中高年の生活に効果的な睡眠は、「コンパクト」がカギ!
「若い頃はもっとぐっすり眠れたのに、最近なんだか熟睡できない……」。中高年になると、そんな悩みを持つ方もいらっしゃるでしょう。では、中高年になったらぐっすり眠ることは不可能なのでしょうか? 探ってみましょう。
若い頃のような睡眠をとるのは可能?
中高年になっても、若々しさを保っている方はたくさんいらっしゃいます。でも、だからといって睡眠の質も若い頃と同じ状態を保てているのでしょうか?
国立精神・神経医療研究センター部長で日本睡眠学会理事も務める三島和夫氏によると、「歳を重ねると、眠りの量と質は変わるもの。若い頃を振り返って『あの頃は良かった』と言うのは禁句」とのこと。
ほのかな期待を抱いていた方には酷かもしれませんが、老化が防ぎようのない変化であるのと同様、睡眠の量や質も変わって当然。昔を懐かしむより、現実を受け入れ、歳相応の対策をとるほうが賢明なようです。
では、どんな変化を受け入れなければならないのでしょうか?
中高年の眠りはこれが当然!
60~70代になると、平均睡眠時間は6時間前後にまで減るそうです。三島氏は「基礎代謝が減って体がエコ型になるので、短くなると考えられる」