春になると眠くて仕方ないという人もいるはず。睡眠欲が湧いて仕方なくなってしまう理由は、気温の変化が人間の身体に大きく関係しているのだとか。今回は、睡眠欲が湧きあがるメカニズムについて、春の気候と合わせてご紹介します。
春の眠気の原因は気温の変化
寒い冬は、身体が冷えてなかなか寝つけなかったという人がいるかもしれません。でも、春になってポカポカ暖かい気候になると今度は、「いつも眠い」「疲れがとれない」と感じてしまうことがあるんです。
春の眠気は暖かさが関係しているのですが、ただ暖かい陽気だから眠いというわけではありません。実は、身体のなかでは気候や気温の変化に対応するために複雑なメカニズムが働いた結果、対応しきれずに眠気を引き起こしているそうなんです。
どうして強烈な眠気が訪れるのかがわかると、春でもシャキッと活動できるはず。
まずは、この季節のだるさと眠気の原因について見てみましょう。
自律神経の乱れを招くのは気温差
私たちの身体は寒さに耐えようと、冬の間は交感神経を活発に働かせています。春になると昼間は特に暖かい陽気になります。気温が高くなると身体はリラックス状態になり、副交感神経のほうが活発になるのです。