高熱が出ると、寝ながら言葉を発してしまうことがあります。ただしこの場合は、寝言というよりも、意識がもうろうとした中で喋るうわごとに近いものです。
深刻なのは、レム睡眠行動障害やナルコレプシーといった症状によるものです。レム睡眠行動障害は、夢で起こっていることを実際に行動に移してしまう症状のこと。そしてナルコレプシーは入眠時に幻覚を見たり金縛りにあったりする症状です。
ただの寝言だと思っていても、病気の兆候である可能性もあるため、あまり頻繁に寝言を言っている場合には注意した方がいいでしょう。
寝言に返事をしない方がいい理由とは?
このように寝言は、病気の兆候である場合と、特にに異常がなく発せられる場合との2種類がありますが、どちらも共通して返事はしない方がいいと言われています。
上でも紹介したように、寝言が起こるのはレム睡眠時……つまり、眠りが浅い状態のときです。
レム睡眠時は外からの音を無意識的に聞いているため、返事をすることで眠りを妨げてしまう可能性があります。さらに、こちらから喋りかけて寝言を誘発すると、どんどん睡眠の質を下げてしまいかねません。
寝言が聞こえると、つい返事をしたくなってしまいますが、そこは放置してあげるのが優しさ。