増えている幼児の睡眠障害。体と脳の発達にも影響が!
赤ちゃんの仕事は寝ること。昔からよく言われてきましたよね。心も体も大きく成長するこの時期にしっかり睡眠時間をとる必要があるのは当然です。でも実は今、睡眠障害の幼児が多くいるのです。
寝ている間に子どもは育つ
「寝る子は育つ」とよく言いますが、実際に子どもの健やかな成長のためにはどれぐらいの睡眠時間が必要かご存知でしょうか?
長い人生において体や心が最も成長するのは1歳までの間と言われていて、その一番の成長期である1歳までの間は、12時間以上の睡眠をとったほうがいいと言われています。
どうしてそんなに必要かというと、子どもの成長を促してくれる成長ホルモンは睡眠中に分泌されるからです。成長期にしっかり眠って、成長ホルモンをしっかり分泌させることが子どもの成長にはとても重要なのです。
赤ちゃんはただ眠っているように見えますが、実はその間にぐんぐん成長しているというわけです。
幼児の睡眠障害がもつリスク
子どもにとってそれだけ大切な睡眠。睡眠時間が少ないなどの幼児期の睡眠障害は、当然、体の成長を妨げてしまいます。
でも、怖いのはそれだけではありません。実は幼児期の睡眠障害は、脳の発達にも悪影響を及ぼし、発話の遅れや、キレやすいなどの情緒不安定を引き起こすことがあるというのです。