が活性化します。一方で、筋肉の緊張は著しく低下し、発汗はしないという特徴もあります。
実は、このレム睡眠とノンレム睡眠の変化を繰り返すことで、身体や脳が調整されているのだそう。
そのため、睡眠不足でこの浅い眠りと深い眠りがどちらも不十分になると、身体の疲れが取れなかったり、脳の記憶も低下したりといった状況になってしまうのだそうです。結果的に、眠るときは気合いを入れるよりも、リラックスしたほうが安眠できるようですね。
大事な予定の前の日はどうしても落ち着かないものですが、自分のリラックス方法を模索して、質の良い睡眠をとるようにしましょう。
Photo by Joe St
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