寝言がひどいと言われたり、毎晩夢にうなされたり……そんな状態が続いていたら要注意です。レム睡眠時の病気とも考えられ、最近そのような症状を感じる人が増えているそうです。今回はレム睡眠時の行動に焦点を当ててご紹介します。
レム睡眠時の異常行動とは?
睡眠中に大声を上げて足をバタバタさせたり、突然起き上がって飛び出して行ったり、夢と現実を混合させてしまったり……睡眠中におかしな行動を取るようでしたら、レム睡眠行動障害の可能性があります。自分では気づかないこともありますので、一人暮らしの方は特に注意しなければなりません。
ただ夢にうなされているだけの可能性もありますが、症状が続くようでしたら、この病気を疑ってみましょう。
レム睡眠行動障害とは
レム睡眠行動障害は、レム睡眠時に見ている夢と現実を混合して、現実でも同じ行動をとってしまうというものです。脳幹に何らかの異常があるため、夢のコントロールが効かずにこういった症状がでてしまうのです。
60歳以上の高齢者に起こりやすいと言われ、認知症の一種とも考えられています。飲酒量が多い方、ストレスが多い方も注意が必要です。また、睡眠薬の副作用でも起こる可能性があります。