睡眠不足は病気の元? 不安や抑うつが強まることが判明
睡眠不足の状態が続くとイライラしたり、集中力が落ちてつまらないミスを連発することがありますよね。実際のところ、私たちの健康にも睡眠不足は影響を及ぼしているのでしょうか。研究結果から探っていきたいと思います。
睡眠不足と病気の関係は?
多くの現代人が慢性的な睡眠不足に陥っていると言われています。それには24時間型のライフサイクル、長時間労働の増加など、さまざまな社会背景があります。
現代人であれば誰もが気になるのが、「睡眠不足と健康の関係」だと思います。そこで今回は、2つの関係性を明らかにした研究結果を紹介します。
研究は次のように行われました。
健康な成人男性に睡眠8時間のセッション5日間と睡眠4時間半のセッション5日間、両方に参加してもらい、それらが体に及ぼす影響の違いを評価するというもの。
具体的には、睡眠不足による抑うつや不安の強さ、脳活動への影響とそのメカニズムを調べたそうです。
抑うつのリスクが増大
睡眠不足の状態では、扁桃体の活動が亢進し、不安と混乱が高まり、抑うつが強まるということがわかったそうです。やはり、睡眠不足は私たちの精神に多少なりとも影響を与えているのですね。