アテネ不眠尺度を用いた不眠に関するネット調査について解説!
インターネットが普及したことで色々な調査を手軽にできるようになっています。今回、取り上げるのは2014年に行われた、睡眠に関するインターネット調査の結果です。ここから現代日本人が抱える睡眠の問題を探っていきたいと思います!
アテネ不眠尺度によるインターネット調査
昨年8月に「アテネ不眠尺度」を用いたインターネット調査が行われました。調査目的は「不眠に対する意識と実態を把握」で約8,000人が調査に参加したそうです。「アテネ不眠尺度」とは、世界共通の不眠症判定法で、8つの質問に対する回答を数値化して、客観的に不眠度を測定するものです。
今回は、その結果から日本人に睡眠に対する意識を見ていきたいと思います。この調査からわかったことの1つが「不眠症の疑いがあり→4割、不眠症の疑いが少しあり→2割」ということです。
不眠症とは日常の生活に支障をきたすレベルの睡眠障害で、熟睡できない、必要以上に早く目が覚めてしまう、夜中に何度も目が覚める、なかなか寝付けないなどの症状があります。
不眠の疑いありは6割?
「不眠の疑いがあり」という結果だった人達の約6割は「不眠症の自覚」がなかったそうです。