睡眠が脳に大きな影響!? 認知症リスクが高まる原因って?
健やかな老後を過ごしたいと思う人は少なくないはず。でも、病気になってしまうとその願いは叶えられなくなってしまいます。実は、ぐっすり眠れないと悩んでいる人は、老後にある病気に悩まされるリスクが高くなるそうです。
年齢とともに物忘れはひどくなる
人間は年を取ると物覚えが悪くなりがちです。これは、加齢によって神経細胞が衰えると、記憶力や判断力が低下してしまうからですが、日常生活に大きな影響を与えることはありません。人間の老化は自然の摂理だと言えます。
でも、認知症は病気であり、日常生活に支障をきたすことがあります。たとえば、直前の発言や行動を忘れてしまうことも。
これは、脳の神経細胞にダメージが与えられているからだと考えられているんです。
実は、睡眠の質が低いと、認知症の発症リスクが高まるという説があります。では、どうしてぐっすり眠れないと認知症になってしまうのでしょうか。
熟睡できない人は認知症リスクが4倍
米国神経学会の研究結果によると、熟睡できない人は正常な睡眠ができている人に比べ、認知症になるリスクが4倍になってしまうという結果が出ました。これは、脳の血中酸素が少なくなり、ノンレム睡眠(深い眠り)