「60代になってから、睡眠時間がどんどん短くなっている……」。こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?実際、高齢者の3人に1人が不眠に悩んでいるそうです。睡眠時間が年齢とともに短くなるのは、不自然なことなのでしょうか?
加齢とライフスタイルの変化で、睡眠時間が短くなる!
高齢者の睡眠時間がだんだん短くなるのは自然なことだといわれています。実際、加齢とともに睡眠時間は、どんどん短くなるそうです。60代~70代の平均は6時間、80代になると睡眠時間が6時間を下回ったという研究結果もあります。
では、なぜ高齢になるほど、睡眠時間が短くなるのでしょうか?人間は基礎代謝が高いほど、よく眠る傾向があるそうです。高齢者は基礎代謝が下がるので、自然に睡眠時間も少なくなるといわれています。
また、高齢になるほど、外出の機会が減って、太陽光を浴びないことも関係しているようです。
定年後、朝起きて出勤するということがなくなった途端、睡眠時間が短くなる人たちがいます。これは浴びる太陽光の量が減ったことによって、眠りを誘うメラトニンの分泌が少なくなったせいだそうです。つまり、加齢やライフスタイルの変化によって、睡眠時間が減るのは自然なことだといえます。