仕事中の眠気は怖い! まどろみの中、脳内で起きていることとは?
眠くなると、うとうとして刺激を見落としたり、素早い反応ができなくなったりします。脳波を計測すると、はっきり目覚めている状態と比べて、まどろみ状態は脳内の情報伝達がうまく行き渡っていないことが明らかになっています。
なぜ眠くなると脳の機能が低下するのでしょうか。仕事中のうとうとによるリスクを避けるために、ぜひ知っておきましょう!
眠くなると脳の情報伝達が非効率的に!
うとうとしているときは、何らかの刺激を与えられても素早い反応ができなくなるものです。しかし、その仕組み自体は、まだ解明されていないといわれています。
とはいえ、機能的磁気共鳴画像(fMRI)を用いた最近の研究においては、何もしていない安静状態であっても、脳では複数の脳領域が互いに情報伝達を行っていることが分かりました。
うとうとしているまどろみ状態というのは、この情報伝達ネットワークの伝達効率が低下している状態なのだそうです。いってみれば、脳内のネットワークのつながり方が通常とは異なり、正確な情報の受け渡しが達成されにくい状態になっているというわけです。
自覚できない脳の機能低下
うとうとしているときというのは、刺激を見落とす、素早い反応ができなくなるような脳波になっています。