悪夢を見る原因は不眠にあった? うつ病などにつながる可能性も
朝は気持ちよくスッキリと目覚めたいものですが、悪夢を見てうなされてしまい、嫌な気持ちで朝を迎える日もありますよね。そんな日がたまにあるだけならよいのですが、頻繁に起こる場合は病気の可能性もあるそうです。
不眠が悪夢の原因?
悪夢にうなされた経験は誰でも一度はあるのではないでしょうか。なかには、頻繁に悪夢を見て悩んでいるという方もいるかもしれません。フィンランドの研究者が今年4月に発表した研究結果によると、不眠や極度の疲労、うつなどが悪夢の要因になる可能性があるのだそうです。
約1万4000人を対象にした調査では重度のうつ病患者の約28%、慢性的な不眠に悩んでいる人の約17%の人が、「頻繁に悪夢を見る」と回答しているそうで、研究者は、「悪夢はうつ病の早期発見に繋がる指標となる可能性がある」と述べています。
夢のほとんどは悪夢!?
日本人のある医師は「夢というのは悪夢が基本。それは寝ている間に危険を察知したり、身を守るためのリハーサルを行っているようなものだから。
悪夢を見ても気にする必要はない」と述べています。
ただ、上記の研究結果と同様に、それが頻繁に続くことで日常生活に支障をきたすようであれば、病気の可能性を疑う必要があるそうです。