高齢者の睡眠障害には「マインドフルネス瞑想」が効果的?
睡眠改善にはさまざまな方法があります。今回ご紹介するのは、そのなかの1つである「マインドフルネス瞑想」。アメリカの医学誌にその効果が論文として掲載されて以来、企業でもストレス対策として取り入れられているそうですよ。
瞑想が睡眠障害の改善に?
人は加齢を重ねるごとに、睡眠時間が減っていき、不眠や睡眠障害に悩む人も増えると言われています。そんな高齢者の睡眠を改善すべく、アメリカではある方法が注目を集めています。
それが「マインドフルネス瞑想」と呼ばれるもので、過去や未来にとらわれることなく、現在に焦点を当てて自分のことを客観的に見ようとする瞑想のことを指すのだそうです。
「瞑想で本当に効果があるの?」と訝しむ人もいるかもしれませんが、その効果を研究している南カリフォルニア大学の予防医学専門家の論文が米医学誌にも掲載されたそうですよ。
マインドフルネス瞑想とは?
上記の論文では「マインドフルネス瞑想」の効果を調査するために行った実験について書かれています。
その内容は、中等度の睡眠障害を持つとされた高齢者数十人に対して6週間、マインドフルネス瞑想を行うチームと、睡眠衛生教育を受けるチームに分けて行うというもの。