遅い時間に帰ると、夕食の時間も後ろにずれ込んでしまいます。できる限り早く食べて早く寝て、睡眠時間を確保したいと考える人もいるかもしれません。ところが、遅い時間の夕食のせいで、ベッドに入ってもなかなか寝つけなくなってしまうようです。
胃腸が働いているとなかなか寝つけません
仕事や学校などで夜遅くに帰宅すると、夕食の時間も遅くなりがちなもの。そうすると、ご飯を食べたらすぐに寝るというライフスタイルになり、眠りの質が悪くなってしまうといわれています。
食事をとると胃や消化器官が活発に働くので、人間の身体は興奮状態になります。この状態ではぐっすり眠ることができないことから、厚生労働省は寝る前の3時間以内に夕食をとるべきではないと述べています。
実際、現代人のライフスタイルは、夜遅くにご飯を食べてすぐに寝ているのが現実。
農林水産省『平成21年度食料・農業・農村の動向概要』によると、20~40代男性のうち、30%以上が午後9時以降に夕食を食べているといいます。
総務省統計局『平成23年社会生活基本調査』では、平均就寝時刻が午後11時15分となっており、食後2時間程度で寝ている人が多いと考えられます。