えっ、アレするだけ? ビックリするほど簡単な、急な眠気対策
さらに、脳が刺激に伝わり、胃の中でも胃液が分泌されます。
また、咀嚼筋が動かされることで脳への刺激が伝わると、脳の機能が活発化します。記憶力や思考力、集中力、判断力、注意力などが高まり、眠くなりにくいのはもちろん、反射神経が鋭くなったりもします。
筋肉が刺激を受けると眠気が覚めるメカニズム
人間は、筋肉を刺激すると、脳が目覚めるようになっています。特に、筋肉の伸縮を感知する「筋紡錘(きんぼうすい)」と呼ばれるものが多く存在する、顎や背中、ふくらはぎ、お尻の筋肉を動かすと、脳に刺激が伝わりやすく、眠気が起きにくくなるといいます。
よって、顎を使ってよく噛んだり、姿勢を正したりすれば、シャキッと目覚められるというわけです。確かに、ごろ寝しているときのように、背中やお尻の筋肉がゆるんでいるときは、自然と眠くなってしまいますよね。
急な眠気を退治するには、筋肉を伸ばすのがカギに。
特に顎の筋肉は、デスクワークの方でも動かしやすいので、ぜひトライしてみてくださいね。【参考】
『知っててよかった 疲れたときのすごい対処法(KKロングセラーズ)』健康増進倶楽部PHP研究所
『管理栄養士のための疾患別検査値と治療薬ハンドブック』白木啓三、沖田千代、外山健二 編集Kagaku-Dojin Publishing Co
ヤナセ歯科医院「噛むことと認知症その3 (2014年4月)」
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