あなたの“見た目5歳上”と“見た目5歳下”を決める物質が存在した!
あなたの周りには、いつまでも、若々しく健康的な、“キラキラ50代”もいれば、見た目がすっかり老け込んでしまったお疲れ気味の、“ザンネン30代”もいます。これってどんな違い?「老け顔のひとは早死にする」という研究結果もあるように、外見と健康は密接に関係しているとも言われます。
できれば、いつまでも若く健康でありたいものです。そのためにぜひ知っておきたいのが、近年発見された物質「AGE」(Advanced Glycation End Products)の存在です。
「甘くてこんがり」が悪玉物質だった!
「AGE」(=終末糖化産物)とは、たんぱく質が「糖化」することによって生まれた物質。
糖化とは、1912年にフランスの科学者L・C・メイラードが提唱したことから、メイラード現象とも呼ばれます。たんぱく質や脂肪などが糖と反応して変性してしまうという反応です。
そして、この糖化によって生まれたAGEが、人間の体内に蓄積し、あらゆる老化現象に関わっていることが近年の研究でわかってきました。
たんぱく質の糖化といってもピンと来ない人も多いのではないでしょうか。ホットケーキの表面を思い浮かべてください。