睡眠不足が食欲に影響!? 肥満を招く「空腹ホルモン」とは
睡眠と食事には切っても切れない密接な関係があります。睡眠不足になると太りやすいと言われていますが、その理由は一体何でしょうか? 「空腹ホルモン」「満腹ホルモン」の実態に迫ります。
睡眠不足が体に及ぼす影響
「空腹ホルモン」という言葉を知っていますか? これは胃から分泌されるグレリンというホルモンのことで、脳の食欲中枢に働きかけて、食欲を増進する作用をもちます。グレリンに対し、「満腹ホルモン」と呼ばれるレプチンには、食欲を抑える作用があります。
そして、このふたつのホルモンは睡眠と深い関係があると言われています。
具体的にいうと、睡眠不足の状態のとき、私たちの体のなかでは、グレリンの分泌が増えて、レプチンが減るというのです。つまり、睡眠不足=太りやすい状態ということ。これはすでに海外の研究で証明されています。
その研究によると、睡眠時間が5時間の人は7~8時間の人に比べて、肥満率が50%アップ、さらに4時間未満だと73%もアップしているそうです。
太りやすくなる3つの原因
ちなみに、太りやすくなる主な原因には次の3つがあると言われています。
●睡眠不足によるホルモンバランスの乱れ
前述の通り、睡眠が足りていないと、脳内の「空腹ホルモン」